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魂のピアニズムー九人の巨匠とピアニストへの憧憬11第九章カティア・ブニアティシヴィリ(後編)第3回音楽が生きている証明音の向こう側ピアノを聴くとき、僕たちは何に耳を傾けているのだろう。音ではない。音の向こうにある何かだ。それは時に、演奏者の呼吸であり、時に、演奏者の沈黙である。カティアは、その「向こう側」を惜しみなく差し出す。僕たちは音楽評論家ではない。音楽学者でもない。ただ、ピアノという楽器が鳴らす音を愛してしまった者たちだ。ならば、音楽に何を求めて
おはようございます今日の朝6時頃薄い朝焼け見えて撮影しました。昨日は、有給で休み予約していた医大病院へ行きました。血液検査尿検査レントデン検査心電図検査診察疲れました。レントデンと心電図検査は、異常なしでした。血圧は、高いが朝は、アムロシビン5mg飲む夕食終えたら2.5mg飲む増えました。本当は、飲むたくないけどカリウム食べれは血圧下がるわかっているただしカリウムは、クレアチニンは、上がると良くない一杯食べるのもではないLINEBLOG始める前
魂のピアニズム-九人の巨匠とピアニストへの憧憬10第九章カティア・ブニアティシヴィリ(中編)第2回楽譜を超えた自由譜面からの自由という勇気前編では、カティアの音の「熱」を書いた。けれど彼女の核心は、熱そのものではない。熱が向かう「方向」だ。彼女は、楽譜を破壊したいわけではない。むしろ、楽譜を超えてでも「作曲家に触れたい」と願ってしまう。その願いは、当然、摩擦を生む。クラシックには「正しさ」を重んじる文化がある。どこまでが解釈で、どこからが逸脱なのか。そ
魂のピアニズム九人(8+1)の巨匠とピアニストへの憧憬9第九章カティア・ブニアティシヴィリ(前編)第1回:炎の化身、情熱の奔流はじめに……なぜ今、カティアなのかこのシリーズでは、これまで8人のピアニストを紹介してきた。ルービンシュタイン、アルゲリッチ、リヒテル、クライバーン、キーシン、ユジャ・ワン、ユリアンナ・アヴデーエワ、ブーニン……。ピアノを愛する者なら誰もが知る、あるいは知るべき巨匠たちである。だが、この文章を書いている今、僕が繰り返し聴いているのは、カ
🌠観星中!現在、23時27分!ここ数年で一番流れている🌠やったー!
星に願いをふたご座流星群🌠「冬の空が、いちばん確かに応えてくれる夜」12月14日の夜から15日の明け方にかけ、三大流星群のひとつ、ふたご座流星群が見頃を迎えます。吐く息が白くなる季節。空気はきゅっと冷たく引き締まり、星たちは一年のうちでもっとも鋭く、澄んだ光を放ち始めます。冬の夜空は華やかではありません。花火のように派手に騒ぐこともない。それでも、そこにある光はとても誠実です。静かに僕に届いてきます。ふたご座流星群もまた、ほぼ同じ時期に、ほぼ同じように、
魂のピアニズム―八人の巨匠とピアニストへの憧憬8第八章ショパン国際ピアノコンクールでのブーニン―純粋なる魂、音の孤高、静謐の革命スタニスラフ・ブーニン(StanislavBunin,1966年生)。彼の名を聞くと、ひとつの時代の記憶が蘇る。1985年、ワルシャワで開かれたショパン国際ピアノコンクールでの彼の演奏は、感情の奔流ではなく、精緻な沈黙によって人々を圧倒した。冷戦の影がまだ世界を覆っていた頃、彼のショパンが放った光は、ただの勝利ではなかっ
魂のピアニズム―八人の巨匠とピアニストへの憧憬7第七章アヴデーエワ―精神の静謐、音の内なる秩序、理性の祈りユリアンナ・アヴデーエワ(YuliannaAvdeeva,1985–)は、沈黙の中に理性を立ち上げる演奏家だ。彼女の演奏を聴くとき、まず訪れるのは静けさである。派手さや情熱よりも先に、心の奥底を撫でるような静謐が広がる。その静けさは沈黙ではない。むしろ、音と音のあいだに宿る「精神の呼吸」である。彼女のピアノには、奇跡的な均衡がある。すべてが整っている
魂のピアニズム―八人の巨匠とピアニストへの憧憬6第六章ユジャ・ワン―時代を超える身体、音の未来、炎と氷の構築ユジャ・ワン(YujaWang,1987–)の演奏は、現代のピアノ芸術を二極の緊張の中に再構築した。彼女の指先には、炎のごとき速度と氷のような精密さが共存している。その二重性は、21世紀という時代の精神を象徴しているとも言える。彼女は、感情を「爆発させる」のではなく、「設計する」。ショパンのピアノ協奏曲第2番、ラフマニノフのピアノ協奏曲第3番、
魂のピアニズム―八人の巨匠とピアニストへの憧憬5第五章クライバーン―神話の微笑、孤独の祈り、優しさの奇跡ヴァン・クライバーン(1934–2013)の物語は、音楽史の中でも最も美しい一篇である。1958年、冷戦下のモスクワ。緊張と不信が支配する時代に、アメリカの青年がチャイコフスキーの協奏曲を弾き、ソ連の聴衆を涙させた。それは政治を超えた、人間の心の奇跡だった。第一回チャイコフスキー国際コンクールにおける彼の優勝は、単なる勝利ではなかった。アメリカとソ連、政治と芸術、
魂のピアニズム―八人の巨匠とピアニストへの憧憬4第四章キーシン―永遠の少年、神の秤の上で、純粋の継承エフゲニー・キーシン(EvgenyKissin,1971年生)は、時間の流れに抗わず、しかし濁らない。彼のピアノには、少年時代の透明さがそのまま保たれている。それは奇跡ではない。意志の産物だ。キーシンは幼少期から天才と呼ばれた。12歳でチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番を弾き、モスクワの聴衆を震撼させた。その演奏は、単なる技巧の誇示ではない。幼い
魂のピアニズム―八人の巨匠とピアニストへの憧憬3第三章アルゲリッチ―炎と瞬間を生きる火花マルタ・アルゲリッチ(MarthaArgerich,1941–)の名前は、20世紀ピアノ史における「自由」の象徴である。彼女の演奏は理性と本能の交錯点に立ち、秩序と混沌のあわいで燃える。その音は、常に「生きる瞬間」の証明として鳴り響く。ショパン、ラヴェル、プロコフィエフ……。彼女が指を置いた瞬間、楽譜上の時間は消滅し、音が生命体のように動き始める。その生々しさは、まるで炎が
魂のピアニズム八人の巨匠とピアニストへの憧憬2第二章リヒテル沈黙の深淵と闇の輝きと孤高の建築家スヴィアトスラフ・リヒテル(SviatoslavRichter,1915–1997)は、「沈黙の建築家」である。彼の演奏においては、音よりも沈黙が語る。演奏に沈黙がある。音が鳴っていない瞬間さえ、彼の音楽の一部なのだ。それは演奏の隙間ではなく、意味そのものの空間であった。聴く者は、その沈黙の重みに息を詰める。まるで、そこに神が潜んでいるかのように。リヒテルは自らの存
魂のピアニズム―八人の巨匠とピアニストへの憧憬ブログでショパンコンクールを書いたので、クラシック好きと誤解されているようだ。僕は、ただピアノが好きなだけなのだ。幼少期、ピアノが弾きたくて、弾きたくて、欲しくて、そして大好きで、幼馴染のヨウコちゃんよりも好きだった(ちなみにその次は落とし穴を作ることでした)。天才サイコの僕は、ピアノを買ってほしいためだけに、嘘で態度を改め、子供らしい可愛い僕を親の前で演じました。しかし、残念な結果に終わりました。新築の家を災害が襲い、全壊に
熊と人間の臨界④―人間という野生動物の再定義(思想的補遺)序-文明の皮膚の下にあるもの気温に適した服を着て、スマートフォンを握り、空調の効いた部屋でニュースを眺めているとき、私たちは自分を「野生」とは呼ばない。自分は熊とは違う、文明の側に属している、とどこかで信じている。しかし、熊にとってそれは関係がない。コンクリートであれ、木造であれ、そこに「動く肉」があり、「匂い」があり、「油」と「血」の気配があれば、それは食料になりうる対象である。この連載の5回にわたる投げかけ的
熊と人間の臨界③―法改正・倫理再定義・結論(第六章〜終)第六章法改正と安全保障の接点熊問題はもはや環境問題ではない。それは国内安全保障問題である。国家は今こそ、「銃器使用」「指揮権」「補償制度」「人員配置」を一体化した、熊対応特別法を制定すべきである。1.銃器使用権限の明確化警察・予備自衛官・指定猟友会員に限定的射撃権を付与する。射撃の許可と責任を曖昧にしたまま「現場判断」に委ねる構造を改め、国家が正式に射撃権を制度として承認することが、現場の命を守る第一歩となる。
血中カルシウム値が低いんだって副甲状腺ちゃん、復活はまだみたい💧甲状腺に取り残したかどうかの検体結果がまだ出ないからなんとも言えないみたい。声帯もまだ復活せず。全くの無反応ではないから、動くように投薬開始。アチコチ復活していなくて、昨日よりさらに増えた薬💊特に粉薬が半端ない…担当医がヨーグルトに混ぜてもいいって言ってくれたから、そうしてみる。このままじゃ水量が多くなりすぎて、すでに気持ち悪さを我慢していたからね。あ、ちなみにお薬飲めたねゼリーは、それ自体が苦手…
熊と人間の臨界②―即応力の現実と武器の構造的リスク(第五章+補章)第五章即応力の現実―警察・自衛隊・猟友会の能力1.警察の実力構造2025年現在、熊へのライフル使用が法的に認められたのは警察です。しかし実際に即応可能な人員は限られる。銃器対策部隊:約2,100人SAT:約300人(熊対処は想定外)したがって、現実に「すぐにライフルで熊を止められる警察官」は、全国でも1,000〜2,000人程度にすぎない。さらに、一般警察官の多くは拳銃訓練が主であり、
《現実と倫理の断層》『喰われないために撃つ―弱肉強食の野生を忘れた人間の傲慢反省』熊と人間の臨界①―生態・倫理・安全保障の境界としての熊問題(序〜第四章)序熊の季節が終わらない2025年、秋が深まる日本列島では、またも熊の襲撃が相次いでいる。一昔前まで「冬眠の季節」と呼ばれた時期にも、今では熊が里に下り、人を襲い、農地を荒らす事例が後を絶たない。かつて「保護すべき野生動物」とされた熊は、いまや人間にとって最も現実的な脅威となった。その構図は単なる生態学的変化
星に願いをしし座流星群🌠“獅子が空を駆ける夜”本日、17日の深夜から18日明け方にかけて、2025年のしし座流星群が見頃を迎えます\(^o^)/。秋の深まる空気の中で、夜空は静かに冬の気配をまといはじめています。その静寂の奥から、まるで遠い記憶が呼びかけてくるように、今年もしし座流星群が帰ってきます。獅子の名をもつこの流星群は、ただの天体現象ではなく、歴史の中で伝説級の大出現(流星雨)を何度も起こした物語の持ち主です。★しし座流星群とは母天体はテンペル
体調は全摘後1ヶ月で発症した、床に座れなくなったなど、股関節や各関節の痛み、筋肉の強張りはそのままいまもかわらず。甲状腺全摘が原因ではないが、血圧は、薬が少し増えてきた。寒くなると上がる。テタニー症状は、空腹時にはやっぱり出てくる。どうして股関節がかたくなってしまったのか、毎日床に座っていたのに不思議で仕方ないが、回復は見込めそうにない。こんな感じで、体調は大きく悪化はしていないが、年々低下していることは間違いない。寒くなると動きづらさが増すので、怪我をしないように気をつけなければ。
第1回『喰われないよう撃つ』という題の連載シリーズを始めます。全4〜5回ぐらいのブロクになると思います。全て書いてから分割するという律儀さを求められても…。そもそもこのテーマで、最後まで書けるのかなぁ??。前回のウルトラマンの話が、破綻気味だったので😭あるいは、途中何事もなかった様に、連載の続きが書くことをせず、知らっと終わっている可能性が大きい気もしますが、取り敢えず書きます。今回第1回は、いつもの様なブログの書き方ではなく、話を進めていく上で、破綻してもこれを書いておけば、
心詩物語(第4話/全4話)ウルトラマンという事実―心の光ここまでの三話で、ウルトラマンの系譜と誕生、そして彼らが象徴する多様性、自然との矛盾を見てきた。最終話では、ウルトラマンという存在が、いまの時代の人間の心とどのように響き合っているかを考えたい。かつて、彼らは怪獣を倒すヒーローだった。しかし今の時代、彼の戦いはもっと深い場所、人間の内側の戦場にある。彼らが向き合っているのは、もはや宇宙の怪獣ではない。それは、人間の心の中に棲む、形のない影たちだ。第1章心に棲む怪獣たち恐
心詩物語(第3話/全4話)ウルトラマンという事実ー自然と矛盾ーウルトラマンは、自然の中に生きながら、同時に自然を超えている。その存在は、まるで調和と逸脱という二つのベクトルがひとつの身体の中で拮抗しているようだ。彼らは地球を守る。だが、彼ら自身は地球の生物ではない。彼らは生命を救う。だが、彼らは生殖は生命の法則に属していない。彼らは人間を愛する。だが、その愛は人間の愛とは異なる。この矛盾こそがウルトラマンの本質であり、同時に、人間という存在の深い鏡でもある。
心詩物語(第2話/全4話)ウルトラマンという事実―多様性と惑星ウルトラマンは、もはや“怪獣を倒す存在”ではない。彼は、地球という惑星そのものを映す鏡であり、人間の心の多様性を、光の言葉で語る哲学者である。第一話で語った「光の系譜と誕生」は、ウルトラ族という文明の成り立ち、すなわち、性を超えた生殖の文明の物語だった。第二話では、その光を現代人の社会へと差し向けたい。ウルトラマンという性を持たない存在が、どのように私たちの「多様性」や「生き方の自由」を照らしているのか
心詩物語(第1話/全4話)ウルトラマンという事実ー光の系譜と誕生ー心詩物語というテーマで、人間の「心の底」を、更に見つめ直すものを書きたいと思いました。今回がその第1シリーズです。前回の連載シリーズの「熊」問題を通しての「ソクラテス・リボルタの思想黙示録」とは少し違い、より静かに、より個人的な心の置き場から、人間という存在そのものを描いていきたいと思います。心の奥を見つめ直す旅です。今回は四つの詩のような思索をお付き合いください。ウルトラマンを通して、人間、多様性、そし
1時間かけて心エコー。担当は可愛い新米女子。でも最後に上席を呼んできて再度エコー。(えらいこっちゃ?)で、名前呼ばれて診療。「全然問題ないです、良かったですね。」え。わあああい、心臓大丈夫だったあ。そして血液検査も見たところ、ほぼ問題なし!肝臓腎臓は元気元気!これだけで手足の痺れや浮腫なんて心配するのやめ。一粒300メートルはグリコだけど一粒3300円のトラクリアはよっぽど私には合わなかったのだろう。服薬ののちに復調するのに半年はかかっちゃった。あと自分で
星に願いをビーバームーン&おうし座流星群🌕&🌠本日、11月5日の夜、天上ではふたつの天体ショーが同時に起こります。「スーパームーン」は、地球に最も近い時に起こる満月のことです。今年は、「スーパームーン(今月はビーバームーン)」、そして、おうし座流星群。月と流星が同時に起こす天体ショーの日です。月の静寂。流星の一瞬。夜空の呼吸の中で、光が交わる夜。★スーパームーン今回の満月の特徴は、地球に少し近い位置で迎えるため、いつもより少し大きく明るく見える「スーパー
ソクラテス・リボルタの4回シリーズのものを書いたあと、被害実数を現実として調べたいと思い調べました。表にすると、より大変な事がおこっている現実として更に理解できると思います。コロナといい、熊といい、こんな事が生きている間おこると思わなかった。2025年11月1日から11月3日午後6時現在までの都道府県別熊被害件数一覧都道府県熊の出没件数人身被害件数秋田県2812岩手県2310北海道189山形県125長野県104福島県8
熊を殺すなと言う人vsソクラテス・リボルタ(現代に甦った哲学者)最終話(全4回)沈黙の森で問う第4回:森の広場で、ソクラテス・リボルタ熊を問う前回は、ドブネズミの“露骨な生”を通して、現代人が忘れた倫理の原点を探りました。今回は、熊をめぐる“正義”を掲げる人々と、ソクラテス・リボルタとの対話。それぞれの主張が、沈黙の哲学の前で揺らぎ始めます。薄曇りの午後、古い町の外れにある小さな広場。そこに、人々が集まっていた。最近、山の近くで熊の襲撃が相次いで