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昨日も、刃筋稽古を行いました。朝から、事務所に行って、少し仕事をして、9時からは、神社の節分祭の準備に行きました。それを、途中で抜け出して、刃筋稽古で使う畳表を洗いに、事務所に戻ると、水に漬けていた畳表を軽く洗い流して、水を切る所までは、既に、店のスタッフの会員がしてくれていました。早々にそれをウチの軽四に積み込んで、更に、斬り台やブルーシート、ゴミ袋を載せて、稽古に行きました。写真は、戻って来て、斬り台等を下ろして、ゴミのみを残した状態です。明日、
拵作成を例に取り、少し説明したいと思います。当店では、拵作成を3つのパターンに分け、料金も大きく変わります。しかし、品質も金額に正比例して変わります。居合拵は、基本的に替鞘等既成の部材を出来る限り使う事で、料金の圧縮をしています。しかし、既成部品中心に行う為、いろんなオプションには対応がし難く、凝ると、オプション料金がどんどんかさんで、下手をすると本歌以上の高額と成ってしまう事もあります。また、最低3ヶ月かかる納期が、既製品のラインにオプションを持ち込むと、一気に納期が長く
当店は、年がら年中、あちこちの職人さんに工作の依頼を出しています。その時、鞘の傷等を防ぐ為、必ず刀袋に入れて送り合います。お客様からお預かりした時点では、裸で受け取っても、輸送中は、必ず自社の袋に入れて送ります。当然、返って来る時も、袋に入って返ってきます。この時の袋の包み方で、その職人さんの仕事の質が少し見えてきます。私の様な、ガサツな人間は、ついついそう言う所をいい加減にしがちなのですが、真面目にしっかりとした仕事をしてくださる職人さん程、織り目も綺
最近、また、柄糸について、いろいろ質問を受けることが多く成って来たので、かなり初期の頃に書いたブログの記事ですか、解説している記事が有るので、新しいお客様にも理解して頂く為載せてみたいと思います。皆さんは、柄糸と言うと、何を思い浮かべられるでしょうか?当店では、柄糸として、正絹、正絹絹紡糸、表革、ヌバックを販売しており、偶に、お客様の要望で木綿を取り寄せたりして居ます。拵の注文を受ける時、これらの商品の違いについて、色々と尋ねられることがあります。なので、少しその
美術刀剣の世界ですと、既製品の現代金具は、ほぼ使われないかと思うのですが、居合用の拵の場合は、割と頻繁に、現代金具を使って居ます。当店は、普段、3社から、現代金具を買って居ますが、今は容器の大きさの問題で、一番種類の多い1社に付いては、全ての金具を常時保管するのは難しい状況です。(現在はこのキャビネットに全ての金具を保管しています。ちょっと昭和っぽく白黒にしましたが、新しい社屋ではこういうのを4台入れる予定です)しかし、新しい社屋に移転すると、壁の代わりに、キャビネットで
初めての職人さんを開拓したと言うわけではありませんが、今まで、普通にサラリーマンとして勤めておられたので、わずかしか仕事をお願いできなかった柄巻師さん。退職して、再雇用も終わって、やっとフリーになりました。もともと、居合の同期入門で、職人と言うよりも、私を助ける意味でやってくれていただけなのですが、この機会に本業としてやってもらうことになりました。今までは、仕事が休みの土曜や日曜日だけしかできませんでしたが、これからは、月に3振りから4振りはお願いできることになりそうで
昨日も、自撮りで動画を撮ったのですが、なぜかパソコンのほうにデータを移せませんでした。色々とやってみたのですが、結局移せずに、その作業でどっぷりと疲れきってしまって、ブログもあげずに帰りました。今日、スタッフが皆出勤してきて、他のスタッフにやってもらうと、やはりなかなかうまくいきませんでしたが、そのスタッフが、スマホの電源を切って再立ち上げしてみてはどうですかと言われてやってみたところ、全く問題なくデータが移りました。ブログやFacebookエックスなどいろんな情報発
(昔の本で見た斬り柄です。当店で納めたのもこんな感じの物でした)昨晩は、もう1振りアップしようと頑張ったのですが、強烈な眠気が20時ごろから出てきて、なかなか作業が進まないので、おとなしく帰って寝ることにしました。今日、がんばります。昨日、少し面白いお客様が来られました。依頼そのものは替鞘の依頼でしたが、どうやら、斬り柄を使って、商品化をされているようとして居られる様で、プロトタイプを持ってこられていました。それは、アルミの削り出しで、ネジ留めをして固定
今日は、6振り買取が成立しました。ありがたやーです。私も、こんなに、盛況なのは初めてですが、売る刀が全然足りて居ません。ホームページも、まるで創業当初の様に、刀が有りません。凄い状況です。一振りでも、直ぐにホームページにアップ出来そうなお刀を買わせて頂けるのは、本当にありがたい事です。当店は、整備をした上で販売をすると言うスタイルを崩しておりませんので、買い取らせていただいても、すぐにホームページにアップできるとは限りません。今回のお刀も
(作務衣に割烹着が私の仕事着の定番です)私は、普段仕事をしているときは、基本的に作務衣を着て仕事をしています。ただ、自宅に戻って、一風呂浴びると、お気に入りの木綿着物に着替えています。10年位前は、会社にいる時間以外は、ほぼ全ての時間を着物で過ごしていました。作業する時用の割烹着もつくりました。自転車に乗れる様に、野袴(水戸黄門のような先が細くなった袴)も作りました。何十万円もする高額な着物もありますが、木綿の着物が最も好きです。非常に肌触
本日も、刀剣商の集まる位置がありました。写真の上の2振りは、一般のお客様からの本日の買取です。下の4振りは、本日の市場で競り落としてきた方になります。いろんな分野の形を仕入れてきました。いずれも、当番ホームページにアップして、皆様の目で見ていただけるようにがんばります。工作が、なかなか追いつかないのが現状ですが、少しでも良いものを揃えて、「皆様に買いたい!」と思っていただける商品を揃えて参りますので、何卒よろしくお願いいたします。
もう随分と昔のエッセイに成りますか。先年亡くなられた、俳優、高倉健さんの書かれたエッセイの題名です。あなたとは誰が、高倉健さんのお母さんの事です。自分が頑張って、俳優として不動の地位を築けるように成った事を、お母さんに一番褒めてもらいたかった。といった内容のエッセイだったと記憶しています。先日、アマゾンプライムで「鉄道員(ぽっぽや)」を久し振りに見ました。私は今も、高倉健さんの大ファンです。今、居合をしているのも、小さい頃のチャンバラ好きと、子供
写真の柄、どちらも、刀身が入った状態では、かなりしっかりして居て、ガタツキは殆ど有りません。しかし、分解して見ると、ご覧の通り、一つは、柄の側面に大きく亀裂が生じて居ます。もう一つも、しっかりして居ると思っていたら、縁金を外すと、柄木がひび割れして、少し剥離して居る様になって居るのが分かると思います。上から柄糸で巻かれて居るので、経木等で締めると、それなりに締まります。しかし、内側にこんなひび割れが潜んでいると、何かの拍子に強い力が加わった時、柄が持
私の仲間内で時々言う言葉ですが、日本刀は、大変デリケートで、畳表を1本試斬するだけで、引け傷が大量に入ります。こうなると、アップで見ると、一目瞭然で美術的な価値は格段に落ちてしまいます。私たちのように、試斬をする人間ですら、あまり傷だらけの刀を好みません。やっぱりみんな綺麗な方が良いに決まっています。しかしながら、やはり斬りたいと言う場合は、研ぎ代10万円程度は価値が落ちるのを覚悟しなければならないと思います。ある意味当然のことと私は思っているのですが、
年末にあちこちに工作に出していたお刀、6日には、研師さんから3振り研ぎから、6日には、白銀師さんから5振りハバキ作成が返ってきました。研師さんに行ってた物は比較的直ぐにアップしていけるかと思いますが、白銀師さんの方は、ここから工作が始まったと言って良い様な状況なので、全て次の工作に出て行きました。その間に買取も有ったので、先日までガラガラだったお店に少し刀が並ぶように成ってきました。とりあえず、今日一振りアップしましたが、明日も一振りアップしていく予定です。
本日も、刀剣商の集まる市が開かれました。私は、お客様の予定が複数入っていたために、スタッフに代わりに行ってもらいました。平成の大業物として名高い。正直刀匠の豪刀を含め大刀が3振り、脇差しが1振り仕入れてきました。いずれの刀も問題点がないか確認をし、整備をした上で順次アップして参ります。だんだん各地から、工作のお刀も帰って来始めました。どんどんアップしていきたいと思います。どうぞご期待ください。また、お刀の買取もどんどん入って来ています
正月三日の奉納演武でみんなが斬った、畳表や竹を、昨日予約を取って有料ゴミで出してきました。今は、すっかり普通ゴミでは持って帰ってもらえなくなりました。これで斬り台も載せると、天井まで、斬り台が突き刺さったりします。見かねた会計さんがマットを買ってくれたので、車をこれ以上壊す事は無くなると思いますが、誰か「私が!」と言ってくれる人が出ないかなあ。昔は、結構多くの人が畳表等を漬けて、持って来てくれました。ごみ処理は、リタイヤした長老組が処理場へ持って行っ
昨日は、私達、誠和会の40年来の恒例行事と成っている、生国魂神社の奉納演武が有りました。先ずは、全員で集合して、神前の礼と刀礼を私の発生により実施して奉納開始と成りました。今年も基本的には、私は司会進行をして、形演武は出ませんでした。形の演武の後、試斬演武を行いました。昨年は、皆、試斬演武にやや消極的で、せっかく見て頂いているお客様を楽しませてくれないので、試斬の部だけ、羽織を脱ぎ捨て、何度も斬りに入りましたが、今年は最初から、一人二本ずつ以上並べたのが
とりあえず、氏子総代としての年始のお仕事は、一先ず終わって帰ってきました。大晦日から、今日まで、終始おみくじ担当でしたが、疲れました。明日は、自分の居合団体の奉納演武で大阪市内、谷町九丁目の「生国魂神社」(通称、生玉さん)へ行って来ます。12時半頃からやり始めると思います。「誠和会」に40年以上続く恒例行事ですが、お天気が心配です。とりあえず、紋付き等の用意が出来ていないので、先ず、帰宅して準備します。時代の感じが前面に出た
皆様、新年明けましておめでとうございます。昨年中は大変お世話に成りました。本年も是非、よろしくお願いいたします。昨年12月は大変成績が良かったのですが、その分、工作や修理が間に合わず、お刀が大変少なくなってしまいました。申し訳ありません。早急に新しい物をアップして参ります。今日は、未だこれから、神社の氏子総代の仕事に行って来ます。私は、居合や古流剣術等の武道が、日本文化への入り口として、大変有効な物であると信じ、今迄刀屋を続けて参りましたし、
今年も、今日限りで、こういうことをしているのも、今日の午前中が限度と成りました、皆様には、大変お世話に成りました。ありがとうございます。そして、来年もよろしくお願いいたします。今日は、今年最後に皆様にお願いがあり、今年最後と思われるブログを書いています。それは、「お刀売ってください!」です。皆様に安定して良いお刀を提供していくには、仕入れが何より大切です。その意味で、皆様が実際に使っておられたり、長年秘蔵されていたお刀を打っていただくのが
自宅に戻って、妻の片付けの手伝いをしてあげれば良い物を、年内最後の迄、悪あがきをしています。本日アップした刀の説明を、動画でしました。明日の朝、9時頃までに、購入申し込みが有れば、速攻で、年内発送してしまいます。よろしくお願いいたします。【斬れ味良く、バランスの良い刀】「無銘」72.2cm、鑑賞に・居合・試斬刀として!!!
先日、刀をA研師さんに研いでもらったところ、いつも寸評送ってきてくれるのですが、その中で「無名の古刀で、刀の消耗状態から察するとかなり修羅場をくぐって沢山の人を斬ってきた刀みたいです。それでも今の状態なのは刀が優秀なわけで、大業物とはこういう刀を言うのだと思います。一番錆の深いところは消耗が一番多いところなので錆は全部とりませんでした。消耗状態から言うとあまり高い値段は付けられないかもしれませんが、物を斬るには最高の刀です。」と言う風な寸法が付けられてありました。人によりますが、「古い
当店で、お刀を出荷する時、写真のようなハンコを、刀を入れる段ボールに押しています。これは、流用を避けたいということではなくて、この箱が郵送される間、何人もの郵便局の人の手を通ります。そういう人達にも、当店の存在を知ってもらいたいと言うアピールです。箱は、近くの荷材やさんで特注しています。以前は、岐阜県関市の居合刀メーカーを回ったときに、車いっぱい買って帰ってきたのですが、すぐ近所に荷材屋さんがあって、そこでいちど尋ねてみたところ、特注で作ってもこちらの方が明ら
皆様のおかげで、池田美術での6年目の年末を迎える事が出来ました。真にありがとうございます。自分の刀を切り売りする様に、ほんの数振りの刀と現代金具だけでスタートして、刀が売れれば、それを元手に新たな刀を買う、自転車操業から、少しずつ扱いが増えて行って、個人事業主として3年、法人と成ってからも、3年の歳月が流れました。いろいろ工夫はしていますが、7年目に入れたのは、皆さんのご支援のたまものです。深く感謝いたします。全国の、実用刀剣を必要とする方々に安心して、
日々の仕事の中で、1番困るのが、注文いただいたものの、一向に入金がされないと言うパターンです。注文がないのも大変困りますが、注文していただいてそれが放置されると言うパターンはさらに厄介です。もちろん曜日によって、すぐに送金できない時もあるとは思います。ただ、3日、4日、1週間となってくると、結構参ってしまいます。中には、メールの着信拒否や電話も一切取らないと言う方もおられます。(悲しいながら時々居られるのです。)私たちは、注文が入れば、誰もが早く欲しいものだろう
新作刀が、出来上がって、注文主の方に引き取られて行きました。なかなかに、色鮮やかなお刀に仕上がっています。是非、ご覧ください!鞘は、鮮やかな浅葱色と、黒呂の二種類、刃紋は、実用刀らしく、渋めの直刃です。刃渡り、何と80㎝の豪刀です。鞘を払って、約1200g強、バランス良く振り易いお刀に仕上がりました。実は、私も、今、初めての刀匠さんですが、私用のお刀を打ってもらっています。何時出来るか分かりませんが、密かな楽し
昨日、お正月の奉納演武で使う、竹の切り出しに行って帰宅すると!クリスマスプレゼントが届いて居ました。馴染みのお客様で、苦しい時は、お互い愚痴も言ったりで、メール友達の様になって居る方ですが、私の体調を気にして頂いて、励ましの意味も有ってか、箱に、佃煮の類から、入浴剤等いろいろ入っていて、まるで、びっくり箱の様でした。でも、とても嬉しい気持ちに成りました。私の事をそんなに、気遣ってくれる人が居ると思うと、勇気が出ます。また、頑張ろうと思えます。
今年もいよいよ大晦日が近づいてきました。今年の年末年始の休業の予定ですが、年内28日まで営業して、29日からお休みして、新年は、5日から営業再開を致します。私は、大晦日から2日までは、地元の神社の氏子総代の仕事で、今年はお守りの販売側を受け持つことに成るので、完全クローズ。3日は、大阪市の谷町九丁目にある、生国魂神社にて初抜き奉納をします。4日は、前日の後片付けと完全にクローズ状態です。ホームページも、ご注文はして頂けるのですが、発送は5日以降に成ってし
(6振り以降みんなSOLDOUTに成ってしまいました。)今月は、とっても成績が良くて、お刀がどんどん売れていきました、先月の成績の低迷がまるで嘘の様です。ただ、その裏返しですが、ホームページに載せている刀が極端に減ってしまいました。刀自体はそれなりの数を仕入れているのですが、補修が追い付きません。柄も、鞘も、当店の場合、安全性に問題を感じたら、全て作り直しています。なので、常時10数振りが工作に出ています。それらのお刀が返って来るより、売れるスピ