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一席目は薄茶で、月窓軒ということなので、本殿(月光殿)に戻り、中から待合(月光殿の縁)に並びます。後で知ったことですが、誰を正客にするかというのは、事前に通達されていて、メンバーが変わらない訳ですから、ずっと同じ方が正客をなさることになっていたそうです。釜は、長野垤志先生のもので葉文とありますが、蛤形の葉っぱの地紋が有る平べったい釜でした。炉のときの蓋置の位置が千家と違うのがまた面白いですね。都流はこのあたり千家と同じなのですが、炉畳隣の3目3目に置きますが、小堀遠州流
令和6年3月24日(日)、小堀宗圓宗匠・宗峯若宗匠よりのお招きで、遠州忌に参加させていただきました。組分けがされておりまして、組分けごとに「何時に何処の席入り」というのが決まっており、なるほどスムースに回れるように取り図ってくださってるのがわかります。私達(私と母・宗靜先生)は宙組。受付で、岩田宗匠(宗徧流正伝庵の家元)がいらっしゃいまして、ご挨拶。なるほど、さすが武家茶のお付き合いだなぁ~と。9時半より忠霊堂にて、献茶式とのことでしたので、忠霊堂に向かいます。岩田
令和6年4月27日(土)・28日(日)、護国寺茶寮にて都民の茶会が開かれます。板橋区茶華道連盟は27日(土)、月窓軒で切田宗順先生がお席持ちです。私は28日(日)、宗澄庵にて杉並区のお手伝い(笑)で、点前の予定です。28日(日)の宗澄庵は諸流席となっていて、皆さんのご存知ない流派の方が点前されるかも知れませんよ!(笑)・都千家小笠原宗誉・日本茶道塾岡田幸造・都流内田宗地ほかにも裏千家の鎌倉彫の方などもいらっしゃいます(まだ全員と顔合わせして
月桑茶道教室では、随時お弟子さんを募集しております。■月桑庵の特徴①点前偏重はしない月桑庵のモットーは「主客を大事にする」です。主客というのは「亭主=点前をする人」と「正客=連客の中で一番上座に座る人」のことです。点前偏重というのは、お茶を点てることばかり教えて、お客さんとしての振る舞いとか、道具の由来や掛軸の意味、お菓子の種類と食べ方などを教えないということです。慣れてくれば正客の稽古もできますし、さらには御詰め(末席のお客さん)の稽古もできます♪月桑
玉の浦離れし小嶋沖にみゆ熊野の那智と五島を繫ぎや#玉の浦#和歌#短歌#花を見たら歌を詠む#茶花#初咲き今年初咲きの玉の浦。日曜日には入れられそうですね♪※地名としての「玉の浦」は熊野那智の海岸。花の名前としては五島列島固有種なので
LilyChicの山本です。昨日LilyChic横浜元町レッスンが開催されました。お休みされてた方もいらして、賑やかなレッスンになりました。恒例のライティング課題のカトラリーや、フードから始まり、皆さん持参の被写体を撮影させて頂きました。セッティングに手間取って他にも被写体がありましたが撮影できませんでした。受講者からボードのDIYの要望がありました。計画立てます。
_/_/_/_/_/_/_/_/「抹茶は甘い飲み物です」_/_/_/_/_/_/_/_/お抹茶に抱くイメージってどんなものがありますか?お茶会ってどんなところでしょ?茶道ってどんなことしてるんでしょ?■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□実は、お茶会って愉(たの)しいところなんです!一般的なイメージだとしゃべっちゃいけないみたいな感じですかね?でも、本当はそんなことなくて、正客と亭主の会話の邪魔をしな
入手経路:ギャラリー御倉入手金額:★★★★★短冊形の香盒。蓋に「淡雪の一羽は去らず水をついばむ」とあり、開けると雀?が書いてあります。淡雪は春の季語で、初春から啓蟄頃までの春先に降るすぐに溶けてしまう雪のことです。雀の春の季語は、恋雀、雀交(さか)る、孕雀、子雀とありますが、お茶に似合うのは恋雀でしょうか(笑)もしかしたら、雁が帰る前に水を飲んでいる姿かもしれません(いややっぱり雀か)。大野瑞昭女史は瑞昭窯の三代目。現在は惜しまれつつも閉窯されてし
入手経路:ギャラリー御倉購入金額:⭐★★★★★★☆ガラスケースの中に入っていたもので真っ先に気になった品がこれ。中は金になっています。鎧櫃とは、当然鎧を入れておく櫃なので、鎧に関係するときに使えます。利休鎧の茶盌を預かっているので、その間は利休忌に使えますかね?(その場合は主菓子器が漆器ではなく陶磁器になりますけど)新品色絵利休所用甲冑図茶碗山川巌www.kuriyamaen.jpあとは普通に端午の節供や七五三でしょうか。鎧櫃自体に季節はありませんが、塗物なので、
本日は春分です。二十四節気の第四。昼と夜の時間が丁度等しくなる日とされていますが、現実には若干昼の方が長くなります。二至二分の一つで、春の彼岸中日となります。「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉通り、春先の花冷えが終わり、暖かな季節となります。春の彼岸には「牡丹餅(ぼたもち)」を食べることからも、牡丹の季節であることが解ります。春分からは袷でも人形仕立てにする方が増え(普通の袷ですと暑いですからね)、着脱ぎしやすい羽織を纏われる方が増えてきます。気の早い方(または暑がりの方)は、
旧暦二月の最初の午の日を「初午(はつうま)」といいます。稲荷社のお祭りの日で、初午詣をする参詣者が訪れる雑節です。稲荷社の本社である伏見稲荷の御祭神宇迦御霊神が伊奈利山へ降りた日が和銅四年二月十一日であり、この日が初午であったことから全国の稲荷社を祀る地域で祭りが行われたそうです。蚕や牛・午の祭日とする風習もあり、江戸時代には寺子屋に入門する日ともされたとか。二ノ午、三ノ午の風習もあり、二ノ午、三ノ午だけに祭りを行う地方もあるとか。初午は豊作祈願が原型で、それに稲荷
入札先:ギャラリー御倉入手額:★★★★★★日曜日、池袋東武の北陸信越展に行って来ました。ひと目見て気に入って取り置いたのがこれです。鯰尾兜は前田利家の兜だそうで、尾山神社に奉納されています。兜ですので、端午や成人式、七五三などに使えますね。利家公の家紋は梅鉢ですから、梅花の時期にもいいかと。正月や初釜にも良さそうです。泉喜仙は三代続く大樋焼の松雲窯元。当代は二代喜仙の長女。初代喜仙は宗和流十二代辰川宗弘に茶道を学び、前田綱紀公(松雲院)の徳を偲び、大樋の脇窯として辰川宗弘が松雲
入手方法︰ヤフオク入手金額︰★皮鯨の建水が物珍しくて購入したものです。皮鯨は唐津の茶碗やぐい呑みに見られる装飾のひとつに皮鯨で、口造りに黒釉で縁取りしたものです。名の由来は口縁部の黒を鯨の皮、うつわ本体の白~灰色を鯨の身(腹側)に見立てたことによります。切口窯は西松浦郡西有田町切口にある窯元です。池田晋一郎氏の窯で主に唐津焼と呼ばれる陶器を焼かれています。この切口という土地は古唐津の窯群のあった地で、黄赤粘土を用いた陶土や釉薬が特徴とのこと。皮鯨は季語としては「三夏」。晒
靭肩衝うつぼかたつき大名物。漢作肩衝茶入。形状が靭に似ているとしてこの名があります。無疵で形がよく品が高く、特に青瑠璃色の景色がおもしろく、漢作肩衝茶入の中でも有数の逸品とされています。足利義政所持、管領細川勝元の子政元...turuta.jp『数寄の長者~竹馬之友篇~』第十六服謀永奔神に登場する大名物。細川高国が所持している細川京兆家伝来の茶入です。足利義政から細川政元が下賜されたもので、高国――氏綱――藤賢と伝わった(その後は伝来を参照)。靭は靫の誤用で、本義は「し
正坐(正座)をきちんと教えている茶道教室は案外ないのではないかと思います。まぁ、歩き方を教えている教室は茶道だけでなく着付でも少ないですけれども(笑)茶道教室で教えないのは実は当たり前で、これは「躾の内」だからです。本来は襖の開け方・閉め方も教えるものではないのですけれど、今どきは家に襖がありませんものね(苦笑)さて、正坐(正座)というのは、足が痺れるものと思われて居られますが、実はそれ間違っているからです。正坐(正座)というのは、踵に体重を載せないで坐るのが正しいです。このと
新しい小説のネタを考えておりまして(高校時代に考えた物の焼き直しですけど)、国の名前を十二支から取ろうと思って、いろんな言語で十二支の動物の名前を調べていたのですが、極東の国にネズミを当てたいと思って、何か良い言い換えがないかな?と思って調べていたら、面白い記事に出会いました。それは「忌み言葉」です。ネズミというのを、正月三が日に限り「嫁が君」「嫁御」「嫁殿」「夜が君」「夜の人」と呼ぶのだそうです。また、他にも「お福さん」「大黒さん」「姉(あね)さま」などの呼び方もあり、地域によって大
本日は旧暦の二月一日。如月朔日です。如月は【きさらぎ】と読み、衣更月・着更着・絹更月とも書きます。春とはいえ、まだまだ寒く、重ね着をすることからこう呼ばれたと言われています。如月の別名というと梅月【うめづき】梅が満開になることから。梅見月【うめみづき】とも。雪消月【ゆきぎえづき】雪解月【ゆきげづき】ともいいます。雪が解けはじめ、雪景色が消えることから。花春【かしゅん】春の花々が満開に咲き始めることから。小草生月【をぐさおひつき】
北陸新幹線金沢~福井・敦賀開業北陸・信越展【3/14~3/20開催地:東武池袋店】名称北陸新幹線金沢~福井・敦賀開業北陸・信越展会場東武池袋店8階催事場日程2024年3月14日(木)~2024年3月20日(水)時間10:00~20:00...bussan10.com半期に一度の北陸信越展のお知らせが来ました!今年は年初に能登の地震がありましたので、応援のためにも皆様是非とも万障繰り合わせの上お出かけください。会期は令和6年3月14日(木)〜3月20日
寒空に笑みをこぼすや白利休春の初めの睦月の末にぞ令和六年正月廿五日利休椿これは私の習慣としている「#花を見たら歌を詠む」というもので、その花の今季最初の写真を撮り、和歌を詠むという風にしています。今季最初の利休椿です。利休椿は富山の民家の椿から選別されて固定種となったのものだそうで、昭和の花なんだとか。まだまだ知らないことだらけですね!
本日は二十四節気第三の「啓蟄(けいちつ)」です。啓は「ひらく」、蟄は「土に潜った虫」という意味で、春の気が地に満ちて冬眠していたものたちが蠢きはじめるという意味になります。この虫は「動物以外の小さな陸上生物」の意味です(厳密には蟲が昆虫で、虫は爬虫類を意味します)。もともとは龍を意味した漢字だそうです!蛇や蜥蜴などが冬眠から目覚めて動き始めるころ……ということですね。啓蟄は仲春の始め、啓蟄が終わるころまでには春一番が吹いて春分を迎えます。今の時期は、卒業式や卒園式の時期。
https://twitter.com/darkpent/status/1764292952866918710?t=Xetw6jHZUPf7C_r_l8Q6Fg&s=19伊東潤の『利休論』は納得できぬ。https://t.co/HIOm5AP8O2—曲斎@都流/『数寄の長者〜竹馬之友篇〜』第二章執筆中(@darkpent)2024年3月3日大分前に録画しておいたものをようやく観ました。しかし、納得できるような内容ではなかったのです。前提として・利休の屋号は「とと屋」で
LilyChic横浜元町窓枠DIYレッスン参加者募集のお知らせです。青山や京都で開催しておりました、DIYレッスン、この度、横浜元町にて開催を予定しております。DIY窓枠:565mm×507mm台座600mm色:白シャビー仕上げ、グレーシャビー仕上げなど日時:5月27日14時〜17時場所:横浜市中区元町1-50パセオビル1F募集人員:8名応募締め切り:準備等ありますので4月20日まで参加費など詳しくは、お名前、連絡先を明記の上roilis50@yahoo
LilyChicの山本です。先日LilyChic横浜元町レッスンが開催されました。今回もお二人の方がお休みでしたが、楽しくレッスンできました。ありがとうございました。また来月お待ちしております!!
ネットを周回していて、小説の舞台となっている細川京兆邸の詳細な説明を探していましたら……ジオラマを作られている方が!!!とんでもなく素晴らしい出来栄え。しかも分かりやすい。ちょっとこのジオラマ欲しくなった曲斎でした(笑)
三連休ということで、引拙棚の濃茶点前、しかも盆点をやってみました。取り合わせとしては朱鞠挟盆に初花写。捻梅水指に真形茶杓(竹)。盆点なので、元節でもよかったのですが、紹鴎棚ではなく引拙棚なので、あえて真形。結果としては、面白い点前となりました。これで、次は台天目盆点をしてみようかと。ただ、台天目盆点をするには、朱徳形の牙杓が必要になりますので、それを手に入れてからの披露となりますか。それまでは、盆点で頑張るといたしましょう!
中次は三分回して開くるべし五分を過ぎるは誤りと知れ【口語訳】中次は三分だけ回して開けなさい。ただし、五分も回して開けるのは間違いだと知らなければなりません。【解説】中次は、薄茶器の一種で、最も古いものになります。切合が竪の中央にあることから「中次」と呼ばれています。この中次はその制作過程から、かっちりと留まる場所が決まっており、わずかに回して開けるようになっています。ですが、これを回しすぎると切立の漆が擦れてしまい、物によっては蒔絵などが駄目になります。回すのは指一本分。開け
本日は旧暦正月十五日、甲辰年丙寅月戊午日。小正月です。古くは松の内の終わりでした。大正月は人日まで竈を休ませるはずの松の内に、来客などがあって忙しくはたらいた主婦をねぎらう意味で女正月といって、地域によっては男性が女性の代わりに料理を行うなおの家事を行う日(期間ではなくこの日だけ)という地域もあるほど。この日には小豆粥を食べる習慣があり、元日から小正月の期間中は小豆を食べない習慣の残る地域もあります。年神や祖霊を迎える行事の多い大正月に対して、小正月は豊作祈願などの農事に関する
左義長とは、松下しともいい、門松を片付け、お焚き上げすることを言います。左義長とは「その年飾った門松や注連飾り、書き初めで書いた物を持ち寄って焼く」お祭りです。とんど(歳徳)、とんど焼き、どんど、どんど焼き、どんどん焼き、どんと焼き、さいと焼き、おんべ焼き等とも言われ、時期は地域によっても異なり、左義長の語源は毬杖(ぎっちょう)3本を結ぶことから「三毬杖(さぎちょう)」と呼ばれたものに左義長の字が当てられたようです。毬杖とは正月に行われる貴族の遊びで、杖で毬をホッケーのように打ち合