ブログ記事209件
ハンネラはもとより贅を尽くすものひとつ手前にたたみ一畳これは、ハンネラの水指を使ったときの心得です。ハンネラの水指というのは素焼です。素焼ということは濡らして使いますが、焼締などと違って一刻(二時間)以上水に浸しておいても、水漏れが止まることはありません。そうすると、畳が駄目になってしまうので、交換しなければならなくなるので、高く付くということになります。手前は現在の点前のこと。点前を一回するのに畳一枚とは、如何に唐物といえど、贅沢なものですね。
本日は旧暦三月十九日。二十四節気の第七、本日から『夏』です。暦便覧には「夏の立つがゆへなり」と記されています。蛙が鳴きはじめるころで、新緑の季節で、九州では麦が穂を出し、北海道では馬鈴薯や豆の種まきが始まります。着物は袷(あわせ)から褝(ひとえ)に衣更えをします。畳替えの時期で、茶道では炉から風炉に切り替わります。八十八夜で炉を塞ぎ、立夏で初風炉を祝うというのが私の好みです♪この頃はまだ梅雨に入る前ですので、畳替えなども良いとされます。旧暦では三月ですので、新暦が5月だ
本日は旧暦三月十六日、雑節の八十八夜です。八十八夜は日本独自の雑節(ざっせつ)です。立春を起算日として八十八日目にあたります。「八十八夜の別れ霜」などといわれるように、遅霜が発生する時期でもありまして、農家に対して注意を喚起するためにこの雑節が作られました。茶道では初茶摘みとしても有名ですが、一般でも「夏も近づく八十八夜~♪」の歌(タイトルも『茶摘み』です)が有名です。この日に積んだ茶は上等なものとされ、茶摘みを祝った茶事なども行われます。この日に積まれた茶葉は碾茶にされたのち、茶
稽古場の雰囲気が一変しました。シックなグリーンに覆われた稽古場の正面に作られた棚は、一先ず整理せずどんどん道具を収納しました。右側にできるだけ水指を集めて入れたのですが、うん、なんか違うwwwwGWに入替をしようと思いますが、まずは畳を入れてもらわないといけません。あ、大工さんに、外畳(廊下の畳)を確認しないと!水屋と稽古場の棚にできるだけ道具を収納し、棚物などは大物を除いて三階で管理(水指を下に移動させて)、カテゴリごとに置く場所をできるだけ同じように
水屋完成を前に、noteで4000円ちょっとのアマギフを貰ったので、掻器を購入。掻器【かいげ】広く浅めの曲げの合に角の柄がついた、赤杉の柾の柄杓で、綴目は十一、柄は差通しになっています。掻器だけでは困りますので、ヤフショで水漉も購入。水漉【みずこし】掻器と同寸で、綴目が七つ。檜の曲で底のないもので、合の外側に五分幅の曲の輪が嵌るようになっていて、底に晒布や麻布を張り、外の輪を嵌めて用います。掻器で汲んだ水を通して塵埃などを取って漉し、水指や釜などに注ぎ入れます。水屋で用いる柄杓
十三詣りは旧暦三月十三日に数え十三歳で寺社に詣でる京都の子供のお祝いです。十三歳は厄年にあたり、半元服でもあり、大人の仲間入りをすることから、初めて本裁ちの晴れ着を着ます。このとき必ず肩上げをして、着付けます。事あるごとにこの着物を着せて自然に立居振舞を身につけさせるはじめとします。また、半紙に自分が大切にしている一字を毛筆でしたため供え、ご祈祷を受けて、お守り・お供物を頂いて帰り親に感謝を述べて、お守りを身につけるのだとか。なお、参詣の帰路、本堂を出たあと、後ろを振り
こちら淡々斎(無限斎)好の大内棚こちら即中斎好の大内棚大内棚は、貞明皇太后の大宮御所での献茶の際に用いられたもので、大内桐を透したところからこの名が付けられているそうです。淡々斎好は檜地紅溜塗の二重棚で、客付は上に桐で下が菊、勝手付が上が菊で下が桐の透しのある横板が付いた小棚です。即中斎好は溜塗の二重棚で、上が違い菊、下が桐の透かしのある横板が付いた小棚です。貞明皇太后は、秋泉亭(官休庵の三代木津宗詮氏設計)にて茶の湯に親しまれ、昭和五年に造営された同亭
現在、お茶券の募集をしておりますのは以下の通りです。【稲毛茶道会館・月釜】令和8年6月14日(日)茶道会館|千葉市茶道千葉市の茶道会館は、茶道教室・茶会・茶室設計・茶道具販売を通じて、茶の湯の心を未来へ伝える文化拠点です。初心者から外国人まで体験できる開かれた茶道の場として、和の心と美を世界へ発信しています。茶道会館|千葉市茶道www.sadokan.comこちらは、私と北見宗綾先生の二人で席を持つことになっております。点心付きで4500円。6月14日(日)は旧暦
月桑茶道教室では、随時お弟子さんを募集しております。■月桑庵の特徴①点前偏重はしない月桑庵のモットーは「主客を大事にする」です。主客というのは「亭主=点前をする人」と「正客=連客の中で一番上座に座る人」のことです。点前偏重というのは、お茶を点てることばかり教えて、お客さんとしての振る舞いとか、道具の由来や掛軸の意味、お菓子の種類と食べ方などを教えないということです。慣れてくれば正客の稽古もできますし、さらには御詰め(末席のお客さん)の稽古もできます♪月桑
今回の一番の目玉。水屋の内装が終わっていました。稽古場の方をのぞきますと……おお?床が出来てる。棚も出来てる。無双釘もちゃんとささってますね。掛花釘はまだです。天井にも花蛭釘が打たれてますよ。火灯口。ここに太鼓胴の襖が入ります。いい感じに出来上がって来ました。あとは、細かいところ(照明や棚の扉、襖など)です。大工さん・内装屋さんお疲れさまでした!
月桑庵の改築増築工事、終盤になっているとは思いますが、予定されていた4/10完了からすでに2週間は経過。昨日ようやく水屋のクロス張りが終わりました。※本当は壁は漆喰仕立てでするものですが、まぁ稽古場なので(^_^;稽古場(本席)の天井は半分ほど。こちらは網代天井です(本物じゃないですよ)。大工さんの説明では今週金曜日までで内装が終わると言っていましたが(そこから棚を作るそうです)、終わるのかな、これ。もともとは一月半で工事が終わるといっていたのが、既に二
何を当たり前のことを言っているのか?といいますと、あいも変わらずThreadsです。Threadsで流れて来た話で「いきなり初見の先生に怒られた」というもの。晒す気はないのですが、まぁ、お察しです。茶道を習うと、「礼儀作法が『身につく』」とよく言われますが、茶道では「礼儀作法は教えません」ので勘違いしないでください。あくまで「自然とできるようになる」だけです。礼儀作法というのは、「家庭で教えるもの」なんです。茶道の先生は「茶の湯の式法と所作、知識
ヤフオク:★★★九谷の日展作家・苧野憲夫(あさののりお)氏の作品です。ヤフオクを眺めていたら、「お?いいのがあるじゃん!」と母に見せたところ「これは買いね!」ということで、購入が決まりましたが、予想金額を下回るというラッキーで入手しました。九谷の作家が作った三島手の茶盌というのが面白いですね。普段は九谷のガラス釉を中心とした青い器を作られているようですが、こうした茶道具もお作りになられるようです。茶道の世界では日展作家はあまり見掛けない(伝統工芸士が少ないから?
本日は、旧暦三月四日、二十四節気の第六「穀雨」です。田畑の準備が整い、それに合わせて春雨が降るころです。穀雨というのは「穀物の成長を助ける雨」の意味で、昔風に言えば「春雨が百穀を潤す」となります。『暦便覧』には「春雨降りて百穀を生化すればなり」と記されています。「百穀春雨」とも言います。種まきなどに適した時期なので、農作業の目安にされたりしています。「清明以降雪が降らなくなり、穀雨になると霜が降りることもなくなる」とも言われますが、日本では春分過ぎると霜が降りることはまずありませんし、四
本日は旧暦三月三日。雛祭りです。桃の節句ともいわれる上巳節は平安時代より前であり、京の貴族階級の子女が、天皇の御所を模した御殿や飾り付けで遊んで健康と厄除を願った「上巳の節句」が始まりとされています。もともとは支那の婚姻と生育の神の高?を祀るお祭りで、沐浴して、禊を行い、身体を清潔にし、体の邪気を払っていました。後世、曲水の宴を行うようになり、王羲之が蘭亭序を書いた「蘭亭の会」が有名です。曲水の宴は文人が水べりで宴会をしながら詩をつくる行事で、平安時代に貴族たちもこぞって和歌を詠んでい
本日は旧暦三月一日、弥生朔日です。旧暦一月から始まった春も今月で終わりを迎えます。弥生は草木が生い茂る意味の「木草弥や生ひ月」が短くなったものと考えられるそうです。晩春、季春ともいい、春の最後の月です。さて、弥生の別名というと桜月【さくらつき・さくらづき】桜の咲く月だから雛月【ひいなつき】三月三日がひな祭りなので早花咲月【さはなさづき・さはなさきつき】早咲きの花が咲く月の意味夢見月【ゆめみづき】夢見草(桜の別名)が咲き始める事
本日は旧暦二月二十八日。利休を祖とする三千家では利休忌が行われます……といっても、表千家は新暦3月27日、裏千家と武者小路千家は新暦3月28日に追善供養を済ませています。あくまで、旧暦に則りたい方(私みたいに?)向けのご案内ということにしてください(笑)三千家では、利休坐像遺偈賛または立像の掛軸に、楽焼の三具足(香炉、華瓶、燭台)と供茶茶盌、盛物台を用いるようになっています(これでなければならないということではないようです)。道具については過去に記事にしていますので、参照いただ
先日、襖の打ち合わせをして、躙口を「倹飩」にすることになり、水屋の出入口は母の希望もあって普通の襖にすることになりました。建築会社の社長とこちらの認識に若干違いがあり、社長は廊下側は洋風にと思われていたようですが、襖は襖でいいという話を現場の方に説明して、改めていただきました。襖の到着は完成より遅くなるそうですけれど、荷物の搬入もあるので、それがいいですね。4/16・17・18・19で、道具を元に戻します。一人でどこまでできるか分かりませんが、できるだけやり切り
現在、お茶券の募集をしておりますのは以下の通りです。【稲毛茶道会館・月釜】令和8年6月14日(日)茶道会館|千葉市茶道千葉市の茶道会館は、茶道教室・茶会・茶室設計・茶道具販売を通じて、茶の湯の心を未来へ伝える文化拠点です。初心者から外国人まで体験できる開かれた茶道の場として、和の心と美を世界へ発信しています。茶道会館|千葉市茶道www.sadokan.comこちらは、私と北見宗綾先生の二人で席を持つことになっております。点心付きで4500円。6月14日(日)は旧暦四月廿九
礼装の袴は「縦縞の袴」です。で、カジュアルな袴っていうのはなにか?というと「野袴(裾に黒繻子がついている袴)」とかがありますが、現代でそれをやっている人はいません。江戸時代までは裃が袴の礼装としてありましたが、明治10年の太政官達で指定された袴は「縦縞の平織袴」です。ここに馬乗と行燈の区別はありません。行燈は、女学生が着用していたものと「一般的に言われています」が、江戸時代から存在していることが指摘されており、女学生がそれを自由に着始めたのが明治時代であるという
広間――寂敷(さびしき)の大きな床には、本床と琵琶床があることが多いです。特に表千家さんは琵琶床の上に喚鐘を掛けています。で、この琵琶床何かを飾らないといけません。古くは武士が鎧を飾る為に設け、「鎧床」と呼ばれていたそうですが、のちに煎茶道で琵琶を飾ることが増えたことからそう呼ばれたという話もあります。現在は、硯箱や文房具飾り、香盆に載せた香炉も飾ることがあります。大香炉なども飾られることがあります。茶席以外では琵琶床に花を飾ることもあるようです。また、
Twitterの創作畑で話したことが、茶道教室のことにも通じるものがあるので転記します。昨晩、激論(大声出して失礼しましたm(__)m)が繰り広げられましたが、「手段の目的化は本来の目的を損なう」からこそ駄目なんですよ。例として挙げると、茶道界でよく言われるのが「人を集めるためにカジュアル化しなくては」です。これ茶道教室を初めて大体多くの人が言いますね。ですが、ちょっと待て。それは何のための集客です?茶道教室の集客は、本来、次世代に茶道を【正しく】受け継ぐ
水屋の出入口に敷居と鴨居が付きました。これだけで雰囲気変わりますね!稽古場と水屋の方が6cm高いので、ここに前の端畳置いたら、スリッパ脱ぐの忘れずにできるかな?と思ったり。貴人口前の畳は新しく、廊下幅で作ってもらいます。廊下全景。水屋の出入口は柱の都合でアウトセット。天井下に茶道具置き場を作りました。なんとか紹鴎袋棚が入るといいんですが。貴人口にも敷居と鴨居がついており、床も柱が立ってます。あとは内装ですね。4/10完成の予定ですが、どうなんでしょう。一
本日は旧暦二月十八日、二十四節気の第五節「清明」です。清明とは「清浄明潔(清らかで活き活きとした様子)」を略した言葉で、春先の躍動感に溢れる情景を意味します。『暦便覧』には「万物発して清浄明潔なれば、此芽は何の草としれるなり」とあります。花が咲き始め、枯れた草花の中から新芽が出てくるなど「復活」の印象が強い時期ですね。ちなみに、キリスト教では3月末~4月中旬ぐらいに「イースター(復活祭)」があり、これはキリストが死後三日後に復活したことを祝う祭りとされていますが、実はユダヤ教の「過越の
今朝、室町戦国期の和歌を集めた本(『室町和歌への招待』【林達也・広木一人・鈴木健一/共著】)を読んでおりまして、「あー、これは茶の湯のことを言ってるな」という和歌がありました。解説を読むと、茶の湯には触れておらず、歴史学者にもありがちなのですが、茶の湯の知識がないため「専門の世界だけで考えようとする」のですよね。室町戦国期は茶の湯全盛時代で当時の一流文化人はほぼ茶の湯に関わりがあります。和歌の大家である、三条西実隆も、武野紹鴎に手解きしているほどには茶の湯を嗜んでいます
物価高騰の煽りを受けて、到頭、月桑庵の月謝も値上げすることになりました。月2回で7000円です。Threadsなどをみていると、軒並み一万円を超えているとか、さらに値上げされた!なんて話がちらほらあり、弱小流派としてはこれ以上上げるのは難しいな……と思っています。その代わり、「お茶会へ行こう」を月謝を納めた方は無料にすることにしました。水屋が完成すれば、水屋の稽古やお運び、陰点てなどを稽古できますので、より皆さんに参加していただきたいですしね!月桑庵の改
いつもお世話になっております。月桑庵の改装工事も、大きな部分の改修が終わり、あとは内装の仕上げを残すのみとなりました。現状のままであれば、4/10(金)には完成の予定です。あとは、看板のデザイン(生徒募集用)と、水屋の竹簀子ですね。竹簀子は建築屋さんにお願いしました。水屋の竹簀子は結ばなくていいので、長さだけ切ってもらうような感じです。あとはここに、火灯口に太鼓胴襖、貴人口に躙口付の襖、水屋の出入口の襖が付きます。4/17~4
購入元:ヤフオク購入額:★★★独楽塗の干菓子盆は持っていないので、入札しました。独楽塗はそもそも、「瓢箪から駒」の語呂合わせや、正月の独楽などにちなんで用いられますから、用途の広いものです。的(弓矢の)と見立てても使えますし、柳緑花紅にちなんでもいいですよね。八寸六分(26.2cm)の盆で、尺盆のひとつ下の規格サイズです。なかなか気に入るものがない干菓子盆、久々に購入しました♪