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「亡くなった方のネットバンキング口座、申告漏れがありますよね?」お客様は青ざめたそうです。故意に隠したわけじゃない。そもそも家族も存在を知らなかった。でも結果として、『追徴課税』『延滞税』。……これ、無理ゲーじゃないですか?今の時代、通帳がない口座もある。スマホだけ。ネット銀行だけ。証券アプリだけ。家族が全部把握できる前提がおかしい。「隠してたんでしょ?」ではなく、「気づけない」が普通に増えている時代です。だったら、亡くなった時点で、金融機関の情
今日のニュースもまた『株価は上がる。でも円の価値は上がらない。』ですこの不思議な現象を見ていて、私は司法書士として強く思うことがあります。これからの時代、ただ「財産を持っている」だけでは家族を守れません。むしろ大切なのは、『どう残すか』『どう管理するか』『誰が動かせるのか』です。認知症で口座が凍結する。相続で家族が揉める。現金を置いていたら、気づけば価値が目減りしている。時代が変わるほど、法律と家族設計の重要性は増していきます。司法書士は、単なる“登記をす
僕は司法書士受験生時代、3つの司法書士事務所で働かせてもらいました。でも当時は、「補助者は我慢するもの」「受かるまでは耐えるしかない」そう思っていました。理不尽でも、怒られても、未来のための下積みだと思っていた。もちろん、なにくそ根性は大事です。でも今なら思います。人は環境に育てられる。子供が親を見て育つように、受験生も職場の空気に大きく影響されます。だから、不安や焦りがあるなら、正直にボスに話していい。そして、その話を聞いてくれない環境なら
結論から言うと、それは違います。今回(26年4月)の改正で、口約束レベルの合意でも養育費は回収しやすくなりました。たしかに前よりは進歩です。でも――「払われなくなった時」の現実は変わっていません。養育費は、途中で止まることが普通にあります。そのときに差が出るのが、公正証書があるかどうか。公正証書があれば、すぐ差押えにいける。なければ、もう一度手続きが必要になる。この差は大きいです。今回の改正は、言ってしまえば素手でも戦えるようになったという話。でも、
うつ病の人が増えてるってよく言われる。でも正直、増えたというより、見えるようになっただけなんじゃないかとも思う。昔は苦しくても言えなかったし、我慢するしかなかった。今は「うつ病」と言葉にできるようになって、助けを求められるようになった。それはすごくいいことだと思う。ただ、ずっと引っかかってることがある。診断を受けて、薬を飲んで、楽になる。でも薬をやめるとまた戻る。もしそれが続いているなら、それって本当に解決なのかなって。薬が悪いと言いたいわけじゃない。必要な人には絶対
母の母は、自ら命を絶った。私にとっては、おばあちゃんだ。「自分で人生にさよならをする人って、どんな気持ちなんだろう」ふと考えることがある。私は、今は死にたいとは思わない。むしろ、もっと生きたいと思っている。だから正直に言うと、その気持ちは、分からない。どれだけ追い詰められたのか。どれだけ孤独だったのか。想像はする。でも、理解はできない。ただ一つ、思うことがある。「救いたい」軽々しく「あなたには価値がある」なんて言えない。そんな言葉で救われるほど、人は単純じ
宝くじで1億円当たった人の多くは、数年でお金を失うと言われています。実はこれ、相続でも同じです。とくに「突然入ってきたお金」は、驚くほど簡単に消えます。なぜか。答えはシンプルで、自分で稼いでいないお金だからです。人は、時間をかけて築いたものには慎重になります。でも、苦労せず手に入れたお金には、驚くほど無防備です。気づいたときには、ほとんど残っていない。相続の現場でも、同じ光景を何度も見てきました。「ありがたいはずのお金」が、家族関係まで壊して終わるケースも
最近よく聞かれるのが、「円安って結局どう考えればいいんですか?」という相談です。結論から言います。円安は、何もしない人から静かにお金が減っていく構造。円安になるとどうなるか。ガソリン、食料、電気代…生活コストはじわじわ上がります。でも給料はすぐには上がらない。ただ、ここで重要なのは円安=悪ではないということ。実際には、・海外で稼ぐ企業は利益が出る・外貨を持っている人は資産が増えるというように、立ち位置によって結果が変わります。ここで、司法書士とし
「不動産、ビットコインで買えますか?」結論から言います。簡単にやると、かなり危険のようです。今回、金融庁から宅建業者に対して“暗号資産を使った不動産取引は慎重に対応せよ”という要請が出ています。理由はシンプルです。マネー・ローンダリングに使われやすいから。暗号資産は『国境を超えて一瞬で移動できる』『匿名性が高い』『資金の出どころが見えにくい』つまり、「お金の正体を隠す」には最適なツールです。そこに「不動産」という高額で価値のある資産が組み合わさるとどうな
東京電力がいま、水面下でかなり大きな一手を検討しているようですそれが――「黄金株(ゴールデンシェア)」の導入。■黄金株って何?一言でいうと、「たとえ株をたくさん持ってなくても、重要な決定にNOと言える株」つまり今回の案は、👉日本政府がその“拒否権”を持つというものです。■なぜこんな話が出ているのか背景はシンプルです。『福島の賠償と廃炉→巨額コスト』『電力需要の増加→投資も必要』『外資や民間との提携→資金が欲しい』でもここで問題。
岐阜清流マラソンに参加してきました。正直、しんどい場面は何度もありました。足も重くなるし、「もういいかな」と思う瞬間もあります。でも、そのたびに沿道からの声が聞こえてきます。「頑張れー!」たった一言なのに、不思議ともう一歩前に出られる。自分一人で走っているつもりでも、実はそうじゃない。人の声、人の存在に支えられていると実感しました。今回あらためて感じたのは、「人の力って本当にすごい」ということです。仕事でも同じだと思っています。法律や手続きだけではなく、関わる人の
住宅ローン、早く返したほうがいい。そう思っていませんか?結論から言います。いまの時代は、繰り上げ返済よりNISAです。理由はシンプル。住宅ローンの金利は、今かなり低い。0.7%〜1%台が普通です。一方で、NISAでの運用。長期で見れば、年3〜5%くらいは十分狙える。つまり、1%でお金を返すより、5%でお金を増やすほうが絶対に合理的です。もちろん、借金が嫌という気持ちは分かります。「無借金が正義」という考えも間違いではない。ただ、それで資産形成のスピードを落とす
結論から言うと、「世界基準で見ても、軽くはない」です。まず前提。日本の相続税は、課税割合が約10%(東京は20%)。すでに“富裕層だけの税金”ではありません。では世界はどうか。シンガポール、オーストラリア――相続税なし。アメリカ――基礎控除が大きく、対象はごく一部。一方、日本。最高税率は高く、評価も厳しい。しかも対象者は年々増えている。単純比較はできないと言われますが、実務感覚では「日本はしっかり取る国」です。税収は3.8兆円、国税の4.5%。それでも
京都の南丹市事件でもあったように「行方不明」って聞くと、どこか遠い世界の話に感じるかもしれません。でも、実際はそんなことないようです警察に届け出が出ているだけでも、年間8万人以上。そして、その中で一番多いのは、10代の子どもたちです。特別な家庭の話ではないんです。ごく普通の家庭で、ある日突然起きる。学校でのちょっとしたこと。家での小さなすれ違い。本人にとっては「誰にも言えない何か」。それだけで、子どもはふっと姿を消します。そして怖いのは、ここからです。時間
「仕事で結果を出したい自分」と「家族を大切にしたい自分」。この狭間で、今日も心が揺れ動いていませんか?バリバリ働く同業者を羨んでは、焦る気持ち。家事に追われ、やりたいことができないもどかしさ。自分で望んだ道なのに、どうしてこんなに苦しいんだろう。どちらに軸を置くべきか、いくら考えても正解は見つかりません。でも、それでいいんだと思います。悩んでいるのは、あなたがどちらに対しても「本気」で向き合っている証拠だから。ふと周りを見渡せば、きっと同じように、答えの出ない葛藤
今日、私はPTA会長に就任しました。このブログに書くことは、誰かへの説教ではありません。他でもない、私自身への「戒め」として刻みます。🪞泥臭い「プロセス」をさらけ出す綺麗事の理想論を口にする暇があるなら、泥臭くても、必死に前を向いて戦う「背中」を見せたい。私が本気で何かに挑み、派手に失敗して、それでも諦めずにまた挑戦し、泥まみれで目標を達成する。そのプロセスを、包み隠さず子供に見せたいんです。🔥「何のために」を語れる大人へ私は今、どんな志を持
今の時代、共働き家庭のほうが圧倒的に多い。でも、その裏側をちゃんと見ていますか?祖父母が子どもを見てくれる。家事を手伝ってくれる。時間も労力も、当たり前のように差し出してくれている。でも――その支えは「無償」。どれだけ助けられても、経費にもならない。制度は、まだ現実を見ていません。女性の社会進出や少子化対策を本気で進めるなら、支えている“家族の存在”にも目を向けるべきです。少子化の原因は、働き方だけじゃない。見えない負担に、誰も手をつけていないこと。そこに、問題の本質
「うちは子供がいないから、全部妻(夫)にいくでしょ?」…その思い込み、現場で何度も打ち砕かれてきました。何度も何度もblog記事を書いてますが、司法書士として断言します。お子さんのいないご夫婦こそ、今すぐ遺言書を書いてください。なぜ「つらい」のか?パートナーが亡くなった後、残された妻(夫)を待っているのは…会ったこともない、あるいは疎遠な「義理の兄弟姉妹」との遺産分割協議です。自宅の名義変更ができない(義兄弟全員のハンコが必要)預金が下ろせない(義兄弟全員のハンコ
セミナーで一番印象に残った言葉があります。「ミッション・ビジョン・バリューは、3秒で言えますか?」言えないのであれば、まだ自分の中に落とし込めていないということです。さらに重要なのは、👉その理念に対して「なぜ?」を3回繰り返して説明できるか。根拠のない理念は、ただの飾りです。根拠のない数字は、ただの願望にすぎません。事業計画も同じです。その売上には、明確な理由がありますか?なんとなくでは、事業は続きません。そして、もう一つ深く考えさせられた問いがあります。「あ
「親がどこに土地を持ってるか、全部言えますか?」もし「NO」なら、この記事は保存必須です。2026年2月から始まった『所有不動産記録証明制度』。これ、知らないと将来「手続きのやり直し」で時間もお金もドブに捨てることになります。■ぶっちゃけ、何が変わったの?今までは、親の土地を調べるのに「たぶんこの辺にあるはず…」と1枚ずつ証明書を取るしかありませんでした。(これ、めちゃくちゃ大変なんです!)それが今回の新制度で…「この人が持ってる不動産、全部リストにして!」
今年から子供の通う学校で、PTA会長を務めることになりました。正直に言います…。いま、私たちの地区のPTA加入率は「約半分」*です。「任意だし、入らなくてもいいよね?」「共働きで忙しいし、面倒そう…」そう思うのも無理はありません。でも、会長として現実を知った今、どうしても皆さんに伝えたいことがあります。📉ショッキングな現実:子供たちの予算が削られている?愛西市の予算を見てみると、驚きの事実がありました。令和7年:約290億円令和8年:約263億円(見込み)なんと、
司法書士として多くの不動産登記に立ち会ってきましたが、数年後に「あの時、止めてあげられれば…」と胸が痛む瞬間があります。それは、仲睦まじく「夫婦共有名義」で家を買った数年後に訪れます。「共有名義」が「足かせ」に変わる時先日相談に来られた女性のケースです。数年前に離婚し、生活は別々。でも、家は元夫との共有名義のままでした。彼女は言いました。「新しい人生を歩みたいから、家を売りたいんです」しかし、現実は残酷です。連絡がつかない「共同保有者」共有名義の不動
親が亡くなった後の「隠し口座」や「遺産」。私たちが調べようとすると、通帳を探して、銀行を回って、何枚も書類を書いて…もう地獄。でも、「税務署」は別。相続税の調査が始まれば、あっと言う間に隠し口座を見つけてきますよね。「なんで知ってるの?!」ってレベルで。税務署にできることが、なぜ金融機関にはできないの?📢2028年に「やっと」一括照会スタート最新のニュースで、大手銀行や証券7社が「相続手続きを一括でできる新会社」を作ると発表しました。1社に言えば、他社の口座も調べて
「身内だから安心」は大間違い。最高裁判所の最新データ(令和7年)を見て、正直ビックリしました。📌グラフが物語る「身内の裏切り」公開されたデータによると、後見人による不正のほとんどは、弁護士や司法書士などの「専門職以外(=ほぼ親族)」によるものです。不正件数:ピーク時は年間831件。直近の令和7年でも178件の不正が報告されています。被害額:かつては年間で約56億7,000万円もの資産が消えていました。令和7年でも依然として約7億9,000万円
法人が売主の不動産取引での出来事。通常、監査役が現場の取引にここまで踏み込むことは稀ですが、その時は違いました。なんと監査役自らが、「処分禁止の仮処分」を申し立てたんです。まさかのストップ決済直前、普通ならあり得ない展開です。「この取引は認めない」という鉄の意志。登記簿にガツンと入る「仮処分」の文字。これで、どれだけ大きな案件だろうが、物理的に売却は不可能になります「監査役」という力の真髄この一件で痛感したのは、監査役という職責の本当の恐ろしさ。
南丹市の事件を見て思った。もう、ありとあらゆる場所に防犯カメラを置けばいい。防犯カメラは、感情じゃなく事実だけを映す。やっていないなら問題ない。やったなら、ただそれが残るだけ。それなのに日本は、まだ「人は善である」という前提で動いている。正直、もう無理がある。これからは性悪説でいい。疑うことを前提にした社会の方が、むしろ公平で、むしろ安心できる。信じるから裏切られる。最初から疑っていれば、守れるものがある。綺麗事じゃ、人は守れない。
静岡県伊東市の前市長が、学歴詐称で在宅起訴された。卒業していないのに、“卒業証書”を自作して提示。もしこれが事実なら、問題は学歴じゃない。嘘を重ねたこと。人は、ミスをする。間違えることもある。でも──そこでごまかすか、正直に認めるかでその人の人生は大きく変わる。小さな嘘でも、守ろうとすればするほど大きくなる。そして最後は、全部まとめて崩れる。相続の現場でも同じ。「ちょっとくらいバレないだろう」この一言が、家族を壊す。結局、大
優しい家庭で育った人もいれば、喧嘩が絶えない家庭で育った人もいる。でも、子どもの頃は「それが普通」だと思っている。他の家庭と比べることなんて、ほとんどない。だから──大人になって、「相続」という場面で価値観がぶつかるのは、当たり前。揉めるのは異常じゃない。むしろ自然なこと。それを「揉めない相続にしましょう」と言うのは、手続きをする側のエゴにすぎない。私は、相続で揉める家庭をたくさん見てきた。そして、自分の家族も例外じゃなかった。決して、仲の良い家庭ではなかっ
中山美穂さんのあまりにも早すぎる別れ。その悲しみの裏で、いま「相続」という名の残酷な現実が波紋を広げています。21歳の長男が、約20億円もの遺産を「放棄」したという衝撃のニュース。その理由は、皮肉にも「あまりに多額の相続税」でした。「20億あげる」と言われて「無理です」と答える地獄今回のケースをざっくり整理すると、こんなに不条理です。遺産額:約20億円(主に不動産)相続税:約11億円(現金で納付が必要)期限:わずか10ヶ月以内21歳の若者に「10ヶ月以内に11