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世界を見渡すと、結婚しても名字を変えない「選択的夫婦別姓」が一般的になっている国も多い中、日本はいまも「夫婦同姓」が法律で義務づけられています。「どうして日本だけなかなか変わらないの?」その裏側には、100年以上も日本人の形を作ってきた「戸籍制度」という非常にユニークな仕組みが深く関わっています。1.名字は個人の名前ではなく「家」の印だった?かつて明治時代に確立された「家制度」では、戸籍は家族を管理するためのものではなく、「家」そのものを登録するためのものでした。当時
「戸籍」と聞くと、法事や手続きで使う「家系図のようなもの」と思っていませんか?実は、戸籍は家系図以上にあなたのプライバシーが詰め込まれた、究極の「人生の履歴書」なんです。今日は、意外と知らない戸籍の「追跡能力」と、自分の身を守る方法についてお話しします。1.過去の「身分行為」はすべて記録される戸籍には、あなたの人生の節目が驚くほど正確に刻まれています。結婚・離婚の回数や時期はもちろん、養子縁組の事実も記載されます。さらに、近年注目されている「性別変更」をした履
離婚した人を指す「バツイチ」という言葉。実はこれ、昔の戸籍の書き方がルールだったんです!昔は名前に「×」がついた!かつて、離婚して戸籍から抜ける(除籍される)とき、役所の人がその人の名前に「朱色の×印」をつけていました。筆頭者は「×」がつかない?戸籍のトップ(筆頭者)である夫が離婚しても、夫の名前には×はつきません。抜けていく妻側の名前にだけ×がついたのです。今の戸籍は?現在はコンピュータ化されているので、名前の上にデカデカと「×」がつくことはありません。でも、
「司法書士の仕事はスポット(単発)だから、経営が安定しなくて大変だ」よく言われます。でも、私はこれを全くネガティブに捉えていません。「次がある」と思ったら、甘えが出るサブスクのように毎月お金が入ってくる仕事なら、どこかで「今月はこのくらいでいいか」という緩みが出るかもしれません。でも、私たちは一回きりの勝負。「この一件をミスったら、次はない」このヒリヒリする緊張感があるからこそ、その一軒に全神経を集中できるんです。一局集中。一案件集中。結局、私たちの職務って、それだけなんですよ
共同経営がうまくいくコツは何ですか?私もたまに聞かれます。でも、答えは意外とシンプルです。株主に名前があることでもない。取締役になっていることでもない。役員報酬をもらっていることでもない。本当の分岐点は、ここです。「借金の連帯保証人になれるかどうか」私はこれまで、会社を畳む場面を何十件も見てきました。資金が尽き、事業をやめる決断をし、銀行との交渉をし、個人保証の整理をする。そのときに分かります。本気だったのは誰か。最後まで向き合っていたのは、“肩書きが
「相続人が一人も見当たらない。もうこの不動産、一生動かせないんじゃ…」そう絶望している方に、ぜひ知ってほしい解決法があります。実は、相続財産全体を整理する「相続財産清算人」を待つより、もっと「早くて確実な」ルートがあるんです。💡解決の鍵は「所有者不明建物管理命令」今回、私が関与した案件のリアルなスペックを公開します。予納金:20万円売買価格:評価額と同一解決手法:個別の不動産に管理人を立てる(所有者不明建物管理命令)私自身は申立に関わりましたが、管理人にはなれません
一生懸命働いて、同僚からも信頼されていたのに、「ある制度」を使った瞬間に強制クビ。そんな理不尽なルールが、この国にはずっと存在していました。🚨事件の全貌:真面目な警備員を襲った「法律の罠」岐阜県で警備員として輝いていた、軽度知的障害を持つ男性。彼はある日、家族のトラブルから身を守るために「成年後見制度」を利用しました。するとどうなったか。「あ、その制度使ったなら警備員はやめてね」旧警備業法の規定により、有無を言わさず職を奪われたのです。💢なぜこれが「おかし
「正直者が馬鹿を見る」今の日本の相続制度を一言で言うなら、残念ながらこれに尽きるかもしれません。みなさん、知っていましたか?実は日本の「相続放棄」の仕組み、信じられないほど「ザル」なんです。■預金を使い込んでも「バレなきゃOK」!?例えば、亡くなった親の預金を勝手に引き出して使い込んでしまった不届きな相続人がいたとします。本来、遺産を使い込んだら「相続を認めた(単純承認)」とみなされ、借金もすべて背負うのがルール。ですが……今の裁判所の審査は、驚きの「自己申告制」
「え、いつの間に……?」もし、あなたが知らないうちに、亡くなった親の土地や自宅が「誰か一人のもの」に書き換えられていたらどうしますか?今、日本の相続制度がとんでもないことになっています。2024年4月から始まった「相続登記の義務化」。一見、放置空き家をなくす良いルールに見えますが、実はその裏で「恐ろしい落とし穴」が放置されたままなんです。■「ないはずの遺産分割協議」が通ってしまう現実今の登記システム、はっきり言って「ザル」です。法務局の書類審査は、あくまで「形式」が
皆さん、こんにちは!今日は、私たちが家を買う時に必ずお世話になる「不動産登記」のお話。「難しそう…」ってページを閉じようとしたそこのあなた!ちょっと待って!実は日本の登記制度、調べてみると「昼ドラ並みの複雑な人間関係(?)」の上で成り立っているんです。法務省のガチ比較資料を読み解いたら、意外な事実が判明しました。1.日本の登記は「フランスとドイツのハーフ」だった!日本の登記制度は、実は明治時代にヨーロッパの制度を「いいとこ取り」して作られました。考え方は「フランス流」:
昨日に引き続き、海外の登記制度についてです。「マイホームを買う」日本人にとって、それは土地も建物も自分のものになる、一生の財産ですよね。でも、お隣の中国では事情が全く違うことをご存知ですか?実は中国において、土地はすべて「国有(国のもの)」なんです。「えっ、じゃあ家を買っても意味ないの?」いえいえ、中国の人は土地そのものではなく、「土地使用権」という権利を国から借りる形で不動産を所有しています。ここが日本との大きな違い!日本:土地は永久に自分のもの(所有権)。
皆さん、日本で家を買うとき「法務局に登記する」のは当たり前だと思っていませんか?実はこれ、世界的に見ると「超エリート」な仕組みなんです。アメリカの事情を少し覗いてみると……実はアメリカには、日本のような「国が100%権利を保証する登記制度」が整っていない州も多いんです!「じゃあ、どうやって家を買うの?」と思いますよね。アメリカでは、過去の書類を必死に遡って調べ、それでも不安だから「タイトル保険(権原保険)」という保険に入るのが一般的。つまり、「もし前の持ち主が偽
司法書士として、多くの相談を受けてきましたが、先日、ついに「もう手遅れです…」と言わざるを得ないケースがありました。原因は、たった一言。「面倒だから、また今度でいいよね」😱私が見た「名義放置」のリアルある相談者様が、亡くなったお父様の実家を売ろうとした時のことです。判明した事実:名義が「明治生まれのひいおじいちゃん」のまま。相続人の数:なんと30人超え。現状:会ったこともない遠い親戚に「ハンコ代」を要求され、話が完全ストップ。売却代金よりも、親戚を探す調査
最近よく聞かれる「令和の虎」でも出てくる👉新株予約権(ストックオプション)は、漢字ばっかりで難しそうだけど、実は「魔法のチケット」だと思えばOK!このチケットをいつ使うのが正解なのか?専門用語ゼロで、3つのポイントに絞って解説します!1.そもそも「新株予約権」って何?一言でいうと、「あらかじめ決められた値段(予約価格)で、会社の株を買える権利のこと。例えば、「1株1,000円で買えるチケット」を持っていたとします。このチケットを「いつ使うか」が運命の分か
【衝撃】1円起業はムリ?外国人が日本で会社を作る「3つの罠」最近、日本で起業したい外国人の方が増えていますよね。「日本なら誰でも会社が作れる!」なんて噂もありますが……実は、「会社は作れても、日本に住めない」という落とし穴にハマる人が続出しているんです😱司法書士として、絶対に知っておいてほしい「3つの注意点」をサクッとまとめました!1.ビザの壁:500万円じゃ足りない!?以前は「資本金500万円」が目安でしたが、実は2025年10月からルールが激変しています。①新ルー
「辞めさせてくれない」「代行業者に数万円払うのはもったいない」と悩んでいませんか?実は、法的に有効な退職は、コンビニのFAX1枚(約50円)で完結します。1.「退職代行」の落とし穴最近流行の退職代行ですが、弁護士資格のない業者が会社と「交渉」することは弁護士法違反(非弁行為)の恐れがあります。交渉ができない業者に高額な費用を払うくらいなら、自分で書面を送りましょう。2.コンビニFAXやSNSで「言い渡す」だけ退職届は、社長と面談して手渡す必要はありません
今日は、ニュースを見ていて「ドラマかよ!」と思わず突っ込んでしまった、ある衝撃的な事件についてお話しします。📺なんと、大手商社グループの元部長が、「偽の取締役」を仕立て上げて10億円を騙し取ったというんです。これ、他人事じゃないですよ。「会社の実印があるから安心」「応接室で会ったから本物」…そんな常識が、今、音を立てて崩れています。😱まるで映画?驚きの手口事件の舞台は、誰もが知る大手商社グループ「伊藤忠丸紅住商テクノスチール」。逮捕された元部長(57)が仕掛けた罠が
突然ですが、「おひとり様」のみなさん。「自分が死んだ後、残ったお金はどうなるんだろう……」なんて、ふとした夜に考えちゃうことありませんか?「子供もいないし、疎遠な親戚に渡るくらいなら、いっそ大好きなことに使いたい!」そんな熱い思いを形にするニュースが飛び込んできました。⚽清水エスパルス×清水銀行がタッグ!「遺贈」って知ってる?先日、清水銀行と清水エスパルスが、全国的にも珍しい「遺贈(いぞう)」に関する協定を結びました。簡単に言うと、「私が亡くなったら、遺産をエス
「親の遺産、もっとあると思っていたのに…これだけ?」相続の手続きを進めていて、そんな違和感を抱いたことはありませんか?預貯金や不動産を調べて「あれ?計算が合わないぞ」と思ったら、真っ先に疑うべきものがあります。それは、「生命保険」です。なぜ生命保険が「隠れた遺産」になるのか?結論から言うと、生命保険の受取金は、法律上「相続財産」ではありません。通常、亡くなった人の財産(預金や土地など)は、遺産分割協議でみんなで分け合います。しかし、生命保険金は「受取人固有の財産」という扱い
会社経営で、実は一番多いトラブル。それは「身内の取締役の暴走」です。・勝手に借入・勝手に不動産売却・関係会社へ不利な契約・私的流用ギリギリの資金移動そして多くの場合、こうなります。「止められなかった」今日は、なぜ止められないのかそしてどうすれば止められるのかを超シンプルに解説します。■なぜ取締役は止められないのか?株式会社は基本こういう構造です。①取締役→会社を動かす人②株主→オーナー問題はここです。取締役は「会社の代表」にな
「離婚=財産分与=税金かからない」そう思っている人、かなり多いです。でも実務では、あとから税金が来るケースが普通にあります。■ざっくり基準①基本的に「税金がかからない」ライン次を満たしていれば、原則セーフ👇婚姻中に夫婦で築いた財産財産分与として妥当おおむね半分前後(5割±α)👉預金・不動産を含めて公平に分けているだけなら問題なし。②⚠️税金がかかる「危険ゾーン」次のどれかに当てはまると要注意👇明らかに多すぎる(7割・8割・全部)不動産を丸ごと一
親の介護や老後の資金管理で、避けて通れないのが「成年後見制度」。でもこれ、「一度始めたら最後、亡くなるまでやめられない」「自由がなくなる」と、かなり評判が悪かったんですよね…。そんな中、ついに歴史的な見直しが決まりました!これからどう変わるのか、超シンプルにまとめます。1.「オーダーメード」で必要な分だけ!これまでは「判断力がどれくらいあるか」でガチガチに分類されていましたが、これからは「必要な時だけ、必要なサポートを受ける」スタイルに変わります。「遺産相続の手続
今日はニュースを見ていて、あまりの金額に言葉を失ってしまいました…。なんと、偽造マイナンバーカードを使って銀行口座を次々と開設し、合計6億円相当をだまし取ったグループが逮捕されたそうです。ニュースの衝撃ポイント手口:偽造マイナカードで9つの銀行、168もの口座を開設。被害:クレジットカードでの買い物や消費者金融からの借入で、被害総額は約6億円。驚きの実態:同じ顔写真で「名前だけ違う」偽造カードが何枚もあったとのこと。168もの口座が作られてしまうなんて、チェック体制
地方は過疎化、一方で東京だけが人もお金も集中しています。東京23区で販売された新築マンションの1戸あたりの平均価格は1億3613万円(前年比21.8%増)となり、過去最高を更新、3年連続で1億円を突破しました。これ、国として健全でしょうか。東京に集めすぎた結果名古屋市の司法書士として相続や不動産を見ていると、地方ではこんな現実があります。・相続されない土地・空き家だらけの集落・売れない不動産「人がいない」以前に、使われない土地が増えすぎているのです。なぜ、
最近、ニュースで連日のように耳にする「160万円の壁を178万円に引き上げる」という議論。「所得税が減る!」「手取りが増える!」と盛り上がっていますが……正直に言ってもいいですか?「そこじゃないんだよなぁ……!!」と思っているのは、私だけではないはずです。今日は、日々多くの登記や書類と格闘している司法書士の視点から、私たちが本当に求めている「手取りアップ」の正体について、毒を吐き……いえ、本音を語りたいと思います。■所得税より「社会保険料」が重すぎる問題所
今日ご紹介するのは、実際にあったドロドロの相談……。「亡くなった母の遺言書を、同居していた兄が隠していた!」という事件です。「そんなの絶対許せない!お兄ちゃんは相続人失格でしょ!💢」普通ならそう思いますよね?でも、法律の世界はちょっと意外な結末になるんです。😱「相続欠格」という名のレッドカード法律には、悪いことをした相続人を強制退場させる**「相続欠格」**というルールがあります。親を手にかけようとした(論外!)遺言書を偽造したり、隠したりした👈ココ!今回の兄の行
今、僕たちに求められているのは「お金を増やす方法」よりお金が勝手に貯まる仕組みを考えることだと思っています。■複利を狙う時代は終わりつつある投資というと「複利で雪だるま式に増やす」という話がよく出ます。でも現実には、複利は✔時間がかかる✔我慢が必要✔途中でやめやすい多くの人には続きません。■今、考えるべきは「インカム」つまり定期的にお金が入ってくる仕組みです。具体的には、・家賃収入のある不動産・配当や分配金が出る金融資産・自
プルデンシャル生命の報道で「ライフプランナーは高収入」という点に強い反発を感じた人も多いはずです。正直に言います。妬みや、やっかみもあると思います。でも、なぜ高収入なのか?理由は単純です。・固定給がほぼない・成果が出なければ収入ゼロ・会社が守ってくれないその代わり、👉結果を出した人だけが👉大きな報酬を得る完全成果報酬の世界だからです。■「ずるい」わけではない楽して稼いでいるわけではありません。・断られ続ける・信用を削って仕事をする・
政府が「デジタル遺言」の導入に向けて動き出したとのこと。パソコンで遺言書を作成して、法務局にデータで保存。「手書きの手間が省ける」「紛失のリスクがない」一見すると、今の時代に合った便利な変化に聞こえるかもしれません。でも、ちょっと待ってください。私はこの流れに、強い危機感を抱いています。今日は、なぜ今こそ「アナログな手書き遺言」を守り抜くべきなのか、その理由をお話しします。1.「AI」に勝てる証明がどこにあるのか?今回の改正案では、本人確認のために「全
認知症対策として注目されている「家族信託」。「契約書さえ作れば安心!」と思っている方が多いのですが……実は、それだけでは不十分なんです。今日は、準備不足で「こんなはずじゃなかった!」と後悔しないための、意外な落とし穴を3つお伝えします。1.銀行の壁:「信託用口座」が作れない!?信託を始めたら、管理用のお金を移すための「専用口座」を銀行で作るのが理想です。でも実は、すべての銀行がこの口座を作ってくれるわけではありません。「うちは対応していません」と断られる「公正証