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佐山からの呼び出しを受けた丈二は、海江田組の事務所へと戻って来た。そして、ドアを開けて中へ入るとその瞬間に異様な空気が部屋中に漂っているのを感じる。何故そうなっているのか、なぜ自分が呼び出されたのかは重々分かっていた。石田の借金を何とかする為に、英和信金で恐喝を仕掛けた時に敢えて置いて来た海江田組の代紋。それが前の歴史と同じように新宿署の広沢の手に渡り、経緯は不明だがそれが黒川組組長の息子、矢野欣也の手に渡っていたのだ。前の人生での欣也は、名だたる親分達と肩を並べる器量の大きな男であり
「勝手にしろヨ!」怒鳴り声と共にガチャンと受話器を叩きつける音が耳に刺さり、丈二は受話器を持つ手を無意識に耳から遠ざける。そして、ニヤリとほくそ笑むと自室のリビングに座ってタバコに火を付けた。ーー佐山の奴...案の定怒ってたなぁ。そりゃソーだよな。俺が江原んトコで働くなんて言ったらな。でも...事前にノーパン喫茶の話しといて良かったゼ。なにせ俺はここ最近で奴に都合3000万も使ってるからなァ...だから多少のワガママ言っても何とかなるぜ。何にしてもこれで江原んトコに行くのも佐
お疲れす。今、スマホのアプリで無料で読んでいるマンガがいくつかあります。そのうち「代紋TAKE2」「島耕作」「進撃の巨人」の3つがそろそろ無料期間が終わってしまうんですよ。とりあえず「代紋TAKE2」が3月31日までで「島耕作」が3月8日に無料期間が終わりますがまだまだ先が長いので絶対に読み終わりませんね。唯一読み終える可能性があるのが3月9日までの「進撃の巨人」ですかね。残りあと30話くらいです。ちょっと厳しいそうですがなんとかしたいです。最悪は何話かは有料でも仕方ないで
人で賑わう昼下がりの喫茶店。通りが見える窓側の席に座り、丈二は外の景色を見ながらコーヒーの注がれたカップを手にとって一口啜る。そして、丈二の前の席には石田も座り、同様に窓の外を見ながら話し出した。「通りの向こう、あのビルの2階がローンズエバラだ。丁度通り側の窓の1番右側辺りが店長室になってる。ここに来るのは初めてだろ?」「いえ...前の時に何度か...」「前の時?」「あ、いや...前に来たコトありますよ。」「そうだったか。そんじゃ、中の様子も知ってるんだな。」「ええ、まぁ
「それでよ...そんなくだらネー言いがかりつけやがったモンだから...ここでヤキ入れてやったってワケよ。」仲西組の事務所のソファーに座り、仲西は身振り手振り交えて話すと、その横で佐山はうんうんと頷きながらその話を聞く。正面には正人も座って、身を乗り出す様に仲西の話を聞いていた。「そんなコトがあったんスか!いや〜〜〜俺も混じりたかったなァ。あのヤローは前っからいけすかなくて。ザマー見ろってんですよ!」「まぁ...氏家んトコの奴らはナ...商売がチート上手く
▼本日限定!ブログスタンプあなたもスタンプをGETしよう漫画の日由来②月⑨日•⑦月①⑦日•①①月③日③つはあるようですね‼️ちなみに②月⑨日と⑦月①⑦日は『漫画の日』①①月③日は『まんがの日』となっていて、若干の違いがあります。②月⑨日が漫画の日になった根拠は漫画家の手塚治虫さんの命日であったことから。定めたのは漫画本専門古書店『まんだらけ.』。手塚治虫さんといえば、日本の漫画の神様と呼ばれる人なので、手塚治虫さんの命日を漫画の日にすると言うのは筋が通っていま
「ヨシッ!ロンッ!!リーチ一発タンピンドラドラ...」とある雀荘で威勢のいい声が上がっていた。いくつもある卓の中の一つに丈二も座り、眉間にシワを寄せて真剣な表情で牌を見つめている。すると、同じ卓を囲む、正面の対戦相手の中年男性が話しかけて来た。「丈二チャン、悪いねェ。また上がっちゃったヨ。今日はなんだかツイてるな〜〜〜」その言葉を聞いて丈二はため息をつく。ーーハァ〜〜〜また振り込んじまった。やっぱしばらくやってねぇとダメだなぁ。前はこれでメシ食ってたんだけどなぁ。ーー
夜になって電気の消えた事務所の奥、ローンズエバラの店長室は灯りがともり、その中では江原と孝がソファーに座って話し込んでいた。ヤレヤレと言った顔をした江原はタバコを咥え、火をつけると背もたれに寄りかかる。「ったく.....氏家のオヤジもゆーてくれるで。山倉のような会社にあないな秘密があったなんて分かるワケあるかいな。」向かいに座る孝も苦笑いを浮かべて口を開く。「そりゃそーですよ。丈二みたいに暇なヤツだから細かく調べる時間もあるってモンで、フツーは気が付きませんって。当の山倉でさえ知
前の人生で四千万を盗んで行った泥棒に晴れてリベンジを果たした丈二は、晴々とした表情で海江田組の事務所のソファーに座っていた。正面には佐山と仲西が座り、佐山がタバコを取り出して咥えようとする所を丈二がライターをサッと出して火を付ける。そんなご機嫌な丈二の顔を見ながら佐山が口を開いた。「どーしたんだ今日は?」「いや、こないだの手形の件でちょっと若頭に相談がありまして。」「ほう!あの紙切れちったぁゼニになったか?」「はぁ...お陰様で...」「100万くらいか?」「いや...もうちょ
ある夜。カオリがベッドで横になっていると、不意に玄関のチャイムが鳴り響いた。その音に重い身体をむくりと起こし、横に置かれたドレッサーの鏡で自分の顔を確認してからパジャマのままゆっくりと玄関へと向かう。「こんな時間に...誰かしら...?」ポツリと呟きながらドアの覗き穴(ドアアイ)から外を見ると、そこに丈二の姿があった。カオリは急いで鍵を開けてドアを開け、丈二を玄関に招き入れる。「丈二チャン、どうしたのこんな時間に...」「カオリ、突然すまねぇ。青い部屋に電話したら熱出して休んでる
翌日。住吉銀行の応接室に、顔を腫らして絆創膏だらけの丈二と江原は並んで座っていた。その反対側には白木不動産の社長と担当の銀行員が座る。白木は初老と言うよりは少し若く見えるが、完璧と言える頭頂部の薄毛に加え、だらしなく太った体にちょび髭が正確な年齢を分かりづらくしていた。隣の銀行員は優男でいかにも上司に媚びへつらいそうなサラリーマンといった感じのお調子者に見える。そしてその銀行員が薄ら笑いを浮かべながら江原に話しかけた。「で、ご用件は?」江原も涼しい顔をしてその言葉を聞い
そして、山倉の家屋は江原の名義となり、丈二はそこを江原から賃貸契約を結んで借りる形となった。畳は削れ、シミだらけの壁に囲まれた貧相な居間。そこに山岡の持ち物は債権者に奪われていて何もなく、コタツとテレビを持参して丈二は一時的にそこで暮らす。青い部屋は舎弟の洋一に任せ、丈二はゆっくりと横になってテレビを見ながらくつろいでいた。ーさて...ここからが本番だ。俺はこの場面、前の人生では一度下手を打っている。貫目の重さを測り間違ってしまい、白木不動産のバックについた菊水会の鷹山にあ
その日の深夜。丈二の知る歴史通り山倉一家は荷物をまとめて車に乗り込んだ。そしてその様子を丈二と江原は工場から少し離れた路肩に車を止めて見ていた。「ビンゴやな...。計画通り、とりあえず通りまで泳がせてから車をツブすんや。ワシらは気付かれんようについていかなアカンぞ。」「ハイ。そんじゃあ...行きますか。」車通りの少なくなった深夜の道を、丈二は慎重に車間距離を取って山倉を追う。すると、氏家組の若い衆の乗ったセダンが2台、丈二達の車を追い越して行った。その2台は山倉の後にピッタリ
かつてはそれなりに従業員もいて順調に商売をしていたであろう、山倉印刷の工場内は人1人おらず、使い込まれた印刷機のガシャガシャという音が響き渡っていた。そのすぐ隣りにある事務所兼応接室にあるソファーに丈二と江原は並んで座り、正面には山倉印刷の山倉社長が座る。雑然とした事務所は、取り立て以外のお客など来ないであろうことが容易に想像できる程に気を使われてなく、山倉の風体も、作業服さえ着てるものの、無精髭と寝癖のついた髪、そして疲れ切った生気のない顔が今の苦しい状況を演出していた。しかし、
俺の2回目の人生は、江原との戦いの日々だったと言っても過言ではないだろう。小さないざこざから始まった因縁はどんどん規模が大きくなって行き、それに伴い沢山の人たちを巻き込んでしまう。俺たちがお互いを憎み合い、譲らずにいたおかげで一体どれだけの人がその人生を狂わされ、その命を落としたのだろう。俺は最愛のカオリを江原自らの手によって殺されている。カオリは俺との間に出来た子供をお腹に宿し、これから結婚して幸せな家庭を築こうとした矢先にだ。俺は身を引き裂かれるように悶え苦しみ、止めどなく溢れる憎
年が明け1980年初頭。丈二は特に何をするでもなく、穏やかな日々を過ごしていた。しばらくは抗争などもなく平和な時間が続くことを知っていたし、今の時点で出来ることもそう多くはない。丈二はお客のいない青い部屋の片隅で、スポーツ新聞を広げてボーッと眺めていた。ーポールマッカートニー来日か。でも、確か逮捕されんだよなコイツ...世界的にも大ニュースになったんだっけか。まぁ、こんなコト覚えてても1円にもならネーけど。「ふわぁー」と欠伸をして店の奥に視線を向けると、カオリをはじめホステス達も
沢山の客で賑わうパブの店内は騒然としていた。皆一様に恐れ慄いた表情をして、ある者は立ち上がり、ある者は横目でチラチラと見て見ぬふりをしている。一同の視線の集まった先には、パンチパーマで眉毛を剃り落とした如何にもと言った風体の男が女子大生の顔を右手で顎から掴み、口を無理矢理開けさせてウイスキーの瓶をねじ込んで飲ませていた。「飲めっ!コラッ!飲むんだよォ!!」男は既に酔っ払っていて、女子大生に自分の酒を飲ませようと絡んだところ断られ、そのことに腹を立てて暴行していた。しかし、周りの客たち
その夜、正人を交えていつもの喫茶店のカウンターに丈二と佐山は座っていた。孝の件は丈二がなんとかすると言われたものの、佐山は信用出来ずに頭を抱えてうつむいている。その様子を正人は心配そうに見つめながら話し出した。「あのビル、カタに押さえるなんて本当に出来るんですか?」「そりゃ、ヤレんことねーだろうけど...江原の狙いはこのことを組じゅうに宣伝した上で俺に頭下げさせるコトなんだよ...!オヤジも若頭も身内同士でそれ以上やりゃあ黙ってねーだろうし...」「じゃあ江原の兄貴と福永が泣いてワ
この時代のカオリはまだ元気に生きている。その事実が愛する人に本心を伝えられない丈二の葛藤を慰めた。そして、丈二が歴史に介入したことにより狂った人生になってしまった者たちも今はまだ1回目の人生の時と変わらずに生活している。田上の会長だった頃のプレッシャーや後悔の念に苛まれる日々を思えば今の所の平和な日常が丈二の心をポジティブにさせていた。そして、一度ヤクザとしてのサクセスを成功させた経験があるからか、前の人生までは過度に活躍の場を求めていたが、今は植木や絵画のリース、事務所当番などの下っ端
程なくして丈二とカオリは近くにあった屋台のおでん屋に並んで座っていた。冬の澄んだ空気の中、屋台の暖かい灯火と煮物の優しい香りが寒さを忘れさせてくれる。そんな中飲む熱燗は腹に染み渡り、更に体温が上がっていくように感じた。そして、時折り風に乗って漂うカオリの優しい香りが丈二の胸の鼓動を少しだけ早め、また、不安や恐れの気持ちをぼやけさせて行った。「今日、丈二チャンにあえてよかったー。」「ンっ?どうして?」「だってゆっくり話したかったんだモン。いっつも丈二チャンは忙しそうにしてるし...
古くからある洒落た雰囲気のパブ。新宿の片隅で様々な人の言葉を長年聞いて来たであろう、そのくたびれた店内は今日も多くの人達で賑わい、その一人一人の言葉に耳を傾けていた。そんな中に紛れ、顔中に絆創膏を貼った丈二と、佐山、正人の3人は楽しそうに談笑していた。特に佐山はいつになくご機嫌で、身振り手振り交えながら話している。「ーーーで、帰ってきた江原は大慌てよ!そりゃそーだ!オヤジから破門だなんて言われりゃなぁ...江原の野郎、福永を狂ったように殴りつけたあげくにヘタ打ちのオトシマエつけろっ
そしてその後、場所を移して山崎の放免祝いが料亭を貸し切って行われた。この当時の大物ヤクザの放免祝いは、料亭であったり、旅館などを貸し切り、一般のお客を入れさせないようにして盛大に行われる事が一般的であった。長い勤めから戻って来ても、本人も組織も衰えず、なお繁栄し続けているのだと世間に力を誇示する目的もあったのだろう。広間では左右に座卓が一列に並べられ、末席の組員まで一同がずらりと並び座っていた。組員100人を超える海江田組の構成員が並ぶ会場は広々として、上座に座る山崎からは一番隅の人間の
コレが本当に存在するならマジで欲しい!的場さん大好きで10代の時に何回レンタルビデオ屋で借りたことか!
こんにちはクロヨン時に痛めた右足首はその後治ったのですが、どうも右足の腸脛靭帯の付近に痛みがなので、昨日は接骨院でメンテ。かなり張っていたようで施術時痛かった原因はオーバーワーク。週のワークアウト合計が基本的に50km前後なんですが、先週は77kmと走り過ぎました後、クロカンで負荷も高かったのも原因ですかね…無理の出来ないお年頃ですなので、今日はランオフで疲労抜きウォーキング7時過ぎからのウォーキングでしたが、朝から陽射しが強い。けど、風はちょっと冷たくて少し秋の気配を感じまし
昔好きだった漫画、教えて!▼本日限定!ブログスタンプあなたもスタンプをGETしようたくさんあるけどやっぱり代紋TAKE2は思い入れあるね~異国時代も日本書店で500円ぐらいの800円以上で買って集めたな~輸入からの逆輸入で全巻持って来た1巻、最終巻同じデザイン構図ほぼデビュー作品画力が14年でスゴいアップ1巻の背景人物は阿久津丈二の所属海江田組員最終巻は阿久津組員代紋<エンブレム>TAKE2(1)(ヤングマガジンコミックス)Amazon
今見ていた夢渡辺潤先生の「代紋TAKE2」みたいに記憶を持ったまま、過去の自分に戻るここで、問題が受験などをことごとく失敗今の記憶と学力ではとても受験など、、、くじ引き、懸賞もハズレばかり運もタイミングもズレたもので今より酷い暮らしで終わった
おはようございます。最近気が付くと嵐のモンスターを口ずさんでいてまして何故なのかずっと疑問に思っていたのですが、記憶を飛ばした赤羽呑みの時にどうやら知らず知らずの内に熱唱していたのが脳の奥底にこびりついていた様で原因が解明し驚愕した雑穀です。続いてまっせ~ゼロの会場はこちら~鳥菊さんです♪ちぃさん、みんみんさんと合流しましてハイボ-ルを注文(・ω・)b外も灼熱でしたが・・・お店側も何故この時期に熱すぎるお通しをチョイスしたのでしょう・・・七輪
コラーゲンといえば?▼本日限定!ブログスタンプあなたもスタンプをGETしようん〜〜フカヒレもつ鍋???どっちも食べたな〜皆さんお疲れ様ですこれかなり昔のCREAMSODAキーホルダー新しいの増やそうかな?で1990年〜2004年までヤンマガで連載してたタイムスリップして人生をやり直す極道漫画代紋TAKE2私の大好きな漫画です過去のエンブレムのツイートに作画の渡辺潤先生からいいね👍がうれしいからツイートしたらリプも\(^o^)/
ハローサムシング。雑穀です。ファミレス呑みと言えば?サイゼリヤ!!ですから、私はサイゼリヤがファミレス界をブッチギリで牽引していると勝手に思っていたのですが・・・同じく一時代を築いたガストの呑みも中々ごきげんだぜっ!っと聞きまして・・・行ってみましたよ(・ω・)bっと、後光が差してますね~昼呑みかな?と思われた方もいるでしょう・・・・・・・・・同行者達の頼んだメヌーからパスを受けつつ・・・頼んでみたのは、おつま