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2024年1月14日からTBSで放送された日曜劇場「さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~」が全10楽章を終え、無事ドラマとして幕を閉じた。僕はリアタイではなく、TVerで全楽章を観ることができた。当初は某ドラマの二番煎じだとか、アンチな意見が目立っていたが、楽章が進むにつれ、感銘度が上回った印象。所々涙を誘う場面もあり、ユーモアで笑わせてくれるところもあり(この要素が一番多かったかな)、とても楽しめたドラマだった。音楽を志していたり、アマチュアやプロ
これを聴いていただければお分かりかと存じます。クナッパーツブッシュ指揮、ウィーンフィル演奏ブラームス作曲、交響曲第3番これを名盤と仰っておられる方もおられるようですが、そのような方はきっとブラームスの音楽がお嫌いかクナさんとウィーンフィルの絶対的信奉者のどちらかだと思います。もし私がこの演奏を生で聴いていたとしたら、第3音目で席を立っていただろうと、言えよう!(大爆恥)(ぜったいそんな勇気はないくせに・・・)いやいや十歩譲って当時の録音技術で
仙台フィルハーモニー管弦楽団の第371回定期演奏会を聴いてきました。仙台フィルは、創立50周年を迎えました。記念すべきシーズン最後の定期演奏会でした。日時:2023年3月15日(金)・16(土)場所:日立システムズホール仙台・コンサートホール管弦楽:仙台フィルハーモニー管弦楽団指揮:パスカル・ヴェロ(桂冠指揮者)演奏曲:ミヨー:バレエ音楽「世界の創造」作品81ドビュッシー:交響組曲「春」オネゲル:交響詩「夏の牧歌」コープラン
「ザ・シンフォニーホール」日本センチュリー交響楽団第280回シンフォニー定期公演指揮鈴木優人さん・メシアン忘れられた捧げもの・矢代秋雄チェロ協奏曲(チェロ宮田大さん)・サン=サーンス交響曲第3番「オルガン付き」最初の2作品は・・・・・自分には難し過ぎましたこの後のアンコール曲は宮田さんのチェロ独奏「荒城の月」素晴らしかったです3作品目のサンサーンス文句なく最高でしたパイプオルガンの音もホール全体に響き渡りちょっと感動
3月はシベリウスの交響曲を聴いてみましょう②シベリウスの交響曲、今週は第3番を聴いてみたいと思います。これも普段あまり聴かない曲です。シベリウスの交響曲の中でも、演奏頻度が少ない方ではないかと思うのですが、どうなんでしょうか?買ったCDはちゃんと聴こうシリーズ㉕【CDについて】作曲:シベリウス曲名:交響曲第3番ハ長調op52(30:52)交響曲第7番ハ長調op105(22:52)演奏:コリン・デイヴィス指揮ロンドン交響楽団録音:2003年10月1-2日(第3番
すみだ平和祈念音楽祭2024井上道義&新日本フィルハーモニー交響楽団マーラー交響曲第3番を聴いてきました。2024-03-09(大)平和祈念/井上道義&新日本フィル■主催www.triphony.comすみだ平和祈念音楽祭2024。1945年3月10日の東京大空襲によって、現・墨田区の約70%以上が焼失し、6万人超の死傷者を出したことから、平和を祈念する趣旨で毎年この時期に開催される演奏会。そういう意味でも、2024年末での引退を表明している井上道義さんの指揮に相応しい選曲マーラー交響曲
今日はすみトリで井上新日のマラ3を聴きました。オケは14型。コンマスは西江さん。女声合唱(約40人)は栗友会、児童合唱はTOKYOFM少年合唱団とフレーベル少年合唱団。ソリストは林眞暎さん。井上さんのマラは、昨年11月に読響との《復活》を聴きました。そのときもソリストは林さん。『井上読響のマーラー《復活》を聴く【追記あり】』今日は芸劇で、井上読響のマラ2《復活》を聴きました。共演は髙橋絵理、林眞暎、新国合唱団。楽しかった!井上さんは元気です。
マラ3はコロナで何度か中止になった因縁の曲。昨年10月、4年振り(!)にカーチュン日フィルのマラ3を聴きました。今年はマラ3の当たり年。明日はすみトリで、井上新日のマラ3。5/19&5/21には、ヴァルチュハ読響。更に8/23&8/24には、広上京響も。広上京響はコロナで曲目変更になった、2022年3月のリヴェンジ。問題は開催時期。8月の京都は滅茶暑そう。。。この時期、台風も心配だ。でも、聴きに行くつもり。チケットは6/21発売
ドミートリイ・ドミートリエヴィチ・ショスタコーヴィチ(DmitriiDmitrievichShostakovich/1906-1975)の交響曲(全15曲)の探訪を一昨日からアップしています。<交響曲第1番>(1926)が大評判となって、国際音楽界に衝撃的なデビューを果たしたショスタコーヴィチは、ソヴィエト体制からも文化の担い手をして期待されたことでしょう。1927年には、ソ連当局の一機関、国立出版のアジアプロット局からの委嘱作品として、前衛的な気概にも満ちた単一楽章構
■今週のGIF/ブリティシュコロンビア州、閑静な住宅街でマシンガン乱射、4名重傷GIFは2/22、ブリティッシュコロンビア州ホワイトロックで自動小銃を乱射する瞬間/youtubeよりBCbackyardshootingleavesquestionsforRCMPamidinvestigationLawenforcementauthoritiesinBritishColumbiaarefacingsomeseriousquestionsonedaya
東京交響楽団第195回名曲全集をミューザ川崎シンフォニーホールで聴く。指揮/ピエール・ブリューズヴァイオリン/MINAMI(吉田南)オルガン/大木麻理ドビュッシー/ビュッセル編/小組曲サン=サーンスヴァイオリン協奏曲第3番ロ短調op.61サン=サーンス/交響曲第3番ハ短調op.78「オルガン付き」名曲と言えばそうだが、9割方の客入りには驚いた。それも男性が比較的多い。2階の男性トイレの列があそこまで延びていたのを見たのは初めて。フランス出身の指揮者によるフランス物。
プロコフィエフの交響曲の探訪を続けています。今日は第3番をご紹介しましょう。1927年に完成させた歌劇「炎の天使」は、今日ではプロコフィエフのオペラの名作として確固たる地位を築いていますが、1928年当時はまだ全曲完全上演の目処が立たない状況にありました。(結局、このオペラの全曲完全上演は、残念ながら作曲家の死後になってしまいました。)そこで、組曲版を作成して、組曲版の上演を先に画策することを考えたのですが、次第に、交響曲の作曲に傾いていきました。「炎の天使」の中のテーマ
【名曲解説】ベートーベン!交響曲第3番「英雄」!ベートーベンの新たな決意がここに!ベートーベンが「英雄」で成し遂げた事とは?車田和寿‐音楽に寄せて#英雄#ベートーベン#交響曲第3番チャンネルを応援して下さる方はぜひメンバーシップへ!https://www.youtube.com/channel/UCfMU...声楽オペラに興味がある人はセカンドチャンネルへ!https://www.youtube.com/channel/UCvEj...車田和
スクリャービンの交響曲の紹介、第3弾です。アレクサンドル・ニコラエヴィチ・スクリャービンは、1872年に生まれて1915年に没したロシアの作曲家です。ピアノ作品ばかりではなく、シンフォニストとしてももっと注目されて良いのではないかと、私は思っています。私がスクリャービンの交響曲の魅力に目覚めた切掛は、1992年9月の東京フィルハーモニー交響楽団の定期演奏会でした。当時、常任指揮者就任直後の大野和士氏の指揮による、氏が提唱して開始された「若手作曲家委嘱シリーズ」の第一弾としての
―――2012年9月9日投稿―――2024年2月18日更新――――1804年、ベートーヴェン34歳の時の作品で、ハイドンやモーツァルトの影響を引きずっていた第1、第2交響曲から大きく飛躍し、これまでの常識を覆すベートーヴェン独自の交響曲です。それまでの交響曲は20~30分程度の長さのものが主流だったのですが、この曲ではほぼ倍の長さを持つ、まさに気宇壮大な記念碑的作品でした。ベートーヴェンは、この曲を尊敬するナポレオンに献呈するつもりで作曲しました。しかし、ナポレオンが革命の英
ようやく音楽をゆっくり聴く気分になりました。ここのところ余震も殆ど感じないので・・・そんな日曜の午後は、やっぱゲヴァ管でしょ?(爆恥)で、何を聴くかと言うと・・・ブラ3です!今日はマズアさんではなくて、ブロムシュテットさん!ブロムシュテット指揮、ゲヴァ管演奏ブラームス作曲、交響曲第3番第1楽章第2楽章第3楽章第4楽章で、聴いてて気づいたのですが、ビオラは向かって一番右からで、celloは真ん中やや左よりからバスはその後ろ
ラフマニノフの交響曲の話題の第3弾です。<交響曲第1番ニ短調>は、初演は大失敗に見舞われたものの実は相当の秀作で、その後に大成功を収めた<交響曲第2番ホ短調>との近似性も高いものでした。ところが、この<交響曲第3番イ短調>は、第1番や第2番とはかなり異なる音楽性を持つ作品です。楽章の数も、通常の4つではなく3つになっています。ロシア(その後にソ連)からの亡命を余儀なくされ、アメリカに渡った後、一時期にヨーロッパでの活動拠点であったスイスのルツェルン湖のほとりの別荘で作曲されたこ
ラフマニノフの交響曲というと、ピアノ協奏曲程には有名ではないかもしれません。しかし、なかなか素晴らしい音楽です。セルゲイ・ヴァシリエヴィチ・ラフマニノフは、1873年生まれで没年は1943年の、ロシアの作曲家、ピアニスト、指揮者です。交響曲第1番は、1985年に完成されましたが、1987年の初演が大失敗となり酷評を浴びせられ、生前の間は再演されることはありませんでした。しかし、最近は演奏も聴かれるようになりました。聴いてみると、若書きの粗削りな面があるとはいえ、活気に溢れた
「小澤征爾さん(88)心不全で死去」のニュースを金曜日の報道1930で知ったc(--;)小生の小澤征爾(生の)体験はただ一度、錦糸町のすみだトリフォニーホールのこけら落しである。それは、1997年10月26日(~28日)のこと。ウィキペディアをはじめ、ネットの一部にこけら落しでは、小澤征爾の指揮でマーラーの「交響曲第2番」が演奏されたとなっているサイトがあるが、誤り。正しくは、交響曲第3番である。初鰹ならずともヾ(^^:;)...何事も初物好きな日本
交響曲第1番と第2番の初演がそれぞれ大成功となって、ロシアで最初の本格的なシンフォニストとしての地歩を固めていったチャイコフスキーでした。そして、続く交響曲を1875年に作曲しました。この作曲家の交響曲としては唯一、長調で開始される音楽であり、また唯一5楽章構成を持つ作品になりました。標題のポーランド(Polish)は、終楽章がポロネーズ調の音楽であることに由来するようですが、作品そのものの成立や性格を象徴するものではありません。むしろ最も絶対音楽的な性格が強い作品と言えるでし
ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー〈1840〜1893〉の交響曲第3番ポーランドから、話はカリンニコフへと横ずれした。若くして音楽の才能を現したカリンニコフは、苦労してチャイコフスキーにも認められるが貧困と病苦のため、2曲の交響曲と〈昨年、アンサンブル・チェトラで演奏された室内楽等〉幾つかある器楽曲、それに歌曲を遺して35歳の誕生日を迎える前に早世した。2曲の交響曲は、その儚い彼の人生を象徴するような重くまた暗い曲ではないが、それでも哀愁は漂っている。その哀愁の中に仄かな明るさが存在して聴
前半、最後は『スラブ行進曲』。これは12月の記事にも書いたので、簡略に書くが、ロシア国歌『神よ皇帝を護り給え』が繰り返しテーマ〈主題〉として現れる曲である。作曲者のチャイコフスキーは生前、「作風が西欧的過ぎる」と批判・非難されたが、今や『ロシアの魂』と呼ばれている。それはそれは、『ロシア五人組』のボロディン、キュイ、バラキレフ、リムスキー=コルサコフ、ムソルグスキーに較べたら、チャイコフスキーは西欧文化の影響を受けて音楽も西欧的な側面はあるが、現在の評価、特にロシアのオーケストラかロシ
ブラームスの4曲の交響曲、それぞれに個性の豊かな出来の良い4兄弟といった趣です。5月27日の記事での4曲をまとめた音楽談義に続いて、ポツポツと、各曲の魅力について私なりの寸評を披露しています。今日の記事は<交響曲第3番へ長調>です。もっとも演奏時間が短い小振りな佇まい・・・全部の楽章が弱奏で閉じられるという珍しい構成・・・半音階的な和声運用を駆使した新鮮なロマン性の表出とブラームス独特の叙情性や憂愁の深化・・・というように、比較的地味なイメージがあるこの<第3番>ですが、一方
エフゲニー・スヴェトラーノフ〈写真は、リムスキー=コルサコフの管弦楽集のジャケット〉ユーリ・テミルカーノフ競馬場の方が疎〈おろそ〉かになっているが、少なくとも本日1月27日に東府中駅を京王線で通過した限りでは〈土曜日に午前中とのこともあって〉さほど混雑はしてはおらず、府中競馬正門前行きの電車も空いているようだった。さて、今週の競馬は置いといて昨晩は、ベートーヴェン晩年の大作『ディアベリ変奏曲』を聴いた。とてもそれぞれの『変奏』を覚えることはできないが、変奏曲の名人のベートーヴェンが本
【CDについて】作曲:ブラームス曲名:①交響曲第3番ヘ長調op90(33:09)②悲劇的序曲op81(14:36)演奏:カラヤン指揮、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団録音:①1988年10月、②1983年2月ベルリンPhilharmonieCD:427496-2(レーベル:DG)【曲に関して】このCDの演奏時間でも解るように、ブラームスの交響曲の中では、最も演奏時間が短い曲です。また、第三楽章が有名で、映画音楽に使用されたり、歌詞をつけて歌われたりしてい
音楽家・作曲家への道のり第一歩は、まず、音楽通・音楽愛好家になることです。好きで好きでたまらない音楽を聴き抜いて、調べ抜いて、楽しみ尽くす心をなくして、プロにはなれません。私は、折りに触れて、現代音楽の作曲家の仲間や知人と、一献ご一緒することがあります。時には、古今東西の作曲家の書いた「交響曲第#番」の中で、最高傑作はどれだろうか・・・といった話題で、何時間も話が尽きないこともあります。何だかマニアックだなあと思われるかもしれまえんが、考えてみれば、車の話題、スポーツの話題、
最近リリースされた新譜から㉖ロトの新譜で、ブルックナーが出ていたので聴いてみました。ロトのブルックナーは、第7番、第4番に続く3曲目の録音になります。出るCDが全て話題になるロトですが、実は聴くのは初めてなんですよ(笑)。【CDについて】作曲:ブルックナー曲名:交響曲第3番ニ短調第1稿ノヴァーク版(61:45)演奏:ロト指揮ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽曲録音:2022年9月11-13日ケルンPhilharmonie(ライヴ)CD:MYR033(レーベル:myrios
今日はシューベルトの交響曲第3番を聴きました。演奏はイーゴリー・マルケヴィッチ指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団。1954年録音の音源です。シューベルトの交響曲と言うと「未完成」と「ザ・グレイト」の存在が飛び抜けて大きく、あとは交響曲第5番が比較的演奏される機会がある、程度で初期の作品はあまり耳にする機会が多くないと思います。確かに、「未完成」や「ザ・グレイト」に比べれば、特に初期の作品はまだ作曲家として成熟していない、という感じのする部分も少なくないのですが、しかしその分いかに
ブラームス/交響曲第3番ヘ長調作品90|尾高忠明-NHK交響楽団NHKSymphonyOrchestra,Tokyo-NHK交響楽団【N響オーチャード定期第125回】2023年10月28日(土)横浜みなとみらいホール大ホール指揮:尾高忠明曲目:ブラームス/交響曲第3番ヘ長調作品9000:00オープニング01:02I.アレグロ・コン・ブリオ14:32II.アンダンテ23:08III.ポーコ・アレグレット30:01IV.アレ
ブラームス交響曲第3番の秘密を暴く!こんにちは。音楽評論家の和田大貴です。この記事ではギュンター・ヴァント指揮のブラームス交響曲第3番について、私の感想と解説を書いてみたいと思います。この録音は、ヴァントがブラームス作品に対する深い理解と敬意を持って臨んだことが感じられる名盤です。ヴァントはブラームスの音楽を飾らずに素直に表現し、その美しさや力強さを引き出しています。ブラームス交響曲第3番とはブラームスの交響曲第3番は、彼の4つの交響曲の中で最も短く、最も個性的な作品です。第1番はベートー