ブログ記事760件
ラフマニノフの交響曲というと、ピアノ協奏曲程には有名ではないかもしれません。しかし、なかなか素晴らしい音楽です。セルゲイ・ヴァシリエヴィチ・ラフマニノフは、1873年生まれで没年は1943年の、ロシアの作曲家、ピアニスト、指揮者です。交響曲第1番は、1985年に完成されましたが、1987年の初演が大失敗となり酷評を浴びせられ、生前の間は再演されることはありませんでした。しかし、最近は演奏も聴かれるようになりました。聴いてみると、若書きの粗削りな面があるとはいえ、活気に溢れた
東京交響楽団は、2026-27シーズンよりロレンツォ・ヴィオッティさんが第4代音楽監督に就任しました。お披露目となる公演が5月16日の第740回定期演奏会(サントリーホール)から始まるそうです(楽団公式サイト、5/1アクセス)。ヴィオッティさんは1990年スイス出身とのことで、まだ30代半ばと若い指揮者。東京交響楽団とどんな音楽を作り上げるか。また、ヴィオッティさんが自身のキャリアアップのためにどんな挑戦をしていくかが注目されますね。上述の第740回定期と、17日の名曲全集第217回(ミュ
チャイコフスキーの初めての交響曲は1866年に作曲されました。演奏時間は約45分に及ぶ堂々たる風格を備えた雄大な作品となっています。第4番~第6番の三大交響曲には旋律の印象で一歩を譲りますが、なかなか素晴らしい交響曲です。第1楽章に「冬の日の幻想」という副題が付されているのでしばしば交響曲第1番「冬の日の幻想」と呼ばれますが、正式には単純に交響曲第1番で良いようです。1866年と67年に行われた部分的な初演は不評だったらしいですが、1868年に行われた全曲初演は大成功を収めたそう
昨日の記事で、19世紀末から20世紀初頭に活躍したロシアの作曲家に思いを馳せましたが、その中からボロディンの交響曲に焦点を当ててみましょう。今日と明日の記事で、二つの交響曲を紹介します。ボロディンは、1833年生まれで1887年没ですから、あの有名なチャイコフスキーよりもむしろ先輩格にあたります。しかし、これらの交響曲を聴くと、モダニズムの時代(機会文明の到来)を予感させる新古典主義的なロマン派後期の作風とは一線を画すような新鮮な息吹を感じることができます。日本ではあまり演奏
毎年4月始まりの九響は春を感じながら満を持して参上するわけですが、今回は開演の45分前から30分程度の、お三方によるプレトークでスタートしましたホール入口デジタルサイネージ2026年4月18日アクロス福岡シンフォニーホール九州交響楽団第438回定期演奏会~開幕は満を持して~《太田弦×九響英国セレクション》Cond:太田弦Vn:岡本誠司★1702年製M.ゴフリラーConM:扇谷泰朋【九響シーズン・プレリュード】~目からウロコ!?の10周年記念トーク堀朋平(住
ブラームスの交響曲第1番は聴き比べで聴き過ぎてもう当分いいや〜と思っていたところ素敵な演奏に出会えたので書きたいと思います。目次きっかけガーディナーの指揮ガーディナーとRCOロイヤルコンセルトヘボウきっかけオンライン・ショッピングでガーディナーのライブ(ブルーレイ)の特価案内が。ガーディナーの指揮ガーディナーとオルケストル・レヴォリューショネル・エ・ロマンティック(ORR)版は交響曲第1番の聴き比べでペトレン
■ブラームス:ヴァイオリン協奏曲d-durop.77■ブラームス:交響曲第1番C-mollop.68Vln:三浦文彰佐渡裕/新日本フィルハーモニー交響楽団https://www.njp.or.jp/28.05.2026,TheSymphonyHall,OSAKAなんと新日フィルさまが来月28日に來阪されるので、シンフォニーホールへ侵攻。今回はシンプルに來阪ではなく、全国行脚っぽいね。佐渡裕×三浦文彰×新日本フィルオー
美しい地球を旅するあなたへ学校の大先輩で、心から尊敬している方がいます。その方は、常に考えながら動く人で、どんなに理不尽な要求にも、どう折り合いをつけて応えていくかを考えながら、すぐに行動に移します。コロナ禍での初出勤の日。使ったこともないiPadで、撮影から授業配信まで任されたその瞬間、「これから円空さんと撮ります、iPad貸してください!」と、いきなり撮影が始まりました🤣そんな“考えながら動く”空気を、今日ご紹介する音楽にもどこか感じます。シベリウス作曲交
《早くブログを追いつこう》も3月編2です~地元演奏会優先に方針を修正しましたが、どうしてもアマ団体が多くなりますお馴染み福岡市民ホール今回は中ホール2026年3月3日福岡市民ホール中ホール九大フィルハーモニー・オーケストラ卒業記念演奏会2026Cond:平石章人Vn:恒吉咲希(九大フィル4回生)【第1部】エグモント序曲Op.84(L.v.ベートーヴェン)ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調Op.26(M.ブルッフ)第1楽章Vorspiel:Allegrom
今日から、アントニーン・ドヴォジャークの交響曲の探訪を始めましょう。「交響曲第1番ハ短調作品3(B9)」は、作曲者が23歳の時、1865年に作曲されました。自ら『ズロニツェの鐘』(Zlonickézvony)と名付けています。ドイツの作曲コンクールに提出したのですが、残念ながら入選せず、更には総譜も失われたため、生前には演奏も出版もされなかった作品です。ドヴォジャークの場合、交響曲の分野で楽譜が出版されたのが、今日の「第6番」からだったので、長い間、新世界は「第5番」と呼
大阪フィルハーモニー交響楽団は、10日及び11日の第597回定期演奏会(フェスティバルホール)より、2026-27シーズンが始まります(大阪フィル公式サイト、4/10アクセス)。シーズン幕開けは音楽監督の尾高忠明さんが指揮台に登場。尾高さんのライフワークであるエルガー作品や、尾高さんにゆかりのある尾高尚忠(☆)作品が奏でられる点が興味深く感じます。大阪フィルのファンは今シーズンのオープニングにあたる第597回定期の選曲に関し、どんな印象を受けているでしょうか。なお、エルガー作品は変奏曲「エニグ
醍醐寺,蹴上,岡崎,木屋町,祇園白川,2026年3月30日,我が家演奏会,大フィル,大阪フィル,尾高忠明,尾高尚忠,交響曲第1番,外山雄三,NHKフィル,フェスティバルホールDaigoji,Keage,Okazaki,Kiyamachi,GionShirakawa,March302026,HomeConcert,OsakaPhilharmonic,TadaakiOtaka,HisatadaOtaka,SymphonyNo.1,YuzoToyama,NHKSymphony
今日はバレエとクラシック音楽関係の軽〜い雑記です。ブラームスの交響曲第1番(この曲の話、何回目?)第2楽章のアダージョをきちんと聴いた時、チャイコフスキーっぽい?バレエ音楽みたい?というのが第一印象でした。どこかで聴いたことがあるような、、、と気になりつつ、わかりませんでした。今日、バレエ『海賊』メドーラとアリのグラン・パ・ド・ドゥを視聴しながらもしかしてこれが似てる?と聴き比べました。そっくりというわけではないのですが、曲
2022年3月29日の京都の桜を、シューマン《春》と共に世界へ—醍醐寺・蹴上・岡崎・木屋町、そして篠原悠那2022年3月29日。私は、醍醐寺、蹴上、岡崎、木屋町の桜を撮影した。その日の桜を、シューマン交響曲第1番第2楽章と共に、世界中の読者に贈る。昨日、2026年3月28日。私は、豊中市立文化芸術センター大ホールで開催された、日本センチュリー交響楽団の豊中名曲シリーズVOL.37「花」に足を運んだ。指揮は喜古恵理香。ヴァイオリンは篠原悠那。ヴィヴァルディ《四季》は指揮なしで
思い切り唐辛子を効かせたウィスキーをストレートで飲むかのようなシベリウス。強烈な刺激と鋭い切れ味を備えた演奏であった。都響の響きは、透明感、冷涼感、ほの暗さ、そして低弦の重厚さにおいて、シベリウスにふさわしい音色へと見事に統御されていた。これはヴァンスカの手腕によるところが大きいだろう。ただし金管の強奏では、響きが飽和し、音がぶつかり合うような濁りも生じた。本来シベリウスの音響が備えるべき明晰さという観点からすれば、この点にはやや違和感が残る。第1番は、緩急の振幅がアヴァンギャルド的
本公演をもって今年度の都響の聴きおさめ。オスモ・ヴァンスカは、去年の今ごろ東響での客演で、好みの一曲であるプロコフィエフの5番を振ったが、都合がつかず参会できなかった。今日(3/26)、ようやくシベリウスの1番と4番を聴く機会を得た。前回、ピエタリ・インキネンであったので、フィンランド出身の指揮者が続く。少し前に、ヨーン・ストルゴーズ。来年度からアーティスト・イン・レジデンスを務めるペッカ・クーシストもだ。あと、スザンナ・マルッキが客演する。都響だけでなく、世界を見渡せば、マケ
感謝です。初めて知りました。日本の地から育った交響曲。広島への鎮魂の曲も、・・・戦争の続く、「野蛮な世界」へと急変しているこの今
今日は夕方まで雨で、気温は12度から13度とあまり変化がなかったが、風は冷たい。午後から、池袋でオスモ・ヴァンスカ指揮都響でシベリウスの交響曲を二曲聴いた。前半の第1番は第1楽章の主部からテンポが速く金管楽器が突出して大きく響いた。つづく第2、第3楽章もテンポが速く、この調子でいくと終楽章はどうなるのだろうと思っていたら、やはりここは抉り、粘るスタイルだった。そして一曲を聴き終えてみると、不思議なことにあまり違和感がなかった。後半の第4番は実演で聴くのは初めてだったが、合奏の透
クラウディオ・アバドの指先は、音を振るのではない。沈黙の奥に潜む“不可避”を、静かに呼び覚ます。その円環の中で、マリヤーナ・リポヴシェクの声は、人のものではなくなる。それはすでに、運命に触れた者の響き――低く、暗く、抗いようもなく。大地の底から滲み出るように、声はゆっくりと世界を覆っていく。ああ、見よ紡がれる糸を――アバドの沈黙が空間を裂き、その裂け目から、女神たちの気配が現れる。それは叫びではない。むしろ、すべてを知る者の“
第58回定期演奏会■シューマン:交響曲第1番b-dur「春」op.38■ブラームス:交響曲第3番F-durop.90阪哲朗/奈良フィルハーモニー管弦楽団18.04.2026,IkarugaHall,Ikaruga,NARA来月はチョー久しぶりに奈良フィル(←冒頭、余計なボケボケ映像が流れる)のコンサートへ。コンサートとしては2013年の第九以来、定期となると2008年以来18年ぶりである。会場は法隆寺のいかるがホール。奈良県文化会
日本現代音楽協会が皆様にお贈りしているYouTube番組<GENONAIR>(現音エアー)は、お陰様で既に90回を超えるアップに到達しています。総再生アクセス数は20万回を遥かに超えてきました。皆様のご愛顧、誠にありがとうございます。コロナ禍の中で暫く新番組の制作が止まっていたのですが、2020年暮れから月に1本のペースでアップを再開しています。ここでは、2021年12月入ってにアップされたばかりの第49回を紹介します。クロストークのメンバーは、私=松尾(現・広
日本現代音楽協会が皆様にお贈りしているYouTube番組<GENONAIR>(現音エアー)は、お陰様で既に90回を超えるアップに到達しています。総再生アクセス数は20万回を遥かに超えてきました。皆様のご愛顧、誠にありがとうございます。コロナ禍の中で暫く新番組の制作が止まっていたのですが、2020年暮れから月に1本のペースでアップを再開しています。ここでは、2021年11月入ってにアップされたばかりの第48回を紹介します。クロストークのメンバーは、私=松尾(現・広
若い皆さん、オーケストラを聴きましょう。今夜から、20世紀前半の代表的なシンフォニスト、北欧の巨匠=シベリウスの交響曲を探訪しましょう。ジャン・シベリウス(1865~1957)は、北欧のフィンランドが生んだ偉大な作曲家です。2015が生誕150年にあたりました。特に、交響曲と交響詩の分野で偉大な功績を残しています。ベートーヴェン以降の交響曲作曲家=シンフォニストの中で、"その全曲が今日のレパートリーとして確固たる地位を築いている"となると、その存在は限られてきます。シュー
音楽家・作曲家への道のりは長く厳しいものですが、その第一歩は、音楽通・音楽愛好家になることです。好きで好きでたまらない音楽を聴き抜いて、調べ抜いて、楽しみ尽くす心をなくして、プロにはなれません。私は、折りに触れて、現代音楽の作曲家の仲間や知人と、一献ご一緒することがあります。時間が許して興が乗ると、様々な話題を深く深く語り合う傾向が、私たち作曲家には強いように思います。時には、古今東西の作曲家の書いた「交響曲第1番」の中で、最高傑作はどれだろうか・・・といった話題で、何時
春3月ですが、東日本大震災から15年、物価高に戦争の続発と明るい話題の少ない今日この頃です。WBCくらいでしょうかね、明るい話題...。春らしい記事を書こうとして、まず私が思いつくオーケストラ曲は、シューマンの交響曲第1番、通称「春」です。ピアニストの道を断念してから、作曲家の道に進むために「ツヴィッカウ交響曲」の作曲に取り組むも断念。その後、訪問したシューベルトの自宅で、いわゆる「ザ・グレイト、交響曲ハ長調」という未発表の自筆譜を発見します。この曲の素晴らしさに感銘を受けたシューマンの尽力に
昨日に引き続きブラームスの交響曲第1番第4楽章序奏についてです。目次昨日のティンパニ等オーケストラスコアを購入ホルンとフルートの主題古楽器による演奏昨日のティンパニ等昨日の記事、一生忘れられない雷雨の出来事を序奏に感じる、はコメント欄や追記で書きましたように曲を作る際その時の経験がアイデアの中で活かされたのではという意味にとっていただければと思います。今日は雑記的な感想でオーケストラ鑑賞初心者の素朴(?)な
今日はブラームスの交響曲第1番ハ短調作品68第4楽章の序奏について書こうと思います。目次ホルン主題前にもクララへの想い?一生忘れない出来事序奏:ハ短調からハ長調へ演奏雑記関連記事参考文献目次を開くホルン主題前にもクララへの想い?第4楽章のアルペンホルン風の主題はクララの誕生日に贈られたメッセージと旋律が元でクララとの関連はよく知られています。今回取り上げるのは序奏前半
快晴の春。光に満ちた大阪城梅林。秀吉の偉業と豊臣一族の悲運を静かに抱きながら、大阪城は今もなお大阪の人々に愛され続けている。その城を包み込む梅林は、歴史と記憶、そして人々の想いに満ち、日本一と称しても過言ではない気高さを湛えている。シューマン交響曲第1番《春》。若き日の歓喜と、生命の躍動。大地に満ちる光と、希望の息吹。指揮:ジュゼッペ・シノーポリドレスデン国立管弦楽団春の光、花、石、そして空を重ねた20分29秒の映像交響詩。文明のターンテーブル永久保存版。4Kで
都響のCシリーズ、芸劇マチネも今回を含めて、はや残り2回となった。ホール改修のため10月から始まったことと、N響のAプロとかぶった前回を振り替えたのもあって、少ない感じがするのだろう。マチネ好きなので、来年度も定期会員を継続したが、8回すべて平日開催となる。AやBシリーズよりも聴きやすい曲目であるけれど、客層がリタイアリーに限られるのも、もったいない気がする。さて、今日(2/23)は、名曲コンサートの趣きだ。モーツァルトのピアノ協奏曲第27番は、先月、反田恭平の独奏(w/ユ
日本現代音楽協会が皆様にお贈りしているYouTube番組<GENONAIR>(現音エアー)は、お陰様で既に90回を超えるアップに到達しています。総再生アクセス数は20万回を遥かに超えてきました。皆様のご愛顧、誠にありがとうございます。私=松尾(現・広報部長)が進行役で、中川俊郎氏(前・副会長)と佐藤昌弘氏(前・事務局長)と、計3名がT形のテーブルを囲む鼎談なので、「現音T談」とも称しています。(尚、第35回からは、山内雅弘氏(現・理事)が佐藤氏に代わって登壇しています。)