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牡丹は平安時代に中国からもたらされたが、文学にあらわれたものは非常に少なく認知度は低かったのではないだろうか。牡丹と枕草子枕草子に牡丹の記述があります。それは一条天皇の皇后である、中宮定子が996年長徳の変後、二条近辺の小さな家に居場所を定めて謹慎生活を送っていた時のことです。道長からの圧力のもと、多くの取り巻き達が去っていく中、そのことを案じていた清少納言の許へ源経房がやってきます。「中宮の住まいとしては大層粗末なところで、庭の草が生い茂っている。宰相の君(定子サロン
JamesSetouchi2025.4.19(土)読書会記録『枕草子』担当:Y[1]『枕草子』を考える視点1最近戦争もののノンフィクション(沖縄の「集団自決」、ひめゆり学徒隊、朝鮮人特攻隊など)を連続で読んだので、頭の中はハード。対して『枕草子』の世界は平和でいいとは言える。だが・・・2高貴な人のそばにいて機嫌を取る仕事というのは、いわゆる「ブル・シット・ジョブ」ではないか?もちろん、本人は大好きな定子様にお仕えするので幸せだ、と書いているのだが。(全国から権力
JamesSetouchi2025.2.23読書会清少納言『枕草子』R7.4.19土予定その6(5)184「宮にはじめて参りたるころ」・教科書に載る、有名な箇所。但し教科書でやるのは前の方だけで、実はもっと長い。・清少納言が初めて中宮定子に出仕したときの緊張した感じがよくわかる。・宮中の人びとの様子が分かる。(登場人物)清少納言:28才か。初めて宮中の定子のところに出仕し、憧れる。高級貴族に囲まれ、ドキドキしている。中宮定子:18才か。一条天皇(14才くらい
JamesSetouchi2025.2.25読書会清少納言『枕草子』R7.4.19(土)(予定)その3内容(2)299「雪のいと高う降りたるを」(日記的章段)・登場人物:中宮定子(ちゅうぐうていし):サロンの中心。19才くらい?一条天皇の后。清少納言:漢詩文に詳しい。28才くらい?他の女房たち:中宮定子にお仕えする。・いつあったことか?:西暦994年頃か?997年か?の説あり。知らない。宮中の登華殿(とうかでん)に中宮定子と清少納言と人び
JamesSetouchi2025.2.20読書会資料『枕草子』(清少納言)令和7年4月19日(土)9時半~(予定)その1清少納言を取り巻く人びと1著者清少納言966?~1025?没後千年?平安中期の女性。本名不明。清原諾子(なぎこ)という説がある。近親者に少納言がいたはずで、それで清少納言と呼ばれたのだろうと言われている。清原氏は名門。天武天皇の皇子・舎人(とねり)親王の子孫という。曾祖父(そうそふ)は清原深養父(ふかやぶ)。父は清原元輔(もと
泉涌寺の御座所庭園を撮影したのち、仏殿の脇にある清少納言歌碑に立ち寄りました。で、予告したように今日は、枕草子から『殿などのおはしまさで後』から『言はで思ふぞ』の話を。いちばん右にあるのが泉涌水屋形その隣に清少納言の歌碑、そして供養塔がありますLUMIXDC-S9LUMIXS18-40mmF4.5-6.3殿などのおはしまさで後、というのは中宮定子の父親関白道隆がお亡くなりになってしまってから、という意味です。細かい話は省略しますが、中宮定子にとって大きな後ろだてで
2025.2.14JamesSetouchi田辺聖子『むかし、あけぼの小説枕草子』角川文庫(上、下二巻)1田辺聖子1928~2019年。大阪生まれ。樟蔭女専国文科卒。56年『虹』で大阪市民文芸賞。64年『感傷旅行』で第50回芥川賞、『花衣ぬぐやまつわる…』で女流文学賞、『ひねくれ一茶』で吉川英治文学賞。2008年文化勲章。他に『あかん男』『浮舟寺』『言うたらなんやけど』『絵草紙源氏物語』『まごつき一家』『おちくぼ姫』『田辺聖子の小倉百人一首』『文車(ふぐるま)日記』など。『新源
鳥戸野陵をあとにして訪れたのが泉涌寺。泉涌寺には清少納言の歌碑があるんですが、なぜここにあるのかというと・・・。泉涌寺御座所庭園LUMIXDC-S9LUMIXS18-40mmF4.5-6.3清少納言の父、歌人清原元輔の月輪山荘がこの近くにあったらしく。清少納言もその旧居で晩年を過ごしたと言われているんですね。赤染衛門の歌にもそんなことが窺えるものがあります。たしかにここなら定子の眠る鳥戸野陵も近いですしね。定子さまを見守りながら晩年を過ごせますから、なん
①②から続き『②大人の遠足、京都九条通り筋歩きの旅』①から続く『①大人の遠足、京都九条通り筋歩きの旅』これだっ!催行1週間前に申し込んだバスツアークラブツーリズムの企画でかなりマニアックな内容夫婦一組、親子一…ameblo.jpさぁ、この旅の一番の目的、鳥辺野陵へ向け歩きます。途中●剣神社中世は泉涌寺の守り神であったとか。絵馬がトビウオでした。ここからは人も歩いていないさみしい道をひたすら歩きます。高い位置に住宅が建ちどうやら川底だった道らしい。緩やかな登りを歩いて歩いて
今週の生協購入品3,290円ペーパーシングル250mをお試し購入しました。豆乳とおからのパンケーキ京都旅から帰宅後、玄関先に届いていた生協(便利です)実家の分と仕分けして届けて来ました。帰宅後、あたふた^^;朝洗濯してなかったから洗濯して夕飯は抜きです。お昼にお腹いっぱいご馳走を頂いたので帰りのバスでドライブインで見つけたケーキのようなパンとホットコーヒーで軽く済ませました。甘いものが無性に食べたくなりました。本日の京都ウォーキング👣6キロほどのウォーキングですが後
12月の第一週に訪れた紅葉期京都の2日目です。この日は京都市東山区今熊野にある鳥戸野陵を訪れました。一条天皇皇后定子鳥戸野陵LUMIXDC-S9LUMIXS18-40mmF4.5-6.3藤原氏北家内部の権力闘争の末、権力者の座についた藤原道長から露骨な嫌がらせを受け、25歳の若さで亡くなった一条天皇皇后定子が葬られている場所です。途中にあった今熊野の剣神社細い脇道を登って蕎麦茶寮LUMIXDC-S9LUMIXS18-40mmF4.5
大河ドラマ「光る君へ」最終回をむかえました国母になった中宮彰子さまのご成長と道長との恋私はそれを中宮定子さまと清少納言との関係で前世に見ていたようですその事に最終回まで気づきませんでしたが・・・確かにどなたか男性の政のサポートを文学の面からしていた前世が見えていたので脚本家の大石さんと同じ時代を生きたお仲間だということだと分かりました
大河ドラマ、光る君へに出演し、聡明で儚くも美しい中宮定子を見事に演じ切った高畑充希ちゃん。中宮同様聡明で芸術面にも秀で、澄み切った歌声を持つ充希ちゃんは、定子様そのものでした。今日は、そんな充希ちゃんの結婚という嬉しいニュースが入ってきましたね。お相手は岡田将生くん。元々光る君へのお相手役の一条天皇演じる塩野くんが、どことなく岡田将生くんに雰囲気が似ているかもと、昨日、娘と話していたところでした。充希ちゃんの向こうに、将生くんのオーラが見えたのかもしれません。ふた
10月半ばに校庭で乱舞する蝶を見て中宮定子の和歌を書いてみようと思いながらも時が経ち11月になり…今日大河ドラマ「ひかる君へ」を見て思い出して書いてみました1日一筆書こうと思い立つも継続する力がない私私ってそんな人です
前回の更新からひと月以上経ってしまった今日は大河ドラマ「光る君へ」を見たので中宮定子さまの和歌を書いてみた
おはです。美しく哀しいお顔が忘れられません。大河ドラマ『光る君へ』第40話「君を置きて」一条天皇のラスト回です。藤原道長の姉詮子と先帝円融帝との間に生まれた皇子。しかし、父帝と母の間は冷たく、悲しみと憎しみと悔しさに満ちた母のもとで育ったのに、とても聡明な一条天皇。幼くして即位し、年上の中宮定子を愛し、敦康親王が生まれ、中宮定子が亡くなったあとは中宮彰子を慈しみ、敦成親王、敦良親王が生まれます。病に侵され退位を決意した一条天皇は、亡き定子との子で第一皇子の敦康親王を次の東宮にと
東福寺から泉涌寺まで、汗をかきながら坂道を上って行きました。すると、住民の方から、この先行き止まりだよ、と言われて、戻って、泉涌寺までの道を教えてもらいました。途中の階段を上り、雲龍院まで行くとすぐだからと言われて、ひっそりしたところを歩きました。途中、宮内庁管轄のお墓をいくつか見ました。雲龍院に到着。でも、この日は拝観は中止となってました。泉涌寺に到着。皇室と深い縁がある御寺。大門仏殿ここでは、ガイドの方がいらっしゃって天井に描かれた雲龍図、三尊仏等のお話をしていただけました。
早く見たい見たい、と思っていたのですがなかなか時間が取れず、先ほどようやく見ることができました、第37回&第38回。ようやく追いつきました。時代は寛弘五~六年(1008~1009年頃)のお話です。各回の用語集が番組公式サイトに出ていますので紹介します。用語集大河ドラマ「光る君へ」第37回より-大河ドラマ「光る君へ」-NHK用語集大河ドラマ「光る君へ」第38回より-大河ドラマ「光る君へ」-NHKこういう用語集などの解説をドラマと合わせて見ると、当時の時
宮木あや子さんの「砂子のなかより青き草」は中宮定子に仕えた清少納言を主人公とした小説です。ほぼ史実に沿って書かれているようで大河ドラマ「光る君へ」は紫式部や藤原道長側からの視点で進みますがこの小説は敵対する中宮定子や清少納言側からの物語ですからとても興味深いのです。たいていは栄華を極めた藤原道長は悪党として描かれているんですよね。父の死と兄の愚行で立場を悪くされた中宮定子を深く愛する一条天皇ですら護ることも出来ずにいた複雑な宮中の様子がよく描かれています。
ブログを始めたきっかけは?▼本日限定!ブログスタンプあなたもスタンプをGETしよう中宮彰子は前より主体性を持ってきたように思います帝の事は好きなのか?今日はなんか文句ばっかり聞かされているこのうちを出たい例えKが1人になっても…お上お慕いしております勇気を持って言ったのに…中宮彰子頑張ったねおかみはなんだよまた来るってなんだよお慕いしてくれるのが当たり前と思ってはダメよでも帝だからねどうなの?そうなの?私は何か書こうとして忘れたのでございます中宮定子の事を書いて忘れた
平安時代の中期、寛仁2年(1018年)10月16日(太陰太陽暦)※注釈1満月の下、藤原道長の三女威子(いし/たけこ)の立后を祝う宴が催された。※藤原道長像(紫式部日記絵巻より)※大河ドラマ『光る君へ』で道長を演じる柄本佑さん。公卿たちを集めて道長の屋敷で行われた宴の席上、道長は藤原実資(ふじわらのさねすけ)に向かって返歌を命じた上で、有名な次の歌を詠んだ。“この世をばわが世とぞ思ふ望月の欠けたることもなしと思へば”(現代漢字・仮名遣いに変更済)
清少納言と行成の知的なやりとりを『枕草子下(ちくま学芸文庫)[清少納言]』より、行成、清少納言に一夜を共にした後のような「後朝」の戯れから始まり、清少納言と行成が中国の故事や、和歌の有名な言葉で知的なやりとりを交わす第139段(NHK大河ドラマ『光る君へ』より、清少納言と藤原行成(C)NHK)中国の故事や和歌の知識を生かした知的なやりとりの二人『枕草子下(ちくま学芸文庫)』の第139ん段には、藤原行成と清少納言が若でやり取りをしたくことが記録されています。男女関
中宮定子逝くしばらくの間、都合でなかなか見られなかった「光る君へ」。ようやく見ることができました、第27回「宿縁の命」と第28回「一帝二后」。時代は999~1000年頃のお話です。第27/28回の用語集が番組公式サイトに出ていますので紹介します。用語集大河ドラマ「光る君へ」第27回より-大河ドラマ「光る君へ」-NHK用語集大河ドラマ「光る君へ」第28回より-大河ドラマ「光る君へ」-NHKこういう用語集などの解説をドラマと合わせて見ると、当時の時代の歴
大河ドラマ『光る君へ』で、まひろと創作について語り合い、中宮定子の輝かしい姿を描いた『枕草子』を書いた清少納言を知ろうと『清少納言『枕草子』をかいた女性随筆家(よんでしらべて時代がわかるミネルヴァ日本歴史人物伝)[西本鶏介]』を読みました。コンパクトながらも、大河ドラマ『光る君へ』に登場して活躍した清少納言のことがよく分かる児童書清少納言:『枕草子』をかいた女性随筆家(よんでしらべて時代がわかるミネルヴァ日本歴史人物伝)Amazon清少納言『枕草子』をかいた女性随筆家
***容子も歩けば棒に当たります。京都大津で小旅してると紫式部さんに何度もお会いしてるのね。光る君へ/Oが佳境を迎えつつある今、彼女&ワキ役さんたちとのお付き合いを綴りたいと思います。***廬山寺***『2020年(103-1)京都御苑/廬山寺/紫式部23Aug7』***スタイル***先週下鴨神社(&河合神社)に行った後ランチしてて(紫式部のお屋敷跡の)廬山寺に次回行くことを決めたのでした。今日がその日♪風のある…ameblo.jp(前週、下鴨神社&河合神
お疲れさまです今日は早めに買い物に行きましたが、お客さんがいつもより多かったです。みんな早めの買い出し?お米は相変わらず在庫なし、入荷未定でした。お水もブランド物は無し。無名商品が数本残っていましたが、私が帰る13時頃には無くなっていました。夕方の空。風がひんやりしていました。。今日1つめの記事です『ファンケルさんより優待到着♪2024/08/25』お疲れさまです今日の京都は晴れています。昨日は雷雨
まひろのもとにやってきた道長どうやらかささぎ語りの噂を聞きつけてやってきたみたい道長は、枕草子を読んでは中宮定子のことを思い出して、悲しみにうちひしがれるお上に、どうにか別のことにも興味を持ってもらおうとしてるみたい書くかどうかを逡巡したあげく、まひろは新しく物語を書くことを決意しますお上に献上する物なので、相応の紙をくださいと道長にお願いすると、懐かしの越前の紙を用意してくれました道長様、分かってらっしゃるそして、中宮定子様のことを、道長から詳しく聞くまひろできあがっ
「光る君へ」いづれの御時にか女御、更衣あまたさぶらいたまいける中にいとやんごとなき際にはあらぬがすぐれて時めきたまふありけりはじめて読む気持ちになって味わってみるとやはりこれは引き込まれる。さらに続きを読んでみたいと意欲がわく。紫式部まひろ様つかみはOKです。やはりこの長い物語のきっかけである桐壺更衣の悲劇は中宮定子のイメージだったようだ。これからは友として母として道長の相談相手になりながら物語のネタを仕入れて
大河ドラマ『光る君へ』で、清少納言が、道長に一矢報いるべく、定子の光り輝く姿を描いた『枕草子上(ちくま学芸文庫)[清少納言]』より、その個所を見ていきたいと思います。中宮定子への対応について清少納言を頼りにする藤原行成と清少納言の対応が描かれている第57段(NHK大河ドラマ『光る君へ』より、清少納言と藤原行成(C)NHK)清少納言を頼りにする藤原行成一条天皇の秘書長官的な存在である蔵人頭の藤原行成は、その職責から、一条天皇が愛する中宮定子にも対応する必要があり、そのこと
大河ドラマ『光る君へ』で、清少納言が、道長に一矢報いるべく、定子の光り輝く姿を描いた『枕草子上(ちくま学芸文庫)[清少納言]』より、その個所を見ていきたいと思います。『光る君へ』では、清少納言と行成の接点はあまり描かれていませんが、清少納言は結構いい評価をしている第57段(NHK大河ドラマ『光る君へ』より、蔵人頭の藤原行成(C)NHK)清少納言の行成評大河ドラマ『光る君へ』において、道長とは若い頃からの友人であり、なにかと道長に気づかいする藤原行成について、『光る君