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「グラマラスライン形成(下眼瞼下制術)」における涙袋(涙堂)の消失リスクと、それを回避するための高度な術式まで押さえており、施術を本気で検討している人にとって重要な視点をわかりやすく整理してみたいと思います。✅なぜグラマラスライン形成で涙袋消えるのか?原因解説眼輪筋の牽引・位置変化CPF(capsulopalpebralfascia:眼瞼下制筋腱膜)を下方へ引っ張る際に、涙袋の立体構造(主に眼輪筋上部のふくらみ)を平坦化してしまうことがある筋肉の緊張バランスの崩れ涙袋は眼輪
おはようございます。新宿ラクル美容外科クリニックの山本厚志です。忙しい日が続いています。連日、沢山のご来院、大変ありがとうございます。本日もどうぞ宜しくお願いいたします。今日は、「下眼瞼下制術皮膚切開法(たれ目術・グラマラスライン形成)+目尻切開」の術後経過をご紹介いたします。症例は、30代女性です。目を大きく見せたい、とのリクエストでした。目尻切開で目の横幅を広げて、下眼瞼下制術でたれ目風にすることで、目を大きく見せて行きたいと思います。30代女性の手術前のご状態です。
ペパーズの学会論文から、「グラマラスラインの修正手術における名医の選び方」をわかりやすく整理してみました。✅グラマラスライン修正の執刀医選び|名医の証①「三白眼」「下眼瞼後退」「外反」に精通しているか下眼瞼下制術(グラマラスライン形成)は眼瞼縁の位置を下げる繊細な手術であり、術後に「三白眼」や「外反」「結膜の露出」が起こりやすい。修正ではこれらを的確に評価し、重度度合いを判断できる専門性が必要。名医の証:術後の合併症(外反・眼球露出・後退)を治す症例経験が豊富「三白眼→
切らないタレ目形成(埋没式のグラマラスライン形成/下眼瞼下制術)には以下のような明確なデメリットと注意点があります。非常に的確な観点ですので、整理しておきます。🔍切らないタレ目形成の特徴とリスク✅一見の利点(術後数か月)ダウンタイムが短く、腫れも比較的少ない糸の調整で軽度のタレ目形成が可能費用が安い傾向にある手軽な印象があり、初めての人にも選ばれやすい⚠️実際の懸念点(特に半年以降)問題点内容後戻りしやすい皮膚や組織がもとに戻ろうとする力が強く、半年〜1年で形
「目の下のクマの分類と治療法」まとめました。美容外科・形成外科の医師選びで失敗しないための注意点は非常に重要です。以下に、整形初心者から中級者までに共通する具体的で実用的なチェックポイントをまとめます。✅目の下のクマの分類と原因・治療法一覧クマの種類主な原因特徴有効な治療法手術の適応黒クマ(影クマ)眼窩脂肪の突出目の下が膨らんでその下に影ができる・下眼瞼脱脂(経結膜脱脂)・脂肪再配置(裏ハムラ)・脂肪注入◎非常に有効色クマ(青クマ・赤クマ)血流うっ滞
「目の下のたるみ取り手術(下眼瞼の脱脂or皮膚切除含む)」の料金相場と、研修医レベルの医師vs形成外科専門医での料金差・技術差を一覧表でまとめました。✅目の下のたるみ取り手術の料金相場一覧(2025年現在)手術内容相場価格(全国平均)研修医レベル(未熟医師)形成外科専門医(上手い医師)経結膜脱脂(皮膚を切らず脂肪除去)約15万〜30万円10〜20万円(モニター多数)25〜40万円(技術保証あり)経皮的脱脂+皮膚切除(下眼瞼切開)約25万〜50万円15〜3
目の下のたるみ取り、グラマラスライン形成の修正手術が増えている理由を考察していきます。とくに裏/表ハムラ法や下眼瞼下制術での過矯正の問題は非常に多いです。下眼瞼外反症の原因①加齢②顔面神経の麻痺③瘢痕性④皮膚や眼輪筋欠損などが挙げられます。🔍修正手術が増加している主な理由1.過度な矯正による機能的・審美的問題三白眼や外反(アッカンベー状態):下眼瞼下制術やグラマラスライン形成で下まぶたを過度に下げると、白目の露出が増え、不自然な印象を与えるだけでなく、ドライア
【垂れ目形成術の14日目-10ヶ月目】本日は、垂れ目形成術の経過を供覧します。色々手術方法はあるようですが、単に糸のみで短縮する方法は後戻りや逆さまつげ状態になることも多いようです。私は、結膜切開、結膜側からcapusulo-palpebralfasciaを剥離、黒目の外3分の1を下げる感じで短縮して下がった分だけ皮膚を睫毛ギリギリで切除、縫合します。この方法は、ガッツリとは下がりませんがナチュラルな感じに仕上がりやすいです。途中でギブアップとならないよう全身麻酔で眼球を保護して手
グラマラスライン形成(垂れ目形成術)で「30分で終わるクイック術式」がおすすめできない・注意が必要って言われる理由は、ちゃんと根拠があります。以下に詳しく解説します。🔍まずグラマラスライン形成って何?下まぶたの中央~目尻側を下げて、タレ目っぽく優しい印象にする手術。日本人に多いつり目をやわらかい印象に変える人気施術です。⚠️30分術式がダメと言われる理由❶皮膚固定だけで終わる簡易術式が多い時短バージョンでは「結膜側から縫って固定するだけ」の術式が多く、→筋肉や支持靭
某美容外科医が目の下のハムラ法は表でも裏でも再発する!と言っている事件をまとめてみました。ハムラ法に関する議論について、要点を以下にまとめます。1.ハムラ法とはハムラ法(Hamra法)とは、目の下のくまやたるみを改善するための手術方法の一つです。眼窩脂肪を適切に再配置し、目の下の凹凸を滑らかにすることを目的としています。2.某美容外科医の主張某美容外科医は、ハムラ法や裏ハムラ法(脂肪再配置術)について、以下のような懸念を示しています再発の可能性:手術後に再発するケース
目の下の脱脂・ハムラ法をしたのにゴルゴ欄が消えない失敗があります。目の下のハの字は単純に脂肪の取り残しだけではなくて、・目の下の靭帯が強い=目の下が凹む・色クマ・蒙古襞・たるみなどの要素で起こりえます。それぞれの対処法をわかっていなければ誤診されて下眼瞼脱脂だけをやればよいということにつながってしまいます。形成外科専門医では無い医師や直美はしばしば下眼瞼脱脂=脂肪取りしかできないので、それだけをごり押ししてくる傾向があります。それぞれの対処法ですが、・目の下の靭帯
目の下のタルミ・クマ治療のよくある失敗例まとめていきます。下眼瞼脱脂→思いっきりへこまして窪む脂肪注入→しこりPRP注射→膨らみすぎるヒアルロン酸→チンダル現象表ハムラ法→涙袋の消失、傷跡、アッカンベー裏ハムラ法→変化がない、シワの悪化下眼瞼除皺術→傷跡ミッドフェイスリフト→ほうれい線が消えない、後戻りなど余剰皮膚切開をやっている美容外科が少ないのがクマ治療です。特に40歳以上の老化(目の下のくま)では脂肪を取るだけでは皮膚余りを解消することが出来ないために、満足
経結膜脱脂法で取るクマとハムラ法で取るクマ。完成形に差があると指摘している外科医が居ます。経結膜脱脂法→目の下が窪む印象ハムラ法→涙袋からパーンと張った印象という差があります。難しいですね。表ハムラの場合には涙袋が小さくなってしまう症例もあることに起因します。中顔面が平らな感じのイメージです。眼窩脂肪のヘルニアが無ければ目の下はきれいに見えますが、ハムラ法でたるみと皺を0にすると、顔がパーンと張った仕上がりになるので、ハムラ顔になりやすいです。目の下のたるみや
目尻切開で効果・変化が出にくい人と出やすい人がいるのですが、それが結膜円蓋部がどの程度あるかによって変わります。結膜円蓋部=ポケットがある人はその分だけ伸びしろが大きくて、平均2mm、大きな変化の方で5mm程度の目尻切開でのデカ目効果を期待できます。一つの判断要素としては、以下のようなものが挙げられます↓。①目尻のポケット=結膜円蓋部の大きさが3ミリ程度はあるとよい②目尻が皮膚が覆いかぶさっていないこと*必要に応じて眉下切開を併用する③上下の目の開きがあること*必要に応じてグラマラス
グラマラスライン形成は元々、2004年に学会発表された下眼瞼拡大術(下眼瞼下制術)がオリジナルの術式です。つまり、下眼瞼拡大術(下眼瞼下制術)は改良前の術式で、瞼板筋を瞼板にタッキング+皮膚切除することで下瞼を下げる手術となります。ただし、タッキング処理では下制効果が安定しないことが指摘され始めて、名古屋にある第二赤病院の形成外科部長である並木先生によってCPFをタッキングしたほうが良いといった指摘があり、グラマラスライン形成が広まりました。タレ目形成には睫毛内反のリスクはつきもので
タレ目形成と目尻靱帯移動術の違いですが、下眼瞼のカーブを変えるのがタレ目形成(グラマラスライン形成)で目尻靱帯移動術は目尻の位置関係を上下に変える手術になります。下眼瞼のカーブをしっかりと作ってあげるのがグラマラスライン形成で、カーブの形ではなくて靱帯の固定位置を下げたりするのが目尻靱帯移動術となります。目尻靱帯移動術(目尻靭帯形成術)は、目の外側を引き上げて目を大きく見せるために行う美容整形の手術ですが、その最大の欠点にはいくつかの要素があります。術後の不自然な見た目:目尻
下眼瞼下制術=グラマラスライン形成の術後の合併症には三白眼やアッカンベー状態(下眼瞼後退)やまつ毛の内反といったものが代表に挙げられます。たれ目形成と聞くと何だかキャッチーで簡単そうなものの様に思えるのですが、一度失敗すると修正が激ムズです。今回はどういった修正の可能性が考えられるのかを考察してみます。この手術は微調整が本当に難しいために、ミリ単位で微調整を望む人にはあまり向いているないと言えます。そもそもが正常な瞼の状態をあえて白目を大きく下げることで三白眼方向に目を拡大させて
本日ご紹介する症例の患者様はツリ目を改善したい、とのご希望でした。術前の段階からいわゆる三白眼(白目が黒目の内と外、および下に見える)でしたので、下眼瞼下制により三白眼が増悪することはご説明させて頂いたうえで目尻切開、下眼瞼下制(皮膚切開)、下眼瞼脱脂術を行うこととしました。術前→術後6ヵ月です。つり目の印象は改善傾向となり、特に外側の白目部分はかなり大きくなりました。「周りの人にも自然で見違えたと言ってもらえた。メイクも盛れるようになった。」とのことで、大変ご満足頂けました
2月2日「大きな目をさらに大きく美しくする」目尻切開+下眼瞼下制術(グラマラスライン)+左のみ目頭切開のbefore/after(2M)の症例をご紹介させていただきます。20代女性このたびはお写真掲載にご快諾くださり心から感謝申し上げます元々大きな目をされていましたが、さらに外下側方向にできるだけナチュラルにタレ目を作りたい、さらに左側の目頭の形を整えて、より大きな目になりたいとのことでした。正面比較上段術前(メイクなし、裸眼)下段術後2ヶ月
結膜側の内部処理だけでグラマラスライン形成を行っている症例があるのですが、実は結膜側だけの処理だと逆さまつ毛や後戻りの原因になることがあるためだと指摘されている外科医が増えてきています。皮膚側のタレ目形成の処理を行うと、・逆さまつ毛が予防される・外反が起こりにくくなる・後戻りの防止になる・変化量が多く取れるといったところです。ただし、皮膚側のグラマラスライン形成をしますと涙袋の消失が最大のリスクになり得ます。拘縮により、眼輪筋が縮まってしまうからです。ただ、眼輪
グラマラスライン形成の際に、下瞼の皮膚を切開して涙袋の靭帯と筋肉を縫縮して厚みを形成することがあります。外科的涙袋形成とも言われていて、オプションになっているクリニックもあれば、料金内でやってくれるクリニックもあります。特に、下眼瞼下制術の皮膚側切開では、眼輪筋を切開してしまうために涙袋が小さくなってしまうデメリットが懸念されていましたが、外科的涙袋形成を併用させることによって、涙袋を保持する効果があります。皮膚側グラマラスライン形成を行うと、ヒアルロン酸注射が上手に入れづらくなるので、
あなたの美しさの時間を戻すガーネット整形外科。こんにちは。アンニョンハセヨ~いつもご覧いただきありがとうございます。ガーネットの特別な童顔整形クワドプラス下眼瞼術老化がすぐ感じられる部位の目元!顔の他の部位より薄い肌の目元のシワ、たるみは中年のみではなく早く見られる部分です。目下のクマ、脂肪、涙袋の部分の改善は目下脂肪再配置や涙袋形成術で20~30代の方も受ける手術です。上の要素以外にも目下のたるみを解決するために下眼瞼手術のカウ
グラマラスライン形成=タレ目形成には、埋没法と切開法とがあります。そして切開法の中でも、皮膚切開と結膜切開の方法があります。結膜側からの処理を誤って・CPFを損傷する・外反する・変化を十分に出せずに終わる・下瞼逆さまつげになるなどの失敗例が報告されているので、形成外科専門医ではない医師、JSAPSにすら所属していない医師は避けられるのが賢明です。・奥目よりも出目の方がタレ目形成の変化を感じやすい・逆さまつ毛になってしまう・白目の腫れ=結膜浮腫・結膜充血(ダウンタイム
タレ目形成をするときには、形成外科専門医の相場で40万前後となります。なお、グラマラスライン形成で料金をコストカットできる医院の特徴としては、・直美が執刀する・タッキング法を選択する(切らない下眼瞼下制術)・美容外科に入りたての医師がオペをする・頭蓋顎顔面外科や形成外科専門医では無い医師が執刀・カウンセリングは有名先生で手術中に研修医の練習に切り替わる・手術時間を他院よりも短くする(内部処理をはしょる)・麻酔の専門医師を付けない*アマソラグループなど歯科医が全身麻酔をしてい
多くの方は笑うとチークにボリュームが出るので、目の下のクマが目立たないのですが、ライティングによって目の下のクマが目立ってしまうことがあります。下眼瞼脱脂などの切る目の下のクマ治療は外科手術ですので、心理的な抵抗がある方の場合には、目の下の切らないタルミ取りでPRP注射による施術があります。浅い層の目の下のクマを改善するのに向いているので、PRPF注射がいい具合にはまることがあります。なお、某ぷるぷる注射には、トラフェルミン配合されていたとの指摘があり、フィブラストの皮下注入によ
タレ目形成で、これまでの修正症例を見ていきますと、後戻りをきたす原因としては、縫合部がぴったりと合っていなかったり、骨膜固定をしていなかったりする術式ですとやはり失敗しがちですね。形成外科専門医ではない医師が行っているようなぴったり創部が合っていない縫合ですと、2次治癒と言われる治り方をするので、拘縮を起こして傷が縮まる特徴があります。その結果、医師の技術的な理由で後戻りしてしまう事は全然あり得るのかと思います。・下眼瞼下制(皮膚側)→最も大きく下眼瞼縁を下げられる。ダウンタイム
涙袋を失わないたれ目形成術がある。通常の皮膚側タレ目形成では、涙袋の眼輪筋にメスを入れることでタレ目にはなるけれど、涙袋が小さくなったり弱まってしまうことがよくあります。これだと目が小さくなったように感じるデザインの失敗につながります。プチ整形のタレ目ボトックスですら眼輪筋に注射するため涙袋が痩せやすいです。そこで、皮膚側タレ目形成術に涙袋形成術を加えた手術方法があります。眼輪筋弁を作成し骨膜固定、瞼板下縁に埋没固定をして涙袋の輪郭の溝を作る内部処理で、グラマラスライン形成をした
目尻切開をチェーン店でぼったくりが発生しているようです。目尻切開の手術料金で、安いプランだと10万円と高いプランだと35万円があって、・安い方は切開範囲:2mm以下らしくて・高い方は切開範囲:2mm以上+瞼縁切除+靭帯解除という内部処理の違いでアップセルを行っているクリニックが報告されています。これはあり得ないアップセルです。目尻切開の術式にはW法やV-Yフラップ法、回転皮弁法、ファンアモン法といったものがあるのですが、これらの術式の優劣はほとんどなかったと形成外