ブログ記事7,585件
三島由紀夫の愛人だった福島次郎の短編小説に、九州大学のゲイの老人教授が出てくる。若いフケ専の恋人ができると、ぴたっとバーに来なくなり、スパ銭で会うと、肌にほんのり赤みがさし、若く見え、オーラが変わったみたいなことが書いており、実にリアリティがあると感じた。老いても恋すべきだ。身体全体が変わる気がする。問題はパートナーがすでにいる場合だが、5年経ったらもうHはしない/できないだろう(してる人がいたらすみません)。恋は精神の問題であるとはいえ、性愛を捨象するわけにはいかない。「絶対矛盾」だ。
いよいよ本日初日です。「近代作家コレクションさよなら平成公演」12日(火)15時〜19時〜13日(水)15時〜19時〜「劇」小劇場小田急線・井の頭線「下北沢駅」東口から徒歩5分全席自由席前売2800円当日3000円学生前売2500円当日2700円12日15時、13日19時「蛙」芥川龍之介「女体」三好十郎「チロルの秋」岸田國士休憩「地獄変」芥川龍之介「道成寺」三島由紀夫12日19時、13日15時「蛙」芥川龍之介「日本昔話」「女体」三好
「喜楽クイズ」を更新しました。[問題]Ⅰ漢字問題次の二つの文章を読み合わせて、「」に共通に入る漢字を答えてください。問1●「父の列車(その4)」「もう泣かんでええ。そんなに風船が欲しかったんやったら、今日はおばちゃんがあげるさかい。ええな、もうとったりしたらあかんえ。」おばさんはゴム風船を祐而の上着のポケットに押しこむと、大きな手で祐而と僕の背中をポンとたたいた。僕たちはうなだれたまま駄菓子屋をあとにした。涙でぬれた目に「」「」がまぶしかった
東京都足立区でレコード高価買取中ファーイースト・レコードです!こんにちわ今週末に迫った、まっちゃまレコ市に向けて絶賛品出し中でございます和物LPセクションからランダムにピック・アップしてみましたこれ以外にも、色々取り揃えております。お近くの方は、ぜひともお越しくださいませ中古レコードLP・EP・ドーナツ盤買い取ります!足立区・竹ノ塚に移転
私がドナルド・キーンの名前を知ったのは19年前。三島由紀夫研究をしていた私が、ドナルド・キーンの名前を知るのは必然であった。三島由紀夫の旧全集を担当していた事もあり、三島由紀夫、川端康成の英訳、徳岡孝夫との『悼友紀行』等の仕事で私はシンパシーを感じていたし、いつか会いたい人物の筆頭にあった。私はキーンさんより前にエドワード・サイデンステッカーと会っていた。三島由紀夫の『天人五衰』、川端康成の『雪国』の翻訳など、著名な仕事をこなしていた。憂国忌で村松英子との対談で講演していたのを観たのが最初で
猪瀬直樹氏の著作です。みんなの回答を見る
3月某日。三重県鳥羽の神島に行ってきました~!鳥羽マリンターミナルから鳥羽市営定期船「しおさい」に乗って30分ほどどんぶらこ。船に乗るとか久しぶりすぎて、思ったより揺れる~~!水しぶきの音がすごい!!と、ちょっとしたアトラクションに乗ったような気分で楽しんでいました。神島と言えば、三島由紀夫の『潮騒』の舞台のモデルになっていることであまりにも有名ですよね。私も拝読して、聖地巡礼したい!!と意気揚々に予定を立てました。八代神社にまず行って、そこから灯台に行って、監的哨跡は絶対にはずせ
鹿鳴館(新潮文庫)/新潮社¥596Amazon.co.jp明治十九年、天長節の夜に鹿鳴館で大夜会が催された。ホステスは、影山伯爵夫人:朝子。朝子は、かつての恋人で影山の政敵である清原との間に、息子:久雄をもうけていた。その久雄が、夫:影山に唆され、父を暗殺するという情報を得る。朝子は、暗殺を阻止し、久雄を慕う大徳寺侯爵令嬢:顕子と駆け落ちさせることを密かに計画するが……。「鹿鳴館」欧化主義に走る鹿鳴館時代。豪華なドレスに身を包んだ華族の夫人たちが集い、大舞踏会が開かれます。その華や
実家で、母が作ってくれたミートソーススパゲティを食べていました。「そういえば、ひいおじいちゃんはどんな人なの?」と、父に何気なく聞いてみました。「切腹したから、会っていない。」と父に言われました。『切腹』平成ももうすぐ終わるのに、夕方のミートソーススパゲティーがのっている食卓を囲みながら。「切腹」と言う単語は、異質すぎて夕食の時間に溶け込んでいました。双極性は、遺伝的要素の高い病気だと言うことを知っています。ですから、このブログを読んでくださっている双極性の方で、ご両親や、祖父母の方
作:三島由紀夫演出:小川絵梨子三島が文学座に書き下ろしたのが1960年。栗田桃子を楽屋に訪ねてその話に触れたところ、その場面に居合わせたかったな、と。三島と杉村春子・三津田健はじめ文学座スターキャストたちが稽古場で交わる姿を彼女なりに想像したのだろうか。無論いちファンである私の考えの全く届かない世界なのだが。フランスでの実話を下敷きとし、ギリシャ悲劇のエレクトラも意識して書かれた作品だという。歪んだ愛、背徳と憎しみ。その非日常性或いは非倫理性を極力日常の世界に落とし込む意図が小川
六古窯展、中世から続く造形美茶の湯の花生けなど朝日新聞中世から現代まで焼き物作りが続いている瀬戸(せと)、常滑(とこなめ)、越前(えちぜん)、信楽(しがらき)、丹波(たんば)、備前(びぜん)。これら六つの産地の...奈良)開設25周年大和ハウス工業総合技術研究所朝日新聞社京都、大阪、奈良の3府県にまたがり、研究施設や文化施設が集まる「けいはんな学研都市」。その一角の奈良市左京6丁目に、大和ハウス工業総合技術研究所...帆立貝形の周溝をもつ「円墳」全国遺跡報告総覧-
三島由紀夫の「春の雪」読みきった。時間かかった。きらびやかだけど馴染みのない世界、難しい言葉、さすがの風景描写は美しく、人物描写もすごいけど、よっぽど心に余裕がないとしんどい。何度か断念しようかと思ったけど、後半くらいからハマる。しかし、清のウジウジぶりにはイライラした。こんな時代の、こんな世界のことが、なぜ、こんなにわかるのか、それだけ、いろいろ調べて読み込んで?なんにしても、やっぱり天才。もう少しふりがな増やしてくれないかな。読めない漢字いっぱいあった。まだ、
西郷は、三島に「敬天愛人は凡人の道でごわす」と語りかける。ここで、三島という「天才」は、畏るべき「凡人」を見出したのである。『天才」の華麗な言動よりも「凡人の道」の方が畏敬すべきものであるという逆説が三島には「わかりかけてきた」のである。ここに三島が、真の「天才」であったことの最終的な証しがある。三島由紀夫「銅像との対話」:私には、あなたの心の美しさの性質が分からなかったのです。それは私が、人間という観念にばかりとらわれて、日本人という具体的問題に取り組んでいなかったためだと思われます。あな
『三島由紀夫語録』ー秋津建●「小説家の休暇について」✪人をして安心して私を笑わせるために、私もまた、私自身を客観視して共に笑うような傾向も、戒めなくてはならぬ。さまざまな自己欺瞞のうちでも、自嘲はもっとも悪質な自己欺瞞である。それは他人に媚びることである。他人が私を見てユーモラスだと思うような場合に、他人の判断に私を売ってはならぬ。「御人柄」などと云って世間が喝采する人は、大ていこの種の売淫常習者である。✪これは三島氏の処世訓と言ってよいような言葉である。世に太鼓持ちの役割を演ずる人
最後の文士、最後の無頼色川武大さん辺りでしょうか?伊集院静さん?最後の武士三島由紀夫さんが提示していたテーマのような。ちなみに猪瀬直樹さんの三島由紀夫さんを描いた「ペルソナ」は優れた評論でした。鹿島茂さんの解説に従うならば大河小説。三島由紀夫事平岡公威、平岡家が近代官僚制の中で三代が如何に破れていくか。三島由紀夫は近代官僚制を打破出来る唯一の力、天皇に近づく。最後の、と言うキャッツフレーズは聞かれなくなりましたね。勿論、「平成」最後は花ざかりですが。逆に平成となり、綺麗に復活したも
本屋で見つけて、帯の宣伝に興味を持った小説「命売ります」。三島由紀夫先生です。読みたいと思ってたら、長男が持っていると知り、借りて読みました。自殺に失敗し、命をもて余した主人公羽仁男。新聞広告に「命売ります」と出したところ、次々と危険な目に遭う不思議ストーリー。帯にも書いてありますが、とてもテンポ良くストーリーが進み、「三島由紀夫先生ってこんなに読みやすかったっけ?」と思うほどでした。(と偉そうに言う私は、文学部で読まされた代表作ぐらいしか知らないんですが。そしてあんまり記憶無し)と
毎年呼んでくれる藤野の落語会。毎年御贔屓さまも手伝ってくれます。みんなで落語会前に「百笑の台所」というお店で腹ごしらえ。ここサムゲタンが美味しいんですよー。景色も素敵ですし良いお店です。山間の小さな公民館で開かれる「梅ヶ枝寄席」も今年で6回目。梅ヶ枝というのは毎回使う近所の焼肉屋さん。ところが今年から閉業。それでも落語会にはちゃんと名前が残ってます。一、風呂敷一、雛鍔仲入り一、妾馬地域の皆様が楽しみにして下さってるそうで今日も満員御礼。打上げでの人生の大先輩達との会話も楽しいです
今日は楽しいひな祭りです。娘がいるのでひな人形を飾っていますが、息子はバイトへ行き夕方帰る予定で、妻は夕方からパートへ行き帰りは遅い時刻、私は病み上がりのため家にこもっています。肝心の娘は、もう、ひな祭りには関心が薄く(雛あられは好きな模様)、音楽などを一人で聞いています。今日はそれぞれに好きなことをしている感じです。家にこもっていた間、久しぶりに三島由紀夫を読んでみました。『仮面の告白』。発表されたのは昭和24年ですので、彼が24歳の頃でしょうか。なので書いたのは22、23歳くら
(チャイメリカ地方ツアーへ行ってしまったけど)この並び、偶然とは言え、ざわざわしますね。熱帯樹@シアタートラム(他)作三島由紀夫演出小川絵梨子出演林遣都岡本玲鶴見辰吾中嶋朋子栗田桃子近代日本文学には、あまり詳しくないし、三島由紀夫もほぼ作品名くらいしか知らなかったけど。去年の舞台「豊饒の海」を観るにあたり、予習復習したら、予想外に入り込めたし、「熱帯樹」も、予習してから観た。熱帯、、、南の島の情事の話なのか?NO。フランスの地方の古城の家族の間に、実際に起こ
映画つまらん。鈴木亮平の声嫌。ひたすら不道徳教育講座を読む。これ、本当に面白い本だわ!筋トレは、腕立てと体幹。腹筋割れてきた。少し。夕方、本読み終わる。この本に出会えて良かった!三島由紀夫サイコー。
今日は、図書館で小説家の方を招いてのトークショーがあり、聴講してきました。作家と語ろうin岐阜「わたしのライブラリー-綴る・読む・集める-」岐阜市立図書館隣の旧県庁舎。平野啓一郎さんは、大学在学中に投稿した「日蝕」で芥川賞を受賞し小説家としてデビューされておられます。「ウェブ人間論」など、評論や対談は読んだことがあったのですが、小説はあまり読んだことがありませんでした。ウェブ人間論(新潮新書)Amazonトークショーでは、幼少時の本との関わりから始まり、中学
朝っぱらから、すがおくんがタラタラお茶配ってるから、お前、おせ〜よ!ってちょっと強めに言ったら、Tくんが、まあまあ。日馬富士になっちゃうよ?と。昨日の夕方、飲んだ野菜ジュースがうまかった。むしろ缶の飲み物とかなん年ぶりだろ。テレビつまんねーから、三島由紀夫の不道徳教育講座読んでる。なんだこれ。三島由紀夫こういうブラックジョーク的なのいうキャラだったのかよ。ますます好きになったわ。映画、金メダル男観たけど、何これ?よくもまあ、こんなクソつまんねーもん、映画にしたな。内村
金閣寺Amazon有名な金閣寺放火犯の半生を、創作を交えて描いた文学作品です。純文学が苦手ではない読書好きの方には一読をお勧めしたい良作でした。☆あらすじ☆重度の吃音症に強いコンプレックスを抱いていた主人公は、僧侶である父から金閣寺はこの世で最も美しいものであると聞かされて育った。やがて自身も僧侶となり、憧れていた金閣寺に勤めることとなる。美しいものに対する強い憧れと嫉妬から、心のバランスを崩していた主人公は、いつしか金閣寺を滅したいという妄念に駆られるようになる。お勧め★★★★★
桜色儚き褪せり赤と青染まりつつゆく行く末決めし詠み人ZERO三島由紀夫×川端康成ノーベル賞の光と影
『不道徳教育講座』ー三島由紀夫●小説家を尊敬するなかれー③✪C子曰く「でも小説家は少なくとも人格者として尊敬できるんじゃないでしょうか」(答え)「とんでもない間違いです。大体今の小説家が人格者に見えるのは、ジャーナリズムの過度の発達のおかげで、やたらに顔が売れてしまって、コッソリ悪いことが出来なくなってしまったからに過ぎません。その点では映画俳優のほうが『やむを得ざる人格者』という点で、小説家より上かもしれません。ただ映画俳優は、スクリーンの上で数々の悪徳を働くので、なかなか人格者扱い
チャップリンと家族の未公開写真記念館で特別展示swissinfo.chスイス西部ヴォー州のヴヴェイ市を見下ろす丘陵にある、チャップリン記念館「チャップリンズ・ワールド」の特別展で、チャップリンと家族の未公開写真が展示されて...韓国の独立運動家記念館を掃除し続ける日本人女性たちに、韓国ネットが感動RecordChina3人は2012年に同記念館を初めて訪問した。「映画などを見て3・1独立運動と柳寛順に関する内容を詳しく知っていた」といい、同記念館の観光解説担当者...
先日、日本文学研究の第一人者ドナルド・キーンさんが96歳で亡くなりました。キーンさんは生前、三島由紀夫が自決した直後、遺書を受け取っています。「小生たうとう名前どほり魅死魔幽鬼夫(みしまゆきお)になりました」生前の三島とは「奇院」、「未死魔幽鬼尾」と当て字を使い合う仲でした。三島は、遺作となった「豊饒の海」の最終章を自死の当日に日付を入れて編集者に渡しています。遺書には「文士よりも武士として死にたい」とありましたが、キーンさんはその夏の出来事を思い出したといいます。それは、三島が