ブログ記事56件
本日12月20日発売の『モーストリー・クラシック』2026年2月号に、クラウス・マケラ指揮ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の11月16日、ミューザ川崎シンフォニーホールでの公演レヴューを寄稿しました。本誌への寄稿は、今回が初めてとなります。世界屈指のオーケストラが放つ音の質感、そしてマケラの指揮が引き出した響きの奥行きと推進力――一夜の演奏体験を、モーストリー・クラシックの誌面ならではの視点で記しました。掲載ページは66–67頁です。お読みいただけたらうれしいです。
ブラームスのピアノ協奏曲第1番で鮮烈な印象を残したアレクサンドル・カントロフさん。SNSにクラウス・マケラさんとロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団とのリハーサルの抜粋動画とメッセージがアップされていました⬇️AlexandreKantorowonInstagram:"EverytimeIreturntoJapan,Ihavethechancetoenjoymoreofthisbeautifulcountry,revisitsomeo
クラウス・マケラ指揮ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団来日公演(サントリーホール)R.シュトラウス:交響詩『ドン・ファン』 Op.20マーラー:交響曲第5番 嬰ハ短調前日に続き、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の来日公演を聴く。この日はいつも聴くエリアの座席だったが、壁際であった。弦は前半も後半も16型。前半はドン・ファン。このオーケストラらしい、全ての音が絶妙な加減でブレンドされた素晴らしいハーモニーである。オーボエが素晴らしい音色で圧倒的によい。マケラの指揮は躍
マケラ指揮ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団のサントリーホールでの公演。ミューザと同プログラム。ミューザは2階CA1列中央、サントリーは2階C2列(最前列)中央と、いずれも良い席であったが、今夜は兵庫芸術文化センター、ミューザ川崎、そして昨日のサントリーに続く4日連続公演の最終日で、楽員にわずかな疲れが感じられた。また音響でも、オーケストラに近い席で聴いたミューザのほうが、演奏の細部までいっそう鮮明に伝わっていたように思われた。いずれの公演でもマケラは、オーケストラの上に立つのではなく、
2025年11月18日午後7時サントリ-ホ-ルクラウス・マケラ指揮 ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団曲目■R.シュトラウス:交響詩『ドン・ファン』 Op.20----------■マーラー:交響曲第5番 嬰ハ短調■R.シュトラウス:交響詩『ドン・ファン』 Op.20ドン・ファンのモデルの銅像はセビリアに行くと旧市街サンタ・クルス地区にあります。観光馬車で見に行こうとしましたが御者と会話が出来なく付近を通り過ぎただけになりました。画像はコロンブスのスペイン諸王
11月16日(日曜)の音楽鑑賞の感想です。今回は初川崎でロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団指揮:クラウス・マケラミューザ川崎シンフォニーホールR.シュトラウス:交響詩「ドン・ファン」マーラー:交響曲第5番嬰ハ短調を聴いてきました。これまた完売でした。予習11月11日の京都コンサートホール(ブラームス・ピアノ協奏曲第1番、バルトーク・管弦楽のための協奏曲)でのコンサートで購入したKAJIMOTOさんのプログラムは今回のシュトラウス、マーラー
クラウス・マケラ指揮ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団来日公演(サントリーホール)指揮:クラウス・マケラピアノ:アレクサンドル・カントロフブラームス:ピアノ協奏曲第1番ニ短調op.15(ピアノ:アレクサンドル・カントロフ)(ソリスト・アンコール)リスト:ワーグナー-楽劇「トリスタンとイゾルデ」から「イゾルデの愛の死」S447/R280バルトーク:管弦楽のための協奏曲(アンコール)J.シュトラウスⅡ:ポルカ・シュネル「ハンガリー万歳」Op.332ロイ
2025年11月17日午後7時サントリ-ホ-ル指揮:クラウス・マケラピアノ:アレクサンドル・カントロフロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団曲目■ブラームス:ピアノ協奏曲第1番 ニ短調 Op.15(ピアノ・アンコール)■リスト:ワーグナー「イゾルデの愛の死」----------■バルトーク:管弦楽のための協奏曲(オケ・アンコール)■J.シュトラウスⅡ:ハンガリー万歳!■ブラームス:ピアノ協奏曲第1番 ニ短調 Op.15◇曲についてWikipediaか
R.シュトラウス《ドン・ファン》では、マケラの若さと俊敏な感性が弾ける演奏となった。切れ味の良い運動性が作品の勢いを引き出した一方、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(RCO)の音色が2年前ルイージ指揮で聴いた豊かで奥行きのある柔らかな響きから、引き締まった鋭角的なサウンドへと変貌していたことは意外である。奏者の個々の音楽性は圧倒的で、とりわけドン・ファンが巡り会う第二の女性を象徴するオーボエ独奏(アレクセイ・オグリンチュクAlexeiOgrintchouk)は、単なる艶やかさにとどま
いざ、コンセルトヘボウの演奏会へ。2年前のオスロ・フィルの演奏会で魅せられたマケラさん指揮の演奏会へ行ってきました。前半20分、後半70分のプログラム。私はどちらの曲も初めて聴きました。指揮クラウス・マケラ管弦楽ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団R.シュトラウス:交響詩「ドン・ファン」マーラー:交響曲第5番一曲目「ドン・ファン」、指揮棒を振った瞬間からぶわっと流れ出る喜びにあふれた音楽。これが聞きたかった✨音色が喜んでいる、そんな感じがするのです。初っ端からドライヴ感があって
今日行ったのはロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団指揮:クラウス・マケラミューザ川崎シンフォニーホール曲目はR.シュトラウス:交響詩「ドン・ファン」マーラー:交響曲第5番嬰ハ短調このところ身体中が痛くて(肩に腰)音楽の秋を無事完全鑑賞できるか不安の中2回目のコンセルトヘボウ&マケラ。慣れないスマホ入力なので2回になった訳は後日書くとして今日のコンサートはオーケストラの醍醐味をたっぷり味わえました。オケがすごいのか、マケラさんがすごいのか共にすごいのが
おはようございます昨日は週に1度の滋賀レッスン日、20時過ぎに帰宅してから娘の寝かしつけまでバタバタその後全ての家事を放棄して寝てしまい朝から片付け洗い物洗濯に追われました…今日も娘を無事に送り届け、自分はこのまま生徒さんのご自宅へレッスンに向かっております今日も頑張りますさて、早くも金曜日。今週の火曜日にはこんなスペシャルなコンサートを聴きに行っていました京都コンサートホールで開催されたロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の京都公演を聴きに参りました言わずもがな、
カントロフさんのSNSを拝見したら、ブラームスのピアノソナタ第1番第3楽章の演奏動画抜粋がアップされていました⬇️クリックするとご覧いただけますAlexandreKantorowonInstagram:"Eversincemyfirstmeetingwith@klausmakelaofficialIcouldseealong-standingmusicalcollaborationandfriendship,socontinuingonthi
体調管理が難しいこの時期気を引き締めながら1日おきのコンサート。11月11日に行ったのは<京都コンサートホール開館30周年記念事業>第29回京都の秋音楽祭ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団京都公演RoyalConcertgebouwOrchestra指揮:クラウス・マケラピアノ:アレクサンドル・カントロフプログラムはブラームス:ピアノ協奏曲第1番ニ短調作品15バルトーク:管弦楽のための協奏曲カントロフさんのソロリサイタル2022
みなさんこんにちは😃本日ご紹介していくのは、エドゥアルド・ヴァン・ベイヌム&アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団によるブルックナー交響曲第8番、マーラー交響曲第6番「悲劇的」です。「ターラ」から発売された未発表ライヴで、ブルックナーはフィリップス録音の1ヶ月半前、マーラーはベイヌムにとって初という貴重な記録となっています。「エドゥアルド・ヴァン・ベイヌム指揮/アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団」ブルックナー作曲:交響曲第8番ハ短調(ハース版)マーラー作曲:交響曲第6番イ
ベルナルド・ハイティンクさんベルナルト・ヨハン・ヘルマン・ハイティンク(BernardJohanHermanHaitink)1929年3月4日生まれ、2021年10月21日、92歳没。オランダアムステルダム出身の指揮者。1955年、オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団の次席指揮者(1957年より首席指揮者)に就任。1961年から1988年までアムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団の、1967年から1979年までロンドン・フィルハーモニー管弦楽団のそれぞれ首席指揮者に就任
みなさんこんにちは😃本日から何回かに分けて「クレンペラー指揮コンセルトヘボウ管弦楽団/伝説的アムステルダム・コンサート1947〜1961」を取り上げていきます。こちらは2021年に発売された正規音源からなるSACDハイブリッド盤となっていて、クレンペラーとコンセルトヘボウ管によるライヴ録音が24枚にわたって収録されています。1日目となる本日はDisc1に収録された1947年12月4日ライヴ、Disc2に収録された1949年5月1日&1951年1月18日ライヴをみていきます。〜クレンペラー
ヨルゲン・ファン・ライエン&アルマ弦楽四重奏団を、銀座王子ホールにて。ヨルゲン・ファン・ライエン(トロンボーン)アルマ弦楽四重奏団マルク・ダニエル・ファン・ビーメン(第1ヴァイオリン)ベンジャミン・ペレド(第2ヴァイオリン)イェルーン・ウードストラ(ヴィオラ)クレーメント・ペイネ(チェロ)J.S.バッハ:協奏曲ニ短調BWV974(原曲:A.マルチェッロのオーボエ協奏曲)バーバー:弦楽のためのアダージョシューマン/G.v.クレーン:幻想小曲集Op.73
みなさんこんにちは😃今年生誕200年を迎えるブルックナー。当ブログでは毎月ブルックナーの交響曲全集を取り上げています。6月はベルナルド・ハイティンク&ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団によるブルックナー交響曲全集を取り上げていきます。ハイティンクは言わずと知れたブルックナー指揮者であり、複数のオーケストラと何種類もの録音を残しています。今回の全集は1963〜1972年にかけて録音されています。「ベルナルド・ハイティンク指揮/ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団」ブルックナー作曲:交響曲第0
SymphonyNo.9inEMinor,Op.95,B.178"FromtheNewWorld":I.Adagio-AllegromoltoProvidedtoYouTubebySonyClassicalSymphonyNo.9inEMinor,Op.95,B.178"FromtheNewWorld":I.Adagio-Allegromolto·CarloMariaGiulini·Antoní...w
「音楽の友」2024年1月号が発売されました。今年は10月から11月にかけて世界の一流オーケストラ、ソリストの来日ラッシュが続きました。その特集記事が15pから21pまで7ページにわたりカラーで特集されています。私はそのうちの2本、ファビオ・ルイージ&ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(11月3日)、キリル・ペトレンコ&ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(11月21日)について書きました。会場はいずれもミューザ川崎シンフォニーホール。ベルリン・フィルは別の執筆者による11月25日サントリ
2023年11月07日(火)19:00-サントリーホール赤坂□ウェーバー:オペラ『オべロン』序曲□リスト:ピアノ協奏曲第2番 イ長調□チャイコフスキー:交響曲第5番 ホ短調 Op.64ピアノ:イェフィム・ブロンフマン指揮:ファビオ・ルイージロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団なんという素晴らしい音のオーケストラであろうか。先週ミューザ川崎の4Fで聴いた同じオケの音とは全く異なる、やや渋くつややかで芳醇な極上の音が聴けた。今回は、サントリホール1F後方中央の席。先週
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団来日公演を、サントリーホールにて。指揮:ファビオ・ルイージピアノ:イェフィム・ブロンフマンウェーバー:オペラ「オベロン」序曲リスト:ピアノ協奏曲第2番イ長調(ソリスト・アンコール)ショパン:夜想曲第8番 Op.27-2チャイコフスキー:交響曲第5番ホ短調op.64(アンコール)チャイコフスキー:オペラ『エフゲニー・オネーギン』よりポロネーズコンセルトヘボウ管、2つのプログラムのうちの1つ。ミューザ川崎シンフォニーホールでは
(11月7日・サントリーホール)11月3日のミューザ川崎公演で圧倒されたロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(RCO)。今日はサントリーホールの別プログラム。ウェーバー「オペラ《オべロン》序曲」、冒頭のホルン首席のソロに驚く。スコアにはピアニッシモとドルチェの指示があるが、その弱音がなんと繊細で伸びやかで、滑らかなことか!ホルンでこんな演奏を聴いたのは初めてだ。名前はケイティ・ウーリー(KatyWoolley)。イングランド南西部のエクセター生まれ。ロンドンの王立音楽大学を首席で卒業し
17歳のビゼーが作曲した「交響曲第1番」が第一級の交響曲へ生まれ変わり、ドヴォルザーク「交響曲第9番《新世界より》」は磨きに磨き抜かれて遥かな高みに駆け上がっていくようだった。ファビオ・ルイージは髪を乱して全力で指揮、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団も室内楽のような精緻なアンサンブルと透明感のある音と共に、限界に挑むような幅広いダイナミックな響きをミューザ川崎シンフォニーホールで披露した。世界最高峰のオーケストラの面目躍如の見事な演奏に終始圧倒された。(詳しくは「音楽の友」にレポートし
みなさんこんにちは😃本日3月28日はウィレム・メンゲルベルクの誕生日です。今年で生誕152年となります。つい先日である3月21日にメンゲルベルクの代表的な録音となっているバッハの「マタイ受難曲」を取り上げたばかりですが、今回はベートーヴェンの交響曲録音をみていきます。交響曲全集以外にも素晴らしい名演が多数残されていたので、4枚にわたるCDを堪能していきましょう。『第1437回「メンゲルベルク&コンセルトヘボウ管によるバッハ《マタイ受難曲》」』みなさんこんにちは😃本日3月22日はウィレム・メン
みなさんこんにちは😃本日は「エーリヒ・クライバー/デッカ録音全集」からDisc5に収録されたロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団とのベートーヴェン交響曲第5番、第6番「田園」、Disc6に収録されたパリ音楽院管弦楽団とのチャイコフスキー交響曲第6番「悲愴」をみていきます。エーリヒ・クライバーによるベートーヴェンとチャイコフスキーの交響曲を聴くことができる今回のディスクは貴重であると同時に聴く前から楽しみで仕方ないのは間違いないでしょう。『第1411回「エーリヒ・クライバー/デッカ録音全集:
みなさんこんにちは😃本日は「エーリヒ・クライバー/デッカ録音全集」の続きを取り上げていきます。今回はDisc3に収録されたロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団とのベートーヴェン交響曲第3番「英雄」、第7番とDisc4に収録されたウィーン・フィルハーモニー管弦楽団とのベートーヴェンの交響曲第9番「合唱付き」をみていきます。エーリヒ・クライバーにおける代表的なベートーヴェン録音がついに登場します。『第1411回「エーリヒ・クライバー/デッカ録音全集:Disc1,2」』みなさんこんにちは😃本日