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こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第64回試験・実技試験1・問4(2)まず問題文に、「シアーライン周辺のレーダーエコーがシアーラインとの位置関係を保ったまま形状と強さも変えずに東進した。」とありますので、図11の9日9時の時点では、境港とその西にある降水強度20mm/h以上のエコーの東端との東西方向の距離は図上で10mmとなります。一方、図11では目盛りが振ってあり、緯度1°(=111km)の図上の距離は40mmですので、先ほどの計測した距離は、緯度1°の1/4
こんばんは。今回は、シアーライン周辺のレーダーエコーがシアーラインとの位置関係を保ったまま形状と強さも変えずに東進したとし、その場合に境港に降水強度20mm/h以上のエコーが到達する時刻を求めよ、という問題です。この時刻を求めるのに必要な要素は何か考えながら、次回、一緒に考えてみたいと思います。第64回試験・実技試験1・問4(2)※記事中の問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。11日分の考察編は次回更新の予定です。
こんばんは。今回は、図10(下)と図11を用いて、図10(下)の太線で示されているシアーラインについての問題です。このシアーライン付近における図11のエコー分布の特徴について、降水強度20mm/h以上のエコーに着目してシアーラインに対して位置関係がどうなっているのか、次回、一緒に考えてみたいと思います。第64回試験・実技試験1・問4※記事中の問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。5日分の考察編は次回更新の予定です。
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第63回試験・実技試験1・問5まず、問題文では、「積乱雲に伴う雨以外の大気現象」とあり、さらに「エコー域付近の大気の成層状態は図7の状態曲線と風の鉛直分布と同じとする。」とあります。すなわち、問3(1)の問題を振り返りますと、成層状態は館野の観測と同じとし、中立浮力高度=雲頂高度と考えて雲頂が450hPa、温度が-24℃に達するほどの積乱雲に伴う大気現象を挙げればよく、したがって解答は、雷、突風(竜巻、ダウンバースト、ガストフロント
こんばんは。今回は、問5の(1)から(3)の解答を踏まえて、下枠の用語の中からこのエコーのが対応すると考えられる適切な用語は何か、という内容の問題です。枠内のそれぞれの用語について理解したうえで正解を導き出してみましょう。次回、一緒に考えてみたいと思います。第63回試験・実技1・問5問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。25日分の考察編は次回更新の予定です。
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第63回試験・実技試験1・問5(2)まず、図11と同じ緯度のエコー域の幅を求めてみます。図上で測りますと5mmで、前問の①と同様、緯度1°の60mmが111kmとしますと、5÷60≒0.0830.083×111=9.213≒9(km)と求められます。前問の(2)①においてエコー域の移動速度が70km/hと求められましたので、御前崎に到達して通過するまでの時間は、9÷70≒0.13(時間)分にしますと、60×0.13=7
こんばんは。前回では、図11のエコー域で御前崎とその同じ緯度の東端の距離を40分かけて移動した時の速さを求めましたが、今回は、エコー域が御前崎に到達して通過するまでの時間を求める問題について、次回、一緒に考えてみたいと思います。第63回試験・実技試験1・問5問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。19日分の考察編は次回更新の予定です。
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第63回試験・実技試験1・問5まず、問5の冒頭部分で、「なお、エコー域は形状と強さを保ちながら一定の速さで東に進み、その東端は18時40分に御前崎に到達した。」とありますので、図11より御前崎と同じ緯度で西に延ばしたエコー域の東端との距離を求めます。図上での距離を測りますと25mm、一方で緯度1°の図上の距離は60mmであり、実際の距離では約111kmですので求める距離を計算しますと、25÷60≒0.42111×0.42
こんばんは。今回は、図11のエコー域について、問5の冒頭部分の、「なお、エコー域は形状と強さを保ちながら一定の速さで東に進み、その東端は18時40分に御前崎に到達した。」とある一文をヒントにエコー域の東に進む速さを求める内容の問題です。実際にどのようにして求めるのか、初めは間違えてもよいのでまずは各自求めてみましょう。次回の考察編で一緒に考えてみたいと思います。第63回試験・実技試験1・問5問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第63回試験・実技試験1今回は図11のレーダーエコー合成図の、陸上における降水強度20mm/h以上のエコー域(以下「エコー域」)について、この付近の地上気圧と850hPa面の気温の特徴を述べよ、という問いについて考えてみます。(地上気圧)図9の地上実況図を用いて地上気圧の場に対してどうなっているのかということですが、問4で完成させた解答図がよりわかりやすいので、こちらに着目しますと、エコー域付近では、1000hPa、100
こんばんは。今回は、図11のレーダーエコー合成図において、降水強度が20mm/h以上のエコー域が解析されていることについての問題です。まず初めの(1)では、この陸上のエコー域での地上気圧と850hPaの気温の分布にどのような特徴が見られるのかについて次回、一緒に考えてみたいと思います。第63回試験・実技試験1問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。15日分の考察編は次回更新の予定です。
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第62回試験・実技試験2・問3図9では渦Bの中心位置が、13時から16時にかけて+印で記されていますので、13時以降米子付近に向かってどう移動したのか、1時間ごとにトレース用紙に写し取りながら追跡して17時の図に重ねてみますと上図のようになります。この結果、13時から16時にかけての渦Bの移動方向は概ね東南東で16時における渦Bの中心位置は米子のほぼ西側にあることがわかります。次に、13時から16時にかけての移動距離を見ますと、図
こんばんは。今回は、図9と図10(下)を用いて米子の気象状況について考察する問題です。まず、今回の①は図9のレーダー合成図の渦中心を追跡し、外挿することにより、渦Bの中心が米子に最接近する時刻を求める問題について次回、一緒に考えてみたいと思います。第62回試験・実技試験2・問3問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。19日分の考察編は次回更新の予定です。
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第62回試験・実技試験2・問3今回も、本文を読みながら、空欄に入る適切な語句、あるいは数値を考えてみます。まず、「13時のレーダーエコーによると、西郷付近に楕円形の渦Aが見られ、西郷の西約(①)kmにも渦Bが見られる。」とあります。13時の図において、渦Aの中心付近と見られる西郷の位置から、その西にある渦Bの中心との図上の距離を測りますと42mm、一方の緯度1°の図上の距離は23mmとなりますので、42÷23
こんばんは。今回は、図9のレーダーエコー合成図を用いて、30日12時〜17時のレーダーエコーに見られる2つの渦エコーの推移について述べた文の穴埋め問題です。問題の終盤で計算を要する穴埋めは慌てがちになりますが、落ち着いて求めてみましょう。次回、一緒に考えてみたいと思います。第62回試験・実技試験2・問3問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。9日分の考察編は次回更新の予定です。
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第62回試験・実技試験1・問3今回は、図12(右)の13日2時のレーダーエコー合成図で、紀伊山地の南東側に見られる北東ー南西方向に帯状に延びる降水強度20mm/h以上のエコー域について、図11を基に、気温の分布と風の分布に分けて、帯状のエコー域とその両側の特徴を述べよ、という問題です。(気温の分布)前問の問3(2)において、12℃の等温線をアメダスのデータを基に作図しましたが、その結果を含めてエコー域とどう対応しているのか見てみま
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第61回試験・実技試験2まず、専門知識のおさらいとして赤外画像について触れておきたいと思います。赤外画像は、地表面や雲から放出される赤外線(地球放射)を捉えてそれを画像化したものです。一般知識では、「ステファン・ボルツマンの法則」について学習しました。これは「ある物体が黒体であれば、その放射量は物体の絶対温度によって決まる。」ということでした。これを利用し、放射量を測定することによって物体の絶対温度を求めることができます。こ
こんばんは。今回は、図7の気象衛星赤外画像および、図9のレーダーエコー合成図を用いて、図7の領域A、領域B、領域Cにおける雲頂高度と降水の強さの特徴を領域ごとの違いがわかるように述べよ、という問題です。特に領域Cでは、「雲域と降水域それぞれの形状、雲域と比較した強い降水域の広がりについても述べよ。」とさらに詳細な言及が求められています。それぞれの領域において、雲頂高度と降水の強さにどのような相関がみられるのか、次回、一緒に考えてみたいと思います。第61回試験・実技試験2
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第60回試験・実技試験1(気温分布の特徴)まず、図10の太破線で示されたシアーラインを挟んだ気温分布の特徴を考えてみます。シアーラインは風向・風速が急に変化している境目の線であるわけですが、その際の気温分布の特徴を問われたときに留意する点として、シアーラインが概ね北東-南西の走向に延びていることから、これを挟んで北西側と南東側とを比較して、単に風向・風速の違いだけでなく、相対的に異なる気温の空気と空気がぶつかっているものと捉え
こんばんは。今回は、図10のアメダス実況図、図11のレーダーエコー合成図を用いた問題です。①では、図10に記入されている灰色の太破線で示されているシアーラインを挟んだ気温分布の特徴、およびシアーライン付近におけるエコー分布の特徴をそれぞれ述べよ、という内容です。解答で求められている文字数がそれぞれ30字程度と35字程度であることから、どの程度詳しく言及すればよいのか、などについて、次回、一緒に考えてみたいと思います。第60回試験・実技試験1問題文及び図表は一般財団法
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第59回試験・実技試験1・問4(1)まず、図10(上)では、シアーライン付近をわかりやすくするため、予めその領域を楕円で囲んでいますので、ここに着目します。周囲に比べて強いエコー域が図11のシアーラインに沿う形でほぼ南北に延びて見られますが、そのエコーで示される降水強度がどの程度か右下の凡例と見比べますと、20mm/h〜30mm/hの黄色で示すところが多く、一部で30mm/h〜50mm/hの橙色で示されるところも見られます。解答では
こんばんは。前回までは、シアーライン付近における風と気温の特徴を見てきましたが、これを踏まえて今回は、図10(上)も用いてシアーライン付近におけるエコーの分布の特徴を降水強度に触れながら答えよ、という内容の問題です。シアーライン付近においてこれまでの考察からどのような性質の降水が起きやすくなるのか、次回、一緒に考えてみたいと思います。第59回試験・実技試験1・問4(1)問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。10日分の考察編は次回更新
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第58回試験・実技試験2・問4今回は、図13のレーダーエコー合成図より、北緯35°において降水強度が最も強いところの6時~12時の6時間の東方向の移動の速さ求める問題です。図13のレーダーエコー合成図に解析されている降水域は北東-南西の走向に帯状に延びていて時間経過とともに東進しています。まず、求めるにあたって6時の北緯35°に沿って最も降水強度の強い部分を探してみますと、対馬の東から特に降水強度の強い部分が連なる東経130°付
こんばんは。今回は、図13のレーダーエコー合成図より、北緯35°において降水強度が最も強いところの6時~12時の6時間の東方向の移動の速さ求める内容の問題です。試験当日に慌てることが無いように、海里とkmの換算に慣れておきましょう。次回、一緒に考えてみたいと思います。第58回試験・実技試験2・問4問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。11日分の考察編は次回更新の予定です。
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第56回試験・実技試験2・問3(解答図)今回は、図12において近畿地方に見られるシアーラインを解答図に記入し、さらに、記入したシアーラインが帯状エコーに対してどのような位置にあるのか解答せよ、という内容です。まず、シアーラインの解析についての基本的な留意点として、風向が大きく変化しているところ、また風速差が顕著に見られる場合はその部分にも着目します。図12につきましては、概ね風向が南成分を含むところと、西より、または北
こんばんは。今回で第56回試験・実技2の最後の問題になります。最後は図12において近畿地方に見られるシアーラインを解答図に記入し、さらに、記入したシアーラインが帯状エコーに対してどのような位置にあるのか解答せよ、という内容です。シアーラインの解析に留意する点に触れながら、次回一緒に考えてみたいと思います。第56回試験・実技試験2・問3(解答図)解答図はこちら⇒(一財)気象業務支援センターHP「過去の試験問題」問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第56回試験・実技試験2・問3今回は、図12のP・Q・Rの3地点と図13の(ア)・(イ)・(ウ)の組み合わせを解答し、さらに図12の時刻として妥当なものをⓐ~ⓔのうち1つ選択せよ、という内容です。前問までの考察で(ア)・(イ)・(ウ)・(イ)・(ウ)の観測した地点におけるシアーラインの通過時刻がわかりましたので、改めて整理しますと、(ア)は10時20分、(イ)8時50分、(ウ)9時20分(9時30分)となります。次
こんばんは。今回は、図12のP・Q・Rの3地点と図13の(ア)・(イ)・(ウ)の組み合わせを解答し、さらに図12の時刻として妥当なものをⓐ~ⓔのうち1つ選択せよ、という内容です。前問までの考察と問題文の「シアーラインは東に進んでいる。」を手掛かりにどの選択肢が選ばれるか、次回一緒に考えてみたいと思います。第56回試験・実技試験2・問3問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。10日分の考察編は次回更新の予定です。
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第56回試験・実技試験2・問3今回は、前問の下線部の(ア)を観測した地点について、「(⑥10時20分)に風向が大きく変わって風速が増大し、ほぼ同時に(⑦気温)の下降、(⑧海面気圧)の上昇、降水が観測された。」がシアーラインの通過を表わす特徴であることに基づき、他の(イ)、(ウ)を観測した地点においてシアーラインが通過した時刻を10分刻みで解答せよ、という内容です。まずは、(イ)から見てみます。風から着目しますと、風向が大
こんばんは。前回の問3(1)の穴埋め問題では、(ア)を観測した地点についての内容でしたが、文中の最後の部分の下線部はシアーラインの通過を表わす特徴であるということで、今回は、これを基に、(イ)と(ウ)を観測した地点においてシアーラインが通過した時刻を解答せよ、という問題です。前問の内容を振り返りながら次回一緒に考えてみたいと思います。第56回試験・実技試験2・問3問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。8日分の考察編は次回更新の予