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まだ配っていない弁当のお礼状が、封筒に入っていた。三十七人分、全部手書きだった。丸い字も、行の終わりで小さくなる字もあった。横線だけが妙に長い字。震えた字。便箋の下で名前が斜めになる人もいた。明日の献立は、鶏肉の生姜煮だった。〈生姜の香りがよく、やわらかく炊けていました〉一番上の手紙には、そうあった。私は宛名の紙をひっくり返した。お礼状そのものには日付がない。去年のものかもしれなかった。けれど、二枚目に知っている名前があった。早瀬佳代。利用開始は明日。私が昨日、名簿に加えた人だっ
以前、カクヨムで『近畿地方のある場所について』を読んでホラー小説の面白さを知りました。人がゾッとなる新しい表現というか技術というか、作家さんのこしらえた世界にまんまと引き込まれていく、本なのだけど、そんな体験型のような感覚が楽しめる気がします。こちらの『書店階段』は、岡山出身の岡崎隼人さんという方が書かれた本です。装丁が珍しいデザインだなと思って書かれてある紹介文に目を通すと、よく利用する本屋さんなんかのコメントもあったりしてちょっと身近な感じがして嬉しくなりま
「すみません。草間と申します。幸三さん、いらっしゃいますか」返事がない。何度も玄関の呼び鈴を押した。家の裏から声がする。間もなくして、作業着を来た老人が現れた。小柄な男で七十歳前後だろうか。白髪に無精髭を蓄えている。「はい。何でしょうか」「親戚の四ツ上さんの事を教えて頂きたいんです」「あんた、警察か」「いいえ。ジャーナリストです」「なんじゃ、そりゃ。まあ、ええ。清一さんの紹介じゃ。何を知りたい」「四ツ上さんは、今どこにいるのでしょうか」「知らんよ。居らんようになってから、仕方な
先日『忌み児の町』(阿泉来堂)を読んだ。気持ち悪い(グロテスクな意味で)のが苦手な方は、少し読むのがきついかも。私はいつものように、ふわっと。あらすじは公式サイトから引用。高原市葦根町に暮らす高校生の誠一は、プリントを届けに訪れた家の玄関口で、同級生・沙織の異様な姿を目にする。後に町で続発する怪事の、それは先触れの一つに過ぎなかった。甘く漂う蠱惑的(こわくてき)な香り。台所に散乱した肉のパック。「最近この町は、何かおかしい」。微かな疑念は確信となり、日常世
ホラーも色々な形が出てきて面白いね映画化もされるし両方観て比べるのも面白い本「口に関するアンケート」著者背筋★★★☆☆(個人評価★多めならおすすめ)大学生4人が心霊スポットと言われる場所に深夜ドライブする。そして後日その中の一人が自殺してしまう。やはり呪いの木は存在したのか口に関するアンケートAmazon(アマゾン)とにかく発想が凄い。本はとても小さくて薄い。すぐ読めてしまう。なのにしっかり怖かった。すべて大学生たちの独
ネタバレ御免の勝手で偏った感想を基本敬称略で。五十嵐貴久作。図書館で何気に手に取ってホラー系が読みたい気分もあって借りることに。初めての五十嵐作品だったが...何の希望も救いもない、絶望しかないバッドエンドに唖然茫然慄然。ヒロインの凪を含めて主要登場人物が全滅するとは...これが五十嵐ワールドなのかと読了後はしばし放心。
白い老婆三十手前だというのに、私は自分の特異なの能力を自覚していなかった。その頃の私は、皆も口に出さないだけで、当たり前に奇妙な何かが見えているものだと思っていた。まさか自分だけに見える何かだとは、思いもしなかったのだ。幼少の頃、母に打ち明けた。その時、気味が悪いからその話はしないよう言い聞かされていた。それ以来、誰にも話したことがなかった。気味の悪いもの、奇妙に見えるもの、それは敢えて話してはいけないこと、そのように認識していた。母がそのように教えたのは、私に苦労をさせないためだ
ホラー小説をエブリスタに掲載しています。この作品『言い残し』はコンテストに受賞しました。怖いですよ😱短編なのでサクッと読めます。『言い残し』はじめに…彼女は僕に何を告白したかったのか?それは強い雨の日だった。しかし彼女は帰らない人となった。そんな中、会社からの帰宅路、背後から誰かの足音が聞こえてくる。それはいつも雨の日だった。彼女からの告白は激しい雨の日、傘もささず公園で僕を待ち続け、風邪をこじらせ肺炎で彼女は死んだのだ。でも僕とは1週間前に別れていたのに?『言い残し』/冴
こんばんは色々あって、やはりお疲れモードです💦宣伝のみで失礼します。新作は6:00更新です。楽しんでいただけたら、嬉しいです。。無能な陰陽師―平安時代編―無能な陰陽師―平安時代編―(餅月響子)-カクヨム無能と呼ばれた令和陰陽師の平安京へ――我が運命よ、変われkakuyomu.jp無能な陰陽師―平安時代編―|TALES物語・小説警視庁の詛呪対策本部に所属する『無能な陰陽師』と呼ばれる土御門迅は、令和の現代にて様々な術で、妖怪や幽霊を除霊し続
☆2虐待の話。すごく読みやすいし劇物くらい刺激強くどうなっていくのか気になる作品だけど究極の苦手ジャンルのためこの評価。精神的だけでなく肉体的虐待も多くて激しく気分悪くなった。シナリオ構成的にはすごく良いです。“It”と呼ばれた子(幼年期)(ヴィレッジブックスNヘ1-1)Amazon(アマゾン)1〜40円“It”と呼ばれた子(少年期)(ヴィレッジブックスNヘ1-2)Amazon(アマゾン)1〜3円“It”と呼ばれた子(完結編)(ヴィレッジブックス
毎日使っているものほど、私たちはそれを見ていない。紺色です、と私は言った。それから、普通の、と付け足した。窓口の人はペンを止めたまま、続きを待っていた。続きは、なかった。――こんばんは、NAOです。新しいホラー小説『特徴』の連載を、本日10月13日(火)20時から始めました。雨上がりの駅に傘を忘れた女性が、忘れ物センターで「特徴を教えてください」と訊かれて、何も答えられなかった――そこから始まる話です。血も叫びも出てきません。毎日の暮らしの中に、気づかないくらい
こんちは〜✌昨夜は20時就寝。23時と01時位に中途覚醒。朝06時起床です🌅ぼちぼち眠れたかな〜。朝のお散歩🚶➡️✨️して小川で鴨🦆を眺めてほっこりしてシャワー🚿浴びてNetflixでアニメ観てマクドナルドでビッグマック🍔セット食べて作業所行って作業しました。作業所でホラー小説の賞に応募してる利用者♀さんに『なんか怖い話ない❓️』って聞かれたので統合失調症の幻覚や妄想の話をしました。昔の精神科の主治医に『幻覚や妄想と心霊現象の違いはなんですか❓️』と僕が聞い
こんばんは今日は調子がちょっとだけよろしくないので、いつもの宣伝のみで失礼します(*^^*)('ω'o[現在連載中の作品は3作品です]oメンヘラ王子の恋心。メンヘラ王子の恋心。(餅月響子)-カクヨムはじまる恋は突然にkakuyomu.jp完結済①『無能な陰陽師』無能な陰陽師(餅月響子)-カクヨム陰陽師の力が現代に蘇る――あなたの目の前で奇跡が起こるkakuyomu.jp(連載中)②『無能な陰陽師―平安時代編―』無能な陰陽師―平安時
禁書(きんしょ)とは、法律や命令で特定の本の発行・輸入・閲覧・所持を禁止する行為、あるいは禁止された本のことである。byウィキペディア(禁書-Wikipedia)書かれた内容が宗教的なタブー文化的なタブー政治批判わいせつや残虐描写魔術等々その時代や国を動かしている人にとって不都合なことが書かれている場合や子供の目に触れると危ないと思われるような内容の書籍が本屋さんに並ばないようにする感じ過去にナチス・ドイツの焚書(ふんしょ)という歴史的事実があ
いろんなアニメのセカンドシーズンが始まったね。その一つがこれ↓ホテル・インヒューマンズテレビ東京アニメ公式テレ東系列6局ネットにて毎週日曜夜11時45分~放送中ホテル・インヒューマンズのテレビ東京アニメ公式サイトです。www.tv-tokyo.co.jp今回は2話で完結の物語でした。静かに切なく進んで行く好きなアニメそして号泣そして何度も見るのを止めては見たアニメアニメ恐怖コレクター(HORRORCOLLECTOR)公式サイト佐東みどり・鶴田法男原作、累計100万部突破
「リング」の鈴木光司さんしのぶ壮行会参列者が貞子と記念撮影https://news.yahoo.co.jp/articles/be80b01a44f4413cbe78ef6b37900a96e3dfa92e作家の鈴木光司さん死去68歳、ホラー小説「リング」「らせん」https://news.yahoo.co.jp/articles/bd0a40758da65d5504b7ea6aa0e77206370eecee「リング」の鈴木光司さん死去ジャパニーズホラーの火付け役https:/
こんばんはイラスト作ってみました。作品のイメージが合うといいなと思います。第1回アース・スター文庫キャラクター小説大賞恋愛小説「ビーナスベルトのクリームソーダ」ビーナスベルトのクリームソーダ(餅月響子)-カクヨム叶わない恋だと分かっていても――――kakuyomu.jp完結済121,076文字2,157pvーあらすじー高校生の姫島詩織は、桜祭りの公園で、キッチンカーのクリームソーダ専門店の宮島真に一目惚れをした。彼には妻も子供もいるこ
この連休は、夏の天候不順を埋め合わせるかのような好天が続きそうです。……まぁ、私は殆ど家から出ませんけど※さてさて、気がつけば季節は秋―。スポーツ・食欲・芸術、諸々ございますね。勿論私にとって、秋の夜長のお供になるのは―読書でございます。(いや、ゲームばっかやないかい!)※そんなこんなで―、まずは10月に入って購入した本のご紹介。深緑野分先生の「この本を盗む者は」を、今更入手いたしました(笑)。実は、こちらも発売
ホラーの帝王スティーヴン・キングの絶対読むべき「代表作10選」と99作品を一挙紹介ホラーの帝王スティーヴン・キングの絶対読むべき「代表作10選」と99作品を一挙紹介|ForbesJAPAN公式サイト(フォーブスジャパン)スティーヴン・キングが約50年にわたり築いてきた全作品は、1人の作家が生み出したものとして最も多彩な部類に入る。数十作の長編をその半分に満たない期間で発表し、キングはホラー小説という形式を代表する作家の座を揺るぎないものにした。キングの精神...forbesjapan
東京を拠点に活動している龍遣いSUKEGAWAです。ヒーラーをやりながら小説書いてます✨小説は闇ですが怖い人ではありません🫶私の自己紹介です龍のエネルギーはあなたを変える♡あなたを変える龍魔法の秘術はこちら*****ここからは小説の世界です────アマデウスの塔その塔は登った者の心の闇を映し出す闇が具現化された世界では心の裏側に潜んでいた魔物が姿を現す塔では感情を使い武器を創造できるが塔の闇は精神までも追い詰めてくる理性が削られ逃げ場はどこにもないそれはまる
子どもの頃に読んだ。再読。内容がピンポイントしかおぼえていなくて、イラストもピンポイント。この物語ではすでに、主人公が生贄として差し出されていた。あとは、徹底していく。人々の善意をひたすらに信じることだ。時々、なにもかも信じないとと、脅迫的に思うのは、この物語がベースにあったのかと、単純で、言われたことを真に受けるASDの私の癖だ。真に受けすぎていた。再読して、軌道修正出来て良かった。
死んだ親猫にすがっていた二匹の猫、白猫と黒猫を、療養でこの街に訪れた少年が、優しい気持ちで助けたのがはじまり。ガラスの仮面のオオカミの物語と、私は間違えていた。イラストを部分的に覚えていて、内容をぼんやりとしか覚えていなかった。少年の内面の闇が描かれていた。
こんな手の込んだ呪詛があるのかと、面白いなと思ってしまった。すべて揃わないと呪詛の効果がないのなら、そんな簡単に呪いも成就しないから、ちょっと安心と思ったりもした。
ぼぎわんが、来る比嘉姉妹シリーズ(角川ホラー文庫)Amazon(アマゾン)673円タイトル:『ぼぎわんが、来る』作者:澤村伊智---内容幸せな家庭を築いたはずの男性の周囲で、正体の分からない「何か」が起こり始めます。幼い頃に聞いた化け物「ぼぎわん」との記憶。やがて怪異は妻や娘にまで近づき、家族の日常を少しずつ壊していきます。視点が変わることで、それまで見えていた家族の姿まで違って見えてくるのが特徴。怪異そのものの怖さと、人間関係の不穏さが重なっていくホラー小
【新作怪奇小説】『返せる形で』公開しました。作家・ライターの長谷川誠です。noteにて、新作短編小説『返せる形で』を公開しました。今回の作品は、借金を抱えた一家を襲う、奇妙で残酷な運命を描いた怪奇小説です。「返せるときに、返せる形でいい」借金の貸主である黒木は、そう言って微笑んでいました。ところが、ある雨の夜、父親が突然失踪します。その数日後、家に届いた一通の封筒。そこには、減額された借金の残高が記されていました。そして、家族が一人、また一人と姿を消していきます。消えた家族と
ホラー小説『深夜百太郎入口』を読んだとなれば、やはり『出口』も読まないとね!ということで『深夜百太郎出口』も読みましたよ。なんだかまた斜め上いく発想が多かったです。七十太郎の『保留中の黒電話』の最後の「何じゃい、愛と感動は恐怖に負け負けか。」というツッコミに絵面を想像してクスリ七十五太郎の『我が家の花子』はいわゆる【トイレの花子さん】が題材になっているのですが、えー…そういう展開⁈斜め上だわ〜って感じでした七十七太郎の『恋するクーラー』は、ある一家
こんばんはそう、何の時間か。工作してしまいました(;´Д`A```楽しかったのです。今日は執筆お休みdayということで、明日に引き延ばしぃ。仕方ない(;´・ω・)過去作を更新してます。ぜひ、ずっと前から茜色の空をきみと一緒に見たかった/餅月響子素直に好きと言えたらいいのに――estar.jp('ω'o[現在連載中の作品は3作品です]o悪役令嬢は有能侯爵夫人と結ばれたいー理解されないと思ったら、あっさり受け入れられましたー悪役令嬢は有能侯
四国のお遍路巡りをしたことがある方はいらっしゃいますか?私は興味があります。四国に行ったことがないので、どうせ行くなら観光を楽しみたいです。モキュメンタリーです。こちらの本は、著者失踪により一部内容を変更して出版されています。(モキュメンタリーです)四国の知られざるパワースポット“裏札所”を巡るニッチな旅歩き企画。裏お遍路旅です。旅ライターが裏遍路を巡り、その様子をレポートしていきます。しかしこの『裏遍路』、実はとんでもないものでした。裏遍路の正体とは?裏遍路の目的とは?こち
こちら側肌を焦がすような熱、目が眩むような日差し、残暑は厳しく生き物の体力を奪っている。道路へ飛び出した蜥蜴が、日陰を求めて草叢へ逃げ込んだ。路上を吹き抜ける熱風が、澪子の髪を揺らしている。風は土の焼けたような臭いを乗せて通り過ぎた。彼女の横顔が日に照らされ、白く輝いている。生命の輝き、私が失った光だ。澪子の用件は無事終わった。彼女は九月の連休前半を用件に費やしてしまった。後半は、観光を楽しむことにしたようだ。行ってみたかった場所を巡る、と言っている。彼女はレンタカーのカーナビゲーシ
皆さんこんばんは。恒例の夜中の本紹介。「オカ研はきょうも不謹慎」福澤徹三ミステリーやホラー系の作風が持ち味の福澤さん。どうした?と思うタイトルに表紙。でも一応福澤作品全部読んでるから読まないとな~と思って読んでみました。さてどうでしょうか?主人公は大学に入学したばかりの青年。同級生の美少女に惹かれ、興味がないのに非公認サークルオカルト研究会に入会する事になります。そこに居た先輩たちは一風変わった人達ばかりで戸惑う日々を送ります。