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今回のベルリン滞在のハイライトは「フェストターゲ2024」の唯一のコンサートであるメータ指揮・シュターツカペレ・ベルリンのブルックナー第8番(以下、ブル8)です。この交響曲は筆者が好きな交響曲トップ3に入っており、大曲なので、やたらに聴かずに厳選して鑑賞することにしています。コロナ禍では大編成のオケは制限されていましたので、なかなか聴く機会がなく、前回は2019年11月の同じメータ指揮・ベルリンフィル来日公演(サントリーホール)まで遡ります。この時のメータは杖をついて歩いていて、歩行困難だったの
みなさんこんにちは😃今年生誕200年を迎えるアントン・ブルックナー、それを記念として毎月1種類ブルックナーの交響曲全集を取り上げています。第3弾となる3月は8人の指揮者とベルリン・フィルハーモニー管弦楽団による交響曲全集です。この全集は以前通常CD盤が発売した2019年に数回に分けて取り上げましたが、SACDハイブリッド盤として2021年に発売されました。指揮者としては小澤征爾、パーヴォ・ヤルヴィ、ヘルベルト・ブロムシュテット、ベルナルド・ハイティンク、マリス・ヤンソンス、クリスティアン・ティ
今日は聖金曜日でこちらベルリン市内のお店やレストランの多くがお休みですが、フィルハーモニー小ホールで「ベルリン・バロック」(フリーの器楽家のアンサンブル)と「ベルリナー・フギュラル合唱団」(ベルリン市が支援しているアマチュアを中心とした合唱団)によるマタイ受難曲に行きました。筆者の最も好きなバッハの曲で、マタイ受難曲は3時間ほどの長大な曲ですが、過去の実演で1番感動したのは、一昨日も書きましたが、ラトル指揮・セラーズ演出・ベルリンフィルによる演出付きの演奏です。ベルリンでも2回鑑賞し、さらに20
このブログのマーラー交響曲談義も、そろそろ終盤に差しかかってきました。今日は、交響曲第9番です。マーラーは、ベートーヴェン以降の作曲家が、第9番を越えて交響曲を書いていないこと、つまり第9番を書くか書かないうちに鬼籍に入っているという事を、非常に強く意識していたようです。指揮者・作曲家として確固たる地位を獲得していった壮年期のマーラーでしたが、一方では、若く美しい妻=アルマの恋愛に悩んだり、また自身に生来の心臓疾患があることが判り、自分の人生に残された時間があまり長くはないの
RIAS室内合唱団主催の「ヨハネ受難曲」(ドイル指揮・ベルリン古楽アカデミー)を聴きにフィルハーモニーに行きました。昨日は旧東側のクラシカルな雰囲気のコンチェルトハウスでしたが、今日は旧西側のモダンなフィルハーモニーのホールです。「ヨハネ受難曲」と「マタイ受難曲」はヨーロッパのイースターシーズンに演奏されることが多いですが、東京でも今週末にBCJがマタイ受難曲を演奏する予定です。また、ベルリンのフィルハーモニーでのヨハネ受難曲はラトル指揮・セラーズ演出による演奏を2回鑑賞しています。↑の写真の
マーラー-交響曲第5番嬰ハ短調第4楽章アダージェットカラヤンベルリンフィル指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤンベルリンフィルハーモニー管弦楽団1973年2月13・14・16日ベルリンイエス・キリスト教会youtu.be心の波が少しでも穏やかになれることを祈って。
このところ信頼を裏切るようなニュースが多いですよね。大谷翔平選手の元通訳の違法賭博と巨額窃盗疑惑やイギリス王室キャサリン妃の医療データ不正アクセスなど、、、。名声や富と無関係な生活でも、このようなニュースは気分の良いものではありません。と、気分が浮かないときは気持ちが上がる音楽が聴きたくなります。そこで手に取ったのが、いつぞやに買ったエマニュエル・パユハイドンフルート協奏曲集モーツァルトの四重奏曲やアバド氏とベルリンフィルとの協奏曲も気分の
Beethoven:Coriolanoverture/Karajan/BerlinerPh/Tokyoliveベートーヴェン:コリオラン序曲カラヤン/ベルリンフィル東京公演SPTベートーヴェン「コリオラン」序曲Op.62ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団ヘルベルト・フォン・カラヤン1966年4月12日東京文化会館Beethoven:Coriolanovertureop.62BerlinerPhilharmonikerHerbertv
ようこそ、ピアノ教室「おんぷの庭」主宰、ryokoこと小原涼子です。私の個人的好みでご紹介する「お勧め曲」今回は「モーツァルト」曲名は「レクイエム」(鎮魂歌)です。映画「アマデウス」でも使われました。実は父の葬儀でも頼んで、この曲を流してもらいました。胸が詰まる曲、でも心が洗われるような。モーツァルトのピアノ曲は明るい曲ばかりなので、ごめんなさい、私はあまり好きな曲がありません(根暗?)長い曲ではありますが、巨匠カラヤン指揮・ベルリン
フルトヴェングラー指揮、ベルリンフィルの、ヘンデル「合奏協奏曲6-5、6-10」、バッハ「管弦楽組曲第3番」収録の、ドイツ盤レコードを購入安価で状態の良いものがゲットできた
小澤征爾の指揮、ベルリン・フィルの演奏、サントリーホールのオープニング記念演奏会をNHKが収録生放送していた1986年の映像を、NHK-BSで深夜放送していたので、リアタイした。これは、元々はカラヤンが指揮するはずだった演奏会だが、病気キャンセルで小澤が代役で登場したもの。※【BS】2024年3月18日午前0:05~小澤征爾指揮ベルリン・フィル演奏会1986年来日公演この時のNHK生放送(だったようだが)は、実のところ、試聴した記憶がない。当時、大学2年
★おはようございます♪「ファンタジア」ミッキーの魔法使いの弟子デュカス:交響詩「魔法使いの弟子」:レヴァイン/ベルリンフィルディズニー「ファンタジア」ミッキーと箒のお化け(^^♪ディズニーアニメ映画は最上の総合芸術作品子供の頃に映画館に連れて行ってくれた伯母に感謝しています♡残念ながらYouTubeをお借り出来ませんけれどもこちらで観られます↓ファンタジアミッキーの魔法使いの弟子www.youtube.comさて、朝はまだ
大学の時のドイツ語クラスの教授から「ワーグナーはドイツ語圏で観なさい!」と言われて、学生の当時は「?」でしたが、日本でのワーグナー上演の物足りなさを感じて、師の教えの通り、「トリスタンとイゾルデ」だけはドイツ(バイロイト、ミュンヘン、ベルリン)とオーストリア(ウィーン)でしか鑑賞してません(2000年のアバド指揮・ベルリンフィルと01年のメータ指揮・バイエルンの来日公演は例外です)。この先生は名門ウィーン大学出身でオペラ好きなのですが、とても厳しい先生で、夏休みの課題は「モーツァルトの『魔笛』を
Sibelius:SymphonyNo.6HerbertvonKarajan/BerlierPhilharmonikerシベリウス:交響曲第6番カラヤン/ベルリンフィルSPTシベリウス:交響曲第6番ニ短調作品104ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団ヘルベルト・フォン・カラヤン1967年4月18日ベルリン、イエスキリスト教会JeanSibelius:SymphonyNo.6inDminorOp.104Herbertvon
ViennaHorns|IntermezzoSinfonicoplayedbytheViennaHornsarrangedbyJosefReifconductedbyJohannesKafkarecordedbyKristapsAustersfilmedanddirectedbyTobiasWögererrecordedatWienerKonzerthausMozartsaal云わずと知れたオペラの名作
「ばらの騎士」あらためて、マイブーム再来。屋外、いいねいいね。2023年夏ベルリンフィル屋外コンサート(一部)↓RichardStrauss-DerRosenkavalierSuiteOp.59,Excerpt(BerlinerPhilharmoniker,AndrisNelsons)From"GermanOperaNight"attheWaldbühneBerlin(2023):AnexcerptofBerliner
★おはようございます♪金管楽器ではトランペットも好きですがホルンも好きですBrahms:SymphonyNo.3/Rattle·BerlinerPhilharmonikerベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の首席ホルン奏者で講師のシュテファン・ドールさんですHornSolo'sTchaikovskyFifthSymphonyStefanDohrホルンソロチャイコフスキー5番シンフォニー2楽章Horn:Stefa
いきなり二重否定的構文から始まりましが、なにげなくいつも聴いているこの曲カラヤン指揮、ベルリンフィル演奏マーラー作曲、交響曲第5番オープニングのTp、これは解説でもマーラー自身が作曲した歌曲「子供の不思議な角笛」の第5曲「少年鼓手」との関連と聴かされて何の疑問も抱いていませんでした。フィッシャー=ディースカウ独唱、セル指揮、クリーブランド管演奏歌曲「子供の不思議な角笛」より第5曲「少年鼓手」まあ、冒頭のTpに関して学生オケ時代に友人とメンデルス
今年のイースターは3/31ですが、数週間後から、ヨーロッパ各地ではイースター音楽祭のシーズンになります。オペラが含まれる代表的なイースター音楽家は、ザルツブルク、バーデン・バーデン、ベルリンがトップ3の魅力度だと思います。今年はどれに行こうか迷っていました。ザルツブルクは、パッパーノ指揮、ローマのサンタ・チェチーリアで、目玉のオペラは「ラ・ジョコンダ」で、ネトレプコとカウフマンらが出演し、オペラ公演は完売、コンサートはカラヤン時代から続いているオケのコンサートと合唱付きのコンサートの組み合わせで
Sibelius:Valsetriste/Karajan/BerlierPhシベリウス:悲しきワルツカラヤン/ベルリンフィルSPTシベリウス:悲しきワルツOp.44-1ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団ヘルベルト・フォン・カラヤン1967年1月イエスキリスト教会JeanSibelius:ValsetristeOp.44-1BerlierPhilharmonikerHerbertvonKarajanJan.1967.Jesus
約3ヶ月ぶりくらいにベルリンフィルを聴きに行ってきました♪前回ベルリンでバレンボイムとアルゲリッチの素晴らしいコンサートを聴いてからもう3ヶ月も経っていたなんて・・・ドイツに赴任してから時間がよりあっという間に感じるようになっています。。。(これを書いてからコンサートのことをブログに書き忘れていたことを思い出しました!汗順番が前後してしまいますが12月のコンサートのことも後で書きたいと思います。)今シーズン中にティーレマンを聴きたいと思ったこと、これまでブルックナー
皆さん、こんにちは?こんばんは?おはようございます?今このブログを読んでいただいてる皆さんは、映画音楽が好きですか?私はそもそも映画が好きなので、それに伴って映画音楽も好きです!そして今回ご紹介したいアルバムはこれ!JohnWilliams:TheBerlinConcert映画音楽の神様、ジョン・ウィリアムズがベルリン・フィルを指揮!2020年最も売れたクラシック・アルバムに続く、白熱のライヴ録音。『スター・ウォーズ』『スーパーマン』『レイダース』など、名作映画のあのメロ
Sibelius:Finlandia/Karajan/BerlinerPhシベリウス:フィンランディア/カラヤン/ベルリンフィルSPTシベリウス:交響詩「フィンランディア」Op.26ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団ヘルベルト・フォン・カラヤン1964年10月ベルリン、イエスキリスト教会JeanSibelius:FinlandiaOp.26HerbertvonKarajanBerlierPhilharmonikerOct.1964.
久しぶりの「非日常」です。友人に誘われて、ベルリンへ。ドイツ鉄道ICEで片道5時間半の道のり。朝6時22分発の列車に乗るために、そして朝も昼も列車内で済ませることになり、4時半から起きてコーヒーやらゆで卵やらパンもオーブンで焼いたりと色々準備。結局余って道中荷物が重くて後悔しましたが😅<住んでいる街から約1時間走ったあたりのアイセル川。ICE車窓から。まだオランダ内で、この先更に4時間半乗ってましたが、眺めが良いわけでもなく、かなり長く感じまし
2月は逃げるというが、早くも終りだ。先月から始めた、マーラーブルックナーの交響曲ディスクの聴き比べ。第2回は第1回とは対象的なものをと考え、選んだのは、ブルックナーの交響曲第9番ニ短調。前回はアバド指揮ウィーンフィルだったので、今回は、カラヤン指揮ベルリンフィル。前回は第4楽章を聴き比べたが、今回は第2楽章。まあ、一応工夫したつもりであるc(^、^)ヾ(--:;)...ブルックナーはこの交響曲第9番を完成させることが出来ずに死去したので、3楽章までしかない。その第2
いままで気が付かなくてゴメンナサイm(__)mカラヤンがキーシンをソリストに迎えて録音したチャイコフスキーのピアノ協奏曲のコンマス、安永さんだった!!べつに驚くことじゃないといわれるかもしれないが、カラヤン晩年の映像作品としては代表作といっても過言ではない録音(画?)のコンマスが安永さんというのは、いまさらながらビックリとともに日本人として誇らしい。ところでキーシンって、今なにしてんの?(爆)
みなさんこんにちは😃本日ご紹介していくのは、サイモン・ラトル&ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団が「旧EMI」に録音したドビュッシー作品です。曲目は「牧神の午後への前奏曲」、交響詩「海」、バレエ音楽「おもちゃ箱」、前奏曲第1巻、第2巻よりです。SACDハイブリッド盤としても発売されていますが、今回はAppleMusicClassicalで聴くことができるDolbyAtmosでみていきたいと思います。「サイモン・ラトル指揮/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団」ドビュッシー作曲:牧神の
NHK-FM「音楽の泉」の聞き逃し配信、本日2月24日早朝の放送分を聴く。言わずと知れたベルリン・フィルのフルート奏者、エマニュエル・パユの特集。奥田先生、チョイスが素晴らしすぎる。イベールのフルート協奏曲。いつものように、奥田先生の楽曲解説が勉強になるので、聴く前のワクワク感がいつもより50%は増しになる。イベールは、ご多分に漏れずデュトワ&モントリオール響盤が我が愛聴盤。ソロは同団首席のティモシー・ハッチンズが務めていた。さて、パユのフルートは、どのように聞こえるのか。イベール:
なんてったってやっぱり自宅とかく「誰か呼ぶ訳じゃないし」なんて多少不便でもおろそかにしがちだったけれど息子の自室快適化計画が終わり完成したホームシアターを見て考えが変わったこれがすごーく良い(笑)家に居ながらにしていろんな事楽しめるじゃないか映画は映画館並み(試しにボヘミアン・ラプソディー見せて貰ったら臨場感ハンパなかった(@_@)音楽を聞くだけでも音質メチャクチャ良いオケなんて聞いた日にはどこでどの楽器が鳴ってるかまでわかる(来年はこれでベルリン
今回もドイツの指揮者、ヴィルヘルム・フルトヴェングラーの「音楽を語る」という本を読んで考えたことを書きます。まずはフルトヴェングラーの文章の紹介です。緊張と弛緩の上下は生命のリズムをあらわします。私どもが呼吸している限り、緊張と弛緩のどちらか一方に関係していない瞬間というものはありません。2つの状態のなかでは、第二の、つまり弛緩の状態のほうが、はじめの、【より自然的】ともいえる状態です。(中略)弛緩から緊張が生じます。弛緩と緊張は、おたがいにきわめて密接な交替関係をなしているのです