現在までのぼくの筋トレ観は、基本的に書店員になって出会ったマッスル&フィットネスという雑誌によってかたちづくられたものなので、おおよそのところはボディビル的なものの近くにある。もともと少年時代に極真空手をやっていて、これは直接打撃制の、パワーが重視される流派であるから、筋トレ、というか筋肉についての親しみの感覚じたいはだいぶ前からあった。腕立て伏せとかスクワットとか、そういうレベルの「筋トレ」じたいもずっと行ってきたし、じっさい小学生のころから同年代と比較してもちからは強かった。だがいまと比べれ