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昨晩は聞き逃しサービスでラジオ深夜便に出演された山崎努さんのインタビューを聞き終わったところで寝落ち。けさは早々に起きたものの朝散歩には結局行かず二度寝。講習疲れがまだ少しあります。高校野球のため、日曜朝定番の「音楽の泉」は休止。午後宗次ホールで小児科医になられた沢田蒼梧さんのリサイタル。完売。東海関係のお母さまがまたいっぱいいらっしゃるのかなあ。もうそういう観点で拝聴すべき方ではなく、ひとかどの演奏家なのですが。いつもの上手後方、宗次さんの傍の席ではなく、今回は
トゥガン・ソヒエフ指揮シュターツカペレ・ドレスデンの演奏会に行った。会場はパリ・フィルハーモニー(フィラルモニ・ドゥ・パリ)、2025年5月27日。指揮:トゥガン・ソヒエフVc独奏:SolGabetta管弦楽:ザクセン州立シュターツカペレ・ドレスデン曲目ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲第1番ブルックナー:交響曲第7番弦は両翼配置。そういえば、ピグマリオンもパリ管も両翼配置だったな。私にはどの公演も音響効果はわからなかったが。ホルンが木管下手側に詰め詰めで陣取るのも新鮮。2ndバル
今週もクラシック音楽館はソヒエフ&N響。まずムソルグスキーの「ソロチンスクの市」。そして郷古さんのソロでバルトークの2番。バルトークは「ルーマニア舞曲」を子供の頃に弾いたことがあるのですが、概して苦手。でも郷古さんだから何とか聞いていました。演奏前のトークも面白かった。アンコールは長原コンマスとバルトークのデユオ。長原さんもステキですね。新しい時代が来ました。郷古さんは、ソロ、デユオ、トリオなどで都合4回聞いています。N響の第一コンマスになられるとは最初は思いませんで
5月11日日曜日のNHKEテレ「クラシック音楽館」でトゥガン・ソヒエフ指揮KHK交響楽団の今年1月24日の定期演奏会の後半ブラームス交響曲第1番を聞いたが、失望した。これがブラームスの1番なのか?そう言えば一昨年11月のウィーン・フィルとの来日公演ではこんなことはなかったから、これはウィーン・フィルにソヒエフが任せたということが分かった。ソヒエフのやりたかったかったブラ1はN響とのこの演奏なのだろう。後期ロマン派の渋さや秘めた情熱の爆発なんてことは薬にもしたくないという非ドイツ的な「現代」風
演奏前にソヒエフさんが「ブラームスはとても繊細な人間でした。その彼が望んでいたであろう演奏をしたい」と。マタチッチ、サヴァリッシュ、ブロムシュテットの写真が写り、伝統の重厚なブラームスではないものとというナレーション。この定期が最後の出演だったというあのコンマスが「重厚な低音を聞かせるのが伝統だった」とコメント。そんな前説のあと始まった演奏は、大変優美で優雅、ある意味センチメンタルなものでした。とても面白かった。2楽章のバイオリンソロはやっぱり演歌師みたいで私は好めませんで
昨晩は遊び疲れて早々に入眠。けさは無事復活を遂げて朝散歩、そして主人を動員して自治会の一斉清掃。嫌がるくせに出かけるとゴミをいっぱい見つけます(笑)。今夜のクラシック音楽館はソヒエフ&N響のブラ1。とても楽しみです。N響のブラ1と言えば、コロナ真っ最中の名古屋公演。鈴木優人さんは代演で引っ張りだこの頃。4楽章終盤のヘミオラの箇所でオケが空中分解しそうに。ティンパニがあらん限りの音量で四分音符を連打して、それに皆さんが呼応、何とか立て直して最後に到着。私は舞台下手
今日は疲れているし無理かなと思っていたのですが、意外にも興味を持って聞けています。レニングラード戦の痕跡がペテルブルグに今もあり、それでショスタコへの疑念が晴れたというソヒエフさんのお話も沁みました。ウクライナ戦争が始まって直後のこの方の言動も思い出されます。パーヴォの後任はこの方だと思っていました。ルイージの後任は今度こそこの方でお願いしたいです。トシを取ってきて若い頃からのショスタコ嫌いが治ってきたのかも。だとすれば井上道義さんの功績も大きいのではないでしょうか。
昨日Xで流れてきて楽しみにしていました。聞き流しでまだ聞けたR・シュトラウスのホルン2、福川&山中コンビでのソナタ、それに「薔薇の騎士」のワルツは台所仕事をしながら。ベトP4と言えば、私はポリーニ&ベームですが、けさはレオンスカヤ&ソヒエフ。ややくっきりした感じが現代的な気もします。ソヒエフはルイージの後任だと思っているのですがどうでしょうか。レオンスカヤ72才の録音とのことながら若々しく確かな演奏。さすがはリヒテルの弟子、カーンと鍵盤が真下へ降りています。師弟のデユオ
NHK-FM「ベストオブクラシック」N響第2029回定期公演初回放送日:2025年2月7日解説:越懸澤麻衣(音楽学者)案内:金子奈緒ブラームス:交響曲第1番ハ短調作品68トゥガン・ソヒエフ指揮NHK交響楽団コンサートマスター:篠崎史紀(最後の定期公演)(2025.1.24,NHKホール)5月にEテレでも放映予定。(絶対に観たい、というほどではないけれども)家でFMで愉しむには、まったく素晴らしい演奏で、こういう音楽を毎日のように自宅で聴ける環境
こんにちはです。『極力』と申します。まあ、いいたいことは、音楽の体験は生演奏に限るという人々に、それはないっしょ?だってCDでの鑑賞体験なども含めて、そこに詰められたものは、似て非なる音楽ではなく、コンサートホールの最前列と二階最前列と、三階席後列というものとおんなじで、条件の誤差的範疇と見なさないといけない、と私は思うのね。というか生演奏に絶体行かない立場からするとラジオから流れる音源(それもスマホから)で完全統一してんだから、これはこれで文句ない鑑賞秩序じゃんか、と思うとります。でね、
FMらじるらじるを眠いなか虚ろ虚ろで聞いていて、いまいち要領得ないまま流し聞きしていたのだが、まずまずかなくらいの感想のまま、トイレに用足しに行って帰ってきたら、第四楽章のチェロ主題が朗々切々とほとばしっていて、なんだこりゃ?と驚き、あとはテンポが速くなってからは、押し流されたーーー!そして再度初めから聞いて、これぞソヒエフの手刀(だよね?)捌きじゃないか!と得心。この名曲にあらんかぎりの躍動を与えている、そして歌わせ切っていることに感極まる。わたしの知っているトゥガン・ソヒエフであった。圧
NHK-FM「N響演奏会」N響第2030回定期公演初回放送日:2025年2月8日解説:越懸澤麻衣(音楽学者)案内:金子奈緒ドヴォルザーク:交響曲第8番ト長調作品88トゥガン・ソヒエフ指揮NHK交響楽団(2025.1.30,サントリーホール)ほかドヴォルザークの交響曲第8番。朝聴いたヨーロッパ室内管の演奏(「音楽の泉」)の記憶が新しいところへもってきて、オーソドックスなオーケストラの大きな編成の響きが気持ちよい。『メンデルスゾーン「宗教改革」』NH
1月31日(金)19時開演サントリーホール第2030回Bプログラム(2日目)ムソルグスキー(リャードフ編)/歌劇「ソロチンツィの市」─「序曲」「ゴパック」バルトーク/ヴァイオリン協奏曲第2番ドヴォルザーク/交響曲第8番ト長調作品88ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー今回のソヒエフ=N響による3つ目のプロダクションを迎えました。先回のブラームスは散々な演奏でトラウマになっています。この日はサントリーホー
指揮:トゥガン・ソヒエフヴァイオリン:郷古廉(N響第1コンサートマスター)ムソルグスキー(リャードフ編)/歌劇「ソロチンツィの市」─「序曲」「ゴパック」バルトーク/ヴァイオリン協奏曲第2番ドヴォルザーク/交響曲第8番ト長調作品88ソヒエフ第三弾。東欧もののプログラム。毎年3公演、異なるレパートリーを聴かせてくれます。ムソルグスキーの小品は繊細な音が美しく、プログラム後半のような力づく感も全くなく、リズミカルな打楽器も見事でした。バルトークは第一コンサートマスターの郷古
2025年01月30日(木)19:00サントリーホール赤坂□ムソルグスキー(リャードフ編):オペラ『ソロチンスクの市』より「序曲」、「ゴパック」□バルトーク:ヴァイオリン協奏曲第2番□ドヴォルザーク:交響曲第8番 ト長調 Op.88指揮:トゥガン・ソヒエフヴァイオリン:郷古廉NHK交響楽団ソヒエフの指揮を聴くのは、4回目。フランスものや、ロシア、東欧圏のものはさすがに上手だ。最初は、ムソルグスキーソロチンスクの市より。名前も全く聞いたことが無い曲なのでYoutube
NHK交響楽団第2030回定期公演Bプログラム2日目(サントリーホール)指揮:トゥガン・ソヒエフヴァイオリン:郷古廉(N響第1コンサートマスター)ムソルグスキー(リャードフ編)/歌劇「ソロチンツィの市」─「序曲」「ゴパック」バルトーク/ヴァイオリン協奏曲第2番(アンコール)バルトーク:44のヴァイオリン二重奏曲より第28曲「悲しみ」第1ヴァイオリン:郷古廉第2ヴァイオリン:長原幸太ドヴォルザーク/交響曲第8番ト長調作品881月定期、ソヒエフ
サントリーホールで聴くソヒエフとN響の演奏は細やかな音から厚みのあるハーモニーまで充実の極み。コンサートマスターは長原幸太。ムソルグスキー(リャードフ編)/歌劇「ソロチンツィの市」─「序曲」「ゴパック」はムソルグスキーの未完のオペラの2曲をリャードフが管弦楽に編曲した。ソヒエフN響の演奏は色彩感にあふれ、格調高い。精度が高く、弦も管も音はぴたりと合う。ソヒエフがN響から引き出す音はゴージャスであり、N響の実力が在京オーケストラの中では抜きんでていることを示す。郷古廉のバルトークヴ
NHK交響楽団第2030回定期演奏会(第1日目)をサントリーホールで聴く。ムソルグスキー(リャードフ編)/歌劇「ソロチンツィの市」─「序曲」「ゴパック」バルトーク/ヴァイオリン協奏曲第2番ドヴォルザーク/交響曲第8番ト長調作品88指揮/トゥガン・ソヒエフヴァイオリン/郷古廉今日は席振替で1階のほぼ中央。2階席とは違う、濃密なハーモニーが聴けた。ソヒエフ氏はルイージ氏の緊張よりおおらかさを旨とする表現に感じる。流れが自然で安定感があるのだ。ハーモニーとフレージ
1月30日19時サントリーホール指揮:トゥガン・ソヒエフヴァイオリン;郷古廉ムソルグスキー(リャードフ編)/歌劇「ソロチンツィの市」─「序曲」「ゴパック」バルトーク/ヴァイオリン協奏曲第2番アンコールバルトーク/44のヴァイオリン二重奏曲から第29曲「新年のあいさつ」第30曲「新年のあいさつ」ドヴォルザーク/交響曲第8番ト長調作品88今回のプログラムも、ちょっと意表を突いた組み合わせソヒエフは、NHKのHPの動画で、バルトークとドヴォルザークの対比を愉しん
2025年1月30日午後7時サントリ-ホールNHK交響楽団第2030回定期公演Bプロ1日目指揮:トゥガン・ソヒエフヴァイオリン:郷古廉コンサ-トマスタ-:長原幸太NHK交響楽団曲目■ムソルグスキー(リャードフ編):オペラ『ソロチンスクの市』より「序曲」、「ゴパック」■バルトーク:ヴァイオリン協奏曲第2番アンコールバルトーク/44のヴァイオリン二重奏曲から■第29曲「新年のあいさつ」■第30曲「新年のあいさつ」第1ヴァイオリン:郷古廉、第2ヴァイオリン:長原幸太
NHK交響楽団第2030回定期公演Bプロ1日目サントリーホール日時:2025年1月30日(木)19:00会場:サントリーホールプログラム:♪ムソルグスキー:歌劇「ソロチンツィの市」「序曲」「ゴパック」♪バルトーク:ヴァイオリン協奏曲第2番♪ドヴォルザーク:交響曲第8番指揮:トゥガン・ソヒエフ出演:郷古廉(ヴァイオリン独奏)ソヒエフさんによるドヴォルザークバルトークムソルグスキー濃い(笑)そして何故かソヒエフさんの時はニコニコしてしまうN響第1コンサ
1月24日(金)19時開演NHKホール第2029回定期公演Cプログラム(1日目)ストラヴィンスキー/組曲「プルチネッラ」ブラームス/交響曲第1番ハ短調op.68―――――――――――――――――――――――――――――――――――――ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーこの日のブラームス交響曲第1番をとても楽しみに来ましたが一言「がっかり演奏」でした。期待が高すぎたせいか落差が劇的に大きなものでした。この下落は昨年8月に日本の株価が暴落したぐらいの落ち込みです。詳しいこ
コンサートマスターは篠崎史紀。3月末で特別コンサートマスターを退任し、N響を退団するマロの最後の定期演奏会出演。このあとN響の全国公演に帯同し、3月11日すみだトリフォニーホールが本当の最後の公演となる。ゲストとして登場する機会はあるらしい。演奏終了後、ソヒエフ自身が大きな花束を持ち現れ贈呈、二人は固く抱き合った。篠崎のソロで私が最も感銘を受けたのは、2019年1月17日サントリーホールでのソヒエフ指揮N響とのリムスキー=コルサコフ:交響組曲《シェエラザード》。「音楽の友」コンサート・
NHK交響楽団第2029回定期公演Cプログラム2日目(NHKホール)指揮:トゥガン・ソヒエフストラヴィンスキー/組曲「プルチネッラ」ブラームス/交響曲第1番ハ短調作品68ソヒエフの1月公演、先日のショスタコーヴィチ7番に続いてストラヴィンスキーとブラームス。前半のプルチネッラ、エッジが効いた表現ではなく、比較的角が取れたまったりした表現。擬古典の典雅な響きが、ソヒエフの手にかかると鮮やかな色彩を放つ。14型。ブラームスの1番、ソヒエフは2012年から201
2025年1月25日午後2時NHKホールNHK交響楽団第2029回定期公演Cプロ2日目指揮:トゥガン・ソヒエフ特別コンサ-トマスタ-:篠崎史紀(最後の定期公演)曲目前半■ストラヴィンスキー/組曲「プルチネッラ」後半■ブラームス/交響曲第1番ハ短調作品68特別コンサ-トマスタ-:篠崎史紀が最後の定期公演なので2曲ともヴァイオリンソロが用意されていました。■ストラヴィンスキー/組曲「プルチネッラ」1924年作(1947年改訂)◇曲についてバレ
1月24日19時NHKホール指揮:トゥガン・ソヒエフストラヴィンスキー/組曲「プルチネッラ」ブラームス/交響曲第1番ハ短調作品68ソヒエフは、ここ2年は、フランス、ドイツ、ロシアの3種類のプログラムを組んできたが今年はロシア音楽が中心のプログラム編成となった客入りは通常の定期よりは多いが、Aプロよりは少ない感じだそして今日はこの3月で退団が発表されたマロがコンマスを務める最後の定期だマロは昨年出した著作で、2008年に初めて共演したソヒエフが若手指揮者の中では突出して
第2029回定期公演Cプログラム指揮:トゥガン・ソヒエフストラヴィンスキー/組曲「プルチネッラ」ブラームス/交響曲第1番ハ短調作品68今日はプログラムもブログも短めです。前半のストラヴィンスキーは平日金曜日の疲れがどっと出て睡魔が。弦楽器が引き締まった好演とはいえ、先週のレニングラードを聴いた後の30分弱の小編成ではテンションも比べようもありません。後半がブラームスの一番。この曲と来週のドヴォルザーク8番はいずれも一年2ヶ月前のウィーンフィルの来日公演の曲目の再演。
樹木の葉がすっかり落ちて、建物がよく見える真冬のNHKホール。ステージから客席を見たところ。これは鳴らないよなあ。しかし、この日のトゥガン・ソヒエフとN響は、そんなことを微塵も感じさせない上質の音響を生み出した。ショスタコーヴィチのレニングラード。この曲が、これほど明るく豊かに歌われたことがあったろうか。緻密なアンサンブルと豪快な大音響の合体。そんなふうに言えば、私はかつてのインバル+都響のコンビを思い出す。冷徹なほど精細な合奏を基礎に、インバルはオケを煽るように駆り立てて、限界に挑む
1月19日(日)14時開演NHKホール第2023回定期演奏会(Aプロ)―ショスタコーヴィチ没後50年―ショスタコーヴィチ/交響曲第7番ハ長調op.60「レニングラード」指揮:トゥガン・ソヒエフ演奏:NHK交響楽団年明けのN響の定期演奏会は昨年同様ソヒエフとなっています。N響の近年の定期演奏会はとても豪華になりました。1月にソヒエフ、4月~5月にヤノフスキ、パーヴォ・ヤルヴィとルイージ、6月にフェドセーエフ、9月がルイージ、10月がブロムシュテット、音楽祭にデュトワ(こ
2025年01月19日(日)14:00-NHKホール渋谷□ショスタコーヴィチ/交響曲第7番ハ長調作品60「レニングラード」指揮:トゥガン・ソヒエフNHK交響楽団ソヒエフを聴くのは3回目で、大曲の指揮を聴くのは初めてである。高性能のオケが一流指揮者のもとで本気を出した、壮絶な演奏であった。ショスタコーヴィチ交響曲第7番の実演を聴くのは3回目であるが、前2回は同じ井上道義/新日本フィルを2回聴いたので、実質的に2回目の実演ということになる。井上道義/新日本フィルの演奏