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康安殿(カンアンデン)——取り次ぎの内官が、王様へ俺の来訪を告げた。少し待たされたが、無事に中へ通される。康安殿の中庭。その中程へ据えられた大岩に、主君がこちらへ背中を向けて静かに座っていた。肩は力なく落ち、背中は緩んで丸みを帯び……俺の目に映るその姿に覇気は無く、常より一回りも二回りも小さく見えた。王様をお慰めする……果たして、俺にそんな気遣いが出来るとは思えないが——王様が気落ちされている理由はもちろん、どんなご気性なのかも、分かっているつもりだ。だから何を言っても…どんな言
——駄目よ。このまま落ち込んでても、何も変わらないわ……小一時間ほど悶々と悩んだ挙句、当たり前の答えに辿り着いた私は、掻きむしってボサボサの頭のまま、机の前に座った。今、私に出来る事は——紙を広げ筆を取り、がむしゃらに書いていく。下手くそでもいい。忘れないうちに。覚えてる事を全部。年号も時系列もだいぶあやしい……それでも、とにかく書いて書いて——私はもう一度、秘密の天の書ノートを作った。いつのまにか、辺りはすっかり陽が落ちていた。はた、と気づく。あれ、オンは?ミスは?タム
興王寺での…キム上護軍による、王様を狙った謀反は未遂に終わった。危惧していた通り、寺は怪しい輩の巣窟になっていて、キムの息がかかった者が大勢……僧や下男はもちろん、僧もどきの連中まで——捕えた者達を取り調べたところ、首謀者はキムで、強力な後ろ盾がいたようだ、という事までしか出なかった。そのキムの…首をはねられた遺体は、寺の裏手の山中で見つかった。頭は、倒れている胴から離れた、茂みの向こうに転がっていたそうだ。曲がりなりにも上護軍だったキムを、一太刀で……斬った奴が相当に腕が立つのは間違
興王寺の奥の……僧が暮らす庫裡(くり)だろうか。オレ達はそこで、刻が過ぎるのを待っていた。ここからだと、剣戟の様子はかなり遠くに聞こえる。例の謎の僧と一緒に、畏れ多くも玉体を左右から抱え込み、逃げ込んだ小部屋。小さな机と行李に布団。灯りは机の上の燭台のみ。書棚には、いくつかの書物と硯などが置かれている。飾り気のないその質素な部屋で、僧とオレは膝をついて俯き、ただ黙って控えていた。王様はオレ達の目の前を、狭い部屋の中、行ったり来たり…忙しなくされていて。「ドチは…ドチは、無事に逃げおお
何故だ…こんなはずでは——チェ•ヨンに斬られた腕の痛みが、夢ではなく現(うつつ)だということを、否が応にも知らしめてくる。わしは流血する腕を押さえながら、闇の中を逃げ、駆けていた。いつからこうなってしまったのか——王様とアン•ドチと……元で共に耐え忍んだ長き日々。耐えて待って…ようやく叶った祖国への帰還。即位された現王の側近として、栄華を極めるはずだったのに。——あの男が。名家に生まれながら、わざわざ赤月隊などという胡散臭い集団に身を投じ、あげくその仲間を見捨てて時の王に擦り寄
オレは結構必死で、キム側の兵士達と交戦しながら先へと進んでいた。オレはどちらかというと、作戦とか根回しとか、頭で勝負するほうだから…皆んなみたいに、武闘派じゃないから……大護軍にはもちろん、足の速いテマンさんやジホ達に大いに遅れをとりながら、オレはようやく薬師堂に辿り着いていた。息を整えつつ目を凝らしてみると——ああ…やっぱり。大護軍と刀を交えるキムの姿——想像はしてだけど、やっぱりそうなのか…と残念にも思ってしまう。キム上護軍…信用出来ないし、人として全く尊敬も出来ない。でも
王様と薬師堂へ入った私は、ひとつしかない燭台の蝋燭へ火を灯した。薬師如来像の有り難いお姿が、ぼぅ…と、ゆら闇に浮かび上がる。主の祈りの邪魔にならぬよう、後ろへ下がって控えようとすると、「——ドチャ。よく聞け」王様は祈りを捧げるでもなく、私を振り返り、低く抑えたお声でお話になる。不思議に思った私はお側に寄り、「何でしょうか?王様」「余はここが正念場だと思う」「は?何のでございますか?」蝋燭の灯が龍顔を揺ら揺らと照らし、恐ろしい程に澄んだ両の眼が、ちらりと光ったように見え……私は
興王寺の門前。王様一行は何事も無く到着し、僧侶達に迎えられ中へ入って行く。寺に一番近い林の中に身を潜め、暗闇の中、俺達はその様子をうかがっていた。「どうする?旦那」「オレ達、ここで待機か?」「…少し待て」ジホとシウルを黙らせた俺は、見聞きしてきた疑念を思い返していた。王様を狙うとしたら、人目につかない寺までの道中かと思ったが……では寺の中か?だが、寺の警護は万全だ。兵士の数も増やし、チュンソク達も居る。そこで事を起こすのは、容易ではない。夜陰に紛れて賊どもが現れる、そんな
新月の夜。数多の松明で、煌々と照らされている巨大寺院……王室の仏事を司る興王寺(フンワンサ)。その門前で、立派な身なりの僧侶が、数名の僧を引き連れ、ひとりの貴人を出迎えていた。「お待ち申し上げておりました、王様」「うむ。住持も変わりなかったか?」「はい。変わりなく精進と祈りを重ねております」「有り難い事だ。今宵は無理を言うて済まなかった。どうしても参りたくてな」「キム上護軍より伺っております。警護の数も増やして、万端整えてございます」広い本殿では、国母である王妃の健やかな出産を祈
ヨンからの「今夜は帰れない」という伝言を持って、テマンがうち(チェ家)にやって来たのは、お昼を回った頃だった。お昼抜きのテマンにランチを用意すると、その食べているすぐ脇で、ミスとオンが戯れあって遊んでいて……それを微笑ましく見守りながら、私はテマンに遠慮なく聞いた。「何かあったの?急に夜勤なんて。ね、その地獄耳で何か聞いてない?」テマンはゲボッ、とご飯を詰まらせて、水をゴクゴク飲み干すと、私をひと睨み…「人聞きの悪い言いかた、しないでくださいよ。えっと……興王寺(フンワンサ)って、言っ
闇夜というのは恐ろしい——今宵ほど、そう思う夜はないだろう。下弦でもいい、僅かでも月の光があれば、どんなに心強いことか……夜鐘が鳴った後の人通りの途絶えた都を、数頭の馬が静かに歩を進めている。王様のお忍びでの興王寺(フンワンサ)詣のお供は、キム上護軍の部下を先頭に、その後ろに上護軍、迂達赤副隊長、王様、そして私…アン•ドチの後ろにも武官が2名。お供の合計は6名………少ない。少なすぎる。しかも、1人は確実に武芸にたたない……あぁ…新月ゆえに闇夜ではあるものの、まだ市井の家々の灯り
陽が西に傾き始めた午後。私、チョン•モンジュは王室の書庫で過ごしていた。——書庫が好きだ。古い紙と墨の醸し出す匂い。埃が日差しの中にゆっくり漂う様は、何とも美しいと思う。余り人が来ないのも良い。落ち着いて考え事が出来る、実に静かで良い場所——「……ああ、これはここじゃない……ん?こっちかな。あれ、いやいや…」静寂を乱す侵入者がひとり、書庫に入って来ては、独りごちながら書物を片付けている様子。見れば、康安殿(カンアンデン)の内官…その余りの無能振りに、呆れて声をかける。「それ
「大掛かりな行幸ではなく、今宵密かに参る故、ドチャ、副隊長。2人は供をせよ」そう命じた時の、2人の驚いた様子……——さもあろうな。余も分かっている。己れがどれだけ、無茶をしようとしているか。チェ•ヨンから、危険だと散々聞かされている。その理由もしかり……興王寺(フンワンサ)に人を寄せ過ぎた事で、都の治安を揺るがしているのはすまないと思うが……だが、余も腹を決めている。此度こそ、キム•ヨンが如何な人間か——余にとって、必要な臣なのか。それとも、切り捨てるべき者なのか。見定めて
朝議を終えられ康安殿(カンアンデン)に戻られた王様に、茶をお出しして、ひと息ついていただいたところ。女官や他の内官達を下がらせて、私、アン・ドチと、迂達赤(ウダルチ)副隊長のみを留め置かれ、王様がおっしゃった事は——「王妃の具合が快くなりまこと有り難い。興王寺(フンワンサ)での祈祷と、民達の祈りが天に届いたに違いない。その礼に尽くす為、そして、無事に出産を終えられるよう願う為にも、余は興王寺へ参ろうと思うのだ」遅かれ早かれそう言われるのでは、と思っていた。良い頃合いかもしれない。王様も
イムジャに話した通り、程なく興王寺(フンワンサ)周りでの店の営業について、“五つ刻(午後9時頃)まで”と御達が出され、夜通し人で溢れる事は無くなった。寺を警護する兵士の数も平素並みに戻り、まだ落ち着いたとは言えないが、俺も少々息がつけるようになり——季節は既に初夏を迎え、濃い緑に雨も混じる日が続いている。我が家の子ども達は三人三様、有り難い事にみな健やかで……それこそ、イムジャが嬉しそうにボヤく程、元気に育っていた。ある晩、イムジャが溜め息混じりの半笑いで、「子育てって本当に大変ね。も
興王寺(フンワンサ)への夜詣。本殿から聞こえる僧達の読経は、地響きの如く、寺を囲む塀の外まで続いていた。高い塀の上から覗くように焚かれている、数百本の松明。その灯りの下、座して頭を垂れ、祈りを捧げる人々。それを護る大勢の兵士達が、微動だにせず、塀を背に立ってい——その異様ともいえる光景を直に目にし……俺は大いに溜め息を吐いていた。天界では、“むーぶめんと”というのだそうだ。高麗の跡継ぎと国母の為、ひいては国の安寧の為に、民が集い祈る——確かに、この絵面が真にそうであるなら、素晴ら
「——ヨンァ。ちょっといいか」アン•ジェから聞かされたのは、キム•ヨンの怪しげな行動についてだった。ここ数日、キム•ヨンが毎夜何処かへ出掛けているという。王宮に夜詰の晩でさえ、密かに抜け出しているらしい……「何処へとも告げず、—刻(いっとき:約2時間)ほどで戻って来るんだが……腐っても上護軍だ、下手に尾行など出来んからな。手裏房に頼めないか?」「分かった。引き続き様子を見てくれ。ドンジュ、手裏房に繋ぎを」「承知いたしました、大護軍」上護軍キム•ヨン……王様が元国の人質で在られた
元(げん)の都・大都の屋敷。読み終えた密書を、奥歯を噛み締めながら握りつぶし、燭台の炎に翳す。赤々と燃え縮み、灰になっていくのを見ながら、己れの腹の底は、沸々と煮え立っていく。——王妃が懐妊しただと?しかも流れもせず、経過も良いという……もともと虚弱な女子(おなご)だ。以前、眠り薬を飲ませてやったのは、運良くあれが孕んだ折であった。…いや、軽く毒だったというべきだな。当然流れて、その後も、安に懐妊出来る身体ではなかったはずだ。それを——医仙…ユ•ウンス。戻ってきたあの女が、天
「——チェ大護軍」その日の午後。迂達赤(ウダルチ)の兵舎に居た俺は、突如現れた王の側近に驚きつつも、想定内であった事に思い至り——「アン内官…」「王様がお呼びです、大護軍。お手隙でしたら、すぐにも」「承知しました」何事かと騒つく隊士達を無言で鎮めると、俺はアン・ドチの後を付いて兵舎を出た。「実は先程、侍医の回診がありまして。今日は医仙様もご一緒でした。その折、人払いをされて、王様と医仙様お2人でお話を……それで、大護軍をお呼びなのでしょう。詳しい事は分かりませんが、お怒りではないよ
恵妃様の胸の内を聞いてから、私は出仕する度に、恵妃様の居所へ寄らせてもらう事が増えた。もちろん、坤成殿(コンソンデン)の王妃様の所へ行くのが、メインではあるけど……ご懐妊以降は王妃様の悪阻もあって、坤成殿での女子会は無く、診察するだけで、王妃様とゆっくりお喋りする事も減っていた。王妃様の体調が思わしくないせいで、叔母様達、王妃様付きの女官は、常にピリピリしていて……あらゆるものを疑い、遠ざける傾向にあったから——「叔母様のお立場もお気持ちも分かります。でも、周りの人間がそんな怖い顔をして
昨夜、イムジャの胸のつかえを聞いた。解決出来ないにしても、何かしらイムジャの心を軽く出来るものなら……と思って聞いてみたが——あれは、おそらく王様と恵妃様の事だろうな。恵妃様を診察をした折に、何か聞いたのか、気づく事でもあったのか。イムジャの語りから察するに……恵妃様はまこと、王様をお慕いなのだな。かたや王様は、王妃様一筋……最近は恵妃様へのお通いが無いという事まで、聞こえてくる。(トッキの戯言と思っていたが、今までも夫婦の営みは無かったのやも…)恵妃様はそれら全てを容認され、それ
「愛している……私が……王様を……」何度もそう繰り返しながら涙していた恵妃様は、やがて、じ…と私を見つめると、頭を下げて詫びた。「お見苦しいところを……失礼いたしました、医仙様」そう言って顔を上げた恵妃様は、赤くなった目を瞬きながら、にっこりと笑う。「泣くのも悪いばかりではありませんね。何だか落ち着きました。苦しい理由も…分かりましたし」「恵妃様……」「迂闊でした。王様に思慕の想いを抱いてしまうなんて……駄目ですね、臣下失格です」「何言ってるんですか。一番ダメなのは、そんな計画を持
私は恵妃様を、あの四阿(あずまや)へお連れした。私にとっては秘密の場所……かつて、ヨンと待ち合わせをした、思い出の場所だ。懐かしいな…久しぶりに訪ねた四阿は、花の季節にはまだ早かったけど、ソナム(松)は変わらず青々としていて、あの頃と同じ、澄んだ空気が流れていた。テマンとマンニョン達を遠〜くへ置き(3歩以上離れるな、とヨンに叱られた距離)、私は恵妃様をベンチに誘い、並んで座った。そして、聞かれるより前に、私の口からは思い出話がするすると——「…この四阿で、よく夫と待ち合わせをしたん
マンニョンの主人を思う涙の告白。恵妃様と話してみる、と請け負ったものの、何をどう話すべきなのか……ヨンがお膳立てした王様と恵妃様の密会。トッキオンニの匂わせ。気になる事はいろいろあるけど、デリケートな問題だもの、聞くにも何かきっかけがあれば……「——医仙」奥の部屋で考え込んでいた私は、迎えに来たテマンに呼ばれて、戸口の方へ顔を向けた。「あ、もうそんな時間?」「大護軍は遅くなるそうです。先に帰りましょう、医仙」しばらくの間、短時間勤務にしてもらっているので、午前中は主に王妃様と恵
※こちらは『永遠に凪ぐ』の続きではなく、ドラマ『シンイ』からの拙作『菊花恵愛』の、ヨンとウンスが再会する少し前のお話です。例によって東方神起の楽曲インスピです(〃ω〃)よろしくお願いいたします♡......................................................................元より取り戻した鴨緑江(アムノッカン)を臨む北の地。新人兵士達の鍛錬という王命にてこの地に居る俺だが、そこはヒジェやトクマン達に任せて、もっぱらイムジャの帰
オンを生んでそろそろ2ヶ月。タムとミスに構われて、昼間しっかり起きているオンは、朝までぐっすり眠るようになっていた。(おかげて私も眠れる。有り難いわ…)ただ、冷え込む夜中の授乳は、やっぱり大変……ソニもスンオクも居ないこの家で、出産に子育て……不安は大いにあったけれど、オクヒやサンイ、それから、マンボ姐さんの所から手伝いに来てくれるアジュンマ達に、助けてもらってなんとかやっている。そんな時、往診に来てくれたトギからの助言——(そろそろ母乳はやめて、前の薬に戻そう)私は毎日、トギ特製
※『永遠に凪ぐ』本編ではなく、ドラマの隙間を妄想するシリーズです。前回の続き…『シンイ』17話より。▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎深夜。徳興君を見張っていたはずのテマンが、慌てふためきながら駆け込んで来た。“医仙が怪しい動きをしている”と——「分かった。俺が行く」「テジャン、お、おれは?」「近くに控えてろ」「イェ!テジャン」予想通りのイムジャの行動に、俺は半ば呆れつつ急ぎ足で向かった。行ってみると、灯りも無い中、手探りであっちの引き
※『永遠に凪ぐ』本編ではなく、ドラマの隙間を妄想するシリーズです。(勝手にシリーズ化😅)今回は『シンイ』17話より。ウンスが徳と結婚すると知ったヨンの苛立ちから……🙇♀️▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎——あの方が結婚?しかも相手は徳興君だと?!馬鹿らしい。そんな事があるものか。ある訳がない。王様達を追い出し、皇宮にのさばる悪鬼。そもそも、己れに毒を盛り苦しませた張本人と、結婚などあるものか。無い。断じて。……それなのに、何
王妃様のご懐妊が分かってより、イムジャの口を借りるなら、一番“浮かれている”のは王様だ。(コモに聞かれたら、このバチ当たりめが!とゲンコツが飛んできそうだが)俺でさえも思ってしまう程、危機感が無さすぎるのだ。“国中から名だたる僧を興王寺(フンワンサ)へ招き、安産の為の祈祷をさせよ”そう出された王命により、続々と都入りする者達の数といったら……僧だけではない。それに仕える下男や下女……ひとりふたりではないのだ。各門での出入りはもちろん、当の興王寺でも、しっかりと身元確認はしている。だ
王妃様のご懐妊に続いて、医仙様のご出産——私…スンギョンにとっても、それはまさに慶事の重なり。ああ、なんておめでたいの!でも、医仙様のご出仕は、しばらくないわね……お目にかかれない淋しさはもちろん、王妃様のお身体を思うと、少し心配もあるけれど、典医寺には頼もしい“ちーむ”とやらがいるし……きっと大丈夫よね。王妃様のご懐妊が分かってすぐ、医仙様にはご指導を仰ぐ事が出来たし。王妃様の為に、私に出来る事を……いろいろ教えていただけたのだから。これから、もしかしたらお具合が優れなくなるかも