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ドミートリイ・ドミートリエヴィチ・ショスタコーヴィチ(DmitriiDmitrievichShostakovich/1906-1975)の交響曲(全15曲)の探訪を先々週からアップしています。ベートーヴェン以降のシンフォニストのジンクスであった「交響曲第9番」を超えることが不可能ではないかという大きく聳え立っていた壁を越えて、あのマーラーも為し得なかった二ケタ番号交響曲の完成という偉業を若くして成し遂げたショスタコーヴィチは、さらに孤高の境地を歩んでいきます。意表を突い
ドミートリイ・ドミートリエヴィチ・ショスタコーヴィチ(DmitriiDmitrievichShostakovich/1906-1975)の交響曲(全15曲)の探訪を先々週からアップしています。弱冠19歳で書いた<交響曲第1番>(1926)が大評判となって、国際音楽界に衝撃的なデビューを果たしたショスタコーヴィチは、その後はソヴィエト体制の中での葛藤の中でしたたかに創作活動を続けていきました。国威発揚讃歌的な作品で単一楽章構成による<第2番「十月革命」>と<第3番「メーデー
12/18小泉/都響ショスタコーヴィチ10@東京文化会館大ホール久しぶりに都響の定期公演に足を運びました。今回の公演は、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲とショスタコーヴィチ10番というロシアプログラム。都響は、今年がショスタコーヴィチの没後50年ということもあり、積極的にショスタコーヴィチの交響曲を取り上げています。しかし私が聴いた都響のショスタコーヴィチ公演は、今年の初めに演奏されたインバル指揮によるショスタコーヴィチ13番「バビ・ヤール」だけでした。今回のショスタ
2025年12月19日午後2時東京芸術劇場東京都交響楽団第1031回定期演奏会Cシリ-ズ【ショスタコーヴィチ没後50年記念】指揮:小泉和裕ヴァイオリン/三浦文彰*コンサ-トマスタ-:矢部達哉曲目■チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調---------------------------■ショスタコーヴィチ:交響曲第10番ホ短調■チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調ヴァイオリン:三浦文彰の演奏は全楽章通じて攻撃的ではなく温和で優しい演奏。
レクチャーコンサートシリーズ36そしてピアノ三重奏曲の歴史シリーズ3回目の開催初回は約4年前のこの時”レクチャーコンサートシリーズ「ピアノ三重奏の歴史」第1回:弦楽器が歌い出すとき”そして続編は2年前「ピアノ三重奏の歴史」vol.2狂乱のベル・エポック~大乱闘フレンチ・コンポーザーズ~公演日2023年11月25日(土)15:00メンバーも全く同じで(と言っても初回の郷古さんは急遽のご出演だった)心待ちにして大いに楽しんだ続く3回目の開催待ってました!!公演日
ドミートリイ・ドミートリエヴィチ・ショスタコーヴィチ(DmitriiDmitrievichShostakovich/1906-1975)の交響曲(全15曲)の探訪を先々週からアップしています。<交響曲第1番>(1926)が大評判となって、国際音楽界に衝撃的なデビューを果たしたショスタコーヴィチは、1927年には、前衛的な気概にも満ちた単一楽章構成による<交響曲第2番「十月革命に捧げる」>を作曲し、1929年にはより祝祭色の強い<交響曲第3番「メーデー」>を発表しました。
師走にあって平日の昼下がりにクラシックのコンサートに出向くのは酔狂か、とはもはや言えない。時代の変化は、この10年ほどで加速した。いくつもの理由はさておき、こうして演奏会が催されるのも需要があるからこそ。先日の都響60周年ファン感謝祭では、シュトラウス・ファミリーの小品を中心に楽しませてもらった。今日(12/19)は、ショスタコーヴィチのレペルトワールの中で名作の一つとされる10番目の交響曲でマエストロの真骨頂に接してみたい。そして、今年度参会したコンサートにおいて3回を数え
今日も一日晴れ、最低気温4度、最高気温12度。午後から池袋で都響(小泉和裕指揮)の演奏でショスタコーヴィチの交響曲第10番ほかを聴いた。全体に旧ソ連で抑圧状態に置かれた状況を反映するような作品だが、速めのテンポと緊密な合奏による好演だった。この作品、スターリンの死の9か月後の1953年12月に、ムラヴィンスキー指揮レニングラード・フィルによって初演されている。ムラヴィンスキーによる同曲の録音はいくつか残されているが、1955年6月3日にプラハ、スメタナホールでのライヴ録音を収録したC
第1031回東京都交響楽団定期演奏会Cシリーズ日時:2025年12月19日(金)14:00開演場所:東京芸術劇場コンサートホール[出演]指揮:小泉和裕ヴァイオリン:三浦文彰東京都交響楽団[曲目]チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調op.35ショスタコーヴィチ:交響曲第10番ホ短調op.93前プロ14型、メイン16型、Va外側の通常配置でHrは左手。コンマスは矢部(以下敬称略)、サイドに水谷。弦のパートトップは2nd双紙-遠藤、Va鈴木-篠﨑、Vc
ドミートリイ・ドミートリエヴィチ・ショスタコーヴィチ(DmitriiDmitrievichShostakovich/1906-1975)の交響曲(全15曲)の探訪を先週からアップしています。弱冠19歳で書いた<交響曲第1番>(1926)が大評判となって、国際音楽界に衝撃的なデビューを果たしたショスタコーヴィチは、その後はソヴィエト体制の中での葛藤の中でしたたかに創作活動を続けていきました。国威発揚讃歌的な作品で単一楽章構成による<第2番「十月革命」>と<第3番「メーデー」
2025年12月18日@東京文化会館東京都交響楽団第1030回定期演奏会指揮∶小泉和裕ヴァイオリン∶三浦文彰東京都交響楽団曲目【ショスタコーヴィチ没後50年記念】ヴァイオリン協奏曲ニ長調op.35(チャイコフスキー)交響曲第10番ホ短調op.93(ショスタコーヴィチ)小泉和裕という指揮者は現在その円熟期の極みにいるのかもしれない。初めて小泉和裕の指揮する演奏に触れたのは1993年のこと。その時のシベリウス第7番の鮮烈な演奏は未だに記憶にあり、それ以来、熱心にとは言えないま
みなさんこんにちは😃本日12月19日は、指揮者クルト・マズアの命日です。今年で没後10年になります。そんな本日ご紹介していくのは、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団とのショスタコーヴィチ交響曲第7番「レニングラード」です。ブルックナーの交響曲全集も取り上げたいところではありますが、まずはショスタコーヴィチの「レニングラード」を聴いてみようと思います。「クルト・マズア指揮/ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団」ショスタコーヴィチ作曲:交響曲第7番ハ長調「レニングラード」クルト・マズアは
クラシック音楽の世界には、長い間、ベートーヴェン以後のシンフォニストが、9曲を越えて、つまり第9番を越えて、交響曲を完成できないという、数字の魔力のようなジンクスが厳然と存在していました。しかも、「誕生した交響曲第9番は堂々たる名曲である」という結果も伴っていました。ベートーヴェンのあの<第9>、シューベルトの<ザ・グレイと>(現在の研究では第8番)、ドヴォルザークの<新世界>、未完ながら名作の誉れ高いブルックナーの<第9番>、そしてマーラーの<第9番>という系譜を見れば、
ぶらあぼ1月号の「注目公演」のページにマルク・ドロビンスキー(チェロ)&シモン・アダレイス(ピアノ)デュオコンサートが紹介されました!ぜひご来場ください!ショスタコーヴィチのチェロ協奏曲第一番、必聴です!………………■コンサートのお知らせ(下記にマルク・ドロビンスキー氏によるチェロ公開マスタークラスのお知らせもございます。)マルク・ドロビンスキー&シモン・アダレイスチェロ&ピアノデュオコンサートマルタ・アルゲリッチプロジェクト招聘アーティストで御歳85歳、ロシアの魂を持
中学校の「部活地域移行」問題に関心を持つようになったが、まだ調査不足なので、自身の思い出を書いていったん終わりに。***************中学校の音楽室は吹奏楽部の練習場。土曜日の午後。吹奏楽部員であるわたしは、そこにいた。一人で。(そう、かつては土曜日にも学校があって、午前中で終わっていた。「半ドン」って言ってね。と、最近の人には説明しないとわかってくれない)なぜ一人で楽器の練習を、ユーフォニウムの練習をしていたのか、記憶はない。先生に指摘されたところを修正しようと
ドミートリイ・ドミートリエヴィチ・ショスタコーヴィチ(DmitriiDmitrievichShostakovich/1906-1975)の交響曲(全15曲)の探訪を先週からアップしています。弱冠19歳で書いた<交響曲第1番>(1926)が大評判となって、国際音楽界に衝撃的なデビューを果たしたショスタコーヴィチは、その後はソヴィエト体制の中での葛藤の中でしたたかに創作活動を続けていきました。<交響曲第5番>(1937年)と<第7番「レニングラード」>(1941年)の表向き
ドミートリイ・ドミートリエヴィチ・ショスタコーヴィチ(DmitriiDmitrievichShostakovich/1906-1975)の交響曲(全15曲)の探訪を先週からアップしています。<交響曲第1番>(1926)が大評判となって、国際音楽界に衝撃的なデビューを果たしたショスタコーヴィチは、1927年には、前衛的な気概にも満ちた単一楽章構成による<交響曲第2番「十月革命に捧げる」>を作曲し、1929年にはより祝祭色の強い<交響曲第3番「メーデー」>を発表しました。
ドミートリイ・ドミートリエヴィチ・ショスタコーヴィチ(DmitriiDmitrievichShostakovich/1906-1975)の交響曲(全15曲)の探訪を先週からアップしています。<交響曲第1番>(1926)が大評判となって、国際音楽界に衝撃的なデビューを果たしたショスタコーヴィチは、1927年には、ソ連当局の一機関、国立出版アジアプロット局の委嘱作品として、前衛的な気概にも満ちた単一楽章構成による<交響曲第2番「十月革命に捧げる」>が作曲し、1929年には、委
ドミートリイ・ドミートリエヴィチ・ショスタコーヴィチ(DmitriiDmitrievichShostakovich/1906-1975)の交響曲(全15曲)の探訪を7日(月)からアップしています。<交響曲第1番>(1926)が大評判となって、国際音楽界に衝撃的なデビューを果たした若き才能=ショスタコーヴィチは、1927年には、ソ連当局の一機関、国立出版アジアプロット局の委嘱作品として、前衛的な気概にも満ちた単一楽章構成による<交響曲第2番「十月革命に捧げる」>が作曲し、
リリース30周年です。1990年代に、指揮者のジェフリー・サイモンが作ったレーベル、CALA(カーラ)の大ヒット企画に、オーケストラの1つのパートの奏者を、総動員して1枚のアルバムにした「ロンドン・サウンド・シリーズ」の1つです。最終的には、すべてのパートで、アルバムを作りましたが、人気だったのが、この、ヴィオラと、チェロ、ホルン、トロンボーンあたりでしょうか?ヴィオラは、音域的には、一番有利で、ヴァイオリンの高音からチェロの中音域ぐらいをカバーできるので、音楽に使うほとんどの音域を
ドミートリイ・ドミートリエヴィチ・ショスタコーヴィチ(DmitriiDmitrievichShostakovich/1906-1975)の交響曲の紹介を、第1番から順番にアップしています。<交響曲第1番>(1926)が大評判となって、国際音楽界に衝撃的なデビューを果たしたショスタコーヴィチは、ソヴィエト体制からも文化の担い手をして期待されたことでしょう。1927年には、ソ連当局の一機関、国立出版アジアプロット局の委嘱作品として、前衛的な気概にも満ちた単一楽章構成による<
2026年の1月23日(金)19:00開演のコンサートのアーティスト、チェロの巨匠、マルク・ドロビンスキー氏のプロフィールをご紹介します!(下記にコンサート情報あり。)ドロビンスキーさんは、アルゲリッチ・プロジェクトの招聘アーティストですが、来日はほとんどしていないのもあり、日本では知られていませんが、主にヨーロッパで活躍している85歳のチェリストです。ご自身も「ロシアの魂を持つ放浪のチェロ奏者」と形容していますが、ドロビンスキーさんの叙情的で雄大な、そしてノスタルジックな演奏は、確かにそれ
ドミートリイ・ドミートリエヴィチ・ショスタコーヴィチ(DmitriiDmitrievichShostakovich/1906-1975)の交響曲(全15曲)の探訪を一昨日からアップしています。<交響曲第1番>(1926)が大評判となって、国際音楽界に衝撃的なデビューを果たしたショスタコーヴィチは、ソヴィエト体制からも文化の担い手をして期待されたことでしょう。1927年には、ソ連当局の一機関、国立出版のアジアプロット局からの委嘱作品として、前衛的な気概にも満ちた単一楽章構
ドミートリイ・ドミートリエヴィチ・ショスタコーヴィチ(DmitriiDmitrievichShostakovich/1906-1975)の交響曲(全15曲)の探訪を昨日からアップしています。<交響曲第1番>(1926)が大評判となって、ブルーノ・ワルターや、オットー・クレンペラー、アルトゥーロ・トスカニーニ、レオポルド・ストコフスキー、アルバン・ベルクからも賞賛され、弱冠19歳にして国際音楽界に衝撃的なデビューを果たしたショスタコーヴィチの次なる交響曲の誕生が待望されたこ
ショスタコーヴィチ120周年の2026年。1月23日(金)文京シビックホール小ホール19:00開演のマルク・ドロビンスキー(チェロ)&シモン・アダレイス(ピアノ)のデュオコンサートで、まさにショスタコーヴィチの記念にふさわしい演奏を聴くことができます!演奏者は、マルク・ドロビンスキー(チェロ)パリ在住。アゼルバイジャン出身のチェリスト、マルク・ドロビンスキー氏は「ロシアのチェロ伝統を最も受け継ぐ者」と評される御歳85歳の巨匠です。マルタ・アルゲリッチ氏招聘アーティストの一人でCDも
1980年代(昭和60年代)初めCDソフトが出てきたとはいえまだまだレコードがクラシックリスナーの中心だったころのお話。仙台市中心部の繁華街から、ほんの少し北に行ったところに中古レコード屋があった。今もあるらしい。店内で、アルファベットで区切られたレコード棚をの棚を手探りでめくると名盤、珍版が結構あって、店に半日いた覚えがある。トロンボーンソロや金管アンサンブルの名盤がここにあった。その後、仙台市を離れて就職したが、通信販売でも結構お世話になった。同じく仙台市中心部から
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番『革命』第4楽章/Shostakovich:SymphonyNo.5inDminorOp.47/東京大学フォイヤーヴェルク管弦楽団
ドミートリイ・ドミートリエヴィチ・ショスタコーヴィチ(DmitriiDmitrievichShostakovich/1906-1975)の交響曲(全15曲)を、今日から探訪していきます。CD:ショスタコーヴィチ/交響曲第1番&15番ウラディーミル・フェドセーエフ指揮/モスクワ放送交響楽団PonyCanyon/POCL-00351昨日にもアップしたこの写真のCDに収録されている、ショスタコーヴィチの出世作となった<交響曲第1番>は、レニングラード音楽院の卒業制作とし
このあたりバランスは考えてをる!(͜㊎・ω・)͜㊎いい加減な組曲ではなしそうやなあBach無伴奏チェロ組曲とショスタコーヴィチ10サン=サーンスオルガン付これでいってみよう!
このところ、ロシアの作曲家の交響曲の探訪をシリーズ記事のようにしてアップしてきました。再録記事も含めながら、ボロディン、R・コルサコフ、チャイコフスキー、スクリャービン、ラフマニノフ、プロコフィエフとロシアのシンフォニストの系譜を辿ってきました。そして、今日からは、史上最大のシンフォニストと言っても過言ではない存在の、ショスタコーヴィチの交響曲、全15曲の話題を始めていきましょう。ドミートリイ・ドミートリエヴィチ・ショスタコーヴィチ(DmitriiDmitrievichSh