2月12日(月)。今夜は、上州(群馬県)の地酒を呑み比べる。永井、という姓は同じだが、なかなか毛色が違う。川場村の永井酒造は、都内を含め流通に強い。うまみある純米系の谷川岳もいいし、香りのよい水芭蕉も垢抜けている。今日は、谷川岳の「T2」。辛いか甘いかと言われれば辛口なのだろうけれど、幅のある旨辛口。一方、沼田市の永井本家のお酒「利根錦」は、辛口の、ズドンと来るストレート。辛口好きな昭和の親父が泣いて喜ぶシャープな味わい。この「奥利根秘蔵酒」と新聞紙に銘が貼られたお酒の精米歩合は60%。アテを選