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自分で原稿を書くだけじゃなく、他の人が書いた教本などの原稿をチェックする仕事もときどきしている。そうすると音楽と同じで言葉の使い方のセンスも人によって違うのがわかって面白い。例えば、左手の指で6弦を押さえるとき、その指が寝ていると、指のハラが5弦に触れる。その場合、ミュートなどのために、意図的に指を触れさせるときは、①「弦に指を触れさせる」と書く(自分は)。一方、意図せずに触れてしまうときは、②「弦に指が触れる」と書く。この辺の言葉の使い方が人によってわりとバラバラで、①のよう
みんなが普通に使っているブルースハープ(BLUESHARP)という言葉ですけど、じつは固有名詞だったんですね。固有名詞っていうことは、ヒトやモノにつけられた固有の名前のことで、ロックやブルースでよく耳にするあのハーモニカ全般に対する名前ではないということです。ではあのハーモニカの一般的な名前は何というかというと、テンホールズ(10穴)といいます。ブルースハープという呼び名は、ドイツの楽器メイカー“ホーナー社”が販売しているブルースハープというブランド名のテンホールズをみんなが使
GeorgeHarrisonのギターの話が出たついでに、JohnLennonのギターについても話題にしたいと思います。皆さんご存知のように、デビュー当時のJohnは我々が見たこともないギターを使用していました。今ではよく知られていますが、Rickenbackerの黒いソリッドギターです。型番は330とも325とも言われているようですが、当時の日本では見たこともないギターで、みんなあれやこれやと噂をしたものです。(下の画像は、Rickenbacker325です)Poleのバイオ
エレキギター、特に『やさしいロックギター入門』の会員から質問されることが多かったのが「ピッキング・ハーモニクスが出ません」という内容。これに対しては、細かい違いはあると思うけど、基本的には次のようにお答えしているはず。ピッキング・ハーモニクスを出すには「ピッキングする瞬間だけ親指を弦に触れさせる」ことが重要です。ピッキング後も弦に触れさせたままでは、ピッキング・ハーモニクスどころか普通の音もミュートされてしまいます。右手のピッキング位置によって、ピッキング・ハーモニクスがまったく出ない場所や
菅田将暉の「さよならエレジー」が大好きで、たまに聴いています。こんなにストレートなロックナンバーで失恋のひとこまを歌い上げるなんて、何ともお洒落じゃないですか。これを今日は作曲者の石崎ひゅーいで聴いてみました。やっぱりオリジナルは凄い心がこもっていて説得力があります。森進一の「襟裳岬」も拓郎で聴くとさらに魅力が増します。布施明の「シクラメンのかおり」もぜひ小椋佳で聴いてください。話がそれましたけど、注目したのは二人のギターです。菅田将暉はマーチンのD28、石崎ひゅーいは
ロカビリーという言葉が死語のように思われていた時代(1980年初頭)に、往年のロカビリーのスター然として登場したのが“ストレイキャッツ”でした。特に中心メンバーであったブライアン・セッツァーは、リーゼントの髪型とグレッチのセミアコギターで、我々初代ロカビリーファンばかりでなく、新しい若者の心も鷲掴みにして、大いにロカビリーの魅力を拡散することに貢献してくれました。先日のこのブログで、ストーンズとビートルズの共通したルーツにチャック・ベリーがいることを語らせてもらったのですが、それはビー
先日、小学2年生の孫の音楽の授業を参観しました。みんなが歌っていたのは何と「翼をください」です。この曲はご存じのとおり“赤い鳥”が歌って1971年にヒットした名曲です。この年にオギャーと生まれた人は、今年48歳になります。それはさておき、ピアノで曲らしい曲を弾くとなったらまず半年以上はかかると思います。でもこの曲なら、右手でコードを1拍ずつ弾くだけ、左手は2分音符でベース音を弾けばOKです。メロディは自分で歌う、難しければ誰かに歌ってもらう。なんたって2年生の子供が知っ
エピフォン(ジャパン)のセミアコ、シェラトンII。これは教材の録音には使っていないギターで、比較的最近(といっても数年前)購入したもの。教材を録音したときは、これではなくワッシュバーンのセミアコを使っていたんだけど、その音がいまいち気に入らなくて、代わりのセミアコを探していたときにネットで見つけたのがこれ。それ以来ブルースやジャズ系の教本の録音に使用しています。エピフォンは一時SGを使っていた時期があって、それがわりとよかったので、これも悪くないんじゃないかと思って買ってみたら、なかなか良
誰もが知っての通り、ビートルズとストーンズはほぼ同じ時期のデビューで英国出身のロックグループ。しかも世界を席巻して今日まで多大な影響を及ぼしているスーパーグループです。でもそのイメージはというと、ビートルズがクリーンな青年(デビュー当時)というのに対し、ストーンズはちょっと不良っぽい感じでとらえられていると思います。1964年に出演したエド・サリバン・ショーでも、ビートルズは3週連続出演で大好評なのに対し、ストーンズはといえばそのお行儀の悪さ故、エド・サリバンの怒りを買って出禁をくらった(実際
ちょっと前ですが、久しぶりにB’zの曲を採譜しました。音源を聴いてちょっと驚いたのが、キーボードレスのシンプルなサウンド。オケはアコギとエレキ、ベース、ドラムスのみ。新しいサポート・メンバーとの録音かと思ったら、亀田誠治(b)、玉田豊夢(d)という初めての顔合わせによるセッションでした。フィンガーピッキングで弾いている、軽くトレモロをかけたトレモロの音が美しい。ちなみにレコーディングで使っているフェンダー・ストラトキャスターは1954年製のタバコサンバースト、アコギはこれも1937
楽器の練習にふさわしい季節があるなんて、ウクレレ以外では考えられないですよね。なんといっても4本の弦を“ポロロ~~ン”と鳴らしただけで、誰でもが強力に夏を感じるのです。そして気分はホノルルのビーチに飛んでいきます。行ったことない人は沖縄とか、もっと近くの江の島とか、どこでもいいから気分を飛ばしてください。夏の砂浜、夕陽、ビールときてそこにウクレレの“ポロロ~~ン”があれば言うことなし!あなたは加山雄三かプレスリー、はたまた桑田佳祐かみたいなことになるはずです。でも梅雨が明けてから練習した
「弦はいつ交換すればいいですか」という質問も数え切れないぐらいいただいた。ネットで検索すれば答えてくれるサイトが山ほどあるけど、ネットが普及する以前のアマチュアにとっては大きな疑問の一つだった。とは言え現在でも最適な交換時期は人それぞれで、具体的に指定するのは難しいんじゃないかな。自分としては、弦の劣化をあまり気にせずに弾ける期間としては、エレキ/アコギのどちらも「1か月」が一つのめやすだと思ってる。ただし毎日ガンガンストロークしてるとか、チョーキングバリバリのフレーズばかり練習してると
岡田准一と浅野忠信が出ているサッポロ「麦とホップ」のCM聴きました?観ました?ではなく聴きました?という理由は、このCMのバックの音楽に注目してほしいからです。曲はなんとヴァン・ヘイレン様の名曲「Jump」ではありませんか。この名曲のどこが使われてたと思います?なんと、シンセのイントロリフのみです。それはたしかに素晴らしいサウンドロゴとしてのクオリティを発揮するリフではありますが、肝心のギターがどこにもないではありませんか。この曲の使用を許諾した権利会社も、このような使われ方をするとは知
物心ついてから、ギタリストとして最初に好きになったのがエリック・クラプトンでした。最初に聞いたのはクリーム在籍時。シングルとしてヒットしていた「サンシャイン・ラブ」「ホワイト・ルーム」や、『クリームの素晴らしき世界』に収録されているライブの「クロスロード」「スプーンフル」あたりをラジオのFM放送などでよく耳にしていた。決定的に好きになったのは、たぶんデレク&ザ・ドミノスの2枚組ライブ・アルバム『イン・コンサート』(1973)。ほぼ同時期だけど『いとしのレイラ』よりライブのほうを先に聴いたよう
皆さんご存知Kissですが、ワールドツアーに出ているんですね。今頃はドイツからイギリスを回り、ヨーロッパ各地からアメリカにわたってオーストラリアに行き、そのあとは何と日本に来るんですね。日本では12月中旬にドームツアーが5公演あるみたいです。聖飢魔IIのデーモン閣下もKissがいなかったらこの世に生まれることはなかったでしょう。もちろんエース清水やルーク篁なんかも生まれるはずがなかったわけです。そしてその後に生まれた数々のビジュアルバンドもいなかったにちがいない。「俺たちは違う!」とか
お久しぶりです!すっかり更新が滞ってしまいました・・・。みなさん、ギターを楽しんでいらっしゃいますか?相当上達なさった方もいるのでは?さて、久々のブログ。最近のできごとを書いてみます。撮りためておいた番組がずいぶんたまってしまったので、整理方々観てないものをまとめて観ました。その中の一遍にあったのが“ぷっすま”です。これって確か去年終わってる番組だから、私の録画ホルダーもずいぶん物持ちがいいですよね。それはさておき、例によって剛とユースケのボケとツッコミは面白く拝見しましたが、番
教材の録音で使ったギター、ベースや現在使用している楽器など紹介していきます。ギターの録音でたぶんいちばんよく使ったのが、下のクレイマー(USA)・ペイサー。購入したのはいつだったか忘れたけど相当昔なのは確かwもともとギブソン・レスポールをメインで使っていたんだけど、レコーディングでアーム付のギターが必要だということになって、まず購入したのが“グレコJJ-1”。JJ-1はネックが細く24フレットまであって弾きやすく、音も悪くなかった。でもトレモロ・アームがケイラー製で、フロ
ジャズギター講座の体験ブログ、ちょっと長めの5日間でしたが、いよいよ仕上げの段階です。今日の体験で、テーマを弾いてアドリブを弾くことになるので、ついにジャズギターとしての体裁が整います。楽譜はおととい使った楽譜の続きです。準備のできてない方はここをクリックしてぜひ、PDFをプリントしてください。今日練習するのはリハーサルマーク「E」からD.S.のところまでです。いやぁ、いいですね~!(笑)ここまで弾けるまではとてもとても遠い、という気になりますが、ゲインの教材を使っていた
さあ、いよいよ!ジャズギターの醍醐味のアドリブにチャレンジです!!これがやりたかった!!そう思っていらっしゃる方も多いのでは?それでは、まずどんな風にしてフレーズができるのかを簡単に説明します。フレーズのいちばんもとになるのは、コードトーンです。コードトーンをつなぎ合わせていくことで、基本的なフレーズができます。例えばCmaj7のコードトーンを並べると、次のような譜例ができあがります。いつものように、楽譜はここをクリックするとPDFで見られるし、プリントすることもできます。
とりあえず昨日までのジャズギターを弾くための下準備、のようなことをやりました。少しはジャズギターの雰囲気をお伝えすることができましたでしょうか?そんな感じからスタートです。最初はだれでもそんなもんです(自分に言い聞かせてますけど)。ここまでは、コードやスケールなど、ジャズギターならではの体験を重ねましたけど、今日はいよいよ“実曲”(“実食”というのはありますけどね…笑)ということで、カラオケに合わせて、なんとなんと、SpeakLowのテーマとなる部分を弾いてみましょう!下の楽譜
それでは、今回はジャズギターを語る上では避けて通れない、スケールについてです。ジャズギターのソロを弾くときには、スケールという指の運びがとても重要になります。極端な言い方をすると、この運指の形が手癖になり、フレーズを作り出すもとになります。ここでは「SpeakLow」で使われるFメジャースケールのポジション、3箇所を覚えます。もちろん、今すぐは無理だと思いますけど、スケールは頭で覚えるのではなく、指が覚えるところまで練習するのがポイントなのです。指が勝手に動いてくれるぐらい、余裕が
ゲインミュージックスクール体験ブログ、今度は「ジャズギター入門」コースをお届けします。(スクール体験ブログ、お好きでない方がいらしたらすみません・・・とりあえず、このコースをご紹介したら一度お休みしますので・・・)さて、ジャズと聞くとちょっと敷居が高くてギター上級者、というイメージもあるかもしれませんが、聞いてみるととてもおしゃれですし、弾けたらいいなと憧れますよね。私はまだうまく弾けませんから、先日のブルースギターに引き続いて浦田先生に模範演奏を見せてもらいながら、ジャズギターを体験
さぁ、今日はいよいよ最終日ですので、「さくらさくら」を1曲通して弾きます。(気持ちだけははりきっていますが、ここまでの動画を確認したら弾けるかどうか自信がなくなりました・・・笑)。さて、今日は7小節目からを練習します。念のため、昨日同様、曲の楽譜はここをクリックで見られます。ぜひ、プリントして使用してください。はじめは7~10小節目を練習します。左手はコードフォームにこだわらず、必要な音をしっかり押さえるように指使いを工夫しましょう。今度は7小節目からリピート記号の
昨日に引き続き、「さくらさくら」をソロギターでがんばってみます。春ですからね、やっぱりこの曲、どうしてもマスターしたいです!さて、昨日までのところで指馴らしをしましたので、曲を弾く練習です。もちろん、いきなりすらすらは弾けないので、部分的に練習してみます。楽譜は「さくらさくら」のまるごと掲載します。これも、ゲインミュージックスクールのテキストと同様のものです。ここをクリックするとPDFで大きく見られますので、ぜひプリントしてご用意ください。では、はじめの4小節を繰り返
今日からの3回も、ゲインミュージックスクールの教材の体験をしていただく記事にしてみます。もちろん、私も体験しますよ!いっしょにがんばりましょう!今度は、「ソロギター入門」というコースで、こちらも独学で練習している方を中心に人気のコースです。念のため、ソロギターとは何かということをお伝えしておきましょう。よくロックのギターソロと混同してしまう方がいらっしゃるのですが、基本的にアコギ(クラシックギターやフォークギター)で弾きます。弾き語りに対して、こちらはメロディと伴奏を一緒に弾くことが
ついに、です!お手本カラオケに合わせて練習してみましょう。ゲインの教材は、お手本の模範演奏のほかに、ギター用のカラオケも収録されています。これに合わせて練習することで、かなり実践力がつきます。なにより、バンドのギタリストになった気分になって、楽しいんですよ!もう、本当、これは自信を持ってこのシステムを自慢してしまいます!(笑)さて、実際の教材では1曲まるまる練習することになっていますけど、ここではとりあえずイントロから2コーラス目までを浦田先生に弾いてもらいました。楽譜は昨
昨日までの成果はいかがでしょうか。フレーズが少し長めですし、すぐに弾けなくても大丈夫。私もたいして弾けません(笑)。それよりも、体験してみてブルースの味わいを知ることがいちばんだと思います。ロックもブルースがルーツですので・・・このあたりは、また別の機会に、お話したいです。さて。いよいよ本題に入ります。まず初めに以下の「SweetHomeChicago」の楽譜を見てください。今日もここをクリックしていただければ、今日はこの曲すべての楽譜がpdfで見られるようにしました。ゲイン
昨日のボトムリフ、いかがでしたでしょうか。私はやってはみたものの、ブルージーとはまだ程遠い・・・たどたどしい状況ですが、指が慣れてくればミュートの感じもつかめそうです。さて、容赦なく(笑)、ボトムリフの次ということでターンアラウンドを練習します。これも、いかにもブルース!というような雰囲気が出るので、今日掲載している楽譜を弾いてみるだけで、ブルースギターの気分が味わえてしまいます。では、このターンアラウンドについてくわしく説明しましょう。ブルースは12小節の決まったコード進行で
私の運営しているゲインミュージックスクールで人気のコースに「ブルースギターマスターコース」というものがあります。今日から4回に分けて、このコースをご紹介しつつ、自分でも練習しようと思います。実際の教材にも収録されている曲は「SweetHomeChicago」で、ちょっとこのコースを体験してみましょう。まずは、この曲をオバマ前大統領やミック・ジャガーなんかが大御所のブルースマンに交じって歌っている画期的な映像があるので観てみてください。作曲者は「Crossroa