ブログ記事1,609件
10月28日の一読は第5章の最後までで、前回の事例が必ずしも成功裡に終わるとは限らないことが示唆されていました。自分の中の葛藤を自ら乗り越えることを仮に成功できても、自分の周りの環境が元のままであれば、変化を戻させる可能性があることが指摘されていました。そして人間関係だけが変化の阻害要因ではなく、社会制度上の抵抗もありうることが書かれていて(参照123ページ)、自主的に良くなることがいかに困難になりやすいかを痛感させられました。
10月27日の一読は第5章「変化の要素」の「子どもの頃の決断を表面化させる」の最後(113ページ)までです。ここでは自我状態の「大人」と「子ども」が自分の中で対立しがちな事例が紹介されて、その対処が書かれていました。子どもの頃に何かしらの問題があって、大人になってからも対人関係がうまくいかないことを、自我状態のエネルギー量に偏りがあるというふうに捉えて、その時にどう対処するかが具体的に説明されていました。ここでいう大人と子どもの自我状態の葛藤例としては、「「子ども」が「したい」というと、「親
10月26日の一読は第4章の最後までで、特に気になったのは著者が簡単に説明していた子どものエゴグラムについてです。「幼ない子どものエゴグラムを描くと、でたらめで不完全なものになる。なぜなら、彼らは主に活動的な「自由な子ども」か、多分、恩きせがましい「順応した子ども」の面を示すからである」(92ページ)この書き方にはかなりの偏見があるように感じられました。本書ではこれまでも「子ども」という要素に関して好意的な表現が少ないと感じていましたが、今回の内容で決定的だと思いました。著者はこれまでの
一週間近くインフルエンザでダウンして書けませんでしたが、今日から徐々に追いついていきます。10月25日の一読は第4章「エゴグラムの妥当性」の「その他」の「全体像」(91ページ)までです。今回はいくつかの固有名詞がついたエゴグラムが紹介されていて(例えば、「マシュマロ投げ」や「疑陽性」)、読んだ段階ではあまりよくわかりませんでした。スルーして読み進めていく中で気になったのは「全体像」の箇所です。「エゴグラムは、ある人のある時点での、観察され、感じられた状態を描写するものである。それはすばやく
今年の5月から近所のカフェで心理学のおはなし会をさせて頂いています千葉県八千代市にあるラ・クロッシュ・カフェLogin•InstagramWelcomebacktoInstagram.Signintocheckoutwhatyourfriends,family&interestshavebeencapturing&sharingaroundtheworld.instagram.comオーナーのなおみさんとっても素敵な方です写真が
今日の一日一読は第4章「エゴグラムの妥当性」の最初「エゴグラムはどのくらい正確なものだろう」までです。今回の内容を読んでみて、理論としてのエゴグラムがどのようなプロセスを経て誕生したかがよくわかりました。既存にはない新しい概念を抽象的に定義するだけではなく、実効性を持った形で生み出されたところにエゴグラムの特色があると思います。それは自我状態という概念がフロイトの概念と異なることからも明らかです(参照79ページ)。ただ理論である以上、客観性をどう担保するのかという問題にもエゴグラムはきちんと
今日の一日一読は第3章「エゴグラムの実例」の最後「標準的なエゴグラムとは?」までです。今回の内容は著者のスタンスがはっきりとあらわれていて、興味深かったです。著者のジョン・デュセイ氏はたびたび聞かれる質問の「完璧なエゴグラムはどんなものだろうか」とか「私のエゴグラムはどうあるべきだろうか」が決まった回答のないものだと書いています。たしかにエゴグラムというツールがあることで、人間はその中に理想を求めようとしてしまいます。下手をすると、理想的なエゴグラムと現実の乖離に悩むかもしれません。そもそも
昨日の一読は第3章の続きで「まだ項目が必要か」です。著者は14世紀の哲学者ウィリアム・オッカムの考え方を引き合いに出して、エゴグラムが5つの要素である理由を説明しようとしていました。たしかに、要素を増やすことで複雑なことを示すことができるかもしれませんが、それはやり出すとキリがないかもしれません。エゴグラムの理論武装することにどれだけの意義があるのかにもよりますが、著者はこの理論を拡充することよりも、その理論がどこまで有効かを示そうとしている気がして、個人的に共感が湧きました。
今日の一日一読は第3章の続きで「特殊な状態」までです。このタイトルを見た時に、すでに見てきた状態もそれなりに特殊だったと思いましたが、今回の場合のニュアンスは読み終えて気づきました。最初は精神障害を取り上げること自体が特殊だという風に思いましたが著者の着眼点は、精神病者に見られるエゴグラムの変化でした。「精神病のときは「大人」のほとんどのエネルギーがだんだんなくなって、「自由な子ども」の自我状態へ行き着くだろう。」(71-72ページ)さらに注目すべきは回復期を是とするのではなく、精神病者は
今日の一日一読は第3章の続きで「いろいろな自我状態が組み合わされたもの」までです。前回までが自我状態の基本となる5つの要素の説明だったので、今回はそれらが複数組み合わさったパターンが紹介されていました。まずこの組み合わせ自体を著者は決して悪いものだとはみなしきっていないことが冒頭に書かれています。そして、この組み合わせは「一つの自我状態だけが優勢というよりも、通常二つの自我状態が高い。また、時には二つが同じくらいに高いものもある」(69ページ)ことが指摘されていました。組み合わせ例で印象に
今日の一日一読は第3章の続きで「「順応した子ども」タイプ」までです。今回のタイプは「従順の典型」(66ページ)と言われていて、イメージ自体はしやすかったのですが、なぜ「子ども」なのかがいまいちピンときませんでした。どちらかというと「大人」を連想する実例が多くて、著者が無意識で前提としている「子ども」のイメージが強く反映されているように感じられました。このタイプは「楽に他人とうまくやっていける。そして、通常「しなければならないこと」をする。すなわち服従する人、従順な人、そして感化されやすい
今日の一日一読は第3章の続きで「「自由な子ども」のタイプ」までです。今回の内容は予想を裏切るもので逆に関心が高まりました。というのも、「自由な子ども」から連想するイメージがポジティブなものになると思っていたけれども、本書で書かれていた実例はどちらかというとネガティブなものが多かったからです。冒頭文は一切違和感がなかったのですが、読み進めていくと雲行きが怪しくなっていきました。「とても愉快な「自由な子ども」は、のびのびと笑い、そして泣く。直観的な感覚や創造性の基礎がその中にある。「自由な子ど
今日の一日一読は第3章の続きで「「大人」のタイプ」までです。ここでいう「大人」は著者によれば、「論理と意思決定の特性を具体化する。それはコンピュータみたいに作用する部分である。たとえば銀行口座の計算をしたり、ガソリン一リッターあたりの自動車の走行距離を算出したり、バスの時刻表から時間を計算したりするのがそれである。情熱、ユーモア、感情を全く含まないので、「大人」はパーティでは退屈する状態であるが、会計事務所では実力を発揮する。」(60ページ)この説明を読むだけでも「大人」のイメージがすごく湧
今日の一日一読は第3章の続きで「「養育的親」のタイプ」までです。このエゴグラムを示す実例として、「殉教者」や「ボディーガード」、「看護部長」といった職業名が取り上げられていたことに、正直あまり違和感を覚えないほど、イメージが湧くものでした。ある意味面白いと感じたのは「養育的親」のタイプ自体も多岐にわたっているのは他の要素の影響が加味されているからだということです。このようにはっきりと示されてしまうからこそ、データが先行しやすくなりそうなのですが、そこは著者が注意喚起していたところが効いてくるの
昨日の一読は第3章「エゴグラムの実例」の「「批判的親」のタイプ」までです。今回から実例が登場するようですが、冒頭で注意書きがされていたところがとても大切だと感じました。「第一に、まず観察してデータを集め、それからエゴグラムを作成すること、その逆ではないということである。各人(あるいはあなた自身)をあるがままに見ること、その性格を偏見でみる誘惑にのらないこと。第二に、「分類表示」とか性格のタイプというものは、ある特定の時点での自分や他人を描写する上で、もっとも引っかかりやすい方法である。固定
今日の一日一読は第二章「エゴグラムの構成」の最後までです。この中で独特な意味合いを持つ言葉が紹介されていましたが、その中でも「社会的反応」で書かれていた「釣る」という言葉が印象的でした。この言葉は「相手からそれ相当の反応を引き出すための策略をしかけることである。「釣り」というのは潜在的なレベルで起こっている過程をさしていて、それは微妙なニュアンスを伝えている。」(48ページ)具体的な例としては、「にこにこした上きげんな態度は快い笑いと、ウインクを引き出す。不満をぶつぶつ言う態度は不機嫌を釣る
今日の一日一読は第二章の続きで「4臭覚、5味覚」でした。読んで納得できたのは、他者を判断する上で、臭覚と味覚を人間は使わなくなってきたということでした。動物であれば、当たり前に使うことを人間は社会生活の中で使わなくなってきたことに気づかされました。社会生活において、味覚を活用することはタブーであることは明らかだと思いますが、臭覚についてはある程度使うべきところがあると思います。現代において、「臭い」というものをいかになくすかという需要がかなりあるのは、他者とのつながりを求めているからこそだ
今日の一日一読は第二章「エゴグラムの構成」の「3触覚」までです。今回の触覚は「交流」という意味で重要な要素であって、人間は生まれた瞬間からこの触覚を使っているので、自我状態にも影響を及ぼすことがよくわかりました。特に幼少期に親からどのような触れ合いがあったかで子どもに与えるものが多いことに気づかされました。たしかに日常的に「抱く」行為をしていた親子とそうではない親子では人格形成にも違いとして現れるんだと思います。親から抱かれた経験が乏しければ、大人になってから、自分から抱くことが少なくなるこ
今日の一日一読は第二章の続きで「2視覚」までです。「人のくせ、身ぶり、身体の態度、歩き方、表情、姿勢を実際に研究することによって、多くの有効な判断を生みだすことができるようになる。この「身体言語」と「非言語的なコミュニケーション」を観察することによって、観察者は自我状態を評価する手助けを得る。それはまた、エゴグラムを作成する上で貴重な知覚力となる。」(39ページ)この視覚から直観的に判断することに一つ疑念があったのは、脳と意識の問題です。『意識を深掘りする-その14「脳の来歴と知覚世界の
昨日の一読は第二章の続きで「自我状態の手がかりと徴候」の途中までです。この中で人間に備わった五つの基本的な感覚を活かして、自我状態を見極めることをしていました。読む前に、これから説明される知識をインプットしすぎると、逆に囚われてしまうんじゃないかと思いましたが、その冒頭で書かれていてハッとしたのが「頭でっかち」と「知性」の違いです。「むだに、論理的な詳細を考える人は「頭でっかち」である。反対に、実際に熟考が必要な時に考えて反応する人は知性的な人である。」(35ページ)知識をやたらに使うのでは
ワールドカップバレーが終わってもぬけの殻状態苦笑それはそうとネット記事に出てきたエニアグラムって何ぞや?と思って、テストしてみたで、タイプ1(1w2)が出て昔社内研修でやったエゴグラムやら性格診断もついでにしてみたらP優位型(FC低位型)主人公型ひたすら忍耐の人あらまー、そのまんまですやんどの診断をやっても自由奔放な子どもの値がほぼゼロこれはまぁ、ACたる所以ですかね…管理職向きって言われてもねうちの組織は差別があるからハンデ持ちで転勤厳しい私は管理職にな
今日の一日一読は第二章「エゴグラムの構成」の冒頭「エゴグラムの書き方」までです。今回は著者のジョン・デュセイ氏がやっているエゴグラムの書き方が詳しく書かれていて、興味深かったです。特に直観を大切にしていることが伝わってきました。エゴグラムの作るにあたって、細かなところまで表現しようと思えば、量の目安となるパーセントのついた用紙に書き込む方が良さそうですが、はっきりとやめておいたほうがいいと書かれていたところが面白かったです。もちろん誰もがすぐに書けれるものではありませんがそれぞれの自我状態の特
昨日の一読は第一章の最後までです。今回読んだのはメアリという個人の事例で、読み終わって、エゴグラムの有効性は少し感じられました。詳しい内容は本文を読んでもらうとして、なかなか刺激的な内容のインパクトでしたが、それに対してエゴグラムの分析が適切に行われていたことが読み応えがありました。特に、「治療前」と「治療後」のエゴグラムの違いとして、エネルギーが移動していることがポイントになっていることがわかりやすく説明されていたのが良かったです。
今日の一日一読は前回の続きで「生体エネルギー量を表すエゴグラム」までです。今回興味深かったのは、前回の図では基本要素という「内容」を示すだけで、今回は「量」について考察されていたことです。ここでいう「生体エネルギー量」をどうやって表示するのかと思ったら、まさかの「直観」でした。著者のデュセイははっきりと「人はみな他人の中にある潜在的な愛情や敵意を示す能力を区別することができる」(23ページ)と書いています。このことは特別なことではなく、あまりにも日常的に当たり前にしているので、あまり注目されて
昨日の一読は第1章「エゴグラムの起こり」の最初「パーソナリティの五つの基本要素」までです。ここではエゴグラムの定義が詳しく書かれていました。読む前はあまり意義深さを感じなかった図も読み終わったときには、かなり興味を惹かれました。その理由は図4と図5の二つに表れています。図4だけであればそれほど関心を持たなかったと思います。なぜなら、「エゴグラムは直観に基づいて、論理的に作図される」(18ページ)と書かれていたからです。単なる図化でしかないと思いましたが、違っていました。「この五つの機能的な
今日の一日一読は「序論エゴグラムの歴史的背景」でした。正直、今回読んでいて、あまり参考になることはありませんでした。エゴグラムを作った人たちの私的な物語が書かれているだけだと感じたからです。期待していた社会的背景は考察されていないと思いました。理系の人たちが書く文章っぽいと感じました。もう少し物事の文脈にまで視野を広げて書いてくれたら、興味をそそるかもしれませんが、個人の誰がどうしたといった話をいきなり聞かされても、関心の薄い読者が熱心に読むインセンティブはなかなか見出しにくいと思います。そこ
昨日の一読は新たにこの本を選んで読み始めるところまでです。実は前回を終えてから次に読みたい本がすぐに見つかりませんでした。できれば「子ども✖️キャリア」で何か面白そうな本を探してみても、ネットではすぐに見つけられませんでした。結局、手元にある本の中からまだ読んでいない本を探して、この本を選びました。この本は池見酉次郎先生の本を買い求めたときに買っていたものでしたが、そのときには正直、タイトルには惹かれるものを感じませんでした。自己探究について、禅や唯識といった仏教の方が親しみやすかったからで
こんにちは、「こころと口もと」の専門家、メンタル歯科医の松谷です。(セラピーDOG・日本スピッツ・ツキちゃん1歳♀)本日は、特別限定セミナーを開催いたしました。今回はある意味、シークレットで、松谷英子orひらおかデンタルに深く関わりのある特別な人だけに集まってもらいました。私の専門は、メンタルと口もとです。特に心理学は私にとって、特別なもの。何故ならば、私自身の心を整えておくには心理学、つまりメンタルトレーニングが必要なクライエントだからです。
今日の一日一読は第4章「キャリアデザイン思考を身につけよう」の「ステップ1自分を知る(自己理解)」までです。今回から具体的にキャリアデザインをどうしたらできるかが解説されていました。その際に、キャリアデザインは山登りに似ているということが書かれていました(参照119ページ)。その一つ目のステップが「自分を知る」ことです。そのためのツールとして、エゴグラムとビッグファイブ、キャリア・アンカーが挙げられていました。この三つの質問例は大人向けなものが多かったので、若いうちからやろうとすると他のツー
今日で「あまちゃん」最終回。このドラマは2周目というおかげで、見方が変わった。というか、しみじみこの約10年間。目まぐるしく変化対応に順応し、今があるんだな。振り返ることもできた分、この先は希望だらけで生き抜きたいところだが、どうもほんと2極化を感じ、その選択は正しいのかって自問自答する日々。先日実施したエゴグラムで「無難に一生を終えることを、人生最大の目標にしているようなタイプです」子育て卒業して、自分の好きな事で・・。と、おそらく