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来る4月15日はクラウディア・カルディナーレの86歳の誕生日です。それを記念して、クラウディア・カルディナーレの映画を紹介いたします。『太陽の誘惑』(1960)監督フランチェスコ・マゼッリ共演ジェラール・ブラン撮影ジャンニ・ディ・ヴェナンツォ脚本アルベルト・モラヴィア他【あらすじ】イタリアのある町。伝統的な上流社会の伯爵や実業家を親に持つ若き御曹司たちは、「王位継承者(ドーファン)」と呼ばれ、高級車を乗り回して遊び呆け、酒と女に明け暮れる無気力な生活を送っていた。あ
カテリーナ・フェリオリ主演他。児童養護施設で辛い幼少期を共に過ごし、同じ家族の養子となったニカ(カテリーナ・フェリオリ)とリゲル(シモーネ・バルダッセローニ)。辛い孤児院生活を施設で語り継がれる伝説、“涙の職人ティアスミス”の世界に入り込むことで乗り切ってきたニカと問題を抱えたリゲルは最初は反発し合うも、互いのトラウマに触れ、徐々に惹かれ合ってゆくが・・・。イタリアを初めとした26の言語に翻訳され世界中から愛されるヤングアダルト小説を実写化したダーク・ラブロマンス。5/10点!!予告編の印
来る4月15日はクラウディア・カルディナーレの87歳の誕生日です。それを記念して、クラウディア・カルディナーレの映画を紹介いたします。『暗殺指令』(1960)監督エンツォ・プロヴェンツァーレ共演レナート・サルヴァトーリ撮影ジャンニ・ディ・ヴェナンツォ【あらすじ】マフィアからニカストロ侯爵の殺害を命じられたシチリアの若い青年アントニオ。だが、当日の夜、どたんばになって暗殺を思いとどまる。そこで出会ったのは侯爵の娘グラツィアだった。グラツィアは姉から邪険に扱われ虐げられ
この映画も去年みていました「これからの人生」2020年イタリア映画Netflix配信。ソフィア・ローレン主演の映画です。ホロコーストを生き延びて孤児を預かって暮らしている老女が、ひったくりをしたり手に負えないイスラム系の男の子に出会って一緒に暮らすことになるお話です。それぞれに変わり者で傷を抱えているのですが、人種や年齢の違いも超えていつのまにか絆を深めていく過程が描かれていて素敵でした。ソフィア・ローレン写真(中)PortraitPhotograph#58Amazon
邦題:道88点。邦題は原題を訳したそのままです。フェリーニ最後のネオレアリズモ映画で、ありのまま(写実主義)描いて見せた上での問題提起、人に考えさせる映画ですが…これは何だか毛色が違う様な気がする難敵ですね。いっちょやってみっか!以下、ネタバレ。って言うか、感想。□2009年発表、英エンパイア誌の「落ち込む映画ランキング」の第4位。ネットでは鬱になるとか、二度と見たくないとか書いてあったけど、その人の経験によると思われる。でも、このテーマは出来るだけ若い内に見た
本日のカトリーヌ・スパークの生誕79周年を記念して、彼女の作品を紹介しています。(1945年4月3日-2022年4月17日)■カトリーヌ・スパークのベストNo.1はこちらとなります。『禁じられた抱擁』(1963)監督ダミアーノ・ダミアーニ製作カルロ・ポンティ共演ホルスト・ブッフホルツ、ベティ・デイヴィス原作アルベルト・モラヴィア【あらすじ】裕福な家で育った画家のディノは、近所の老画家のモデルをしていたセシリアの美しい肉体と大胆さに魅了される。割り切った関
1972年製作のイタリア製バイオレンス・アクション「シシリアンマフィア」を鑑賞しました。マフィアを裏切り殺された父親を持ち裏切り者の子として成長したチンピラのアントニオにマフィアから殺しの仕事の依頼が入る。殺しを成功させたアントニオは義弟ニコラのいるハンブルクに向かう。ハンブルクのマフィアのボスであるビンセントを訪ねたアントニオはビンセントの部下となり敵対組織と抗争を続けのし上がっていく。調子に乗るアントニオをビンセントは邪魔に感じるようになり、、マフィアの世界を描き大ヒットした「ゴッ
ダリオ・アルジェント監督「シャドー」の脳天カチ割りシーン。斧が力強く刺さるその瞬間をモロ見せてくれます。劇中の重要な見せ場です。一瞬なので、初見時は精巧なダミーヘッドに斧を突き立てたのかと思いました。その後ビデオで再見し、凄い仕掛けを使わなくても、衝撃的な描写を演出することは可能であることを学びました。皆さんお気付きでしょうが、方法は安全なダミー凶器と映像の逆転です。頭の形に合わせてくり抜いた安全な凶器を、役者さんに装着。それを勢い良く引っこ抜いた映
こんにちはMinoriです。イタリアでは今日はPasqua「復活祭」キリストが十字架で処刑され,その3日後に復活した日を祝うお祭りです。我が家には全く関係ございませんけど。イタリアではクリスマスに並ぶ大イベント。現在,昼の12時ですが,我が家の周りはひっそりとしていて,誰もいないみたい。みんなどっかに行ったのでしょうか。イタリアでは,パスクアの日に,伝統的に子羊を食べる習慣ありますが,一昨年のパスクア,ヴァレの従兄弟の家に招待され,子羊を振る舞われたのですが
カトリーヌ・スパークの生誕79周年、没後2周年を記念して、彼女の作品を紹介しています。(1945年4月3日-2022年4月17日)カトリーヌ・スパークのベストNo.2はこちらです。『狂ったバカンス』(1962)監督ルチアーノ・サルチェ共演ウーゴ・トニャッツィ、ファブリツィオ・カプッチ音楽エンニオ・モリコーネ【あらすじ】妻と別居中のアントニオは、息子を迎えに行く途上で若者のグループに出会う。若さゆえのノリに苛立つアントニオだったが、一人の美少女フランチェスカが気
カトリーヌ・スパークの生誕79周年、没後2周年を記念して、彼女の作品を紹介しています。(1945年4月3日-2022年4月17日)■カトリーヌ・スパーク、初のテクニカラー作品です。『恋のなぎさ』(1964)監督フロレスタノ・ヴァンチーニ共演ジャック・ペラン、ファブリツィオ・カプッチ撮影ロベルト・ジェラルディ【あらすじ】主人公の少女がボーイフレンド二人と、とある島へ旅行に行く。二人はそれぞれ、彼女をモノにしたいと思っていたが、彼女が身体を許したのは中年の男性だった
<2019年製作/124分/イタリア>原題:Pinocchio日本劇場公開:2021年11月5日ディズニーの名作アニメ『ピノキオ』でも有名な児童文学『ピノッキオの冒険』を『ゴモラ』『ドッグマン』などで知られるイタリアの鬼才マッテオ・ガローネ監督が美しくも残酷に映画化したダークファンタジージェペット爺さんの家を飛び出したピノッキオが繰り広げる奇想天外な冒険を社会風刺や示唆に富んだ物語として描くジェペット役には『ライフ・イズ・ビュー
カトリーヌ・スパークの生誕79周年、没後2周年を記念して、彼女の作品を紹介しています。(1945年4月3日-2022年4月17日)■カトリーヌ・スパークのベストNo.3はこちらです。『太陽の下の18才』(1962)監督カミロ・マストロチンクエ共演ジャンニ・ガルコ、ファブリツィオ・カプッチ音楽エンニオ・モリコーネ撮影リカルド・パロッティーニ【あらすじ】夏休みを楽しもうと、ニコラ・モリノ、ナンニ、レノたちはナポリ湾にあるイスキア島にやってきた。ところがホテルに
「親愛なる日記」(原題:CaroDiario)「親愛なる日記」プレビュー1993年11月12日公開。ナンニ・モレッティ自身を描く日記的エッセー映画。監督・脚本:ナンニ・モレッティキャスト:ナンニ・モレッティ:本人ジェニファー・ビールス:本人アレクサンダー・ロックウェル:本人ジェラルド:レナート・カルペンティエリあらすじ:〈第1章・ヴェスパに乗って〉8月のローマをナンニ・モレッティ(本人)が、ヴェスパに乗って軽快に走る。夏枯れの映画館で
「シチリアの娼婦たち」(原題:Lebuttane)「シチリアの娼婦たち」オープニング1994年公開。カンヌ映画祭で大ブーイングが起こった問題作。監督・脚本:アウレリオ・グリマルディキャスト:イーダ・ディ・ベネディットオルランダグヤ・イェーロルッチャ・ボヌッチャルチア・サルドミルサンドラ・シンドーニブル・ブルパオラ・パーチェVeronicaヴェロニカあらすじ:イタリアのシチリア地方の海岸。何人かの売春婦たちがたむろしている。その
カトリーヌ・スパークの生誕79周年、没後2周年を記念して、彼女の作品を紹介しています。(1945年4月3日-2022年4月17日)『女性上位時代』(1968)監督パスクァーレ・フェスタ・カンパニーレ共演ジャン=ルイ・トランティニャン音楽アルマンド・トロヴァヨーリ衣裳ガイア・ロマニーニ撮影アルフィーオ・コンティーニ【あらすじ】若くして未亡人となったミミは、生前、夫が秘かに豪華なマンションを隠し持っていたことを知る。マンションは、風変りな作り方がされており、
「ノー・スキン」(原題:Senzapelle)「ノー・スキン」プレビュー1994年公開。日本未公開。恋愛と神経障害者の救済をテーマにした異色の名作。監督・脚本:アレッサンドロ・ダラトリキャスト:サヴェリオ:キム・ロッシ・スチュアートジーナ:アンナ・ガリエナリッカルド:マッシモ・ジーニマドレ・ディ・ジーナ:レイラ・デュランテマドレ・ディ・サヴェリオ:マリア・グラッツィア・グラッシーニパオラ:マリーナ・タグリアフェッリロッサナ:パオラ
「かぼちゃ大王」(原題:IlGrandeCocomero)「かぼちゃ大王」全編1993年2月10日公開。医師とてんかんを患う少女との心の交流を描く。受賞歴:カンヌ国際映画祭の審査員賞。ダビッド・ディ・ドナテッロ賞最優秀作品賞、最優秀脚本賞、最優秀主演男優賞。監督・脚本:フランチェスカ・アルキブージキャスト:医師アルトゥーロ:セルジョ・カステリットーピッピ:アレッシア・フガルディチンチア:アンナ・ガリエナマルチェッロ:アルマンド・デ・ラッツ
邦題:自転車泥棒79点。邦題は原題を訳したそのままです。題材もタイトルそのままですが、ジャンルがネオレアリズモ映画なので、ありのまま(写実主義)描いて見せた上での問題提起、人に考えさせる映画です。終戦直後のイタリアである前置きは考慮しません。別の観点からの意図しない考察になりそうなので。以下、ネタバレ。って言うか、考察。アントニオは被害者であるのと同時に加害者でもありますので、ひと言に不憫だとか可哀想だと言った感想ではそこで終わってしまいます。被害者であるか
「リトル・ブッダ」(原題:LittleBuddha)「リトル・ブッダ」予告編1993年12月1日公開。1994年5月14日公開。キアヌ・リーヴス主演のブッダにまつわる作品。脚本:マーク・ペプロー、ルディ・ワーリッツァー監督:ベルナルド・ベルトルッチ音楽:坂本龍一キャスト:シッダールタ王子:キアヌ・リーヴスジェシー・コンラッド:アレックス・ウィーゼンダンガーディーン:クリス・アイザックリサ:ブリジット・フォンダラマ・ノルブ:イン・ルオ・チェン
「フィオリーレ花月の伝説」(原題:Fiorile)「フィオリーレ花月の伝説」プレビュー1993年5月19日公開。トスカーナの名家にまつわる200年の愛と呪いを描く。脚本:サンドロ・ペトラリア、パオロ・タヴィアーニ監督:パオロ・タヴィアーニ、ヴィットリオ・タヴィアーニキャスト:ジャン:ミシェル・ヴァルタンエリザベッタ:ガラテア・ランツィコンラッド:クラウディオ・ビガーリエリーザ:ガラテア・ランツィマッシモ:ミシェル・ヴァルタンルイジ:リノ・カポリッ
カトリーヌ・スパークの生誕79周年、没後2周年を記念して、彼女の作品を紹介しています。(1945年4月3日-2022年4月17日)■もしこの作品のセリフを理解することが出来れば、スパークのベスト3に入るかもしれません。(イタリア語映画ですが、字幕がないため、分かりません・・・)Labugiarda(うそつき)(1965)監督ルイージ・コメンチーニ共演エンリコ・マリア・サレルノ、マルク・ミシェル撮影アルマンド・ナンヌッツィ【あらすじ】キャビンアテンダントの友人
「小さな旅人」(原題:IILadrodiBambini)「小さな旅人」全編1992年公開。若い警官と少年少女二人のイタリア縦断のロード・ムービー。1992年度カンヌ国際映画祭審査員グランプリ受賞。脚本:ジャンニ・アメリオ監督:ジャンニ・アメリオ、サンドロ・ペトラリア、ステファーノ・ルッリキャスト:エンリコ・ロ・ヴェルソアントニオヴァレンティナ・スカリーチロゼッタジュゼッペ・イエラチターノルチアーノレナート・カルペンティエーリ警察署長
「イル・ポルタボルセ」(原題:Ilportaborse)「イル・ポルタボルセ」プレビュー1991年4月5日イタリア公開。日本未公開。若い教師が政界に関与して栄光を掴むが、汚職を見逃さず去ってゆく様子を描く。脚本:サンドロ・ペトラリア、ステーファノ・ルッリ、ダニエル・ルケッティ監督:ダニエル・ルケッティキャスト:シルヴィオ・オーランド:ルチアーノ・サンドゥッリナンニ・モレッティ:チェーザレ・ボテロアンジェラ・フィノッキアーロ:アイリーンジュリオ
カトリーヌ・スパークの生誕79周年、没後2周年を記念して、彼女の作品を紹介しています。(1945年4月3日-2022年4月17日)『愛してご免なさい』(1964)監督レナート・カステラーニ、ルイジ・コメンチーニ、フランコ・ロッシ共演レナート・サルヴァトーリ衣裳ピエロ・ゲラルディ撮影マリオ・モントゥーリ、ロベルト・ジェラルディ※テクニカラー第1話未亡人第2話優しくして、修道士様第3話若い妻■19歳のカトリーヌ・スパークのキャリア絶頂期の作品です
「エーゲ海の天使」(原題:Mediterraneo)「エーゲ海の天使」プレビュー1991年1月31日公開。1991年アカデミー外国語映画賞受賞。脚本:エンツォ・モンテレオーネ監督:ガブリエレ・サルヴァトレスキャスト:モンティーニ中尉:クラウディオ・ビガリロルッツ軍曹:ディエゴ・アバタントゥオーノ中尉の従卒ファリーナ:ジュゼッペ・チェデルナムナロン兄:メーモ・ディーニムナロン弟:ヴァスコ・ミランドラストラツァボスコ:ジージョ・アルベルティノヴェンタ
「殺意のサン・マルコ駅」(原題:LaStazione)「殺意のサン・マルコ駅」プレビュー1990年公開。大ヒット舞台劇の映画化。脚本:ウンベルト・マリーノ、ジャンフィリッポ・アシオーネ、セルジオ・ルビーニ監督:セルジオ・ルビーニキャスト:ドメニコ:セルジオ・ルビーニフラヴィア:マルゲリータ・ブイダニーロ:エンニオ・ファンタスキーニあらすじ:南イタリアの小さな駅サン・マルコ。夜勤の駅長をしているドメニコ(セルジオ・ルビーニ)は一見平凡で
カトリーヌ・スパークの生誕79周年、没後2周年を記念して、彼女の作品を紹介いたします。■カトリーヌ・スパーク/CatherineSpaak1945年4月3日-2022年4月17日パリ近郊ブローニュ=ビヤンクール生まれ。父親のシャルル・スパークは脚本家。伯父のポール=アンリ・スパークは、ベルギーの首相。『穴』でソフィア・ローレンに見出され、その後多くのイタリア映画で活躍。1970年代より、C級映画や低予算スリラーへ出演。■まずは、15歳のカトリーヌ・スパークが注目
邦題:ゾンビ74点。ロメロ監督のゾンビ映画第二弾。当時無名だった彼を一躍有名にした出世作であり、代表作過ぎてしまって、前作の「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」の存在が無視され、ゾンビ映画の元祖と呼ばれているのを散見しますが、当映画はモダンゾンビの元祖の続編が正しいです。前作を見た「サスペリア」の監督、ダリオ・アルジェントが共同出資を申し出た事でロメロと友人のショッピングセンターでの会話「ここで立て籠もれば(ゾンビ対策として)無敵じゃね?」が実現しました!あるフレームに
「パレルモ血と掟」(原題:ToForgetPalermo)1990年公開。パレルモの歴史的な魅力と相反する腐敗しきった現実とを描く。脚本:トニーノ・グエッラ、ゴア・ヴィダル、フランチェスコ・ロージ監督:フランチェスコ・ロージキャスト:カーマイン・ボナヴィア:ジェームズ・ベルーシジャンナ:カロリーナ・ロージキャリー:ミミ・ロジャース公爵:ヴィットリオ・ガスマン顔役:ジョス・アックランドあらすじ:次期ニューヨーク市長の有力候補であり、麻薬撲