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日本美容医師会でお話しさせていただきました。今回は、エネルギーデバイスによるマクロな変化と、細胞レベルでのミクロな変化、そして「熱」という介入によって組織にどのような変化が起こり得るのか。症例も交えながら、私なりの考察をお話ししました。とはいえ、エネルギーデバイスだけですべてを解決できるわけではありません。どこにエネルギーデバイスの限界があり、そこに注入治療をどう組み合わせていくのか。また、当院ではHydroPhaseのエンドポイントをどこに設定しているのか、そしてなぜその設定にしてい
本日は、尊敬するヒアルロン酸注入の心の師匠(とお呼びしていいのかどうか、憚られるほどですが)新井先生のセミナーに参加するため、名古屋へ。注入治療で壁にぶつかっていた頃、新井先生の言葉に救われました。その言葉をきっかけに壁を越え、今の自分があります。その後も定期的にラベールミラクリニックへ伺わせていただいていますが、以前と同じ言葉を聞いても、自分の経験や理解の深さによって吸収できるものがまったく違うんですよね。何度も聞いていたはずのことが、ある日突然、腑に落ちる。今
私は、伝記のような本が好きです。どのように生きてきて、この言葉が生まれたのか。どのような経験を経て、この考え方に至ったのか。その背景を知ることが好きだからです。これは、洋服や食器を選ぶときにも少し似ています。どんなお人柄の方が、どんな想いを込めて作っているのか。そんな背景を知っているものほど、手に取りたくなるものではないでしょうか。5月にはご縁をいただき台湾にて、世界で唯一の架橋コラーゲン製剤「デューサダーム(Deusaderm)」のTraintheTraine
以前、この薬について「麻酔科医は新しい薬に出会ったとき、何を考えるのか」という視点で書きました。新しい薬に出会ったとき、麻酔科医は何を考えるのか|非オピオイド鎮痛薬スゼトリジン(JOURNAVX®)と美容医療の安全性あのときはまだ、私はこの薬を「論じる」側にいました。今回、実際に自分の身体で内服する機会がありましたので、その体験を麻酔科医としての臨床経験と接続しながら記録しておきたいと思います。結論から先に申し上げます。①内服後に自覚した末梢の異常感覚。②その4時間
前回の記事では、顔面老化は皮膚だけでは説明できず骨・脂肪・ECM・そしてretinacularcutisを含む支持構造全体の変化として捉える必要があることを解説しました。では、その支持構造に対して、高周波(Radiofrequency:RF)はどのように作用するのでしょうか。「強い熱を入れること」が目的なのではありません。重要なのは必要な組織へ、必要な熱を、安全に届けることです。続きはnoteからお読みください
「顔のたるみ」と聞くと、多くの方は皮膚が伸びてしまった状態を思い浮かべるかもしれません。しかし実際の顔面老化は、それほど単純ではありません。近年の解剖学的研究によって、顔面は皮膚・脂肪・支持靭帯・筋膜・骨が立体的に連結した構造であり加齢とともにそれぞれが異なる速度で変化することが明らかになってきました。たるみとは「皮膚だけ」の問題ではなく顔全体の支持構造が変化することで生じる現象なのです。続きはnoteからご覧ください
一つ、先生方に質問があります。次のような場面を想像してください。ドクターがナースAに薬剤準備を依頼します。ナースAは薬剤をシリンジへ吸いました。薬剤は無色透明です。しかしその直後、ナースAはナースBから「ダブルチェックをお願いできますか?」と声を掛けられます。ナースAはいったん自分が準備したシリンジをトレイに置きナースBの薬剤確認を行います。数分後そのシリンジがドクターへ渡されます。しかし、シリンジには薬剤名が書かれていません。ドクターは尋ねます。
昨日から美容皮膚科学会に参加しています。朝一番のシンポジウムが本当に素晴らしく自分にとって多くの学びがありました。私なりに整理すると印象に残ったことは大きく4つ。(これは私自身の理解をまとめたものであり、ご講演内容をそのまま記載したものではありません。)皮膚は単なる物理的なバリアではなく、恒常性を維持する動的なシステムであることその理解に基づいて治療介入を考えることバリア機能、免疫、感覚神経、マイクロバイオームは独立して存在するのではなく、互いに影響し合いながら皮膚を維持している
「断捨離」と聞いて、どんな効果を思い浮かべますか?✔︎部屋がすっきりする。✔︎空間に余白が生まれる。✔︎必要なものが見つけやすくなる。✔︎空気の流れがよくなる。✔︎掃除がしやすくなり、きれいな状態を保ちやすくなる。✔︎本当に大切なものが引き立つ。✔︎新しいものを迎え入れるスペースができる。✔︎そして、なんとなく気持ちまで軽くなる。私は、そんなイメージを思い浮かべます。本日(日付は変わってしまいましたが)参加したアラスチンのローンチセミナーで不思議と私の頭に浮かんだのが
美容医療の機器はどんどん進化していて、「結局どれを受ければいいの?」と迷われる患者様は少なくありません。当院でよくいただくご質問のひとつが、「ケアシスとLDMって、何が違うんですか?」というものです。どちらも「痛みが少なく、ダウンタイムもほぼない、肌にやさしい治療」という点は共通しています。けれど、肌に対して行っているアプローチの方法は全く別物です。続きはこちらに
「脂肪を減らしたいです」「顔の脂肪をなくしたいです」というご相談をよくいただきます。もちろん、脂肪が多いことで輪郭が大きく見える部位では脂肪を減らす治療が適していることもあります。しかし、顔の脂肪は単なる「余分な組織」ではありません。「脂肪を減らしたい」と思っていませんか?|顔の脂肪を減らす前に知っておきたいこと|六本木アートラウンジクリニック院長が解説|ArtLoungeClinic「脂肪を減らしたいです」「顔の脂肪をなくしたいです」というご相談をよくいただ
先日、ルクスクリニックで開催されたレスチレンの注入セミナーに参加させていただきました。以前、このブログでも「NASHAとOBTの本質的な違い」について、レオロジーについての文献をまとめました。論文を読んで理解していたつもりでも、実際に長年レスチレンを使い続けている奥村先生から話を伺い、注入を拝見しふわっとしていた知識が臨床と結びつく感覚がありましたしやはり1人だけでは学びきれない経験があります。製剤選択も、治療デザインの一部ヒアルロン酸治療では「どこに入れるか」
目の下のへこみにCGStyler深層から表層まで連続性を回復する、という考え方目の下の影やくぼみは、多くの方が気にされるお悩みのひとつです。ただ、実際の注入治療では単純に「へこんでいるからそこを埋めればよい」というものではありません。眼窩下溝の治療では、単純にくぼみへ製剤を置くだけではなく深い層の支持と、浅い層のなじみの両方を整えることが重要です。目の下のへこみに対してCGStylerTotal1mLを使用した症例です。掲載しているのは、治療前
「美容クリニックは病院じゃないから、そこまで医療安全を意識しなくていい」残念ではありますが、そう言われることが今もあります。しかし美容医療は、医療です。注射・レーザー・麻酔など侵襲を伴う医療行為の連続です。どれほど洗練された技術があっても、それを支える安全の仕組みがなければ、患者さんを守ることはできません。続きはnoteに
顔が老ける原因は「ボリュームロス」だけではありません【レイヤー同士のコミュニケーションという視点から】診察室で「最近たるみが気になる、引き締め治療をやりたい」というご相談をいただくことがあります。診察させていただくと全体的に弛んでいる状態もあれば皮膚表面が余っている状態も。それを全て「たるみ」と表現している場面に遭遇することがあります。年齢を重ねることによって脂肪は減少します。しかし顔の加齢変化は単なるボリュームロスだけでは説明できません。大事なこと
アートメイク、と聞くとどんな印象を持たれますか?眉を整える施術?リップの形や色を美しく見せる施術?もちろん、それらは大切な要素です。しかし、印象を左右しているのはデザインそのものだけではないですよね。顔の表情や印象は、私たちが意識するよりもはるかに素早く、かつ多層的に形成されています。神経美学の研究によれば、ヒトの脳は相手の顔から100ミリ秒以内に第一印象を形成しそこには単なる「見た目のよさ」を超えた情報(健康度、親しみやすさ、信頼感)が瞬時に読み取られていると
はじめに私は必要に応じて、ヒアルロン酸などの注入治療を行う前にエコー(超音波)を使用しています。その理由をお話しする前に、一つお伝えしたいことがあります。この記事は、「エコーを使う医師のほうが優れている」「エコーを使えば安全が保証される」と伝えたいものではありません。逆に、「エコーを使わない診療は安全ではない」と言いたいわけでもありません。美容医療における安全性は、解剖学的知識、適切な診察、技術、経験、患者さんとのコミュニケーション、そして合併症への備えなど、多くの要素に
ECM改善を目的とした代表的な肌育治療現在はさまざまな製剤があります。代表的なものとしてジャルプロジャルプロスーパーハイドロスネコスプロファイロPN/PDRN製剤PDLLA製剤など。それぞれ作用機序は異なりますが、ざっくり共通しているのは、ECM環境を整え、組織修復を促すという点です。美容医療は「regenerative」の時代へ美容医療は今引き上げる埋める(足す)削るだけではなく「組織をどう若い方向へ導くか」という、regenerative(再生医療
【ECM(細胞外マトリックス)とは?】ECMとはExtracellularMatrix(細胞外マトリックス)の略です。簡単にいうと、細胞を取り囲む「足場」や「組織環境」のことです。ECMは単なる構造物ではなく、皮膚の力学的強度や修復能力を支える極めて重要な存在です。構成要素としてはコラーゲン(コラーゲンの型も複数存在する))エラスチンヒアルロン酸プロテオグリカンフィブロネクチンなどがあります。これらが複雑なネットワークを形成することで、ハリ弾力水分保持修
「ハイフや高周波を受けているのに、思ったほどたるみ改善を感じない」そんなご相談を受けることがあります。近年、高周波(RF)治療は、たるみ治療における中心的存在となっています。熱エネルギーによる引き締め効果は非常に有効であり、多くの患者様に変化を実感していただける治療です。しかし実際の診療では、一時的には引き締まるけれど持続しない回数を重ねても反応が弱くなるフェイスラインは改善しても“ハリ感”が戻らないというケースも少なくありません。その背景として、近年美容皮膚科学で重要視されて
伝記のような本が好きです。どのように生きてきて、この言葉が生まれたのか。どのような経験を経て、この考え方に至ったのか。その背景を知ることが好きです😊洋服や食器を選ぶときも、どこか似ています。どんなお人柄の方が、どんな想いを込めて作っているのか。そんな背景を知っているものほど、手に取りたくなることはありませんか😊今回ご縁をいただき、台湾にて世界で唯一の架橋コラーゲン製剤「デューサダーム」のTraintheTrainersを受講させていただきました。コラーゲン製剤
Notallcomplicationsneedtreatment—buteverycasedemandspreciseandtimelyclinicaljudgment.AMWCAsia2026において、E-Posterを提出しました。DesigningReassuranceinMedicalSafetyforAestheticClinicsADecision-MakingFrameworkSupportedbyUltras
今回、AMWCTaipeiにてposterを提出いたしました。日々の診療の中で考えてきたことを一つの形としてまとめる良い機会となりました。テーマは「美容医療における医療安全と安心の設計」について。日々の診療の中で強く感じているのは「合併症をゼロにすること」だけが安全ではない(ゴールではない)ということです。むしろ重要なのは万が一何かが起きた際に適切に評価し、正しく判断し過不足のない対応を行えること。今回の内容は、その判断を属人的な経験に委ねるのでは
人生が紆余曲折あるように医師としてのキャリアも必ずしも一直線に設計できるものではない。最近、あらためてそう感じています。先日、カスタマイズ研究会で坪内先生より、先生が歩んでこられたキャリアのお話を伺いました。女性医師としてのあゆみ、海外留学、開業「その時々の選択を積み重ねてきた」「その選択ができるように準備を重ねた」そのメッセージが強く印象に残りました。その後、キャリアや人生について取り留めもなく夫に話していると夫が黙ってこの写真の本を手渡してきました。時代的制
【医療安全の本質と、草の根で広げていくという思い】医療安全とは、何でしょうか。「ミスを防ぐこと」でしょうか。「ミスを起こさない仕組み」でしょうか。もちろんそれも一側面です。けれど私は、「万が一が起きたその瞬間に、チームとして患者様を守れる準備ができていること」それこそが医療安全の本質だと考えています。美容医療は、健康な方に対して医療介入を行う領域です。だからこそ、その一つひとつに伴うリスクに対してより高い倫理観と慎重さが求められます。ミニレクチャーでは、
agedskin(しわ、たるみ、くすみ、しわ)この現象を引き起こしているものは、原因を辿ると線維芽細胞の老化にあります。でも、さらにもっと辿るとagedECM(構造、力学、免疫学的な変化)が諸悪の?根源でagingcareとは、ECM環境をいかに整えられるか、というところになると思います。ECM環境をリセットできるRFECMの質と力学を改善するECM製剤ECM環境をリセット再構築細胞機能を最適化できるようにECM環境を整える具体的にはRF,mic
たるみの原因それは、皮膚ではなく「肌の奥の細胞」が原因です。次世代RFHydroPhase痛くないのに深く効く引き締め&リフト治療がアートラウンジで始まります。年齢とともに起こる・フェイスラインのもたつき・ほうれい線・ハリ低下・くすみその原因は真皮の線維芽細胞の老化にあります。細胞レベルの老化線維芽細胞が老化すると・コラーゲン産生低下・エラスチン低下・コラーゲン分解酵素(MMP)増加が起こり皮膚の弾力構造が崩れます。研究でも老化線維芽細胞は
SKINVIVE×EBD(エネルギーデバイス)の統合理論「同じデバイスを当てても効果に差が出る」臨床ではよく経験します。その差を左右する要因の一つが、真皮環境の安定性です。皮膚は「刺激を入れれば必ず若返る」ほど単純ではなく刺激を受け取れる真皮の土台が整っているかどうかで、反応性が変わります。架橋ヒアルロン酸でありながら、Skinqualityを改善するSkinBoosterという立ち位置のVolite。この度リブランドして【SKINVIVE】と名称が変わりました
局所麻酔薬は、日々の診療で当たり前のように使われています。美容医療においても、外用麻酔は欠かせない存在です。安全な薬剤。使い慣れた薬剤。「慣れ」を意識しなくなった時に「何か」は起きると思っています。局所麻酔薬の極量、意識していますか?外用はどれだけ使っても安心ですか?静脈投与には明確な極量があります、リドカインの場合5mg/kg(最大350mg)エピネフリン併用で7mg/kg(最大500mg)という明確な上限が定められています。血中濃度が急速
昨日はレスチレンンの新製品ローンチ記念イベントがありました。クリニックを開けていたので、短時間だけ伺いました。新製品RefyneとDefyneブースで直接ゲルを触らせていただけることによって、OBTとNASHAの違いOBTの中での違い視覚でも感覚でも大変理解が深まりました。改めて、文献を読み返してみました😊NASHAとOBTの本質的な違いを超音波から読み解くヒアルロン酸フィラー治療において、仕上がりを左右するのは「どの部位に」「どの層へ」「どの製剤を選ぶか