当時はジュニア版が存在しなかったので背伸びして文庫版で。『クリスティ-/アクロイド殺し』(既読)
◆超有名古典ミステリなので、あちこちの出版社から何度となく再発されている『クリスティ-/アクロイド殺し』。自分は小学2年だか3年の時に創元推理文庫版で買って初めて読んだ。当時は今みたいに「早川文庫でクリスティ-の全作品が読める!」なんて幸せな時代ではなかった。早川ポケミスは存在したが、そもそもミステリ-系の早川文庫なんてものが(今とは違って)この世に存在しなかった時代。そして『アクロイド殺し』のジュニア版なんてものも当時は存在していなかった(今はあるみたいですね)。よって、「クリスティ-に『アク
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自分は面白くて居酒屋で一気読みでしたが世間の評価は低いみたいですね。『折原一/黒い森』(既読)
◆いつ買って読んだのかははっきり覚えていないのだが、手元にある文庫版の奥付を見ると「平成22年9月発行」と表記されている。ん?‥‥平成22年って西暦何年だ?確か書店の文庫新刊コ-ナ-に平積みになっていたものを買い、神田淡路町の某居酒屋(今は無い)に入り、飲食飲酒しながら読んだと記憶している。正直なところあまり期待しないで読み始めたのだが、読み始めたら自分的にはかなり面白く、その居酒屋にて一気読みしてしまった事をはっきり覚えている。今の重度の読書スランプ中の自分からは考えられない事だが、
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2024年2月22日(木)の自宅音楽鑑賞と『島田荘司/網走発遥かなり』が映画化されるのに期待!
◆あまり評判にならないが、島田荘司に『網走発遥かなり』という連作短編集がある。自分が所有しているのは、たぶん講談社文庫から初めて文庫化された時のものだと思う。そして読んだのは1980年代の終わり頃か、ひょっとしたら1990年代の初め頃だったかもしれない。『占星術』や『眩暈』のような強烈な王道本格ミステリとは違うし、自分が島田荘司の密かな「裏ベストワン!」と考えている『異邦の騎士』のように「小説として優れもの」というタイプのものとも違う。敢えて言えば「日常生活を舞台とした『静的な』幻想小説」みたい
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飲食費を削ってのこうした中古での宝探しがまた楽しい。『フィルポッツ/孔雀屋敷』(初読)その2
◆昨年の終わり頃に出た短編集『フィルポッツ/孔雀屋敷』(創元推理文庫)。そもそも古典のフィルポッツの短編集が出ること自体が驚きでしたが、取り敢えず地元の図書館で借りてみた。フィルポッツといえば、あの乱歩が「オ-ルタイム・ベストワン!」と激賞絶賛した『赤毛のレドメイン』が自分にはピンと来ず、更にはかつては名作と讃えられていた『闇からの声』も自分とは相性が悪く、更には10年前くらいに文庫化された『誰がコマドリを殺したのか?』も、世間では好評だったようですが、自分的には全く駄目だった。よって、こうして
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有名ラ-メン屋さん+交通博物館+老舗甘味屋+そして『グランジェ/クリムゾンリバ-』(再読)
◆「辛いもの」って「味的には」自分は全く大丈夫なのです。例えば辛さで有名な「中本」のラ-メンとかでも。しかし問題は「辛い物を食べると自分は汗だくになってしまう」という点なんですね。飲食していて汗が滝のように「だらだら&ぼたぼた」。この「汗だく」が怖くて外食では「辛いもの」ってなかなか注文出来ないんですよ。食べたくても注文出来ないわけで、これって結構つらいものがありますよね。15日(金)に千葉県内某所の中華ファミレス「バ-ミヤン」に入ったところ、メニュ-を見ていたら、なんか無性に「濃厚担々麺」とや
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