こは全(まつた)く神明(しんめい)の冥助(みやうぢよ)によれり。そもこの社(やしろ)は何(いづれ)の神(かみ)を祭(まつ)り奉(たてまつ)れるか」と宣(のたま)ひつゝ、明(あけ)ゆくまゝにうち仰(あほぎ)て見給(たま)へば、八幡宮(はちまんぐう)の三字(さんし)を写(うつ)したる額(がく)ありけり。「誠(まことに)に氏(うぢ)の御神(おほんがみ)の郷導(みちしるべ)し給(たま)へる事疑(うたが)ふべからず。しかれば馬(うま)をば直(たゞ)に進(まゐ)らすべう思(おも)へども、はか<”しき廟祝(は