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お試し暮らしを体験させてもらってから3年が過ぎようとしているのですが、これでようやく垂れ流しで書き続けたお試し暮らし体験記もラストとなります。改めて、大変貴重な(計)6ヶ月を過ごさせてもらえたことに感謝の気持ちでいっぱいです。本当に楽しかった…と、しみじみです。改めて振り返ると・・・お試し暮らしをさせてもらったのは、関東から東北へ移住した経験と、コロナ禍によってリモートワークと出会ったことから、西日本の暮らしを知りたい、そこから将来(の移住先や多拠点生活の可能性)について考えたいと思っ
府中市でのお試し暮らし体験記を書き終え、お試し暮らし体験記自体もぼちぼち終了としたいと思います。完全にただの日記で、偶然経験させてもらったこと・書きたいと思ったことを垂れ流し続けたなぁと振り返りつつ、もう少しだけ書きたいことがあるので、あと2つ(ちょうど?120でキリがいい気もするのもありまして)ほど書いて終えようと思います。ラスト一つ前で書きたいのは、妖怪の話の続きです笑お試し暮らしと関係なさすぎる予感ですが、今、妖怪がどんな存在や位置づけとなっているかを考えるとそこまでずれていない
府中市でのお試し暮らし体験記。前回小泉八雲について書きましたが、小泉八雲といえば妖怪に高い関心を抱いた人物として有名かと思います。『小泉八雲と妖怪』では、小泉八雲が妖怪に関心を抱いた理由を、妖精文化の宝庫といわれるアイルランド出身の乳母キャサリンによって怪談を語り聞かされてきたからとしていますが、これは妖怪研究の第一人者である水木しげるが幼い頃にのんのんばあから妖怪話をたくさん聞いて育ったことと似た背景だと言え、とても興味深いなと思います。https://www.e-hon.ne.jp/b
府中市でのお試し暮らし体験記。出雲神話についていろいろ書いてきましたが、出雲神話や民話をはじめ、日本の文化に注目し、数多くの著作を残してきた人物として有名なのが小泉八雲かと思います。松江市には『小泉八雲記念館』があり、出雲ツアーの際にお邪魔することができました。なにやら今年の秋には小泉八雲の妻・セツをモデルとした連続テレビ小説「ばけばけ」が放送されるようで、この記念館や小泉八雲・セツに今後注目が集まることになるのかなと想像します。ここでは小泉八雲のことと記念館について(大雑把にしか書きま
府中市でのお試し暮らし体験記。古代出雲について素人なりにちょっと突っ込んで調べてみた結果、ますますわけがわからなくなり&その歴史をさらに知りたくなってしまいましたが、以前から私は出雲や日本神話(なんなら風土記も)などについては割と高い関心を持っている人でした(なので楽しくて突っ込んでしまったのかなと)。出雲ツアーの前に行っていた鳥取ツアーでは、水木しげるロードに行く前に出雲神話の「因幡の白兎」の舞台に立ち寄ったりしていて、「へー」とか「ほー」とか言っていた感じです。「因幡の白兎」の内容につ
府中市でのお試し暮らし体験記。古代出雲歴史博物館に立ち寄り、出雲の歴史や出雲と吉備のつながりなどを学びつつ、水木しげるさんの『水木しげるの古代出雲』をもとに出雲王朝・出雲神話などについて書いてきました。水木さんの本を読んでいるうちに、そしてその記事を書いているうちに、古代出雲や大和政権のこと、出雲神話や出雲風土記について知りたい気持ちがどんどん膨らんできてしまい、、ざっとですが『出雲と大和ー古代国家の原像をたずねて(以下、出雲と大和)』、『風土記の世界』、『列島語り出雲・遠野・風土記(以下
府中市でのお試し暮らし体験記。備後出雲大社を偶然見かけ、「神在月」に本場の出雲に弾丸で行ってきたことを前回書きました。その際に、出雲大社近くにある島根県立古代出雲歴史博物館で『出雲と吉備』という企画展が開かれていることを知り、立ち寄ってみました。岡山県の笠岡市でお試し暮らしをさせてもらったときに、吉備の歴史について触れていたため関心があり、正直出雲と吉備と備後と…と、頭の中が混乱しそうになりながらではあるのですが、そのつながりを知りたいなぁと思ったのでした。館内に入ると、神迎神事や縁結びの
府中市でのお試し暮らし体験記。お試し暮らし中に備後出雲大社なる神社と出会ったことから神在月の時期だなぁと思い立ち、調べてみると神迎神事なるものがあると知って思わず弾丸で出雲に行かせてもらっていました。府中市からは車で二時間半ほどで行けてしまうので、私的には少し離れてはいるものの生活圏内のように感じます(ちなみに岩手は沿岸部から内陸まで二時間などざら…)。先に神在月と神迎神事について書いておくと、神在月は出雲地方での旧暦の10月のことを指し、一般的に旧暦の10月を「神無月」と呼ぶことと対
府中市でのお試し暮らし体験記。ちょっと前に三次市にお邪魔したことを書きましたが(平和美術館や妖怪ミュージアム・トレッタみよしのこと)訪問した際の帰り道にたまたまこんな神社を見つけました。写真の通り、備後出雲大社です。出雲大社といえば島根県が有名ですが、出雲大社ほどの格式の高いとされる神社であれば、全国にいわゆる分祠があるのかと思います。その意味では何も珍しい光景ではありませんが、府中市をひたすら北上していくと島根県の出雲大社にたどり着くんだよなぁ…と地図を眺めて思
府中市でのお試し暮らし体験記。前回は鞆の浦でお会いした方に紹介してもらった本屋『UnLearn(以下、アンラーン)』さんについて書きました。その際に少し触れたアンラーンさんの隣にあるカフェ『風の丘』さんでランチを食べたのですが、その時にふと手にした本屋特集の雑誌で『We東城』さんという本屋さんが、何やら不登校のこどもがバイトで関わるようになる?などといった話が(確か)そこにあり、大変興味を抱きました。私自身、いわゆる対人援助に携わっている身として、様々な限界や違和感を常に覚えながら
大船渡の山林火災や3月11日を迎えたこと、そして個人的に今は少ししんどい時期なのですが、自分自身の日常を守るために、これまで書いてきた体験記の続きも書きたいと思います(たまにエッセイっぽく?思うことをただ書くことの心地よさ?も感じたので今後もそれは書きたいなと思いつつ)。恩師との縁から鞆の浦を訪れることができたこと、そこでご活躍されている方といろいろお話をする時間をいただいたことをこれまで書いてきました。恩師の話や、その方の学ばれてきたことの話を聞かせてもらい、鞆の浦で働かれている現場の
府中市でのお試し暮らし体験記。大学院時代のご縁があり、鞆の浦にお邪魔したことを書きました。鞆の浦のきれいな風景をはじめ、どんな地域・歴史があるかということを書きましたが、鞆の浦で有名なものといえば「保命酒(ほうめいしゅ)」かなと思います。保命酒を扱っているお店はいくつかあるようですが、私はその中で元祖保命酒の『入江保命酒本店』さんと『保命酒屋』さんに行ってきました。『入江保命酒本店』さんは元祖ということもあって、保命酒の歴史などについて店内で詳しく展示がされていました。お店の資料等
呉市で見た映画『原発を止めた裁判官』の流れから、原発の問題について、そして日本被団協や第五福竜丸の話について書いてきました。原発・原爆の問題をはじめとした社会問題については今後も定期的に書いていこうと思いますが、お試し暮らし体験記にいったん戻りたいと思います(小休止というとなんですが)。これまで府中市の近隣といいますか、広島県内のいろいろなところにお邪魔してはその話を書いてきました。呉市にお邪魔したのは防災のとあるグループの縁からであり、そもそも広島には大学院時代の友人がいてちょこちょ
前回、呉市(の海上自衛隊による海上輸送)と東日本大震災の福島原発について書きました。原発についてアメブロでも書いておきたいと思ったのは、呉市と福島原発につながりがあったこともあるのですが、お試し暮らし体験中に、広島市にある横川シネマさんで上映されていた『原発をとめた裁判官』を見に行ったためでもありました。後ほど書く予定ですが、独立系の書店や小さな映画館を私は応援したい(本屋や映画上映とかは私もやりたい)気持ちがあり、府中市のお試し暮らし中にたまたまそうした映画館があることを知り、かつ、見たい
府中市でのお試し暮らし体験記として、これまで呉市のことを書いてきました。前回、呉市が海上自衛隊とともに発展していったことから、原発によるまちの発展(変化)と類似している部分がありそうという話について、ほんの少しだけ触れました。実は呉市の海上自衛隊が福島第一原子力発電所(以下、福島原発)の原発事故と関わりがあったことを、以下の番組で私は知りました。災害(支援)関連のことはtheLetterで書くようにしていますが、呉市とのつながりから(番組の内容に触れつつ※誤りがあればすみません)原発について
府中市でのお試し暮らし体験記。呉市とのご縁、呉市の西日本豪雨被害について案内してもらったことを書きました。その日は被災の様子だけではなく、市内も(ありがたいことに)案内していただくこととなり、海上自衛隊に関する施設や『この世界の片隅に』の絵の展示とその町並みを見ることができました。海上自衛隊呉集会所には『この世界の片隅に』の絵で描かれたロケマップや、すずさんと周作さんの待ち合わせ場所などの紹介などがあり、きっとファンにはたまらないものだろうなと感じます。この世
府中市でのお試し暮らし体験記。これまで府中市のぎりぎり近隣の三次市について書いてきましたが(稲生物怪録や妖怪については物足りないのでまた今度深く?書きたいと思います)次に書こうと思うのは三次市からはちょっと遠目の呉市についてです。なぜ呉市なのかというと、これまで私はオンラインの防災について考えるグループに関わってきたのですが、そのメンバーの中に呉市の方がいたためでして、連絡を取ってみたところ、会いましょうとなったのでした。なんとも現代って感じな出会い方ですが、最初にお会いしたのは広島市
府中市でのお試し暮らし体験記。三次市について書いてきましたが、三次市に訪れた最大の理由は『湯本豪一記念日本妖怪博物館三次もののけミュージアム』に行きたすぎたためでした。これまで三好市(「みよしし」で同じ読み方なのがまたいいですね)の『妖怪屋敷』や境港市の『水木しげるロードおよび記念館』に訪れては発狂してきたわけですが笑、ここもまた独特でありつつ、普遍的?な妖怪ミュージアムで、私的には大満足でした。なぜ三次市にこうしたミュージアムがあるかというと、三次市は稲生物怪録(いのうもののけろ
府中市でのお試し暮らし体験記。前回は三次市について書きましたが、三次市には『三良坂平和美術館』という素敵な美術館があり、そちらにも訪れてみたので少し書いてみたいと思います。『三良坂平和美術館』は、1991年の6月に開館した美術館で、三次市の中で最も古い美術館とされています。館内には三次市出身の反戦画家として有名な(といっても私は初めて知ったのですが…)柿手春三さんの作品が展示されていたり、敷地内には平和のためのモニュメントがいくつか点在されていました。そのうちのひとつに『三良坂町非核平和
2025年になり、年が明けても絶望するようなニュースばかりでやられつつ、、今年一年はどう過ごそうか…と(お試し)移住や本屋をやりたい気持ちも含め、いろいろ考えている最中なのですが、とりあえず、中途半端になっていたお試し暮らし体験記をまずは書き終えちゃいたい!という気持ちになんとなくなったので、唐突に再開しようと思います。もはや2年前の話になってしまっていることがややショックではありますが、今も交流が続いていたりもして、ありがたい経験をさせてもらったなぁと改めてしみじみしたりもしているところです
府中市でのお試し暮らし体験記。お世話をしてくださったスタッフの方が、府中市のお隣である福山市の『神勝寺禅と庭のミュージアム』をおすすめとして教えてくれたと前回書きました。今回はそことはまた別のお隣の町、尾道市についておすすめしてもらったので、そのことについて書きたいと思います。が、尾道は尾道ラーメンと温泉を教えてもらい、もれなくそれを堪能してちょっとだけ町を散策したくらいなので、特に書けることはなさそうです笑もともと私はザ・観光地というところに(こう書くと失礼かもしれませんが)あま
府中市でのお試し暮らし体験記。前回はお世話をしてくださったスタッフの方おすすめの府中市八幡紅葉まつり(ライトアップ)に行ってきたことを書きましたが、他にもおすすめしてもらっていたところがいくつかありまして、ここではそのうちのひとつ『神勝寺禅と庭のミュージアム』について書きたいと思います。と、その前に…スタッフの方に教えていただいた『神勝寺』は府中市ではなく、福山市にあるお寺となります。このことはつまり(府中市と福山市はお隣の地域ではあるものの)スタッフの方々は私たちに府中市に限定
府中市でのお試し暮らし体験記。記念すべき100記事目(かといって特になにもないですが、あでも虎に翼も今日で100話でなんか嬉しかった!)は、前回書いた首無地蔵から少し足を伸ばして坂を登っていったところにある府中市八幡神社、そこで行われていた紅葉まつりについて(真夏の時期ですが)書きたいと思います。ここはお試し移住でお世話をしてくださったスタッフの方々におすすめとして紹介してもらって、行ってみようとなったところでした。行ってみると、前回書いた八尾山の麓に位置する神社であることがわかり、もともと
府中市でのお試し暮らし体験記。これまで主に府中市・上下町の町並みや歴史等について書いてきましたが、他にも府中市には興味深い伝説?があったりします。中でも強烈なのがこちらです。首無地蔵。この看板だけを見ると、なんだか「お気をつけてお帰り下さい」が意味深な感じに見えてめちゃ怖い(夏にピッタリ)ですが笑、そういう話ではなく、この首無地蔵は文字通り首がないお地蔵さんが祀られているお寺のことを指しており、ここは参拝すると病が消えたり願い事が叶ったりするとされていて、いまも信仰の対象で、日本各地から
府中市でのお試し暮らし体験記。前回は上下町にある『府中市上下歴史文化資料館〈民話の郷〉』で展示されていた上下町の昔ばなし(民話)について紹介しましたが、明治時代に作家として活躍した岡田美知代さんについてほんの少し触れたいと思います。というのも、昔ばなしの特別展が開かれていた時期とまた別の時期にここに訪れた際に、偶然岡田美知代さんの特別展がやっていたのと、建物前の看板にあるように、ここは岡田美知代さんの生家を改築した建物であることから興味を持ったためです(お恥ずかしながら、ここを訪れるまで岡田
府中市でのお試し暮らし体験記。前回書いたように上下町はかつて代官所が置かれるなどして栄えた町であり、多くの人々が上下町を行き来し、交流があったであろうと思われます。このことは上下町に様々な物語が残っていることからも言えそうでー人が行き来する中で口伝えで物語は継承されてきたと思われるのでー旧石州街道の並びにある府中市上下歴史文化資料館〈民話の郷〉では、ちょうど「上下の昔話」の特別展?が開催されていました。入口の看板にはこうあります。幕府直轄地である天領ということもあり、中央の文化もいち
府中市でのお試し暮らし体験記。府中市では石州街道とその街道沿いに伝統的な建造物が見られることを書いてきましたが、そうした歴史の面影が最もよく感じられるのは府中市の上下町だろうと思われます。府中市の便利帳という資料には石州街道の宿場町として栄え、歴史と文化を培いながら発展してきた上下町。当時この地には幕府の代官所も置かれ、この地方の政治・経済の中心地でしたと上下町のことが紹介されており、うだつのある建物や翁屋という芝居小屋(国登録有形文化財とされている)、立派な警察署が見られ、当時がい
府中市でのお試し暮らし体験記。府中市民俗資料館(以下、資料館)にて、館長さんと様々なお話をしたのですが、個人的にとてもおもしろかったのが、私が(無知なだけかもですが)全然知らない東北の話を館長さんに教えてもらったことでした。しかも、私達が訪問する前まで話していた人は岩手に旅行に行ってきたという話をしに来ていたということで、、なんともすごいタイミングでいろいろな話を聞かせてもらえたものだなと思うなどしていました。館長さんに教えていただいた話は「東北陸奥の国府は多賀城」という話で、そこに藤
府中市でのお試し暮らし体験記。前回は府中市の名前の由来や歴史について書きました。その際に何度か触れた府中市歴史民俗資料館(以下、民俗資料館)について書きたいと思います。ここは本当オススメで、いわゆる観光スポットなどではないと思いますが、府中市に訪れた人にはぜひとも行ってほしい場所です。まず民俗資料館そのものについてですが、この建物は1903年(明治36)2月、芦品郡府中町に新築された芦品郡役所庁舎のようで、写真からわかるように洋風と和風が折衷された建物となっています。『広島
府中市でのお試し暮らし体験記。少しまた間隔が空いてしまいましたが、また体験記を書きなぐっていきたいと思います。前回、府中市は石州街道をはじめ伝統的な町並みが残る町だと書きましたが、そもそも府中市という地名に、格式の高さ?や歴史が表れていると考えることができるように思います。『広島「地理・地名・地図」の謎』(以下、『広島の謎』)によると【中古】広島「地理・地名・地図」の謎意外と知らない広島県の歴史を読み解く!じっぴコンパクト新書203/唐沢明楽天市場${EVENT