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『理想的本箱君だけのブックガイド-NHK』の定時放送3回目は「「もっとお金が欲しいと思った時に読む本」-理想的本箱君だけのブックガイド-NHK」です。今回のテーマは「もっとお金が欲しいと思った時に読む本」の3冊。(NHKの『「もっとお金が欲しいと思った時に読む本」-理想的本箱君だけのブックガイド-NHK』(C)NHK)「もっとお金が欲しいと思った時に読む本」今回の選書テーマは、”もっとお金が欲しい”と思ったときで、ただ、どれだけお金を得ることが出来たら満
『愛国百人一首』の選定された49首目は新納忠元です。(著者所持の『愛国百人一首』の新納忠元の絵札)あぢきなやもろこしまでもおくれじと思ひしことは昔なりけりこの歌は、1592(文禄元)年の後陽成天皇の時代に詠まれた歌です。歌の意(こころ)にがにがしいことだ。朝鮮や明国への出兵でも、軍といえば他人には後れまいと思っていたのに、それは昔のことであって、今は年を
大河ドラマ『光る君へ』の時代に花開いた貴族たちの日記『蜻蛉日記と王朝日記〈更級日記・和泉式部日記・土佐日記〉男と女、それぞれの“日記文学”(ビジュアル版日本の古典に親しむ)[竹西寛子]』を読みました。蜻蛉日記、更級日記、和泉式部日記、土佐日記など平安王朝時代の日記の著者や作品のエッセンが豊富なビジュアルとともに分かる1冊蜻蛉日記と王朝日記(更級日記・和泉式部日記・土佐日記)―男と女、それぞれの“日記文学”(ビジュアル版日本の古典に親しむ10)Amazon蜻蛉日記と王朝日
『光る君へ』の第16回で登場したエピソード「香炉峰の雪」は清少納言の随筆『枕草子下(ちくま学芸文庫)[清少納言]』の第282段に描かれています。『枕草子』で一二を争う有名な段。中宮定子とのやり取りではもっとも有名な段。二人の知的センスあふれるやり取りがポイント(NHK大河ドラマ『光る君へ』で御簾を巻き上げる清少納言(C)NHK)『枕草子』第282段の「高炉峰の雪」エピソード『光る君へ』の第16回で中宮定子が清少納言に投げかけた香炉峰の雪」について、清少納言が漢詩の知識を
『光る君へ』で兼家にとにかく道綱をとお願いし、石山詣ででまひろらと交流した藤原道綱母(大河では藤原寧子)とその作品の『蜻蛉日記』ついてです。本朝第一の美人の寧子さん、兼家の妾として関係に懊悩しながら、二人の間の子の道綱にとにかく期待をかけて、かけて、かけて・・・(NHK大河ドラマ『光る君へ』の寧子こと藤原道綱母(C)NHK)蜻蛉日記と王朝日記(更級日記・和泉式部日記・土佐日記)―男と女、それぞれの“日記文学”(ビジュアル版日本の古典に親しむ10)Amazon蜻蛉日記と王朝日記〈更級
4月から始まった『3か月でマスターする世界史-NHK』の「第2回ローマもオリエント?-3か月でマスターする世界史-NHK」についてのレビュー中国史の岡本隆司先生と古代ローマ史の井上文則先生のローマがオリエントか否か議論が楽しむポイントの第2回(NHKの『第2回ローマもオリエント?-3か月でマスターする世界史-NHK』(C)NHK)3か月でマスターする世界史4月号(NHKシリーズ)Amazon3か月でマスターする世界史4月号(NHKシリーズ)[
道隆の中関白家全盛!あの『枕草子』の香炉峰の雪の逸話も登場する大河ドラマ「光る君へ」-NHK』の第16回「華の影」について道隆ら中関白家全盛期の中、京は疾病が流行し、道長・道兼・詮子らは道隆一家に対立する方向へそんな中でのまひろと道長の再会第16回は、994(正暦5)年(NHK大河ドラマ『光る君へ』全盛を迎える中関白一家と定子サロン(C)NHK)朝廷では、長兄の道隆が関白、娘の定子を一条天皇の中宮とし、息子の伊周を内大臣に引き上げ、隆家もと我が世の春を迎えています。『枕草子』で
大河ドラマ『光る君へ』で一条天皇と仲の良い姿を見せる明るい雰囲気の中宮定子、その定子を主人公にした『悲愁中宮【電子書籍】[安西篤子]』を読みました。道長がえぐい!藤氏長者と政権首班のため、謀略を駆使して中宮定子と一条天皇の中に疑いの芽を植えるなど中宮定子をいじめぬくそんな悲しみと愁いに満ちた中宮定子の栄光と転落の生涯悲愁中宮(集英社文庫)Amazon悲愁中宮【電子書籍】[安西篤子]楽天レビュー大河ドラマ『光る君へ』では、ついにききょうが念願の内裏での女房勤
4月から始まった『3か月でマスターする世界史-NHK』の「第1回古代文明のはじまりカギは“遊牧”-3か月でマスターする世界史-NHK」についてのレビュー学生時代、大河の近くにある濃厚四大文明で習ったはずですが、今は中国は黄河・長江文明で五大文明なんだそうです・・・(NHKの『第1回古代文明のはじまりカギは“遊牧”-3か月でマスターする世界史-NHK』(C)NHK)3か月でマスターする世界史4月号(NHKシリーズ)Amazon3か月でマスターする世
『禅ごよみ365日:毎日に感謝したくなる』より印象に残った禅語についてです。読み:ゆげざんまい意味:一心に遊びを没頭する。どんなことも”する”ことを”楽しむ(遊ぶ)”子どもの頃、遊びに熱中して時間を忘れてしまったように、すべて自分がやることはそれを楽しみなさいということだそうです。つらいこと、苦しいことがあっても、やることを楽しむのが禅の境地なんだそうです。少しでもこのことを意識して、やることを楽しみたいと思います。禅ごよみ365日毎日に感謝したくなる[枡野
『バッカイ』『アウリスのイーピゲネイア』『レーソス』『キュクロープス』の4作品で構成される『エウリーピデースVギリシア悲劇全集(9)』唯一現存のサテュロス劇『キュクロープス』が収められている断片ではないギリシア悲劇作品の最終巻(10~12巻は断片集)エウリーピデースVギリシア悲劇全集(9)ギリシア悲劇全集全13巻+別巻月報揃岩波書店K0562内容やレビュー『バッカイ‐バッコスに憑かれた女たち‐』『アウリスのイーピゲネイア』『レーソス』の3本の悲劇と、唯一現存
『光る君へ』でまひろに「自分のために生きる」と宣言した清少納言ですが、実は、清少納言が随筆『枕草子上(ちくま学芸文庫)[清少納言]』で女房として生きることについて第21段で書いています。キャリアウーマンとして生きるその思いを書いてます。(NHK大河ドラマ『光る君へ』で自分のために生きると宣言する清少納言(C)NHK)『枕草子』第21段女房として生きることについて『光る君へ』で、まひろの家にやってきて、宮仕えしていきたい!自分のために生きたいと語った清少納言が、そこで口
今年はギリシア悲劇を読むのがテーマなので福徳本として『はじめてのギリシア悲劇(講談社現代新書)[丹羽隆子]』を読みました。英文学者の著者がギリシア悲劇各作品で自ら楽しんだことや感じたことなどを交えながら、その作品を紹介してくれるギリシア悲劇を楽しむあんちょこ本的な1冊はじめてのギリシア悲劇(講談社現代新書1433)Amazonはじめてのギリシア悲劇(講談社現代新書)[丹羽隆子]楽天著者の丹羽隆子さんについて(本書より)本書のデータによると、著者の丹
『理想的本箱君だけのブックガイド-NHK』の定時放送2回目は「「時間に追われている時に読む本」-理想的本箱君だけのブックガイド-NHK」です。今回のテーマは「時間に追われている時に読む本」の3冊です。3年前のサービス残業だらけの職場時代に読んだらどう思っただろうな~(NHKの『「時間に追われている時に読む本」-理想的本箱君だけのブックガイド-NHK』(C)NHK)「時間に追われている時に読む本」Z世代を中心に、”タイパ”という言葉がよく言われるようにな
『大鏡全現代語訳(講談社学術文庫)』での藤原兼家について見ていきたいと思います。兼家の人生は、その放埓を極めたと評価されている。(NHK大河ドラマ『光る君へ』で念願の摂政となった兼家(C)NHK)太政大臣兼家その放埓をきわめた生涯『大鏡全現代語訳全現代語訳(講談社学術文庫)[保坂弘司]』における藤原兼家の生涯が”その放埓をきわめた”と評されています。(藤原兼家の人物関係図著者作成)『光る君へ』でも、謀略家かつ剛腕ぶりを見せつけた藤原兼家ですが、道長と同じ
世界各地の神話の中の主要な神話の特徴をつかむために『世界でいちばん素敵な神話の教室[蔵持不三也]』を読みました。Q&A形式で分かりやすく、神話を題材にした名画や神話の遺跡の写真などで、ギリシア・北欧・インド・エジプトなどの世界各地の主要な神話の骨格を理解するのに役立つ1冊。世界でいちばん素敵な神話の教室(世界でいちばん素敵な教室)Amazon世界でいちばん素敵な神話の教室[蔵持不三也]楽天レビュー本書は、ギリシア、北欧、ケルト、インド、エジプト、オリエント、
ききょう、ついに女房となり清少納言と名付けられ、まひろは『蜻蛉日記』の藤原道綱母に出会い、作家の道がみえてきたのかも・・・大河ドラマ「光る君へ」-NHK』の第15回「おごれる者たち」について自分のために生きるききょう(清少納言)、ついに中宮定子の女房に、一方停滞していたまひろ(紫式部)は『蜻蛉日記』の藤原道綱母と出会って道が見えてきたかも第15回も前回と同じく990(永祚2)年からスタートです。(NHK大河ドラマ『光る君へ』一条天皇と支える摂政の道隆(C)NHK)宮中では、長兄の
大河ドラマ『光る君へ』で登場する源雅信などの公家の源氏たちを知る公家源氏ー王権を支えた名族[倉本一宏]』を読みました。天皇を支えること(天皇の藩屏)を期待され、源氏として臣籍効果した公家源氏、天皇が代ごとに源氏を生み出してしまうのであるものは地方で名門武士になるも、長く朝廷で生き残った公家源氏もいるその歴史を知る1冊公家源氏―王権を支えた名族(中公新書)Amazon公家源氏ー王権を支えた名族(中公新書2573)[倉本一宏]楽天レビュー源氏というと、鎌倉幕府
『禅ごよみ365日:毎日に感謝したくなる』より印象に残った禅語についてです。読み:はないずれのところにかもとめゆかん(花、いずれのところにか、求め行かん)意味:真理は遠くにあるのではなく、実は足元にある、そのことに気づくことが大事渡辺和子さんの『置かれた場所で咲きなさい』のタイトルに通じるような禅語です。自分の置かれた場所で毎日をしっかりと生きることが自己実現につながっていくことになるということなんだと理解します。凡事徹底ではありませんが、毎日を大事に生きなさい。それが自己実現
今朝は1時間半ほどのタケノコ掘り朝4時半に起き、5時に出発山に入り1時間半ほどタケノコを掘りました。義父が毎年行っている援農隊の仲間の方に、普段は平日なので仕事で参加できなかったんですが、今回は日曜なので参加させてもらいました。12年以上ぶりで、タケノコはどこにあるのか全く分からず、見つけた方のを掘る役をしていました。結局、自分では育ちすぎて取らなくていいレベルのもの以外は見つけられず、、、分からん!!4人で40〜50本ほどゲット泥など落としておすそ分けしたあとは、義父と妻の料理に任
アツアツな関係で、デレデレの藤原実資と婉子女王について『大鏡全現代語訳(講談社学術文庫)』で見ていきたいと思います。婉子女王は花山天皇の女御だった!天皇出家後の彼女を巡る恋の争いの話(NHK大河ドラマ『光る君へ』の藤原実資と婉子女王(C)NHK)実資、恋の争いに勝ち、婉子女王と結ばれる。『大鏡全現代語訳全現代語訳(講談社学術文庫)[保坂弘司]』には、藤原実資と婉子女王のことも描かれています。『光る君へ』で、藤原兼家や道隆らの強引な政治にやり方などに目をひ
NHKのEテレで本選びに役立ちそうな番組『理想的本箱君だけのブックガイド-NHK』がこの4月から定時放送されました。テーマに対するおススメの3冊本を映像の帯とともに紹介してくれる本選びに役立ちそうな番組今回は、「勇気が欲しい時」(NHKの『理想的本箱君だけのブックガイド-NHK』タイトル画面(C)NHK)「勇気が欲しい時に読む本」見落としていましたが、定時放送になるそうなので楽しみです。定時放送はうれしいんですが、どのテーマを選ぶのか、さらにはそこからそのテーマに会
関白藤原頼忠の息子の藤原公任のやってしまった失言について『大鏡全現代語訳(講談社学術文庫)』で見ていきたいと思います。円融天皇の入内による外戚競争の際に思わず兼家と詮子に行ってしまった当時は本流だった公任(NHK大河ドラマ『光る君へ』の藤原公任(C)NHK)太政大臣頼忠の息子、当初は藤原氏本流の跡継ぎの公任『大鏡全現代語訳全現代語訳(講談社学術文庫)[保坂弘司]』における藤原公任のやってしまった失言についてです。(筆者作成の人物関係図)『光る君へ』で一条
自分の置かれた状況でいろいろ変わったな~と高校卒業までは自転車通学なのであまり縁がありませんでした。30年以上前の大学受験の浪人生活の時は、予備校まで1時間程度電車に乗っていたので、その間はとにかく「試験に出る英単語」などの英単語や熟語とかを覚える、確認するという暗記タイムに使っていました。大学でも1時間半程度の電車とバス通学でした。このときは勉強は全然で、スポーツ新聞やジャンプなどの様々なマンガを読む時間にしていました。大学卒業後の社会人になってからは、読書にあてることが多
『ヘレネー』『ポイニッサイ‐フェニキアの女たち‐』『オレステース』の3作品で構成される『エウリーピデースIVギリシア悲劇全集(8)』次々に酷いことが畳みかけるように起こり続ける悲劇と機械仕掛けの神が現れて丸く収まってしまう悲劇???が味わえる1冊エウリーピデースIVギリシア悲劇全集(8)ギリシア悲劇全集全13巻+別巻月報揃岩波書店K0562内容やレビュー『ヘレネー』『ポイニッサイ‐フェニキアの女たち‐』『オレステース』の3作品で構成されています。3作ともトロイア
『愛国百人一首』の選定された48首目は森迫親正です。(著者所持の『愛国百人一首』の森迫親正の絵札)いのちより名こそ惜しけれ武士の道にかふべき道しなければこの歌は、天文(1532~1555)年間に詠まれた歌です。歌の意(こころ)命は惜しいものであるが、それよりも名誉の方がもっと惜しいものである。そう思うことが武士の道で、この道にかわるべき他の道がないので、こ
『光る君へ』で関白で登場した藤原頼忠の娘の藤原遵子について『大鏡全現代語訳(講談社学術文庫)』で見ていきたいと思います。北家小野宮流の関白太政大臣頼忠の娘、もし皇子を生んでいたら、、、(NHK大河ドラマ『光る君へ』で円融天皇に入内する藤原遵子(C)NHK)「太政大臣頼忠廉義公『大鏡全現代語訳全現代語訳(講談社学術文庫)[保坂弘司]』における藤原頼忠の娘の藤原遵子についてです。(家系図筆者作成)藤原遵子は978(貞元3)年に円融天皇に入内し、982(天
兼家亡くなり、次の世代闘争にまずは道隆が、一方のまひろはききょうとの交流で道が開けてくるような思いをする大河ドラマ「光る君へ」-NHK』の第14回「星落ちてなお」について巨星(兼家)墜つ、兼家の三人の息子らの争い、まずは兼家の遺言通りに道隆が大きくリードまひろはききょうの自分のための生き方という考えに刺激を第14回も前回と同じく990(永祚2)年です。第1回から藤原氏の本流(藤氏長者)と政権首班をとるために剛腕と三人の息子たちを使い分けてきた藤原兼家がついに亡くなるのが大きな変化とな
『光る君へ』でまひろの父為時と仲が良く、のちにまひろの夫となる藤原宣孝ですが、第13回の派手な格好での御嶽詣でについて、実は、清少納言が随筆『枕草子』で書いています。剛腕に加えて、外戚として権勢を確立するために、幾重にも張り巡らせる天皇家との婚姻の網(NHK大河ドラマ『光る君へ』で御嶽詣で帰りの派手な藤原宣孝(C)NHK)『枕草子』第114段に登場した藤原宣孝第1回から、藤原為時の友人として家に訪れる藤原宣孝、まひろの婿取り探しなどのまひろが望んでいるかも関係なく動き回っています
『光る君へ』で関白で登場した藤原頼忠について『大鏡全現代語訳(講談社学術文庫)』で見ていきたいと思います。たいそうよい慣例をさまざま制定された北家小野宮流の関白太政大臣(NHK大河ドラマ『光る君へ』で藤原義懐(C)NHK)「太政大臣頼忠廉義公」『大鏡全現代語訳全現代語訳(講談社学術文庫)[保坂弘司]』における藤原頼忠についてです。(家系図筆者作成)藤原頼忠は、北家小野宮流の藤原実頼の次男です。大臣に任官され19年、関白に補任されて9年とこの世の栄華を