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『理想的本箱君だけのブックガイド-NHK』の定時放送4回目は「「ひとりぼっちの孤独を感じた時に読む本」」です。孤独を愉しむ。孤独を受け容れる。孤独や寂しさと折り合いをつけるなどを考える契機となるような本との出会い(NHKの『「ひとりぼっちの孤独を感じた時に読む本」-理想的本箱君だけのブックガイド-NHK』(C)NHK)「ひとりぼっちの孤独を感じたときに読む本」ブックディレクターの幅允孝さんが選書したのは、以下の3冊です。1冊目:『ひとりたのしむ』熊谷守
関白になる疫病ですぐになくなってしまった道兼についての『大鏡全現代語訳(講談社学術文庫)』での記述です。関白はたった7日間、だから”七日関白”なんて言われてしまった藤原道兼七日関白、夢のような死大河ドラマ『光る君へ』で、兄の藤原道隆亡きあとの次代争いにおいて、妹の詮子のおかげもあって関白になった道兼さんについての『大鏡』の記述です。(NHK大河ドラマ『光る君へ』で関白となった道兼(C)NHK)『大鏡』では、道兼さんについては、兼家公(大入道殿)の三男で、粟田殿と称されること
2024年5月に購入した第2弾の4冊です。5月の第2弾は、定番購入の歴史群像と、『光る君へ』を楽しむためとギリシア悲劇・喜劇をより楽しむためにと購入しました。<2024年5月購入第2弾の4冊>まずは、ほぼ定番購入の『歴史街道2024年6月号』PHP研究所歴史街道2024年6月号(特集1「陰謀と政争の平安時代」Amazon歴史街道2024年6月号[雑誌]楽天大河ドラマ『大河ドラマ「光る君へ」-NHK』を楽しむのに役立ちそうな特集なので購入。続いて
30年以上前の大学受験浪人のときに読んだマンガ『あさきゆめみし』を、今年の大河『光る君へ』に合わせて再読長大な『源氏物語』をマンガでその世界観を味わえる。光源氏の恋愛遍歴の始まりあさきゆめみし(1)(講談社漫画文庫)Amazonあさきゆめみし(1)(講談社漫画文庫)[大和和紀]楽天レビュー大河ドラマ『光る君へ』の主人公まひろこと紫式部が書いた『源氏物語』は3年くらい前に全部読みましたが、4か月くらいかかり大変でした。この大河に合わせて読み直そうかという思いも
本が好き!さんから『SNSのモヤモヤとの上手なつきあい方[Poche]』という本を献本していただきました。SNSでモヤモヤしたときに、分かるはすのない相手のことを忖度するのではなく、自分の本心に向き合い、自分がその本心の味方になることが大事と分かる1冊SNSのモヤモヤとの上手なつきあい方AmazonSNSのモヤモヤとの上手なつきあい方[Poche楽天レビュー12年前くらいにTwitterで炎上したことがあり、その厳しさを実体験し、その後は発信についてはそんなこと
亡くなる寸前までお酒のことを考える藤原道隆のことが『大鏡全現代語訳(講談社学術文庫)』に記録されています。疫病ではなく、御酒の飲み過ぎからの飲水病で亡くなる道隆さん、しかしその死ぬ間際までお酒のことが・・・死に際までもお酒好きの心を忘れなかった道隆大河ドラマ『光る君へ』でも、お酒をよく飲んでいる感じの藤原道隆さんですが、『大鏡』でもその度が過ぎた深酒について書かれていました。(NHK大河ドラマ『光る君へ』で病に倒れ、死の床に就く道隆(C)NHK)『大鏡』では、道隆さんのお飲
見事な陣定で庶民のための政治を行う道長と、伊周との間の主導権争いが激化していく大河ドラマ「光る君へ」-NHK』の第19回「放たれた矢」について道長が政権首班の見事な仕事ぶりを発揮する中、巻き返しを図る伊周・隆家がついに自滅と言えるあの事件が・・・第19回も、995(長徳元)年の話になります。(NHK大河ドラマ『光る君へ』この藤原隆家の放った矢が大事件に(C)NHK)(NHK大河ドラマ『光る君へ』道長の陣定め(C)NHK)道長が、一条天皇の関白になりたいのかという質問に対して、陣定め
第6回『第6回モンゴル拡大東西の統一-3か月でマスターする世界史-NHK』について遊牧国家の歴史、中華王朝を組みわせた大帝国のモンゴルのその拡大方法と統治方法について(NHKの『第6回モンゴル拡大東西の統一-3か月でマスターする世界史-NHK』のタイトル画面(C)NHK)3か月でマスターする世界史5月号(NHKシリーズ)Amazon3か月でマスターする世界史5月号(NHKシリーズ)[岡本隆司]楽天モンゴルの拡大東西の統一
続けて『ギリシア喜劇全集(2)アリストパネース2[久保田忠利]』を読みました。うちつづくペロポネソス戦争下において、平和の尊さを表現する喜劇や、アテナイの裁判制度や裁判好きなアテナイを揶揄する喜劇で構成される第2巻ギリシア喜劇全集〈2〉アリストパネースIIAmazonギリシア喜劇全集(2)アリストパネース2[久保田忠利]楽天内容やレビュー本書は、アリストパネース(前446~前385)の喜劇作品『蜂』『平和』『鳥』の3作品が収録されています。ペロポネ
『禅ごよみ365日:毎日に感謝したくなる』より印象に残った禅語についてです。読み:ひゃくしゃくかんとういにいっぽをすすむ(百尺竿頭に、一歩を進む)解説:百尺もの長い竿の先まで上りつめても、さらにそこから一歩進める。悟りに終わりはない。百尺とは、約30メートル超の長さです。精魂を傾けて、努力して取り組んで満足しているところから、何かもっとできることを考えて実践することが、”もっとできる自分”に引き上げてくれる原動力になる。禅の修行がまさにそれで、「もうこれでいい」ということ
藤原道隆の酒好きなことが『大鏡全現代語訳(講談社学術文庫)』にも記録されています。深酒で、亡くなったのもお酒の乱脈な飲みぶりという評価が下されている中関白の藤原道隆度が過ぎる深酒の道隆と、その酔態大河ドラマ『光る君へ』でも、お酒をよく飲んでいる感じの藤原道隆さんですが、『大鏡』でもその度が過ぎた深酒について書かれていました。(NHK大河ドラマ『光る君へ』で正妻の高階貴子と酒を飲む道隆(C)NHK)道隆さんは、藤原兼家と時姫の間に生まれた子の中では長男にあたり、父の兼家の後の
『ギリシア喜劇全集(1)アリストパネース1[久保田忠利]』より現存するアリストパネースの作品を読み始めました。ペロポネソス戦争下のアテナイの状況や、ソクラテスも登場するアリストパネスの喜劇作品集その1ギリシア喜劇全集(1)Amazonギリシア喜劇全集(1)アリストパネース1[久保田忠利]楽天内容やレビュー本書は、アリストパネース(前446~前385)のほぼ完全に現存する作品『アカルナイの人々』『騎士』『雲』の3作品が収録されています。アリスト
『3か月でマスターする世界史-NHK』の第5・6回は中国について中国の各王朝とその北と西に広がる遊牧民族・遊牧国家との関係を知る第5回(NHKの『第5回多極の共存遊牧国家と中華王朝-3か月でマスターする世界史-NHK』(C)NHK)3か月でマスターする世界史5月号(NHKシリーズ)Amazon3か月でマスターする世界史5月号(NHKシリーズ)[岡本隆司]楽天多極の共存遊牧国家と中華王朝第5回から、中国の歴史見る回となっています。
ギリシア喜劇とは何なのかを理解するためにその案内として『ギリシア喜劇全集(別巻)ギリシア喜劇案内[久保田忠利]』を読みました。ギリシア悲劇があるから喜劇がある!長引くペロポネソス戦争もギリシア喜劇には重要な要素と分かります。ギリシア喜劇全集(別巻)Amazonギリシア喜劇全集(別巻)ギリシア喜劇案内[久保田忠利]楽天内容やレビューギリシア悲劇を読むうちに、ギリシア喜劇の存在を知りました。ギリシア喜劇はギリシア悲劇の引用や作者の悲劇詩人をネタにすると
2024年5月に購入した第1弾の3冊です。5月の第1弾は、定番購入の歴史群像と100分de名著シリーズです。4月放送分を買っていなかったので、それも併せて購入<2024年5月購入第1弾の3冊>まずは、日本史、世界史を現代史に至るまで幅広く、そしてマニアックに学べる1冊『歴史群像2024年6月号【電子書籍】[歴史群像編集部]』歴史群像2024年6月号【電子書籍】[歴史群像編集部]楽天歴史群像2024年6月号[雑誌]Amaozon続いて、先月は買わなかっ
『光る君へ』で女房として生きたいと語る清少納言が、その生き方についての男性の見方の不満を随筆『枕草子上(ちくま学芸文庫)[清少納言]』の第21段に描かれています。女房で働く女性に対する男性の見方の不満と、その女房こそが結婚相手にふさわしいと胸を張る清少納言(NHK大河ドラマ『光る君へ』で中宮定子の側にお仕えする清少納言(C)NHK)『枕草子』第21段の”女房の素晴らしさと男性の目”『光る君へ』で内裏で女房として生きたい。自分のために生きたいと強くまひろに語った清少納言さ
長兄の道隆亡くなり、次兄の道兼関白になるも疫病で亡くなる。次代の争いが道隆弟の道長と道隆子の伊周で行われていく大河ドラマ「光る君へ」-NHK』の第17回「岐路」について道兼、関白となるも疫病で”七日関白”というすぐに退場、争いは一条天皇を軸に、詮子&道長と定子&伊周に、板挟みの一条天皇第18回は、995(長徳元)年の話になります。(NHK大河ドラマ『光る君へ』右大臣&内覧で実質政権首班となった道長(C)NHK)道隆の死に伴い、一条天皇を軸にした次代争いが激化していくことになります
2024年4月に読んだ14冊、2024年『大河ドラマ「光る君へ」-NHK』の副読本、ギリシア悲劇、そしてラテン文学などを読みました。14冊についてのレビュー記事注目している書評家の三宅香帆さんによる世界の名作小説の読み方講座『#646レビュー『ぶっちゃけよく分からん、あの名作小説を面白く読む方法』三宅香帆』小説を楽しみたくて『(読んだふりしたけど)ぶっちゃけよく分からん、あの名作小説を面白く読む方法(角川文庫)[三宅香帆]』を読んでみました。話題の書…ameblo.jp
本が好き!さんから『SNSのモヤモヤとの上手なつきあい方[Poche]』という本を献本していただきました。とにかく「映え」しなきゃとか、攻撃的な書き込みや、炎上などいろいろあるなと思い、読んでみることにしました。SNSのモヤモヤとの上手なつきあい方AmazonSNSのモヤモヤとの上手なつきあい方[Poche楽天今回は、SNSの付き合い方について考えてみたいと思って、書評を書いている本が好き!さんにて、この本の献本応募したところ当たりました。GWの神戸帰省中に届いていま
『禅ごよみ365日:毎日に感謝したくなる』より印象に残った禅語についてです。読み:とうちゅうのしゅんしょくひとみがし(洞中の春色、人、見難し)解説:洞穴の向こう側に広がっている桃源郷(悟りの境地)は、そう簡単にみえるものではない「洞中春色」とは、洞穴の向こう側に広がっている桃源郷のことで、転じて悟りの境地を意味するそうです。悟りの境地を見るのは難しく、心の眼が必要ではないかと、その心の眼を開かせるには、少しでもたくさんの真理に気づいて、感動して、その蓄積が”開眼”にひろがるので
『大鏡全現代語訳(講談社学術文庫)』での藤原兼家の正妻の時姫について見ていきたいと思います。兼家との間に、道隆、道兼、道長、超子、詮子を産む。長生きしていたらゴッドマザー間違いなしな女性(NHK大河ドラマ『光る君へ』の兼家と正妻時姫(C)NHK)兼家の正妻時姫、自分の運命について夕辻占いする『大鏡全現代語訳全現代語訳(講談社学術文庫)[保坂弘司]』には藤原兼家の正妻の藤原時姫についての記述があります。(NHK大河ドラマ『光る君へ』の兼家と正妻時姫とその子ども
『理想的本箱君だけのブックガイド-NHK』の定時放送3回目は「「同性を好きになった時に読む本」-理想的本箱君だけのブックガイド-NHK」です。今回のテーマの本は、寛容・多様性を軸に、LGBTQ問題をはじめ、いろいろ考えさせられる本のセレクト(NHKの『「同性を好きになった時に読む本」-理想的本箱君だけのブックガイド-NHK』(C)NHK)「同性を好きになった時に読む本」今回の選書テーマは、”もっとお金が欲しい”と思ったときで、ただ、どれだけお金を得ること
トロイア滅亡からローマ建国に向けての移住の苦難を描いた『アエネーイス』を収めた『世界古典文学全集(第21巻)ウェルギリウス/ルクレティウス』を読みました。『アエネーイス』=ホメロスの『イリアス』+『オデュッセイア』+帝政までのローマ史というウェルギリウスの英雄叙事詩世界古典文学全集21ウェルギリウス・ルクレティウスAmazon世界古典文学全集(第21巻)ウェルギリウス/ルクレティウス楽天レビューギリシア悲劇を読む関係で、ギリシア悲劇→ギリシア神話、その中でもト
『光る君へ』のやる気に満ち溢れる宮仕えとは異なる初出勤での緊張している様子などが清少納言の随筆『枕草子下(ちくま学芸文庫)[清少納言]』の第182段に描かれています。中宮定子様のところでの宮仕え、当初はかなり気が引けていた様子を思い出しながら書いている清少納言さん(NHK大河ドラマ『光る君へ』で定子様の下に宮仕えすることになった清少納言(C)NHK)『枕草子』第182段の出勤したてのエピソード『光る君へ』で内裏で女房として生きたいと希望を述べ、みごとに中宮定子のもとで宮
4月から始まった『3か月でマスターする世界史-NHK』の「第4回イスラム拡大の秘密-3か月でマスターする世界史-NHK」についてのレビュー日本人にはなじみが薄いイスラム教についてその誕生と拡大の秘密をアジアの視点で考える。(NHKの『第4回イスラム拡大の秘密-3か月でマスターする世界史-NHK』(C)NHK)3か月でマスターする世界史4月号(NHKシリーズ)Amazon3か月でマスターする世界史4月号(NHKシリーズ)[岡本隆司]楽天
トロイア戦争でトロイアから脱出したアエネーアースがローマ建国の神話にもつながると知り、『アエネーイス』を詠むにあたって『ラテン文学を読むウェルギリウスとホラーティウス(岩波セミナーブックス)[逸身喜一郎]』を読みました。ローマ時代のラテン文革の特徴と、ウェルギリウスと『アエネーイス』とホラティウスの『カルミナ』の2作品の大枠での楽しみ方が分かる1冊ラテン文学を読む――ウェルギリウスとホラーティウス(岩波セミナーブックスS14)ラテン文学を読むウェルギリウスとホラーティウ
酒の飲みすぎの道隆、病に倒れ、突然の終焉を迎える大河ドラマ「光る君へ」-NHK』の第17回「うつろい」について道隆の中関白家、全盛を迎えるもその完成させることができずに道隆は病に倒れ死す。次の実権は誰に???第17回は、994(正暦5)年、995(正暦6・長徳元)年の話になります。(NHK大河ドラマ『光る君へ』中関白家、道隆の死(C)NHK)朝廷では、長兄の関白道隆に対して、悲田院にまでいき疫病の流行を知った道長は疫病対策を進言しますが、道隆は酒を飲んで、自分たち上流階級には関係
4月から始まった『3か月でマスターする世界史-NHK』の「第3回世界宗教誕生の条件-3か月でマスターする世界史-NHK」についてのレビュー世界宗教となったキリスト教のその成立には、ペルシア帝国の宗教ゾロアスター教の影響が大きかったと説明する第3回(NHKの『第3回世界宗教誕生の条件-3か月でマスターする世界史-NHK』(C)NHK)3か月でマスターする世界史4月号(NHKシリーズ)Amazon3か月でマスターする世界史4月号(NHKシリーズ)
ギリシア悲劇を読み進める中、神話・悲劇だけでなく文学についての歴史を知りたいと思い、『ギリシア・ローマの文学(講談社学術文庫)[高津春繁]』を読みました。西洋文化の源泉、そして今も世界中で影響を及ぼしているギリシア・ローマ文学の展開を知る1冊ギリシア・ローマの文学(講談社学術文庫)Amazonギリシア・ローマの文学(講談社学術文庫)[高津春繁]楽天レビュー2024年はギリシア悲劇を読んでいますが、そのためにはギリシア神話を読む必要があり、その中のト
『禅ごよみ365日:毎日に感謝したくなる』より印象に残った禅語についてです。読み:ひしりょう解説:考えるから心配、悩みが生まれる。考えてもどうしようもないことは考えないのがいい「くよくよするな」ということにも通ずるんだと思います。熟慮しなければならないこともありますが、特に、考えてもどうしようもないことをあれこれ考えたところで、何になるわけでもないので、考えないや、右から左へではないけども、受け流すという心持ちも平常心を保つ上では必要なんだろうなと思います。禅ごよみ365日