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来てくれてありがとうございますふー!風がつよーい!最近、推理小説が多いですが、純文学も読み進めてます。娘ちゃんが「檸檬」を買ったときに、私もちゃっかり「舞姫(文スト表紙)」を買っておりました。だってね!やっぱ森さん表紙の本1冊くらいは持っていたいな♡と思いまして。森鴎外「舞姫・うたかたの記」この本には、5作品入っていました。・うたかたの記(き)・ふた夜・舞姫・文づかい・普請中ちくま書房の「舞姫」は読んだことがありますが、角川の「舞姫」はま
「時は耶蘇暦千八百八十六年六月十三日の夕の七時、バワリア王ルウドヰヒ第二世は、湖水に溺れてそせられしに、年老いたる侍医グッデンこれを救はむとて、共に命を殞し、顔に王の爪痕を留とどめて死したりといふ、おそろしき知らせに、翌十四日ミュンヘン府の騒動はおほかたならず。」(「うたかたの記」本文)森鴎外はミュンヘン留学中、バイエルン王ルートヴィヒ2世訃報の報道にリアルタイムで衝撃を受け、ルートヴィヒを題材にした「うたかたの記」を書いています。主人公巨勢はミュンヘン留学中の画学生。カフェで知り合っ
森鴎外「舞姫・うたかたの記」「舞姫」は随分前に読んだという記憶くらいで、今回読み直してみて、鴎外さんの作品って、こんなに文語体でしたっけねぇ。非常に読むのに苦労しました。この岩波版では注もなく意味不明の言葉もありましたが、音読することで何となく意味が分かったような気になりました。いわゆる素読の世界ですね。日頃の願の縁の糸が結ばれようか切れようか、死ぬるか生きるか、極まるは今の束の間と思案するもまた束の間。。。鴎外もこのような文章を書くのですね
次に、丹波敬三の名が独逸日記に見られるのは、明治19年(1886)11月13日の條である。萩原三圭に日本食でおもてなしを受けてから凡そ2年が経っていた。鷗外森林太郎は、同年の3月8日からミュンヘンに遷って居る。「丹波敬三、ブダペストに往きし帰途、ここに立ち寄り、この日土曜日に当たるを以て、余等を誘ひてレオニイに遊ぶ。汽車のスタルンベルヒに達するや、馬車二輛を雇ひ、湖を環りてレオニイに至る。酒を呼びて興を盡し、ここに泊す。」これを現代訳するまでもないが、一応しておくと、「丹波敬三がブ
本日7月9日は、鴎外忌ということで、ドイツ三部作の中から『うたかたの記』について書こうと思います「うたかた」という語彙は魅力的。タイトルから惹かれちゃうけれど、ほんとうに泡沫の如く消えてしまったような悲劇の作品。とても好き。今のところ私の中の鴎外作品ベスト3に入る。かも。でも読みづらい。現代語訳も出ているけれど、やっぱり雅文体の魅力を感じながら世界に浸りたいところ。何度か繰り返して読まないと意味が取れない部分も多々あった💦…けれど、一度意味が取れれば、映画のように映像がくっ
鷗外わが青春のドイツ金子幸代著鷗出版発行2020年11月20日初版第1刷発行森鷗外が滞在した四都市、ベルリン、ライプツィヒ、ドレスデン、ミュンヘンについて、『独逸日記』、『舞姫』、『文づかひ』、『うたかたの記』などからの引用文と舞台となる場所の写真を順次紹介し、説明文をつける体裁をとっています。内容については1996年から1999年の雑誌掲載時のもの故、現在の研究内容と異なる点もあります。また鷗外留学目録として、1884年(明治17)~1888年(明治21)も収録しています。こ
第4章ビールと女給オクトーバーフェストにてオクトーバーフェストの発祥と展開鴎外も訪れていたオクトーバーフェストオクトーバーフェストが収穫祭であると同時に、民族的な祝宴でもある。起源は1810年10月12日に挙行された、皇太子ルートヴィヒとテレーゼの結婚式バイエルン王国は1806年に王国に昇格。独立後まもなく行われるようになったオクトーバーフェストを祖国バイエルンをアピールする機会として利用祭りの照明の設置業務を請け負っていたのは、物理学者アインシュタインの父親が兄弟と経営する会社
人の肩のすきまに見ゆる、けふの晴衣の水いろのみぞ名残なりける」森鴎外読みました図書館でふと舞姫、どんな話だったかしらと思い現代語訳版のものを借りましたどうやらドイツ三部作といって森鴎外がドイツに留学していた時に書いたものの作品集の一つらしいです。あとの二つの物語、「うたかたの記」と「文づかい」も一緒に読みました。こっちは初めて。文章が美しいですね。現代語訳でも、これだけちゃんと内容と世界観が入ってくるなんてすごいな。原文がちゃんと読めるのが
森鴎外の『舞姫うたかたの記他三篇』を読みました。つい数日前、彼の未公開の手紙が見つかったとかニュースになっていました。ちょうど読み始めていたので、なかなかタイムリーだなぁ、と。まず「おうがい」の文字ですが、「鷗外」の方が当時の文字でしっくりくるのですが、敢えて現在で使われてる漢字の「鴎外」で今まで書いてたと思うので、作品の紹介の方は「鷗外」(今までの旧字)ブログで話すときには「鴎外」で書いてます。どっちでもいいんですけどね。人の名前なので、本来の字の方がいいような気がします
<魯迅、芥川龍之介、森鷗外>358「吶喊」とっかん魯迅短編集高橋和巳:訳中公文庫収録作品1.吶喊自序2.狂人日記3.孔乙己4.薬5.明日6.小さな事件7.髪の物語8.風波9.故郷10.阿Q正伝11.端午の節句12.白光13.兎と猫14.家鴨の喜劇15.宮芝居『吶喊』は、現代中国の文学と思想の礎石となった魯迅の不朽の第一作品集であり、本書はその全作品(「吶喊自序」「狂人日記」「孔乙己」「薬」「明日」「小さな事件」
10章の最後の文に、「もし本国の諸氏において、私の研究のこの点(予備食料)について研究しようとするならば、最近発行された、ガンセル氏の説を読むべきです。」とあった。この章の脚注を見ると、「VideGanser、ArchivfürHygiene、BD.3、S.501」とあり、「VideGanser」は訳すと「ガンセルを見よ」となる。つまりこれは、より詳しく補足すると、WielässtsichambestendersogenannteeiserneBestandfü
こんばんは今朝は、湘南新宿ライン事故の影響で東京上野ラインと、京浜東北線が運転見合わせで久しぶりに『超満員』の山手線に乗って東京駅まで!!挟まれ具合が笑っちゃうくらいすごかった~。ある意味貴重な体験(笑)そんな朝の通勤ですがある人の影響を受けて*エレファントカシマシの宮本さん森鴎外の『舞姫』の本を読んでいます朝なのに、比較的空いている車内で毎日10分間だけ読
谷中、根津、千駄木を散策した折、森鴎外の「うたかたの記」にインスパイアされて楽興を同名タイトルで、現代風に完成させました。「うたかたの記」あらすじミュンヘンの美術学校に留学中の巨勢は、6年前に出会った菫花売りの少女が忘れられないでいた。美術学校でモデルの仕事をしているマリイは、巨勢に自分がその菫花売りの少女であることを告げる。二人は互いに惹かれ合い、夏の嵐の中、バイエルン国王ルードヴィッヒ二世の居城近くのスタルンベルヒの湖畔へ出かけて行く。しかしマリイは湖に落ち絶命する。それはそ
今日は午前中会議があったが、電話応対よりは疲れない。パートのおじさんとあれこれどうでもいい話して癒される。。。もともとは大企業に勤めていたエライ方だけど、威張ったところがなく、雑用も楽しそうにこなしてくれるので、職場で重宝されている。女性なみにお喋りだが、仕事が出来て人柄が良いので憎めない。しかも今日は良いタイミングでチョコレートを皆に配ってくれたので、有難い。。。疲れがとれた♪★an・an(アン・アン)2013年1/23号[雑誌]Amazonまた読み