忘れられた古典的傑作は果たして今でも通用するか?『仁木悦子/猫は知っていた』(再読)その1
★CDでも本でもそうなのだが、とにかく自宅に溢れてしまっているため、行方不明になってしまっているものが実に多い。そんな中、最近「ちょいと読み返してみたいな‥‥」と思っているのが、『仁木悦子/猫は知っていた』と、カ-の「今では絶版になっており、復刊もされていない」諸作品である。カ-の諸作品は早川ポケミス、創元推理文庫、その他の出版社のもの‥‥で取り敢えず全作品は揃えてあるはずだが、そのうちの7割方が自宅の何処かに行方不明。『仁木悦子/猫は知っていた』は、もう最近ではすっかり忘れられた作品になってし
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「展開」や「お話」の面白さに限ればカ-作品中でも五指に入る。『カ-/一角獣の殺人』(再読)その1
★自分と同世代の方々ならば御存知だろうが、かつてはディクスン・カ-(=カ-タ-・ディクスン)作品というのは絶版になっていて読めないものがとてつもなく多かった。1970年代後半になって早川文庫が「かつては早川ポケミスで出していたが、その後は絶版」といったものを結構文庫化してくれたおかげで幾分読めるようになり、更には1980年頃から創元推理文庫も「それまで読めなかったような」カ-作品を文庫化してくれた。前者の早川文庫で印象に残っているのは『赤い鎧戸の影』とか『墓場貸します』とか『引き潮の魔女』とか『
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