◆8月29日(火)の夜に図書館本『藤木稟/化身』(徳間ノベルス)を読了。位置付けとしては朱雀十五シリ-ズの最後の作品となるのかな?ただし時系列的には第1作目の『陀吉尼の紡ぐ糸』よりも前の、過去の事件という事になる。かつてのようなホラ-っぽさは殆ど無く、ミステリとしても「驚愕の真相」というほどでもなく、初期の『陀吉尼の紡ぐ糸』『ハ-メルンに哭く笛』等に比べると随分とおとなしい展開だと思う。正直なところお薦めレベルではない。ただ、例えば盲目の名探偵・朱雀十五が「何故失明したか?」とか「後に朱雀十五の