ブログ記事1,359件
まだ変質していなかった革マル派の時代に、私はみんな(他の組織成員)とのあいだに感覚的なちがいを感じた。みんなはどうも、相手の労働者あるいは学生を大衆運動(労働運動)の革命的展開(左翼的展開)の主体にする、というところで一段落する、一気に革命の主体にすればいいのに、と私はどうしても感じる、と感じたのである。みんなは、相手の労働者あるいは学生を、いったん大衆運動(労働運動)の革命的展開(左翼的展開)の主体にしたうえで・しかるのちに革命の主体にする、と考え実践している、というように感じた、ということ
職場の労働者を変革するためには、ものすごい能力を必要とする。自己のあらゆる能力の全面的な発達を必要とするわれわれは自分が職場の労働者を変革するのは大変である。小ブルジョア的なものの残滓があるか否かというようなことを物差しとして自己を見るのでは、自己を見ることはできない。自分のあらゆる能力を省みるのでなければ、相手の労働者への自分のかかわりの穴を穴として自覚することはできないのである。職場の労働者を職場闘争に決起させ、この労働者を、革命をやるぞ、と意志する労働者に変革するためには、われ
春木良「「控えめな同盟国」からの脱却:岸田訪米と独占ブルジョアジーの新たなナショナリズム」論文を掲載「探究派公式ブログ」にこの論文が掲載されている。春木良同志は、「岸田訪米は、日本の独占ブルジョアジーが安倍政治からの明確な転換をアメリカ帝国主義に対して表明した出来事として特徴づけられうる。」この表明は、「日本を一流の帝国主義国家へと押し上げようと欲する新しいナショナリズム」である、と分析しあばきだした。みなさん!この論文を読んでください!「探究派公式ブログ」:ht
読売新聞の編集委員・伊藤俊行は、「妖怪も読めぬ政局国民にたまる不満」と題して次のように書いている(「読売新聞」2024年4月7日朝刊)。「国会周辺ではよく、「覚(さとり)」に遭遇する。日本各地に言い伝えのある妖怪「覚」が人の心を読む能力を持つように、権力者の心や政局を読み、今後の展開を予想する。正体は老政治家、ベテラン秘書、古参ジャーナリストなどで、官僚や若い政治家はその意見を聞きたがる。最近、「覚」の見立てが外れがちなのは、岸田文雄首相の「予測不可能性」ゆえだ。」(「読売新聞」20
わが仲間が職場に創造した組織は、ますますわが組織という感じになってきた。われわれは自分が、そのメンバーたちを全面的に掌握し、彼らそれぞれにそのメンバーにふさわしい課題と任務を課し、その実践をめぐってみんなで論議して反省し、そのメンバーたちを変革し鍛えあげていくのである。われわれは、この闘いをなしうるように、そしてこの闘いをとおして、おのれ自身を——おのれのあらゆる能力を飛躍的にたかめるように——鍛えあげていくのである。この根のようにわれわれの基本文書と英文を
いま、NHKスペシャルで「下山事件」をやっていた。これの内容につらぬかれているイデオロギーは、アメリカに指図されることのない、日本の真の自立を希求するものであった。それは、日本民族主義=日本国家主義のイデオロギーである。日本独占ブルジョアジーはそういう方向を模索しているのではないだろうか。(もちろん、日本独占ブルジョアジーとしては、日米軍事同盟を維持したうえで、であるが。)まさに、この日本の真の自立は、「革マル派」中央官僚が希求しているものなのである。彼ら中央官僚が泣いて喜ぶような内容だっ
NHKスペシャル「下山事件」の第2部も第1部と同じトーンであった。第1部・第2部をつうじて描かれているものは、下山国鉄総裁の死亡はアメリカ占領軍GHQによる謀殺である、ということを立証する直前に迫ったときにその占領軍によって捜査の終了を命令された検事の無念と悔しさであった。この番組につらぬかれているイデオロギーは、戦争に敗れ占領下におかれたことを体験した日本人は、検察という国家的な機関はもちながらも国家権力をもたず外国軍によって蹂躙されたという屈辱をバネにして、日本国家権力のアメリカからの
有事に日米共同作戦行動を指揮する日本側司令部を設置する法案が衆議院で可決。日米軍事同盟の強化阻止!陸海空の自衛隊の部隊運用を一元的に指揮する常設の「統合作戦司令部」を新設するための防衛省設置法などの「改正」案が、4月16日の衆院本会議で自民、公明、立憲民主など与野党の賛成多数で可決された。共産党とれいわ新選組は反対した。統合作戦司令部は2024年度末に、東京・市谷に240人規模で設けられ、陸海空に宇宙・サイバー・電磁波などの領域を加えた作戦の司令塔を担うとされる。また、「統合作戦司令官」
「革マル派」中央官僚は、「解放」最新号(第2816号2024年4月29日付)で、日本国家がアメリカ国家から自立することを希求する声を——日本独占ブルジョアジーの腹に張り付いたヤモリであるかのように——けたたましく叫びたてている。彼らは、日本帝国主義がより積極的に世界に躍り出るかたちでの日米軍事同盟の強化を、「米インド太平洋軍司令部の指揮統制下に日本国軍を組みこむ」ものと見なし、それからの脱却をこいねがうのである。彼ら中央官僚は、「世界唯一の「属国」たる日本を日米軍事同盟の鎖で一段と締めあげ
私は、きのうも、わが仲間と、われわれは・自分自身に・新たな能力を次々と獲得してきたことを確認した。われわれは新たな闘いをやっているのである。この闘いを実現するためには、われわれは、自分がもっていない新たな能力を新たに獲得しなければならない。われわれは現在の自分の能力でもって活動するのではないのである。われわれは、一つひとつ新たな能力を獲得し、一歩一歩その能力をたかめていくのである。われわれは、われわれのそれぞれとわが組織そのものが新たな能力を獲得したことを確認し、うちかため、さらに前進する
『JR福知山線脱線事故』の真相事故現場は、『狗奴国(熊襲)』の渡来人が移住してきた地域です。なぜなら、『共通した地名』と『妙見信仰(悪魔崇拝)』を拝んでいた事からです。■『JR福知山線脱線事故』の真相https://t.co/g2zsUmRVaT■悪魔を崇める妙見信仰とはhttps://t.co/iLTBllM7l9pic.twitter.com/tw4fgBMPqW—たかひろ(@TAKAHIRO77713)2021年12月22日『JR福知山線脱線事故』で、JR西日本を調べ
その主体が民族解放民主主義革命をおのれの戦略的目的にしているばあいには、労働者や学生を組織するためにはその労働者や学生に彼の民族主義的意識をよびおこし煽ればよいことになる。自分自身もまた、自分自身の民族主義的意識をわきあがらせ、これを自分のよりどころとすればよいことになる。ここには、相手および自己の人間変革ということはでてこない。そうすると、相手および自己がプロレタリア的であるということ、あるいはプロレタリア的主体性を獲得するということは、「革命への献身性」や「党への献身性」をもつことにもとめ
岸田がアメリカ議会で演説した内容をもう一度考えよう。「ほぼ独力で国際秩序を維持してきた米国。孤独感や疲弊を感じている米国の国民に語りかけたい。一人で背負うことがいかなる重荷であるのか、私は理解している。」「「自由と民主主義」という名の宇宙船で、日本は米国の仲間の船員であることを誇りに思う。共にデッキに立ち、任務に従事し、なすべきことをする準備はできている。」と。こう言ったのである。日本の国家権力者に「孤独感や疲弊を感じている米国の国民」とか「一人で背負うことがいかなる重荷である
今日のように民族主義集団に変質する前のかつての革マル派においては、われわれは、組織成員である自己および自分が変革する相手の「ブルジョア的汚物を一掃する」と考え、癖や小ブルジョア的残滓といえるようなものを見いだし、これをなくすことを追求してきた。しかし、これは、プロレタリア的聖人君子づくりのようなものであった、といわなければならない。これは、自己および変革する相手のプロレタリア的変革ではない。なぜなら、われわれは、プロレタリア世界革命を実現するためには、プロレタリア世界革命を実現するぞ、と意志し
「解放」最新号(第2815号2024年4月22日付)の一面トップ論文は、内容も文体もおさない。たどたどしい。水準の低い常任メンバーが書いたのであろう。これよりは、学生の報告記事のほうが彼らの心情がよく出ている。そこでは次のように言う。日米首脳会談で岸田が追求するのは、「バイデン政権に呼応し、日本の兵もカネも技術もすべてさしだすかたちで、日米軍事同盟を飛躍的に強化する策動にほかならない。」と。ここには、日本の兵もカネも技術もきわめてすぐれたものなんだ、それをすべてさしだすのはもっ
イスラエル政府はイランに報復としてミサイル・無人機で攻撃した。イランの外相は、「撃墜した無人機はいかなる被害ももたらさなかった。イスラエルがこれ以上攻撃してくるならば、断固とした措置をとる」、と述べた。イスラエルの国家権力者は、「あくまでもハマスを殲滅し、ガザを制圧する。しかし、イランとの全面的な戦争はしたくない。そんなことをすれば、労働者たち・勤労者たちを支配している自分たちの国家権力がもたない」、ということなのである。イランの国家権力者は、「イスラエルにガザを制圧させるわけにはいか
JR東日本に巣くう革マル系の東労組が10日、ついに分裂した。JR東日本の最大労組「東日本旅客鉄道労働組合(JR東労組、組合員数9743人=昨年4月時点)」から、2000人超の組合員が脱退し、新たな労組「JR東日本輸送サービス労働組合」を立ち上げた(写真)。脱退分子、「JR東日本輸送サービス労働組合」を結成JR東労組は10日、さいたま市内で定期中央委員会を開催していた。その前日、東労組は臨時第11回中央執行委員会を開いて、同組合の水戸・東京・八王子地本の執行委員の執行権
これまでいろいろと検討してきたことを基礎にして考えるならば、黒田寛一は、同志にたいして、自分の意を察してそれを実現するように実践せよ、というように相対してきた、とつかみとることができるのである。この相対しかたは、きわめて日本人的である。しかも戦前に見られたような家父長的なものである。自分が同志たちにやってほしいと思っている心のうちはそのものとしては言わないで他のもっと言表しやすいものとしてあらわし、自分がほんとうに思っているものを察せよ、ということなのである。だが、これは、前衛党組織におけ