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70歳台の女性の話です。約5年前に心筋梗塞のため手術を受けていらっしゃる方です。1年半前から家事をしている時に胸が苦しくなったり、寝る時に布団の中でも足先が痺れるようになってきました。心筋梗塞の治療を受けてから循環器の病院で薬物治療を受けておりますが、前述の症状は増悪する傾向がありました。通院中の病院の説明では心不全の症状であるとされましたが、薬を飲んでも足のむくみや痺れは改善しません。不安になったこの患者さんは拙著を読んで、湯たんぽで身体を温めてみたそうです。そうすると、
体温がある程度保たれているから冷えは無いと考えていらっしゃる方がおります。体温がある程度高くても、実は冷えていることはザラにあります。体調が悪くなるくらい身体が冷えると、最悪の場合死んでしまいます。そうなっては困りますので、身体は無理して発熱します。死なないための一種の適応です。そのため微熱が続くことがあります。このような状態の時に熱の対策として解熱鎮痛剤を使うことがあります。このような治療をすると一過性に熱は低下しますが、本来は冷え対策のためにある意味では無理して発熱し
線維筋痛症は一般的には治らない病気とされております。薬物治療では多少の痛みの軽減は期待できる場合がありますが、痛みがほとんど問題にならないで日常生活に支障がない状態に持ち込むことはほとんど不可能な病気です。しかし、薬物治療ではなく身体を物理的に刺激する治療では線維筋痛症は治ります。100%の治癒率ではありませんが、痛みが問題にならない程度に改善させることはできます。当クリニックでは綿花を利用した間接灸を患者さんに覚えていただき、自宅でも自己治療をしていただいております。治
慢性疲労症候群や線維筋痛症の治療を始めて30年になります。当初は治療効果が出ませんで、いつこの病気の治療をやめようかと考えておりました。しかし、乗りかけた船でした。どうすれば良くなるのか、悪くなるのかを細かく検討してみました。改善因子と増悪因子の検討でした。増悪因子はさまざまでしたが、改善因子は3つしかありませんでした。漢方薬の投与・向精神薬の投与・身体の加熱保温この3項目だけでした。特に身体の加熱・保温はすぐに取り組めることです。ただし、我流ではいけません。どこ
このブログで何度も何度も取り上げている冷えの話です。身体が冷えているのに全く気づかない方が時々いらっしゃいます。冷えの診断法を覚えていただいて、それを実行してもご自身が冷えていることが判らないのです。当クリニックで実行していただく冷えの診断法はご自身の腋窩温と身体各所の表面温度を比較する方法です。起床時に寝床の中で試みていただくと自分の身体が冷えているのかが診断できます。身体の表面が冷たいことは内部の温度が低いことを意味します。内臓の温度が低い場合には、内臓に十分な量の
新型コロナウイルス感染症の発症は減っているようですが、コロナ後遺症はなかなか減りません。Yahooニュースでも出ておりました。https://news.yahoo.co.jp/pickup/6500384これは慢性疲労症候群の治療ですでに判明しておりますが、コロナ後遺症が薬物治療に反応しにくい特徴があるのも理由の一つです。診察所見で筋肉のの異常なこりをみないコロナ後遺症患者さんはいらっしゃいません。ある程度筋肉のこりがひどい状態になると薬物治療では改善しない状況が出てきます。
一度に60分の治療をしている表記の患者さんの話です。この連休中に痛みが増悪しております。これまでは痛みがひどい時に、救急車を要請したことがあったそうです。痛みを訴えてもまともに取り合ってもらえなかったそうで、痛みの治療そのものをちゃんとしてもらえず、大変に辛い思いをしたそうです。昨日膝の痛みがひどくなり、いつも以上に時間をかけて治療をしました。ようやく膝の痛みが軽減し、帰宅できました。本日になり、かなり膝の痛みは軽減しましたが疲労倦怠感が著しい状態でした。それもそのはず、この
線維筋痛症は全身の痛みのために日常生活すらままならないことが多い病気です。リウマチ科を受診される患者さんが多いようですが、関節リウマチとは異なり、炎症のマーカーは問題ないのです。つまり炎症で痛みが出ているのではありません。従っていわゆる消炎鎮痛剤は無効です。消炎鎮痛剤は炎症があればある程度は効果が出ます。しかし、線維筋痛症は炎症がありませんので、いくら種類を変えても消炎鎮痛剤の範疇にある薬物は効きません。では何故痛みが出てくるのでしょうか?不思議ですね!現段階では確実
先日爪もみの新しいやりかたをアップしました。勘のいい方ならば、手だけではなく足はどうなんだろうと思ったのではないでしょうか?足の親指の刺激も効果的です。下半身のトラブルは解決の方向に向かいます。特に膝の痛みに効果的なのが驚きました。腰の痛みにも効果的ですが、痛みの程度が強い場合には力不足のことがありました。青山・まだらめクリニック青山・まだらめクリニック東京都港区|自律神経免疫治療統合医療漢方内科慢性疲労症候群線維筋痛症通常の西洋医学で対応しきれな