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鈴木保奈美さんの番組を観るようになってから。毎週読みたい本が増えて困っています。本を読む人ってそんなに少ないのかぁ…ぼくの最高の日[はらだみずき]楽天市場${EVENT_LABEL_01_TEXT}目立った看板もない地下のバー、ピノッキオ。常連さんたちとマスターの連作短編集。先日コメント欄で教えていただき手に取った。小学校時代のあの日。夢が叶っ
阿津川辰海さんの作品を読むのは、「紅蓮館の殺人」、「蒼海館の殺人」、「透明人間は密室に潜む」に続いて4作目になります。上記はいずれもガチガチの本格ミステリで、論理の積み上げによる謎解きや伏線の妙で評価が高い作品でした。(それぞれ”このミス”6位、5位、2位)これらに比べると本作は肩の力が抜けた学園ミステリ連作集。昼休みに学校を抜け出してラーメンを食べに行ったり、マドンナへの告白権利を賭けた消しゴムポーカー大会を繰り広げたり・・・これぞ青春!と言うべきエピソードの数々を楽しんで
先月、お気に入り作家のベスト3(井上夢人)という記事を書きましたが、まだ記事にしていなかった井上夢人作品のうちの1作です。再読しました。『風が吹いたら桶屋がもうかる』というタイトルは、何の関係もなさそうな物事がつながるたとえ(ことわざ)で、論理の飛躍やこじつけを指す場合もあります。7編の連作短編集で、個々の短編のタイトルは下記のようなもの。「風が吹いたらほこりがまって」、「目の見えぬ人ばかりふえたなら」、「あんま志願が数千人」、「品切れ三味線増産体制」、「哀れな猫の大量虐殺」
乾くるみPHP文芸文庫2011年3月第1版第1刷2020年9月第1版第18刷乾さん。きちんと読むのは初めてに近い?アンソロジーでは読んでるかと思うのですが・・今まで時折手に取っては借りずにきていた本です。文庫で手軽に読めるもの、と思って今回は借りてきました。なかなかに古い?本ですね。でも相当人気があるってことかな。連作短編集です。カバー裏の解説から引用謎解きだけを専門に扱う探偵事務所に持ち込まれた六つの事件を、探偵・古谷が鮮やかに解決!メールのやり取
今回ご紹介させていただきますのは、コチラです⤵︎︎折原一さんの、「ファンレター」です。覆面推理作家、西村香。この西村と、ファンや編集者との手紙やFAXのやり取り、あるいは関係者の手記だけで構成される連作短編集です。以上です。これ以上書けません😅もし興味を持って、読んでみようかな、なんて方がいらっしゃったら、これ以上の情報はなしで読んでみて欲しいです。あえて書くなら、西村香は、作家仲間にも担当編集者にも、もちろんファンにも、全く素性の明かされてない謎の作家。顔も、家族構成も、性別も
記憶の中の誘拐赤い博物館(文春文庫)Amazon(アマゾン)800円大山誠一郎『記憶の中の誘拐赤い博物館』。赤い博物館と呼ばれる犯罪資料館の館長・緋色冴子が、過去の事件の遺留品や資料を元に独断で再捜査を行い、唯一の部下である捜査員の寺田聡と共に未解決事件を解決するシリーズ第二作目です。今回、前作と違うところは、前は緋色冴子が完全な安楽椅子型探偵で、赤い博物館から一歩も出ないで昔の事件を推理し、解決に導いていたのですが、今回はどの事件においても緋色冴子は部下の寺田に同行し、犯人を堂