膵臓癌の夫

簡易書留が突然届いた。『抵当権の登記の抹消手続きのご案内』。そうか。夫が亡くなったことで、ローンの返済が完済されたということは、抵当権もいらなくなるってことなのね。ネットで調べると、自分でもできるし、司法書士に頼んでもいいし、とある。車の名義変更や、遺族年金の手続きもできたのだから、きっとこれも一人で出来るはず。今日はもうやらないけど。ところで、昨日の法要で持ち帰っ

夫の四十九日を終えた頃から、計画していたこと。それは、『一人旅』。夫の趣味は多様だったが、その一つに『写真』がある。対象はすべて、戦闘機。有休を使っては、友達と日本各地に訪れ、米軍基地や自衛隊の戦闘機を撮りまくっていた。どれも同じような戦闘機の写真は、私には響かず、「へぇ～…」といって横目で見るぐらいだった。夫が亡くなってから、本格的に彼の部屋を片付けてはいないが、防湿庫の中には、数千枚のネガや、高級カメラ、高級レンズ

沖縄3日目。アーリーチェックアウトすべく、朝から荷物をまとめる。昨日、夫に買ってもらった（勝手に）、沖縄ガラスのピアスをつけてみた。まるで光を放ったような輝きで、見る度にテンションが上がる。では、パパ一緒に行きますか！朝一訪れたのは、『ひめゆりの塔』少し小雨も降っていたので、観光客も少なめだった。ここでは、だいぶ心がやられてしまったので、また後日じっくり。

週末に取った胸水の検査結果も気になり、病院に問い合わせると、現段階で分かっていることを説明できるとのことで、仕事の合間に訪問。丁度、二人の娘たちも合流して家族で先生の話を聞くことに。左の肺からの胸水は500ｍｌを超えていた。そして今日は新たにもう一つ胸水を抜くための管が入っていた。「今日のレントゲンで、右肺にも影があり胸水を抜き始めました」と先生。病理の検査結果はでていないものの、白血球の値などからしてがん性の可能性が極めて高いとのこと。ある程度覚悟はして

今朝は、レンタカーのAQUAを転がして、朝一のアメリカンビレッジへ。我が家は（というか私自身）アメリカン好きで、家のあちこちに、アメリカンな雰囲気を作っている。なので、このスポットは私の『ドストライク』である。はやる気持ちを抑えながら（実際は抑えられていなかったが）、夫の足跡を見つけたい！この目で見たい！そんな気持ちでそわそわ。これは私もiPhoneの待ち受け画面。（日付は夫が亡くなった翌々日だ…）

一昨日まで体調がよかった夫。昨日の午後から急激な背中とわき腹の痛みに悶絶。ベッドに横になることができず、ベッドの上での長座位で過ごしていた。私が仕事から帰ると、呼吸も浅く痛みもひどそう。「ねぇ、今から病院行こうよ。痛み止め効いてないよ」と誘い、なんとか車の助手席に乗せて22：00ごろ病院へ。当直は内科医だったのだが、強めの痛み止めを点滴投与。しばらくして「すこしいいかも？」となり、あさってから抗がん剤３クール目が始まるので、なんとかあさってまで痛みを緩和でき