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日光東照宮の陽明門は、2013年6月から2017年3月10日にかけて修復されました。この修復は「平成の大修理」の一環として行われ、総工費は約12億円でした。修復では、江戸時代から受け継がれる伝統技術を用いて、次のような作業が行われました。500体を超える極彩色の彫刻の修復純白の瑚粉塗りの柱の修復黒漆塗りの屋根の修復飾り金具の更新一部内部塗装の繕いまた、作業が天候に左右されないように建物全体に覆屋(素屋根)を架設するなどの工夫もされました。陽明門は、1636年に建
備前長船助光刀匠に依頼した注文打ち。ついに完成しました。72.6cm・反り18mm以下は鍛治研ぎ後の数値元重8ミリ先重ね5.8ミリ幅は注文通りなら元幅32ミリ先幅23ミリちなみに茎が長めで7寸5分刀身重量が重くて908g鞘を払って1255g色々考えた結果、普通の寸法が一番と思いこういう感じになりました。重ねは少し厚め。そのため長さの割には重たいです。研磨は思う所あって美術研磨の化粧研ぎ(刃取り)をしていません。いわゆる居合研磨です。切れ味フェチな
2コ前の記事に「竹を斬れる現代刀はほとんどない」というコメントを頂きました。それが事実なのであれば驚きです。「現代刀は脆い」というのはよく聞く話ではあります。ガラスの様な脆い美術刀剣などの「斬れない刀」はなぜ斬れない理由について。なぜ脆いのかなど。専門家が記述しているものから噂程度のものまで、私が耳にした事があるものをいくつか挙げてみたいと思います。1:焼き戻しが足りないhttps://ameblo.jp/kmymtks9/entry-12675617615.html↑前に記述
1年前,読書と映画について目標を立てていました。その反省から書きます。◎読書の目標は年間12,000ページ読む1ヶ月で1,000ページ(1日30ページ)という計算です。実際は36冊で11,239ページその中で印象に残っているのは,なんと言っても,「金閣寺」関連の本です。◎映画の目標は年間40本1週間に1本ぐらいのペース。しかし,見たのはわずか13本(DVDなどで,すべて自宅で鑑賞)新作は見ていませんが,13本の中で最も良かったのは,「あのこは貴族」慶応幼稚
先週、息子の中学校での三者懇談があったので行ってきました担任の先生は日頃からクラスの様子を発信してくださっているのでそのお礼を伝えたいなって思っていました私、だいたい先生との懇談は長くなるタイプなので今回の目標は持ち時間15分の中で出来るだけ早く終わらせること!でした笑結果、10分で終了、大成功でしたまずは三者懇談。最初に成績表を見せてくれます。はい、予想通り美術は4でした1つだけB。仕方ないですでも息子は今回は期末テストの美術の点数が良かったので5だと思っていたようで、4がつ
とある催事でのアートツアーのオファーがあり、人生で初めて、北海道の地へとやってきました。なんと、その日は、札幌における24時間降雪量が観測史上最多を記録した日。北海道デビューの熱い洗礼、いや、寒い洗礼を浴びせられました。と、それはさておき。北海道を訪れる際に、「まず観に行かなくては!」と思っていたのが、JR札幌駅。というのも、駅の構内には、さまざまなアート作品が点在しているのです。何よりも特徴的なのは、アイヌに関するアートが多数設置されていること。
エラー|ABEMAabema.tv1月6日(月)22:30〜23:00無料無料で放送終了後7日間視聴できます詳細情報「異能」の名家に生まれながらもその才を持たず、家族から虐げられて育った少女・美世は、これまでに数多の婚約者たちが逃げ出し〝冷酷な軍人〟と噂される久堂家当主・清霞のもとへ嫁ぐ。始まりは、誰もが不幸な結末を予測する政略結婚だった。だが、清霞は美世の偽りない純粋さに心解かれ、美世もまた、そんな清霞の芯にある優しさに心温められていく。「旦那さまの力になりたい
年末は、姪っ子甥っ子達と家族旅行🚗甥っ子が免許をとり、甥っ子の運転で🎵お昼は、鳥取砂丘ちかくの「村上水産」🥢鳥取県産サーモン丼🐟その後、鳥取砂丘🏜️へ数年ぶり🐪は乗って歩けず、記念撮影のみ📷梨ソフト🍦砂のプリンを購入🍮その後、鳥取砂丘砂の美術館へ✨展示コンセプトは、砂で世界旅行🌎2024年は、フランスでパリオリンピックが開催されることから、フランスがテーマになっています🇫🇷外にも展示があります♪中の展示は、想像以上に巨大で繊細な造り✨鳥取砂丘のサラサラの砂だから、こ
刀剣研磨の種類について、ちょっと書いておきたいと思います。1:白研ぎ(抜刀研ぎ)刀身表面が白くて肌も刃文も見えない状態。斬るだけなら一番よく斬れる状態らしいです。http://blog.livedoor.jp/bizenosafunesukemitu-1982/archives/15765035.html薬品(硝酸)で刃文だけは見えるようにする事もあるようです↓白研ぎ:備前長船助光作刀鍛錬記6月上旬に制作した刀の白研ぎが終わりました。改正砥石で研いだ後、希釈
今年初めのお仕事は1月2日でした。最初のお仕事はメトロポリタン美術館のご案内のお仕事でした。大好きなメトロポリタン美術館のご案内の仕事で2025年をスタートできたのは嬉しかったです。歴史の幅にして5000年の美術品のあるこの場所は私のパワースポットでもあります。今では自分の仕事の案内の中でも大好きな場所ですが、美術館の案内を始めた頃は、この広い広い美術館をどうやってどこから何を案内して行ったらいいのかかなり悩み、かなり勉強したのを覚えています。今でも新しい知識を身につけるのは終わること
こんにちは!目黒火曜クラス担当講師の堀口です今週の授業はしめ縄デッサンのラストの授業でしたトータル3日間で行いましたが、それぞれ作品の密度も上がり素晴らしい作品が続々出来上がりましたよ授業風景をお見せします!仕上げに向けて!謹賀新年の文字もしっかり模写してます松ぼっくりが良い感じ!縄の部分もう少し頑張りましょう!本日ラストですが、新しく描きだしました!描くスピードも上がり鉛筆の持ち方もなれてきましたね!縄の様子がよく観察されています。語弊の色の差も出てきました。苦手な縄の部分描き込
ルノアールを筆頭に、モネ、ゴッホ、シャガール・・・と、街を歩いていると、時に美術界の巨匠と同じ名前のお店に出くわします。果たして、それらのお店と巨匠との間に関係はあるのか??気になるようで気にならない。でも、気にしてしまったら、気になって仕方がない。そんな疑問を解消すべく、アートテラーは今日も店へと赴く!!今回の「あなたの街の巨匠たち」は、特別編。『芸術新潮』の取材中にヴェネツィアで見つけたお店を紹介いたします。ヴェネツィア滞在最終日。ヴェネツィア北部にあるカンナレ
現在、刀剣研磨の主流となっているのは俗に化粧研ぎと言われる研ぎ方です。いわゆる美術研磨ですね普通にみかける刀はほぼコレだと思います。金肌拭い→刃取りという工程を踏みます。金肌(酸化第二鉄)いう物質で表面を拭うことでまず刀身に光沢を出します。しかし、これをすると刃の部分まで黒ぽくなり白さを失います。だから、刃取りという作業で小さい砥石で刃文の部分をこすって白くするわけです。だから、刀の刃文の白い部分は実は本当の刃文というより砥石でこすって白く曇らせた部分な
★昔の日記をブログにしてみる試み②※画像はイメージです。2024.03.某日晴れ暑い仏滅東京国立博物館【中尊寺金色堂展】・春先の上野公園ずーーーーーっと行こう行こうと思っていたのに、起きられなかったり体調が悪かったりと全然行けなかった東京国立博物館「中尊寺金色堂」展、昨日に至っては朝から暴風雨と、嫌がらせかと思うような天候であったが、やっとこさ行ってこられた。天気良し、風なし、と天候はバッチリ。とてもありがたいことだ。ただ、今までになく、もう初夏かという暑さ。湿度が低かっただけ
皆さま、あけましておめでとうございます。昨年も大変お世話になりました。おかげさまで、12月31日まで、休むことなく、毎日記事をお届けすることができました。「観シュランガイド2024」で紹介した展覧会は、実に273本。2022年が271本で、翌2023年が270本。それを超えて、歴代最多の数を記録しました。実は、まだ紹介出来ていない展覧会も多数ありますので、それらは近日中に公開します。なお、ギャラリーでの展覧会もカウントしたら、おそらく800本は超えているような。そういう意味では
今日は、ランタンの工作をしました。皆さんそれぞれ個性のある作品を作っていました✨〜制作風景〜〜完成作品〜非常に綺麗ですね✨今年の火曜日の教室は本日で終了です。また来年もよろしくお願いします!
短い夏休みが終わり、金曜日から授業始まりました。夏休みはほぼ毎日教材研究してました。1個目の狐面を作ってみて判った問題点を改良して2個目は般若を作ってみます。まず、細面にするために、面芯の頬を切ってみました。裏側に粘土がはみ出してムダになるので、和紙などを貼ります。目の形に合わせて和紙で塞ぎます。薄く全体に粘土を伸ばして土台を作ります。ジェイソンがスケキヨになるよ!なんて言っても今の中1には通じないかな?笑完成形を立体的にイメージして肉付け。和紙を水溶きボンドで貼ります。乾い
今週火曜日までロイヤルオペラの来日公演でイタリアオペラを十分に楽しんだので、新国立劇場の「トスカ」に行く予定は無かったのですが、ツレが行きたいというので、仕方なく初台に行きました。マダウ=ディアツ演出の豪華絢爛な舞台は、特に第1幕が圧巻で、このブログをお読みになっている方には説明不要なくらい有名でしょう。指揮のベニーニは昨年の6月に新国立劇場で「リゴレット」を指揮して、そこそこ好評だったようですが、今月のトスカに続けて、今年10月の開幕公演「夢遊病の女」にも指揮する予定です。新国立劇場との関係
こんにちわのんびりやり過ぎてまだ貰えてなかったジョニーの地図、デイビッドの地図を入手欧米感強いな〜見た目の期待を裏切らないキザキャラ。顔が大きいせいでウィンクが全然見えないってどーゆーことだろう?(笑)デイビッドのとくべつなお願い家具は、りりしい彫刻これをいったい、キャンプ場のどこに置いたら良いんでしょうキャンプ場は、今、花火大会の準備で忙しいので、コテージに置いてみました。美術室風レイアウト部員はハナコ姐さんと、ナターシャとジュペッテイ(イーゼルがないのが残念よね〜
いつもお読みくださりありがとうございます。コメント頂き、ふと思い出しました!けっこう衝撃的なことだったのに、その事実も詳細も忘れている自分にびっくりだったのですが、うちのバカ息子の話です。私立の男子校に通っており、現在中3。あれは昨年だったと思うのですが、前期の美術で、たしか評価4を取ってきた。(たしか、とか言ってる時点で私ものんびりしすぎですね。4か、5だったと思います。調べれば出てきますが、引っ張り出すのも面倒なのでそこは勘弁してください(笑))これ、公立中だったら
紀元79年、ヴェスビオ火山の噴火により、町全体が火山灰に埋まったポンペイ。そこから発掘されたのが、「ディオニュソスの秘儀」(秘儀荘)ローマ帝政初期AD50頃でした。ポンペイの“秘儀荘の壁画”。ここは遺跡の地図でみると一番左端にあり、他の建物からポツンと離れている。これは、食堂の正面、左右の壁にある縦3m、横17mの壁画は紀元前一世紀半ばの作で、当時このあたりに流行し、後にイタリア全土に広まったディオニュソス信仰にかかわる秘密の儀式の様子が描かれているん
旅行へ出ましょう江戸時代のバーチャル楽しい旅です1現在の東京日本橋です1月5日です。お正月早々、恐縮ですが、これはなんでしょう?⤴爪?状の物もありますよ実は、佐賀の我が家の先人の荷物を整理していたら、出て来たのです。本でした💓😮この布は、本の表紙を覆っていましたが、どうやら?大正期か昭和初期の古い物でボロボロで
期末テストの結果をざっくりと残しておきます。息子の中では、学校の定期テストはわざわざ対策するほどではないそうで塾で勉強しているので日頃の勉強で大丈夫だそうです。かと言って満点取れるわけではなくテスト期間中友達と集まって勉強していました。4、5時間一緒にいたようですが、途中外食したり、雑談がメインだったのではないかと普段、別の部活の子たちとはなかなか遊べないのでいいんですけどね。家では理科社会の暗記は頑張っていたかな。結果です。学校によって難易度も平均点も違うので何の参考にもならな
売り物の刀にひけ傷が入るような抜き方をしてトラブルになった居合道家のお話。刀の見方、基本の「き」タイトル通りです。刀屋さんや、友人の刀を見せて頂く時の基本の「き」です。youtu.be美術刀剣として販売をしている刀には上等な美術研磨が工作されている事も多い。#30実況!日本刀査定評価の現場(薩州正幸2)生々しいけど(ほぼ)全てみせます!#日本刀動画#日本刀販売品#日本刀銀座#日本刀買取#薩摩刀正幸日本刀の査定評価の現場を実況中継!初回の今回は、お客様が送ってこられた二
研ぎ師さんにお願いしていた刀が研磨から戻ってきました。斬れる事で有名な研ぎ師さんの居合研磨です。他店では9万円弱で居合研磨を受け付けている研ぎ師さんですね。うちも以前から取引させて頂いています。今回は、研磨済みの刀を外装込で10万円台で販売しようかなと思っています。社員を雇っているような刀剣商でその価格帯で販売しては経営破綻してしまいますが、うちはサラリーマンの副業なのでお客様に楽しんでもらえれば良いかな・・・なんて考えています。
2月3日は節分です。幼稚園でも豆まきを行う予定です。美術指導の時間に鬼のお面を作りました👹まずは鬼の目を作ります👀折り紙で角や髪の毛を作って、毛糸を使ってお髭もつけました個性豊かな可愛い鬼のお面が出来上がりました世界に一つだけのお面で豆まきをするのが楽しみな年長組さんです
2016年、平成の大修理中に、栃木県の実家へ帰省した際に行ってきました。修理中なので、ガッカリしていましたが、修理中にしか見られない、貴重な昔の外壁に描かれた絵が見られましたので、当時は得した気分になりました。修理前にも何度も行っています。2020年に、修理が終わったとニュースで見ました。テレビで流れていた箇所を見ると…なんか変な違和感を感じたのですが、新しく修復したばかりだからだと思いました。月日が経つにつれて、様々な意見があり、やっぱり解る人は解るんだな…と。そして、陽明門がま
※ジヴェルニー2013年9月、オランジュリー美術館2017年3月の情報です。当初あまり美術は興味ない私だったのですが、4年前訪れたジヴェルニーのモネの家と庭、および併設レストランLesNympheasにはあまりにも感動してしまいました。言わずと知れたお庭絵の世界そのまま…言葉にならない美しさです。家の中にも入りました多数の絵画が展示されてあってモネの世界が垣間見えます。敷地内にはレストランもランチも頂きました。レストラン内の
本日オススメするのは高階秀爾『西洋の眼日本の眼』この写真の表紙は古い版のもので、今は装丁を新しくして再版されているようです。著者は美術史家で国立西洋美術館の館長をしていたこともある方。絵画だけではなく、建築や写真、日本の古典文章などにも造詣が深く、出てくる例示が多岐にわたっています。こちらの書籍は、主に1990年代の雑誌やパンフレット、講演会などの原稿をまとめた作品集。バラバラに執筆されたものなのですが、西洋と日本の文化の比較の中で、日本の文化とは何かを浮き彫りにしようとしてい
ルーブル美術館ギリシア彫刻は魂入れされている上アポロンとは何者なのか?こんにちは、マユリです。前号で芸術作品には魂入れ(たまいれ・特定の神仏などのエネルギーをいれること)されているものがあるとお話ししたところ、「ほかにも魂入れされている作品はありますか?」とのご質問をいただきました。魂入れとは、元々は宗教的な信仰の対象・仏像や神像・神や天使などに、何だかの霊魂を入れることです。本来、普通の芸術作品と宗教的な作品の違いは、魂入れされているかどうかなのですが、この頃は、一見宗