ブログ記事60件
当院の美容治療の中で最も多いのが、いわゆるレーザーによるシミ取りです。そして、みなさん気になさるのが、レーザー照射後の状態です。当院では、レーザー照射を行った後の処置について、次の3パターンをご提案し、患者さんの希望に合わせて選んで頂いています。①テープなし②茶テープを貼る③ビジダームを貼る順番にご紹介します。①テープ無しの場合テープなしで過ごす場合、下の写真のような経過をたどります。この方法だと、かさぶたがしっかりした後(翌日~翌々日)、コン
前回の続きで、シミ取りレーザー照射後の処置についてのお話です。今日は、レーザー照射後の処置について3つある選択肢のうちの二つめの、②『茶テープを貼る方法』についてご紹介します。この方法は、実は当院の患者さんが選択される方法の中では一番多い方法です。下の写真がその茶色のテープを貼った状態です。この茶テープを貼った場合、新しい皮膚が再生されるまで(約7~10日)、テープを剥がさないのが理想です。テープの粘着力が強いので、新しい皮膚が再生されていない時期に無理に剥がし
今回は、木沢記念病院で、『上口唇の瘢痕』を治療した患者さん方の治療例をご紹介します。【1】AさんのケースAさんは、自転車走行中に砂利道で転倒し、受傷されました。他院の救急外来で処置後、同じ病院の形成外科を受診し、目立つ傷跡を改善したいと相談したところ、「この部位では、できることは何もない。」と言われ診察が終わり、落胆していたそうです。その後、偶然、当院での瘢痕治療を知り、受診されました。初診時、瘢痕が肥厚して盛り上がっていましたので、まずステロイドの注射を行いました。
今回は、ピアスホールによる耳垂変形の治療例をご紹介します。患者さんは10代の男性の方。ファッションでピアスホールを少しずつ大きくしていたそうですが、職場から治すように指導され、お母さまと一緒に受診されました。ファッションとして自分が好きなら治さなくても良いと思うのですが、それが将来のある若者の仕事に影響するとなれば大問題です。治療方法については教科書で習ったわけでもありませんが、「組織が足りない場合は、血流の良い組織を有効利用(リサイクル)する!」のが形成外科の基本の一つで