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詩云、邦畿千里、惟民所止。詩云、緡蛮黄鳥、止于丘隅。子曰、於止、知其所止。可以人而不如鳥乎。詩に云く(いわく)、邦畿千里(ほうきせんり)、惟れ(これ)民の止まる所と。詩に云く、緡蛮(めんばん)たる黄鳥(こうちょう)、丘隅(きゅうぐう)に止まると。子曰く、止まるにおいて、その止まる所を知る。人をもってして鳥に如かざるべけんやと。≪解釈≫『詩経(商頌玄鳥の篇)』に曰く、天子の都がある邦畿千里の土地は、これ人民が止まる場所であると。『詩経(小雅
湯之盤銘曰、苟日新、日日新、又日新。康誥曰、作新民。詩曰、周雖旧邦、其命維新。是故君子無所不用其極。右伝之二章。釈新民。湯(とう)の盤(ばん)の銘(めい)に曰く、苟(まこと)に日に新たに、日々に新たに、又日に新たなりと。康誥(こうこう)に曰く、新民を作(おこ)すと。詩に曰く、周は旧邦(きゅうほう)と雖(いえど)もその命維(こ)れ新たなりと。この故に君子その極を用いざる所なし。≪解釈≫商(殷)王朝の湯王という名君は、誠に日に新たにして(自分の身体・精
在陳絶糧、從者病莫能興、子路慍見曰、君子亦有窮乎、子曰、君子固窮、小人窮斯濫矣。陳(ちん)に在(いま)して糧(りょう)を絶つ。従者病みて能く興(た)つこと莫(な)し。子路(しろ)慍(いか)って見(みま)えて曰わく、君子も亦(また)窮(きゅう)すること有るか。子曰わく、君子固(もと)より窮す。小人窮すれば斯(こ)こに濫(みだ)る。≪解釈≫孔子一行が(楚に向かう途中で)陳を通りかかった時に(楚に行くことを阻もうとした陳の軍隊に包囲されたので)食糧がな
誠者、天之道也。誠之者、人之道也。誠者、不勉而中、不思而得、従容中道。聖人也。誠之者、択善而固執之者也。博学之、審問之、慎思之、明弁之、篤行之。有弗学、学之弗能弗措也。有弗問、問之弗知弗措也。有弗思、思之弗得弗措也。有弗弁、弁之弗明弗措也。有弗行、行之弗篤弗措也。人一能之、己百之、人十能之、己千之。果能此道矣、雖愚必明、雖柔必強。誠は天の道なり。之を誠にするは人の道なり。誠は勉めずして中(あた)り、思わずして得て、従容(しょうよう)として道に中る。聖