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海外搬送と言えば聞こえが良いかもしれないが、外国からの患者さん移動であっても、県内の移動であっても、帰郷を願う患者さんや御家族の想いに変わりはない。当然、私たちが行う搬送業務も、日々の搬送と同様に進められる。今回、私たちが赴いたのはニューヨーク、マンハッタン、最近では2022年7月にお伺いし、ニューヨークは4度目である。羽田空港から14時間のフライトを終え、ニューヨーク到着は夕方、このままホテルに直行しチェックインとなるが、空港ターミナルのコンビニで見た物
春と言えども、汗ばむ季節がやってきた、今年の夏も酷暑になるのであろうか。新幹線で京都までの患者さん移動、早朝、仙台駅を出発して、「はやぶさ」で東京へ向かう。東海道新幹線に乗り継ぎ、静岡に入れば、日本の代名詞、富士山がお出迎え、今回は青空の中くっきりと見え、車内に携帯のシャツター音が響く。京都に到着すれば、御家族が待っておられる府内の施設へ地元の介護タクシーさんで移動、長い帰郷旅は無事に完結した。もちろんね私たちはとんぼ返り、京都駅付近の
南東北では4月14日あたりが見ごろであった桜、今は桜吹雪か葉桜となってしまった。緊急の搬送で秋田県・大仙市へ、向かう道中は漆黒の闇。日本海側内陸部は、ざっと雨が降ったようだが、徐々に明るくなるにつれ、満開の桜が目に映るようになる。考えてみれば大仙市から、東北有数の桜の名所「角館」は、車で30分ほどの御近所、この地域も見事に咲いていた。秋田市の千秋公園、能代市きみまち坂青森は弘前城、五所川原芦野公園等々、これからの北東北、桜が満開となる。htt
仕事柄、成田・羽田国際空港には頻繁に出入りする。そのまま海外へ赴き搬送を行う事もあるが、実際には国内での陸路搬送で空港に出向く事が多い。今回も朝の成田便のお迎え、キャリアはマレーシア航空、午前9時前には、成田に到着していなければならない。常磐道を下り、谷田部東PAで開店と同時に、時間調整と休憩を行う。この日の関東の天候は優れず、霧雨が降り始める、ずっと降り続く「春霖」であろうか。到着した成田国際空港も雨、いつものように制限区域を移動して、PBLを
36時間の国際患者搬送の任務を終え、ホテルで夜まで泥のように眠った。今回のフライトは夜間飛行の連続であったが、帰国の旅は早朝から始まるディフライト。夜明けのイスラマバード空港に到着し、イスタンブールまで移動、パキスタンまで来たルートをなぞりながら再び日本へと向かう。トルコに向かう便は長蛇の列、チェックインを終えれば搭乗、24時間も滞在しなかったイスラマバードを後にした。視界は良好、緑の市街地を通過すれば、眼下には荒野と砂漠が続き、往路見る事が出来なか
この日、太平洋側は晴天であったが、奥羽山脈を越え日本海側へ向かうと、雲行きが怪しくなり、しとしとと雨が降っていた。強くはないが、これが「菜種梅雨」なのかと思いながら、朝の秋田空港へ。滑走路一本の大きな空港ではないが、ターミナルの中は、秋田一色。郷土「あきた」が強くアピールされていた。患者さんをピックアップして、再び岩手へ向かうが、やはり東北道に入れば青空、雨が降った気配すらない。同じ東北でも横断すれば、随分と違う空模様であった。http:
気温は20℃越える日が続き、晩春の候に差し掛かり、少しばかり遅咲きであった桜は、満開か桜吹雪の季節。だいぶ冠雪が少なくなり、山肌が見えてきた吾妻連峰を眺めながら、東北道を南下、都内へと向かう。まだまだ桜が見れる都内を走るのは気持ちがよい。6時間で搬送は完了し、佐野SAまでいっきに北上して大休憩をとる事に。おりしも「春の交通安全運動」期間中、サービスエリアには、高速道路で「はたらく車」が大集合して、桜をバックに交通安全のイベント中。普段見る
日本を出国してからここまで、夜間飛行の連続で機窓から見えるのは暗闇だけ、現在地を示す機内のディスプレイだけが、患者さんの故郷へ向かう私たちの道標であった。紛争地帯アフガニスタンを迂回するルートで、午前6時にイスラマバード到着、最終到着地点は再び早朝。到着と同時に多くの乗客が降機、入れ違いにパキスタンの救急隊が乗り込んでくる。患者さんに「takecare」とさよならのエールを送る。まさに一期一会の出会いと別れであった。申し送りが終われば患者さんは救急車に収
長期にわたり入院していた病院からの出発の日は、故郷へ帰る希望と長時間の移動への不安が交差する壮途の日であり、別れの日でもある。日が暮れているにも関わらず、在日している多くの同郷者に見送られながら、患者さんは車に収容された。終始パシュトー語や訛りの強い英語が飛び交うが、そのほとんどが「頑張れ」「気をつけて」と言った励ましの言葉である。深夜、羽田出発のトルコ航空便に間に合うよう漆黒の常磐道をひたすら南下、不夜城の国際空港に到着した。この時間ともなれば遅延は無い
成田空港国際線T-1北ウイング19時到着が定刻のKLM<入国審査の時間を勘案すれば、到着時刻ピッタリに車を付ければ、お迎えは余裕。成田空港からみちのくまでの搬送時間を考えれば移送前に食事をしておいた方が良さそうと、稲敷ICで流出、成田市内へ下道をとろとろと向かった。20分ほど走ると、なんだか面白い看板が目に入った、即決で駐車場へ。元気の良い女将さんに出迎えられ、早速システムの紹介、定食+300円で、ご飯・味噌汁・キャベツ・漬物等が食べ放題。し