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上演中のMETライブビューイング《ラ・ボエーム》で、素晴らしい新進ソプラノに出会いました。アルメニア出身のジュリアナ・グリゴリアン。ムラのない響きで澄んだ音色ですが、中低音域に強い翳りがあり、篤い心を感じさせてくれます。こんなに若くてこんなに完成度が高いとは。ひたすら励んできたのでしょう。他人と自分を比べることもないようです。自分と自分を日々比べているのでしょう。役柄に傾注し、若い娘役を本物の若さで演じ切っていました。肉体的な若さではなく、フレッシュな精神力で。十年先、彼女はどん
NHK-BSでギュスターヴ・シャルパンティエの大ヒット作《ルイーズ》が放映されました。作曲者の存命中に上演千回を記念したオペラです。ほかには、チレアの《アドリアーナ・ルクヴルール》やトマの《ミニヨン》などがあります。《ルイーズ》は私が解説をしたことがあるオペラなので、観るたびに&聴くたびに本当にいろいろなことを想うのです。自然主義オペラ最大のヒット作であり、主人公のアリア〈その日から〉はコンクールやリサイタルで良く歌われる人気のメロディです。一方、このオペラの最大の美しさは、第1幕の〈夕
ザルツブルク音楽祭で、オッフェンバック没後100周年で《ホフマン物語》が上演された際、過去100年弱全く聴かれなかった音楽が幾つか、初めて世に出ました。まずは、プロローグのミューズのソロ〈Quellemuse!〉です。続いては、第1幕のニクラウスのホ短調のソロ〈Voyezlasoussonéventail〉それから第2幕のニクラウスのエール〈Voissousl’archetfrémissant〉続いて、エピローグのミューズの短いソロとフィナーレ〈Descendresd
解説や批評で演目が重なることが時々ありますが、今回は《さまよえるオランダ人》が重なっていて、結構大変です。1979年5月からオペラに取り組み始めましたが、最初に親しんだワーグナーは《ニーベルングの指環》。友だちがLPレコードを買ったので一緒に聴かせてもらったのです。アンネリーゼ・ブルマイスター(Ms:フリッカ役)に特に興味を抱きました。そして、ちょうどそのころ、映画『地獄の黙示録』が封切りになり、別の友達と見に行きました。〈ワルキューレの騎行〉がじゃんじゃん鳴っていた記憶が。いまも、授業で同
最近、「電車内」もしくは「ホーム」で倒れる人をよく見かけるようになりました。前に、ある駅で倒れた人は、打ち所が悪くて血だらけに。看護師さんらしき人が介抱し、私は駅員さんを呼びに行きました。おとといだと、大きなリュックを背負っていた女性(まだ若い)があおむけに倒れてしまいました。リュックのお陰で、音の割には体にダメージが無かったようです。駅員さんを呼ぼうとしたら、若いカップルがその人を介抱し始め、70台位の男性がホーム内の掲示板のところへ小走りで行かれました。そこに、インターホンがあった