ブログ記事347件
たった2点だけですが、「フランス・オペラを研究する有難み」が存在します。まず一つは、「ほとんどの資料はパリのどこかの図書館にある」ということです。中央集権が良いのか悪いのかわかりませんが、フランス・オペラを研究する場合、中央集権で助かったと思います。もう一つは、「300年前の資料でもなんとか読める」ことです。アカデミー・フランセーズ万歳!と思います。本当に、心から。文字によっては、活字の形が今とはちょっと違うので、そこだけは注意することになりますが、「言葉を護る」という意識に私は賛成派で
いま、翻訳書の出版費用の捻出のため、あらゆることを節約して励んでいます。なので、食べるものも極力安く上げたいと頑張っています。外出仕事の際には弁当を作って公園で食べたり・・・キュウリやゆで卵、冷凍シュウマイなど詰めるだけだから5分ぐらいしかかかりません・・・ただし、公園のベンチには、人慣れした鳩や猫が寄ってくるので要注意。本当に、革靴の上に乗ってくる鳩もいました。びっくり。ですが・・・そうやって必死に出費を抑えていると、面白いもので、手抜き手料理のレパートリーがどんどん増えてゆきました。今
コンサートのプログラムに載せる解説文を書いていて、作曲家アーヴィング・バーリン(1888-1989)の一曲にたどり着きました。バーリンと言えば〈ホワイト・クリスマス〉。でも、それしか知りませんでした。こういうところが、オペラしか目に入らない人間の情けないところです。それで、その一曲を調べていて、楽譜も読んで・・・バーリンの紹介文を書いていて、一番驚いたのは、彼が楽譜の読み書きが出来なかったということでした。自己流のピアノを弾きながら、メロディを伝え、採譜者の人がそれを譜面に落としていた
オリヴィエロ・デ・ファブリティースという指揮者さんが居ました。日本にも何度も来た人です。職人芸的な力量を発揮されるオペラのマエストロでした。マリア・カラスとそりが合わなかったらしく、彼女のことを辛辣にいろいろ言ったりもしたようです(インタヴューの場で)。ところが、デ・ファブリティースが振ったカラスのメキシコ・ライヴ、《アイーダ》が素晴らしい。カラスだけでなく、テノールのデル・モナコも、バリトンのジュゼッペ・タッデイも素晴らしい。第3幕が特に、信じられないほどの高い熱量で推移します。