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昨日ミニ講演会を開かせて頂いたのですが、その際に1点、私が勘違いしてお伝えした内容がありました。「一つの役柄を全カットしていた」と申し上げたのですが、そうではなくて「一つの役柄の出番を相当にカットしていた」のでした。大変申し訳ございませんでした。訂正のうえ、お詫び申し上げます。これまでの経験から考えますと、勘違いするときは「何かしらの異変が起きている」ので、その異変に気づきはするものの、その異変の状況を正確に捉えるまで、このように時間がかかるということなのです。昨日の時点では、お話しする
来週の金曜日、5月1日、14時から18時まで、NHK-FM『オペラ・ファンタスティカ』をどうぞお楽しみください。今回はビゼー《真珠採り》です。主演のペネ・パティが特に好調です。また、残りの時間は、《真珠採り》にまつわるエピソードから、第2帝政期に栄えたテアトル・リリックの模様について詳しくお話しし、音源を紹介して参ります。テアトル・リリックについて、このように纏めてお話しできるのはなかなか無い機会ですので、お時間おありの方、ぜひお聴きください!エクサン・プロバンス音楽祭公演ビゼーの歌劇「
一般社団法人国際総合芸術研究会(WCARS)のホームページ内の書評コーナーに載せた文章を、こちらでも紹介してみます。皆さまのご参考までに。多くを教わる良書と思いました。WCARS書評『D.フィッシャー=ディースカウ先生の教え』子安ゆかり著音楽之友社刊3,000円+税岸純信(オペラ研究家)温和な語り口に鋭い芸術論が滲む一冊。著者は武蔵野音楽大学准教授としてドイツ・リートの演奏論に傾注するピアニストであり、評者も実演に何
上演中のMETライブビューイング《ラ・ボエーム》で、素晴らしい新進ソプラノに出会いました。アルメニア出身のジュリアナ・グリゴリアン。ムラのない響きで澄んだ音色ですが、中低音域に強い翳りがあり、篤い心を感じさせてくれます。こんなに若くてこんなに完成度が高いとは。ひたすら励んできたのでしょう。他人と自分を比べることもないようです。自分と自分を日々比べているのでしょう。役柄に傾注し、若い娘役を本物の若さで演じ切っていました。肉体的な若さではなく、フレッシュな精神力で。十年先、彼女はどん
アスミク・グリゴリアン主演の《ノルマ》の映像を観ていて、アダルジーザ役のメゾソプラノ、アイグル・アクメトチーナの声質にいろいろ思うところがありました。グリゴリアンがブルーの声音なら、アクメトチーナは群青。相性は良いのです。二人ともしなやかに歌っていました。昔、1984年だと思いますが、アルバイト先で《ノルマ》の女声二重唱の後半の伴奏をその場で頼まれたことがありました。曲はカラスのレコードでよく知っていました(当時はCDが確か出始めたばかりかな)が、譜面を観てあれっと思いました。カラスはそこ