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クラウドファンディングにご助力頂きました皆様、本当に有難うございます。近々、また動画を撮影の上、改めてプロジェクトにつき、お話をさせて頂きます。引き続き、お口添えも頂ければ幸いです。何卒よろしくお願い申し上げます。一般社団法人国際総合芸術研究会代表理事岸純信このたび、CAMPFIRE社さんのお力添えを頂き、題記の通り、新しい翻訳書発刊のためのクラウドファンディングのプロジェクトを立ち上げました。詳細は下記をご覧ください。3月31日までの限定です。https://camp-fir
《タンホイザー》のピアノ伴奏上演があり、「小さなホールで聴いたらどんな感じがするのかな?」と興味を覚え、観に行かせてもらいました。シアターゼロという団体さんです。衣裳が皆さんそれらしかったのはちょっとした眼福でした。キャスティングではエリーザベトとヴェ―ヌスが声の力を大いに発揮していました。ソプラノ・リリコとハイ・メゾソプラノという組み合わせでコントラストも効いていました。確かにワーグナーを聴いたという心地良さがありました。男声ソリストにも声の豊かな人が何人もおられましたが、一点、どうしても
1990年の初夏の頃を思い出しました。大阪でアマチュアのオペラ団体が《アラベッラ》をやることになり、私もエレメルの役で出ることになりました。この団体の主だった歌い手さんたちは、プロになれる実力を持っておられました。また、オペラ観劇経験も実に豊富な皆さんでした。誰が何をどんなふうに歌われたか、色々覚えています。いつ何を話しても楽しくお話しできる空間でした。それで、《アラベッラ》は役が多いということで、私のような歌えない人間もちょっとだけでも出ることになったのです。でも、そこで脇役がいか
1.《チェネレントラ》で主人公が王子に思ったより攻めた告白のようなアプローチをしていてびっくりした(丁)2.《フィデリオ》で夫婦二人だけの歌で声が重なりあう瞬間感動した(英)3.ベッリーニの音楽に対する思想に、2014年の映画『セッション』の鬼教師の言葉に似たものを感じた(英)4.モーツァルトのオペラは一つの性格に収まらない(波)5.個人の作風を、伝東劇の台本を改変させてまで反映させる(《チェネレントラ》)というのもオペラの楽しみかたの一つだなと考えた(中)6.《サムソンとデリラ》の崩
1.《カリスト》の筋立てが面白く、台本だけでも買って読みたい、実演を観たいと思った(露)/《カリスト》の演出がとても面白かった(瑞)2.金子みすゞを題材にしたオペラがあること自体に驚いた。実存する現代の人を題材に出来るのが大きな発見だった(泰)3.キリスト教的な価値観が強く、それに附属する形で様々な形態が生まれたのは興味深くもあり、個人的視点からすれば窮屈であるように感じた(中)4.《ヘンゼルとグレーテル》で男性が女装していたり女性が男性の格好をしているケースが気になった。すべて女性でやる
いつも講演会にご来場いただき、本当に有難うございます。1.《フィデリオ》のフィナーレの最後の大合唱について:レオノーレ、フロレスタン、ヤッキーノ、マルツェリーネ、ロッコ、ドン・フェルナンドの全員のパートが合唱と並行して存在します。2.ルチーネ・アマーラの名演について:この映像の後半がドナウディの歌曲です。60台半ばの歌だそうです。3.訳詞について:《カルメン》のイタリア語訳詞だと本当に言葉数が多すぎてしまい、歌に納まりきらないのだそうです。そんな風に、訳詞にはやはり問題があるわけです。
「歌唱力」を噛み締めた公演でした。邦人歌手勢の総力結集という感じで、一様に日本語の伝わり具合が高かったです。特に、主要な役柄の人々には「節回し」の練り上げ方に感じ入りました。キャラクターに相応しいと私が想像する声音がそろっていたのも感動的でした。バリトンの平清盛の存在感、妻のメゾソプラノ、娘のソプラノ、カウンターテナーによる義経、清盛の息子のテノーレ・リリコ・スピントなど、どの人も存在感新たでした。衣裳に和紙のような質感が備わっていたのも非常に面白かったです。「気軽に親しめるオペラ
私は幽霊なるものを観たことが一度も無いのですが、オペラに幽霊の役は時々出てきます。悪魔とは違う表現法が主体になるのが面白いところ。まずは《セミラーミデ》(ロッシーニ)の先王の霊。この魂は何度か出てきます。この映像の1時間51分15秒辺りからのアンサンブルを暫く眺めてみて下さい。ロッシーニの描き方で面白いのは、「幽霊に多少の感情あり」ということです。19世紀の中盤以降の幽霊シーンだと、歌にあまり音程がなく、同じ音をずっと歌い上げるケースが目立ちます。それすなわち「霊は人間と違って感情無し」と
2025年のショパンコンクールの入賞者たち6名が登壇して記者会見が開かれました。全国各地で皆さんが出演するコンサートが開かれるそうです(東京はもう完売だとか)。会見場になったポーランド大使館に久しぶりに出向きました。「受賞者の皆さんそれぞれが一番好きなショパンの曲を教えて下さい」そういうご質問がどこかの記者さんから出て、みな、答えに詰まっていました。それだけ思い溢れるということなのでしょう。私は幻想曲が一番好きです。お土産にCDを一組頂戴しました。私は昔、楽器会社の貿易部門に13年
歌声にも歌い回しにも不思議な味わいがあった女優さんだと思います。二重瞼に整形されたとき、「バタくさい」だのなんだの一杯言われていたことを思い出します(家にあった60年代の『婦人公論』でよくその話題が出ていた覚えがあります)。テレビなどで知る限り、何を言われても平然とされておられましたが、その勁い心構えを後年、間近で目撃することになりました。大阪から修学旅行で東京に来た時、青山1丁目の交差点でレインコートを着たいしだあゆみさんが信号待ちをしておられ、観光バスに乗った我々中学生が気づいて手を振る