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オペラでよく「コロラトゥーラ」という言葉を聴きますね。一般的に、超高音を含むパッセージを美しく滑らかに歌い上げられたなら「コロラトゥーラの名手」と呼ばれることでしょう。ただ、オペラの現場から言うと、コロラトゥーラという言葉はまずドイツ語由来のものであるということが一つ。イタリア語では本来、同じような概念をフィオリトゥーラと呼ぶのだと思います。でも、いまはまあ、コロラトゥーラと言えば大体伝わりますね。ただ、オペラ研究の観点から言うと、コロラトゥーラとは「たくさんの音符を繋げて一息で歌いま
新国立劇場で上演中のバレエ《マノン》(初演は1974年、ロンドンにて)。音楽は全編マスネのものなのですが、オペラの《マノン》は一音も使われていません。ただ、第1幕で一か所、《マノン》譲りの長い音があったのですが、マスネがしばしば使う音型なので、《マノン》だけではないなとも思い直しました。客席についてまずオケピットを眺めると、下手側にハープ2台。コントラバスも下手。「ハープ2台使うオペラって、マスネでは、ええと・・・」バレエを見に行くのなら、踊りを心から楽しむべきですが、職業柄どうしても
上演中のMETライブビューイング《ラ・ボエーム》で、素晴らしい新進ソプラノに出会いました。アルメニア出身のジュリアナ・グリゴリアン。ムラのない響きで澄んだ音色ですが、中低音域に強い翳りがあり、篤い心を感じさせてくれます。こんなに若くてこんなに完成度が高いとは。ひたすら励んできたのでしょう。他人と自分を比べることもないようです。自分と自分を日々比べているのでしょう。役柄に傾注し、若い娘役を本物の若さで演じ切っていました。肉体的な若さではなく、フレッシュな精神力で。十年先、彼女はどん
最近、「電車内」もしくは「ホーム」で倒れる人をよく見かけるようになりました。前に、ある駅で倒れた人は、打ち所が悪くて血だらけに。看護師さんらしき人が介抱し、私は駅員さんを呼びに行きました。おとといだと、大きなリュックを背負っていた女性(まだ若い)があおむけに倒れてしまいました。リュックのお陰で、音の割には体にダメージが無かったようです。駅員さんを呼ぼうとしたら、若いカップルがその人を介抱し始め、70台位の男性がホーム内の掲示板のところへ小走りで行かれました。そこに、インターホンがあった
柿を皮ごと食べる方法というのがインターネットに出ていて・・・毎日1個は食べていますが、皮むきはさすがに面倒ですし、柔らかく熟した柿の皮むきは上手くできず・・・ということで、朝食の際に早速実行してみます。「切り方がポイント。農薬を落とすべくよく洗って」など注意事項がありました。果物で一番食べるのは柿かもしれません。ビタミンCを摂取しやすいからです。日本産の果物の有難みを味わっています。★★★講演会のお知らせです。「特別講座ヴェルディへの誤解を解くーオペラ研究の最前線から」
細かい説明を省きますが、19世紀のオペラの見どころの一つです。代表的なのはやはりドニゼッティの《ランメルモールのルチア》。本当にいろんな人がやっていますね。ところで、《ランメルモールのルチア》は、ベルカント・オペラの典型例であると同時に「オカルト色のオペラ」のイタリアでの代表例でもあるのです。ドイツだとウェーバーの《魔弾の射手》やマルシュナーの《吸血鬼》などがありますが、《ルチア》も幽霊がらみのオペラです。ところで、私は《ルチア》の解説を書く回数が多かったのですが、いつも必ず言及するのが