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「祟りじゃ~」でお馴染み「八つ墓村」野村芳太郎監督1977年151分萩原健一渥美清(画像お借りしました)橋本忍さんの脚本、芥川也寸志氏の音楽とくれば「砂の器」を思い出します。今作も、郷愁とドラマティックな物悲しいメロディ、映画らしさがぐっと際立つ1本です(*^ー^*)【あらすじ】新聞広告のたずねびとの欄をみた青年が名乗り出る。大地主の跡取りとして、八つ墓村へいくことになるが、青年の祖父、兄、相次いで絶命。連続殺人で村人はパニックになる!落ち武者伝説の祟りなのか?真
黒澤明にしては珍しく小市民的な題材だが傑作。<ストーリー>市役所の市民課長渡邊勘治(志村喬)は三十年無欠勤という恐ろしく勤勉な経歴を持った男だったが、その日初めて欠勤をした。彼は病院へ行って診察の結果、医師(清水将夫)からは胃潰瘍と告げられたが、胃ガンで余命いくばくもないと悟った。夜、家へ帰って二階の息子たち夫婦の居間に電気もつけずに座っていた時、外出から帰ってきた二人の声が聞こえた。父親の退職金や恩給を抵当に金を借りて家を建て、父とは別居をしようという相談であ
自分への備忘録として書くんですが2月28日発売のUNIQLO:Cのスポーツウェアが、個人的にかなり気になっている。※UNIQLO公式サイトより結構可愛くないっすか?伸縮性とかハラと尻のカバー具合はどうかとかが重要なので購入するかどうかは実物見てからとは思ってますが。カラバリも豊富。以前愛用していたUNIQLOのレギンスも結構使えたんですよね。でもそのレギンスはワンシーズンのみの展開で、その後は販売されなくなっちゃったんでそれっきり。まあ、その後ルルレモンに浮気しちゃったこ
時々再見したくなる作品の1本。劇場で鑑賞するのは2014年の「第2回新・午前十時の映画祭」以来なので、約10年ぶり。原作は松本清張。小説は1960年〜1961年に読売新聞夕刊に連載された後、光文社カッパノベルスから書籍化され発売されました。松本清張は自身の小説『張り込み』『ゼロの焦点』が松竹で野村芳太郎監督/橋本忍脚本で映画化され、その映画が評判となった事を受け、野村&橋本コンビによる『砂の器』の映画化を希望します。ただ小説『砂の器』は中々厄介な作品でして……映画ではバッサリとカッ
onLineの古本屋です。懐かしい映画パンフレットを出品に合わせて紹介していきます。昨日八月十五日は、終戦記念日。「日本のいちばん長い日」です。先日、テレビ放送されたので、ご覧になった方も多いと思います。もっとも、放送されたのは、2015年に制作された原田眞人監督版ですが、ここで紹介するのは、1967年に公開された東宝創立35周年記念映画・岡本喜八監督の『日本のいちばん長い日』です。8月14日午後1時軍民決起隊、横浜に結成!から翌15日正午玉音放送と同時に青年将校の自刃までの緊
今日午前10時、小雨の降る新宿で、黒澤明監督の「七人の侍」を見てきた。公開期間が今日から二週間で、毎日一回きりの上映という事もあるのだろうが、場内は満席だった。上映時間は、途中休憩を含めて実に3時間27分。これまで何度も見た映画だが、デジタル・リマスタリングの4Kでクリアな画像として甦ったそれは、やはり何度見ても豪快で、よく出来ていて、長さを全く感じさせない(音響もクリアにしたのかどうか、あの、長年「何を言ってるのかほとんどわからない」状態だった、左卜全演じる百姓与平の台詞が、初め
監督:野村芳太郎、脚本:橋本忍、撮影:川又昂、音楽:芥川也寸志と「砂の器」のスタッフが再結集し当時の松竹の最高の布陣なのだが、怨念や祟りを前面にしたストーリー、ホラー映画のような後半の展開、当初はイメージにピッタリと思われた渥美清の金田一耕助の今ひとつ感、など本格的な推理小説の映画化としては傑作というわけではない。ただし映画は大ヒットし、「たたりじゃ~」は流行語にもなった。<ストーリー>寺田辰弥(萩原健一)は、新聞の尋ね人欄の呼びかけに応じて諏訪法律事務所を
松本清張原作×橋本忍脚本×野村芳太郎監督のトリオの作品は傑作が多いが、この「砂の器」に関しては原作者の松本清張が「原作を越えた」と絶賛し、多くの映画賞も受賞し、興行的にも大ヒットした。<ストーリー>国鉄蒲田操車場構内に扼殺死体が発見された。被害者の身許が分らず、捜査は難航したが、警視庁の今西栄太郎刑事(丹波哲郎)と西蒲田署の吉村正刑事(森田健作)の必死の聞き込みによって、前夜、蒲田駅前のバーで被害者と酒を飲んでいた若い男が重要参考人として浮かび上った。そしてバーのホステス