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以下、二代目梅ヶ谷に関する私(のぼこ)の愚考です。1.梅ヶ谷の評価について二代目梅ヶ谷藤太郎は、梅ノ谷音松として満19歳で入幕して間もない頃から、4歳年上の常陸山と激闘・名勝負を重ね、当時の最年少記録(満25歳)で常陸山とともに横綱に昇進してからも優秀な成績と功績を残し、後世、立派な「名横綱」(A級横綱)として評価されています。しかし、いまひとつ評価が足りていないようにも感じます。おそらくその要因は、①身近にいた大横綱たちと比較されること②横綱時代後半は大砲以上の「分
「古今相撲評話」の記事より、20代横綱二代目梅ヶ谷藤太郎と19代横綱常陸山谷右衛門の本場所全取組十五番を紹介します。梅ヶ谷は常陸山の4歳年下で初顔合わせ時は満20歳。通算成績は梅ヶ谷の3勝7敗5分、大関・横綱同士としては3勝3敗4分でした。梅ヶ谷は、若年期には常陸山に歯が立ちませんでしたが、全盛期に入り梅・常陸で東西の大関、横綱を張り合うようになると、実力は互角(力の常陸、技の梅)と言われるようになりました。常陸山と梅ヶ谷の三段構え(明治42年頃)1.明治31年5月場所