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前回は、石田流が本組に組んだ場合の対右四間飛車エルモについて見てみました。そして結論として、石田流が本組(厳密には▲76飛+▲77桂型)に組めた場合は、振り飛車十分の将棋になる事を確認しました。右四間飛車と一言で言っても、エルモだけでなく色々な陣形が考えられるので、もちろんどんな場合でも有効とは限りません。右四間風の駒組の時に形を早めに決める方針が、デメリットになるケースもないとは言えません。しかし個人的には、石田流本組に組めて、振り飛車が必ずしも有利とは言いませんが、不利という
石田流を主力戦法にしていますが、勝率が振るわないので改めてポイントを書き出してみます。雑な序盤ですが、なんというかそれなりにやれているのが現状。そこで石田流を指しこなすポイントを不定期でまとめていこうと思います。第一回はスピード棒金です。スピード棒金とは、居飛車側が玉の囲いを△4一金+△4二銀の最小限にし、飛車先の整備を最優先にしてきた構えですね。出現頻度自体はそこまで高くないですが、知らないと簡単に潰されてしまいますし、捌きの感覚を養う上では覚えておくべき戦型ですね。ちなみ
第1図みなさまこんにちは本ブログでは後手四間飛車対へなちょこ急戦の戦いを見ていきたいと思います。第1図は四間飛車対へなちょこ急戦の基本図。第2図1図から▲5六歩△5四歩▲6八金上△6四歩四間飛車は4三銀型に組むのも一局だが、ここでは3二銀型で進めていく。3二銀型に構えることで4五歩からの仕掛けを封じ(例えば1図から4五歩は無理筋)、無事高美濃まで発展させていこうという狙いである。第3図2図から▲4五歩4五歩からの仕掛けを封じる、とはいったものの
AIくそくらえ、的な差し手を続け、観る将をひきつける山崎八段(あえてここからは山ちゃんとよぼう)が棋聖戦ので藤井八冠への挑戦を決めた。現在、将棋はAIで指し手を点数化されている。観る将としてはわかりやすいのだが、研究合戦になっているのがつまらなく感じるのも事実。魅力的な将棋を指すのも、人間同士の戦いをしているプロ棋士の役目ではないか、と言わんばかりの定跡外れの手を序盤から連発する山ちゃん。AIではありえない指し手なので、序盤は大体AIの点数が悪い。アマチュアから見ても、形が悪く苦しそうな陣形で
今回も井出先生の「現代後手四間飛車のすべて」を参考にしながら、検討していきます。今回はまず、居飛車が▲66角△65歩の交換を入れずに、▲77角から囲ってきたケースについて見ていきます。下図(△41飛まで)からスタートします。(1)▲68金右△81飛▲88金に△85歩▲同歩△同桂と仕掛けます。△85桂と跳んだ時に、68や59に行く余地がない瞬間に仕掛けているのがポイントです。▲86角を強制させた後、やはり△73銀と上がります。居飛車は▲78金右と固めます。振り