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近ごろのスピリチュアル界隈では……「浄化」「波動調整」「ネガティブを遮断」といった言葉で満ちている。悪いものを取り除けば救われる。邪気を消せば運気も上がる。低い波動を排除すれば人生が好転する。そんな発想が、半ば当然のように語られている。だが、ここで一度立ち止まってほしい。本当に私たち日本人は、昔からそう考えてきたのだろうか。日本の歴史を振り返ると、奇妙な事実がある。日本人は、「祟る存在」を消さなかった。むしろ祀った。菅原道真平将門崇徳院日本三大怨霊――
懿徳天皇仁徳天皇聖徳太子孝徳天皇称徳天皇文徳天皇崇徳上皇安徳天皇順徳天皇天皇家で「徳」がつく諡号のひとは、(最初の二人を除いて)みんな、不幸な生涯を送った人です。悲惨な人生を送ったから、お願いだから我々に祟らないでね、怨霊になって化けて出ないでね、という願いを込めて、「徳」という最上級の文字の入った諡号をたてまつったんですよ。日本では、身分が高ければ高いほど、怨霊になったときのパワーは強烈だと考えられています。「右大臣」の菅原道真が、あんなにヤバいんです。となれば、そ
菅原道真公は、とにかく偉いお方だった。それを確認できただけでも、行った甲斐があったというものだろう。ハイ、行ってまいりました、京都国立博物館へ。このところ、日本の文化行政はどこか頓珍漢になってしまい、〝お金を儲けない博物館はやめちまえ〟くらいの勢い⁉(京都国立博物館/明治館/これ自体が重要文化財)さすれば、ここは京都国立博物館の後押しのためにも、〝行かざあなんめぇ〟という気持ちだけはあったのだが、なかなか足を運ぶ気にならず…。会期も終盤の、さらに平日ではない土曜日の今