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広島大学病院乳腺外科の笹田です。トラスツズマブ-デルクステカン(商品名:エンハーツ)は日本で販売開始されて、5年半になる薬です。いわゆる、抗体-薬物複合体(トラスツズマブ:抗HER2抗体+デルクステカン:抗がん剤)に分類され、HER2陽性のがん(乳がん以外を含む)を対象に開発されました。がん細胞がHER2タンパクを少しでも持っていれば効果が出るということで、「HER2低発現乳がん」とか「HER2超低発現乳がん」とかいう、ややこしい分類をつくってきたわけですが、やはり、当初の開発
普段、私たちは宣伝活動のような投稿は控えていますが、今回の署名活動はとても大切と認識していますので取り上げました。一般社団法人BCTUBE(非営利団体)が立ち上げた署名活動です。オンライン署名·術後カペシタビン療法のトリプルネガティブ乳がん術後薬物療法としての早期保険適用を求めます-日本·Change.org術前化学療法後に浸潤がんが残ったHER2陰性乳がんに、術後カペシタビン(先発品:ゼローダ)を使用することで生存率が向上することが臨床試験で証明されています。日本(と
今回の通院で持たされた「呼出受信機」これもまた使いやすかった。それが来年から「貸出スマホ」に変わると言う。高齢者、、、使えない人もいるだろうなぁといらぬ心配😟「Myスマホ編」もあるとかだんだん便利になるけど着いて行かなきゃね。
広島大学病院乳腺外科の笹田です。昨年末に、約15年ぶりに新しいホルモン薬が保険承認になりました。このブログでも何度か出てきた『経口SERD』と呼ばれるタイプの薬剤です。イムルリオ(一般名:イムルネストラントトシル酸塩)という名前がついており、現在は販売に向けた準備をしている最中(のはず)です。乳がんのホルモン薬はたくさんありますが、1つ前に販売されたものが2011年11月の『フェソロデックス』のようです(後発品や製材変更などの同成分の薬剤は除きます)。効能又は効果:内
皆さんこんにちは広島大学病院乳腺外科のたかやです。広島は(というか全国的に、ですが)昨日〜今日にかけて大雪でした。今年は例年よりたくさん降っている印象ですが、市内でこんなに積もるのも珍しい気がします。昨日の朝はまだ良かったのですが、昼過ぎから明らかに雪の粒が徐々に大きくなって、、段差に引っ掛かりそうになりました。これは夜に撮った医局の近くの木ですがだいぶ重たそうな感じです。そんな大雪だった先週末でしたが、選挙など、他にもいろんなことがありました。その中でもここで
皆様こんにちは重松先生ほどではありませんが、生成AIを使用して色々と制作している網岡です本日は放射線治療のお話です。乳房切除(全摘)後に胸の壁へ放射線治療を行うかどうかは、これまで施設によって方針が分かれるテーマでした。2025年11月に発表された国際ランダム化試験SUPREMOは、この疑問に対して10年という長期のデータを示しました(https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/41191939/)。結果は、従来の一般的な考え方を発展させるものでした。
皆様おはようございます桜前線のニュースも本格的になり、乳腺外科でも歓送迎会があったり、平岡先生のご異動のお言葉など、年度末を感じている網岡です。HER2陽性転移性乳がんの新薬として「ツカチニブ」が、2025年3月に、ようやく日本で承認申請されました。アメリカでは2020年に承認され、日本では約5年遅れで申請です。この薬剤は、特に脳転移のある症例での有効性が示されており、新たな治療オプションとして注目されています。根拠となった試験は、HER2CLIMB試験です。