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広島大学病院乳腺外科の笹田です今日は、まちなかリボンサロンに参加しました。『就労支援』をテーマにとりあげており、とても勉強になりました。以前、広島大学病院にも勤務されブログにも登場していた甲斐先生がお話してくださいました。現在、産業医として勤務されており、治療をする医師と産業医との違いもよく分かりました。政府も、がんサバイバーが、『やりたいことをやる』、『社会の中で役割をもつ』ことを重要項目として、対策を練っているようです。乳がんの好発年齢は40~60歳ですから、実際に仕
こんばんは広島大学病院乳腺外科の角舎です最近、乳がん以外の話題を書いていたので、いいねが少なくなったことを気にしていますので、今日はしっかり乳がんについて書きたいと思います。先週の土曜日、乳がん患者会「のぞみの会」に招かれて講演をしてきました。与えられたテーマは「乳がん術後のリンパ浮腫」ということでした。リンパ浮腫診療ガイドラインが2018年に改訂されたり、新しい論文が出たりしたので、結構昔と変わっているところがあります。まず、今までよく言われていたことですが、・手術を
こんばんは、鈴木です。最近いいお天気が続いていますね。散歩していると気持ちがいいです。本日の写真は最近のスタバ購入歴(チャイティーラテ、あらびきソーセージ&スクランブルエッグイングリッシュマフィン)です。いつまでも暖かいのでびっくりしました。それから、いただいたスープです。(「野菜をMotto」「北海道産「レッドビーツ」と根菜ごろごろ濃厚ボルシチ」)です。8/31の日、ドレッシングの日・・・✨それにしても今日は日の入りが早く感じられました。秋ですね。スープは非常に美味しく、
早いもので、2024年になってから、もう10日も経ちました!!今年もきっと、怒涛の如く時間が過ぎて、あっという間に年末に年賀状作成に追われているに違いない…新年明けて、能登地震の速報が入り、また翌日の日航機の事故の衝撃で、お正月気分が完全に吹き飛び、休みの間はテレビの前で呆然としていました。地震や事故で亡くなった方々のご冥福をお祈りいたします。まだ救助を待っておられる方が、一日でも早く救出されますように。避難所で避難されている方々が、少しでも早く、安心して落ち着ける生活に戻れますよ
こんばんは。広島大学病院乳腺外科木村優里です。聖路加国際病院ブレストセンターでの研修も3週目が終わろうとしております今週は山内照夫先生の御指導の下、腫瘍内科を中心に研修を行い、乳がんだけでなく他臓器がんの薬物療法についても勉強させて頂いております聖路加国際病院は、立地や病院の特性もあり、若年の患者さんが多いです。20代、30代の乳がんの方も、多くいらっしゃいます。特に15歳から39歳までの思春期・若年成人をAYA(アヤ)世代といいます。聖路加では、AY
広島大学病院乳腺外科の笹田です。先日、東広島市で用事がありましたので、ますもと乳腺クリニックを初訪問してみました。写真を撮り忘れましたが、酒都西条駅を下りて、ほどなくの場所です。ロータリーの向かい側の一角のビル3階にありました。入り口には豪華な観葉植物が置いてあり、癒やされます。中に入ると、受付では忙しい業務を終えた舛本院長先生が笑顔で出迎えてくれました。さらに癒やされます。待合、診察室、検査室、パウダースペースも備え、シンプルかつ機能的に配置されて
おはようございます島根大学医学部附属病院乳腺センターの角舎ですさっき、恵美先生がブログを書いているのをみて、明日は私であることを気がつきました明日は(今日ですけど)、吉田総合病院の外来日なので前日の予約投稿にしておきます(今は11月30日の19時です)さて、タイトルにもありますように、新しいお薬がまた一つ海外で承認されました以下はネットからの抜粋です「2023年11月16日、米国食品医薬品局(FDA)は、HR陽性HER2陰性の局所進行性または転移性乳癌で、1つ以上のPIK3CA/
広島大学病院乳腺外科の笹田です。抗がん剤治療で酔っ払った経験はあるでしょうか?どうして抗がん剤で酔っ払うのでしょうか?答えは簡単、お酒が入っているからです。お酒と言っても、味わうわけではないので、エタノールが入っているだけですが…全ての抗がん剤にエタノールが入っているわけではないですし、何も好き好んで入れているわけでもありません。お薬(物質)には、水に溶けやすい(親水性)、溶けにくい(疎水性)といった性質があります。水に溶けやすい薬はよいのですが、溶けにくい薬は、
こんばんは広島大学病院乳腺外科の角舎です今週、2月5日は「まちなかリボンサロン」がオンラインで開催されます『【2/5】まちなかリボンサロン~乳房再建と傷跡~』次回のまちなかリボンサロンは、2月5日(土)にオンラインで開催されます。テーマ:乳房再建~傷跡(キズあと)の話~講師:広島大学病院形成外科佐々木彩…ameblo.jpそこで今日は、日本における乳房再建についての変遷を簡単にご説明しようと思います。日本では、2013年からインプラントを用いた乳房再建が保険適
おはようございます角舎です昨夜は昼間の疲れか夜の8時半には寝てしまい、55歳という年齢を感じる今日この頃ですさて、今日は以下のテーマで「乳房の病変の確定診断のために,穿刺吸引細胞診(FNA),針生検(CNB),吸引式乳房組織生検(VAB)のいずれのアプローチを最初に行うのがよいか?」みなさん、乳がんと診断された時にどうやって診断されましたか?マンモグラフィ、エコー、MRIなどの画像診断をまず受けられたと思いますが、これらは確定診断にはなりませんあくまで「疑い」止まりです病
ブログをご覧のみなさま、こんにちは。本日は3連休の中日ですね。いかがお過ごしでしょうか。さて、比較的新しいお薬のCDK4/6阻害薬であるイブランス・ベージニオですが、細胞回転を標的にした新規分子標的薬であり、これまでの進行再発転移性乳がんに対する治療に加え、術後再発予防治療としても適応範囲が広がったことは、本ブログ内でも他の先生方がすでに記載されていますね。時折、ご質問がございます。『イブランス・ベージニオが効かなくなったら次の治療あるん?(広島弁=次の治療ありますか?)』
こんにちは。広島大学病院乳腺外科の鈴木です。毎週の仕事の一つに、センチネルリンパ節の注射があります。したことがある方はご存知と思いますが、この注射は結構痛いですこの注射はなんのためかというと、センチネルリンパ節に目印をつけるようなイメージです。注射したものが最初に到達するリンパ節を、センチネルリンパ節として手術の際に摘出します。方法として、ラジオアイソトープ(RI)法と色素法があります。色素法は手術の直前、麻酔のかかった後に行いますが、RI法は手術の前日または当日に行う
こんばんは。広島大学病院乳腺外科木村優里です。強烈な寒波により、昨日から交通状況など影響を受けた方も多いと思います、みなさんご無事でしょうか私は広島市内に住んでいるのですが、昨晩から強風と雪で辺りは一面真っ白でした悩みに悩みましたが、今朝は道路も真っ白に凍っていたので、泣く泣く車での出動はやめたのですが、お昼前には道路の雪は溶けていました今朝は何だったのでしょうか・・・ですが、各地域のニュースでは、とんでもない状況が続いているようですので、くれぐれもご注意
こんばんはダラダラと仕事していたらこんな時間になってしまった角舎です前回、今やっている乳がん幹細胞の研究について少し紹介したところ意外と反響が多かったので嬉しかったです今日は、我々がこの研究をどのようにして臨床に応用しようと考えているのかご紹介しようと思います(少し長くなりますが・・・)HER2陽性乳がんに対する術前化学療法においては、病理学的完全奏功(pCR)=乳がんが顕微鏡で見ても完全に消失すること、が得られた患者さんの予後が良いことがよく知られていますそれでは、pCRを得る
こんにちは。広島大学病院乳腺外科の鈴木です。最近放射線療法に関する論文を読んだので、今日は放射線療法について書いていきます乳がんの治療中の方で放射線治療をする場合はいくつかありますが、たとえば手術の後にする放射線治療は、残っている乳房の目には見えないがん細胞を死滅させることが目的です。その他、骨転移による痛みがある場合には、痛みを和らげたり骨折予防のために行うこともあります。放射線治療により起こる副作用には、吐き気、倦怠感、皮膚炎、肺炎などがあります。皮膚炎は、はじ
こんにちは。広島大学病院乳腺外科の鈴木です。最近偶然ですが、脳転移に対する放射線治療のために入院される方が重なっていらっしゃいます。乳がんが脳に転移した場合の症状として、頭の圧力が高まることで頭痛や吐き気の症状がでたり、また病変の部位によっては運動障害や視覚障害などの神経障害が出ることがあります。治療は放射線治療をすることが多いですが、脳全体に放射線をあてる全脳照射と、病変のみにあてる脳定位照射があります。全脳照射であれば10回程度、定位照射であれば5回程度照射を行い
『緊急入院応援セット』広島大学病院様へ/緊急に付き添い入院となられた方へお渡し頂く品をセットにして寄贈させて頂きました\こんにちは広島市でインクルーシブ子育て&付き添い入院応援『ぽこぽこトレイン』を主宰していますすきたまきこですぽこぽこトレイン言語聴覚士ママあっこ&療育ママまきこが『楽しい』がギューッと詰まったインクルーシブ子育てを届けたい!そんな想いの遊び場を広島で発車させています🚂💨他にも療育相談なども随時開催中です。
こんにちは島根大学医学部附属病院乳腺センターの角舎です昨日、無事に恵美先生が「月末の女」として3月を締めてくれていましたが、私は「月始めの男」として登場させてもらいますさて、島根に来てからちょうど1年が経ちました昨年の仕事始めの前の週末、出雲市のあちこちに行きました日御碕灯台、日御碕神社、稲佐の浜などなど中でも、鷺浦の桜が見事でしたね〜今年は寒いのでまだ満開ではないようです来週末ですかねまた行ってみようと思います島根に来る理由はいくつもあったのですが、あれこれ考えると
こんばんは角舎です今になってブログ当番であることを知り慌てています現在、乳がんの手術書の執筆を分担していますが、私だけでは手に余るので、末岡先生と木村先生にも手伝ってもらっています私の担当するテーマは・・・「温存乳房内再発」内容を簡単にかいつまんで書くと・・・術後フォローアップ中に温存乳房内に再び乳癌を診断した場合、「そこを手術で切除すれば良いだろう」と単純に考えてはいけません。温存乳房内再発を診断した場合、まず(1)再発が局所的なものなのか全身転移の一部としての再発
桜の開花予想が出たようで、着実に春が近づいている今日この頃、皆様はいかがお過ごしでしょうか?広島は3月20日だそうです桜開花・満開予想2021-日本気象協会tenki.jp先日の話になりますが、外勤先で術後2年目になる患者さんを診察しました。術後のTC療法中に脱毛し、しばらくウィッグを使用されていましたが、最近はすっかり生え揃って、ベリーショートにアッシュ系のヘアカラーがとてもお似合いでした。手術時はロングのストレートヘアでしたが、脱毛後生えてきたのはかなり
こんばんは広島大学病院乳腺外科の網岡です。最近、お土産でこんなイチゴ🍓のお菓子をもらいました。クレープ型の焼き菓子です。可愛くて美味しい♪女性の多くは美味しいものや、目でも楽しめるものが好きですよね。化学療法中の患者さんからお聞きするのは、「味覚が変わった」「何を食べても砂を噛んでいるような」「美味しくないから食べる気も起きない」「家族に薬だと思って食べろと言われるけど…」激しい嘔吐の症状が出なくても、味覚障害によって食事の量が極端に減ってしまい、体力・免
広島大学病院乳腺外科の笹田です。朝晩は大分冷え込むようになってきました。突然ですが、抗がん剤の副作用って嫌なものですね。どうして副作用は起こるのでしょうか。副作用、、、広くは、「期待していた作用とは違う作用」のことのようです。どういうことでしょうか?有名なものに、「バイアグラ」という薬があります。もともとは心臓治療薬(心臓の血管を広げる薬)として開発されていましたが、実際に使ってみると、「あれっ?別のところの血管が広がっている!?」ということで、今はED治療薬が「作用」
広島大学病院乳腺外科の笹田です次回のまちなかリボンサロンは、「放射線治療」がテーマのようです。放射線治療の役割が大きくなってきているって、どういうことでしょうか?センチネルリンパ節に転移があったら、腋窩リンパ節郭清を行いましょう!!そう、以前はそうでした。もともと、センチネルリンパ節生検は、リンパ節に転移があるかどうかを診断して、腋窩リンパ節郭清が必要かどうかを判断するための検査として行われてきました。腋窩リンパ節にある程度の転移があれば、放射線治療を行うことが推奨され
広島大学病院乳腺外科の笹田です。世の中には、「当たり前のようで、そうでないこと」があります。『全摘手術(乳房全切除術)』という呼び方からも、当然、乳腺は全て切除しているものという印象をお持ちかと思います。多くの外科医もそうではないでしょうか?答えは、×全摘手術と言っても、大きく3つの方法があります。乳房全切除術皮膚温存乳房全切除術(SSM)乳頭温存乳房全切除術(NSM)SSMとNSMは、主に乳房再建手術を行う際に、乳房の膨らみに生かすための手術方法です。
こんばんは。広島大学病院乳腺外科木村優里です。聖路加国際病院での勤務を終えて、広島に帰ってきましたそんなに長く離れていたわけではないのに、久しぶりの広島の光景に、なんだか変な感じでクラクラします今日は、いつものスタイルと違って、ただの語りです。次回からまた乳腺の話題をお送りさせて頂きます。もしよろしければ、読んで頂けますと幸いです。私はこれまでの広島での医者生活で、去年の呉医療センターを除いて、毎年異動の辞令を受けてきました。そのたび
今年は3月が寒かったせいか、4月中旬になっても桜の咲いている木がちらほら見られる広島です毎年毎年、桜を見ているけれど、春が来るたびに壮絶な桜のピンクに心奪われるのはどうしてでしょうおや、わんこもお花見ですか??わんこも桜を見ながらうっとりしていますピンク色の花びらをいつまでも眺めていたいと思っている、わんこなのでした~おや?わんこはお昼寝ですか?大好きなお姉ちゃんのお膝ですやすや…ママが出勤するときは、ぼくはケージに入って待っているんだよ
広島大学病院乳腺外科の笹田です唐突ですが、病院には怖いことがいっぱいですねこの2週間ほど、病理検査を行うことが多かった気がします。決して良いことではありませんが、、、病理検査をするために必要な処置が、『組織または細胞を採取する』ことです。一般的には、・穿刺吸引細胞診(FNA)・針生検(CNB)・吸引式乳房組織生検(VAB)(マンモトーム生検、バコラ生検など)・外科的生検があります。採取できる組織または細胞の量が多いほど、診断はより正確になります。外科的生検>
こんばんは広島大学病院乳腺外科の笹田です。タキサン系の抗がん剤で、手足のしびれが出て困った方は多いと思います。この嫌なしびれはなぜ起こるのでしょうかしびれは、神経に由来する症状ですが、タキサン系抗がん剤に限った副作用ではありません。タキサン系抗がん剤は、「微小管(チュブリン)」というものを攻撃します(微小管阻害薬)。では、微小管とは何でしょうか?前回、多くの抗がん剤は、細胞が分裂する時に必要な「DNAの合成」を止めてしまうと書きました。タキサンをはじめとする微小管阻害薬
こんにちは、健康に関する情報はいつでも欲しい鈴木です。昨日看護師さんたちがお話しされている健康情報が気になって気になって仕事しながら耳はダンボ状態になっていました。写真はこの前の当直の人生初のUberEatsで頼んだ「本格チャーハン専門店壱」様のエビチリ+チャーハンです。配達までがすごく早くてびっくりしました。(でも、お箸がありませんでした・・・泣)そしてこちらのお弁当は、私にとってはとてもおいしかったです。本日は最近の勉強内容についてご紹介します。簡単に申
広島大学病院乳腺外科の笹田です。今日はNPO法人ひろしまピンクリボンプロジェクトが主催するまちなかリボンサロンに参加してきました。オンラインで参加できますので、自宅から気軽に参加できます。しかも無料です。もう147回目なんだそうです・・・月1回なので、12年続いていることになりますね。今日は、形成外科の先生から、乳房再建についてよくある質問を中心にお話がありました。キズのケアやスキンケアはとても参考になります。せっかく乳房再建をされたのなら、キズや皮膚もできるだけ良い状態に保