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広島大学病院乳腺外科の笹田です。トラスツズマブ-デルクステカン(商品名:エンハーツ)は日本で販売開始されて、5年半になる薬です。いわゆる、抗体-薬物複合体(トラスツズマブ:抗HER2抗体+デルクステカン:抗がん剤)に分類され、HER2陽性のがん(乳がん以外を含む)を対象に開発されました。がん細胞がHER2タンパクを少しでも持っていれば効果が出るということで、「HER2低発現乳がん」とか「HER2超低発現乳がん」とかいう、ややこしい分類をつくってきたわけですが、やはり、当初の開発
広島大学病院乳腺外科の笹田です。やや葉桜になってきた模様ですが、明日は娘も入学式です。〇学生ですが、、、今まで、イベントごとには都合をつけてきていましたが、今回は日程の確認を怠っており、参加できなくなってしまったので残念です。でも、4月~新しい仲間も参加しますので、どのようなブログを書かれるのか楽しみですね。さて、とあるところから乳癌の新規治療薬の話と、ついでに乳癌診療医・大学教員の1日を教えて欲しいと、無理難題をつきつけられました。1日、といっても、表現しにくいですよね。困っ
広島大学病院乳腺外科の笹田です。昨年末に、約15年ぶりに新しいホルモン薬が保険承認になりました。このブログでも何度か出てきた『経口SERD』と呼ばれるタイプの薬剤です。イムルリオ(一般名:イムルネストラントトシル酸塩)という名前がついており、現在は販売に向けた準備をしている最中(のはず)です。乳がんのホルモン薬はたくさんありますが、1つ前に販売されたものが2011年11月の『フェソロデックス』のようです(後発品や製材変更などの同成分の薬剤は除きます)。効能又は効果:内