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広島大学病院乳腺外科の笹田です。昨年末に、約15年ぶりに新しいホルモン薬が保険承認になりました。このブログでも何度か出てきた『経口SERD』と呼ばれるタイプの薬剤です。イムルリオ(一般名:イムルネストラントトシル酸塩)という名前がついており、現在は販売に向けた準備をしている最中(のはず)です。乳がんのホルモン薬はたくさんありますが、1つ前に販売されたものが2011年11月の『フェソロデックス』のようです(後発品や製材変更などの同成分の薬剤は除きます)。効能又は効果:内
広島大学病院乳腺外科の笹田です。トラスツズマブ-デルクステカン(商品名:エンハーツ)は日本で販売開始されて、5年半になる薬です。いわゆる、抗体-薬物複合体(トラスツズマブ:抗HER2抗体+デルクステカン:抗がん剤)に分類され、HER2陽性のがん(乳がん以外を含む)を対象に開発されました。がん細胞がHER2タンパクを少しでも持っていれば効果が出るということで、「HER2低発現乳がん」とか「HER2超低発現乳がん」とかいう、ややこしい分類をつくってきたわけですが、やはり、当初の開発
普段、私たちは宣伝活動のような投稿は控えていますが、今回の署名活動はとても大切と認識していますので取り上げました。一般社団法人BCTUBE(非営利団体)が立ち上げた署名活動です。オンライン署名·術後カペシタビン療法のトリプルネガティブ乳がん術後薬物療法としての早期保険適用を求めます-日本·Change.org術前化学療法後に浸潤がんが残ったHER2陰性乳がんに、術後カペシタビン(先発品:ゼローダ)を使用することで生存率が向上することが臨床試験で証明されています。日本(と