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広島大学病院乳腺外科の笹田です。トラスツズマブ-デルクステカン(商品名:エンハーツ)は日本で販売開始されて、5年半になる薬です。いわゆる、抗体-薬物複合体(トラスツズマブ:抗HER2抗体+デルクステカン:抗がん剤)に分類され、HER2陽性のがん(乳がん以外を含む)を対象に開発されました。がん細胞がHER2タンパクを少しでも持っていれば効果が出るということで、「HER2低発現乳がん」とか「HER2超低発現乳がん」とかいう、ややこしい分類をつくってきたわけですが、やはり、当初の開発
皆様こんにちは重松先生ほどではありませんが、生成AIを使用して色々と制作している網岡です本日は放射線治療のお話です。乳房切除(全摘)後に胸の壁へ放射線治療を行うかどうかは、これまで施設によって方針が分かれるテーマでした。2025年11月に発表された国際ランダム化試験SUPREMOは、この疑問に対して10年という長期のデータを示しました(https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/41191939/)。結果は、従来の一般的な考え方を発展させるものでした。
広島大学病院乳腺外科の笹田です。昨年末に、約15年ぶりに新しいホルモン薬が保険承認になりました。このブログでも何度か出てきた『経口SERD』と呼ばれるタイプの薬剤です。イムルリオ(一般名:イムルネストラントトシル酸塩)という名前がついており、現在は販売に向けた準備をしている最中(のはず)です。乳がんのホルモン薬はたくさんありますが、1つ前に販売されたものが2011年11月の『フェソロデックス』のようです(後発品や製材変更などの同成分の薬剤は除きます)。効能又は効果:内