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毎月、膀胱炎になり、「抗生剤」「抗生剤」「抗生剤」の治療で・・・またなるかも、頻尿、残尿感、下腹部の不快感・・・などなどで、精神的にもまいっていた方です。一年前から局所ホルモン療法とレーザー治療を開始。膀胱炎の理由がわかり、1年間膀胱炎に悩まされなくて(泣)「嬉しいです😃」と言って頂きました。もう、陰部環境が整えば膀胱炎になることはないことは、こちらかは明白なのですが、一般泌尿器科診療や一般婦人科診療ではそこまで診断がいきつかないのが現状なのです。『繰り返す膀胱炎〜腟が菌
中イキ施術の回数が1000回を超えたと思っている男のブログです。本業でのマッサージの経験は1万5千人くらいでしょうか。しかしあと2年くらいで総決算というか、何かの目的を果たしたいと一念発起しています。今回はセックス時のお漏らし問題について考えてみたいと思います🔍まず確認したいこと「お漏らし」=尿?潮吹き?◯潮吹きの可能性→これは膀胱からの液体放出に似ていますが、尿とは異なる成分を含むこともあり、生理的な反応とされています。羞恥に感じる必要はありません。◯尿失禁→骨盤底筋のゆ
「手術は成功した。でも、尿もれがつらい」これは、前立腺がんの手術を受けられた多くの方が抱える悩みです。前立腺全摘除術のあとに起こる術後尿失禁は、正しく評価し、適切に治療を受ければ、多くのケースで改善が期待できます。✅尿失禁の原因は?前立腺は尿道を取り囲むように存在しており、そのすぐ下には外尿道括約筋という「おしっこを止める筋肉」があります。手術によって前立腺が取り除かれると、この括約筋に負担がかかり、尿をうまく止められなくなるのです。手術技術の差もあるかも知れません。括約筋を温存した
先日、日本橋骨盤底診療所で日帰りの尿失禁手術を受けられた2名の患者さんが、術後1ヶ月目のフォローアップにお越しくださいました。お二人とも「手術を受けて本当に良かった」と笑顔で語ってくださり、その言葉に私たちスタッフも心が温まりました。🎾ケース①:50代女性・「テニスでの漏れが辛くて…」お一人目は50代の女性。普段の生活では、予防的に軽いパッドを使う程度。でもテニスなどの運動時には尿もれでパットが重くなることが悩みでした。日常生活ではそれほど重症に見えないため、一般的には骨盤底筋トレーニ
本日は前立腺全摘後の尿失禁に対して、人工尿道括約筋(AUS:ArtificialUrinarySphincter)の手術を行いました。人工尿道括約筋は、重症の尿失禁に悩まれている方にとって、非常に有効な治療選択肢となり得ます。人工尿道括約筋とは?人工尿道括約筋は、小さなカフ(輪っか)で尿道を締めることで、自分の意思で排尿をコントロールできる仕組みです。特に、前立腺がんの手術(前立腺全摘)後に強い尿もれが残ってしまった方に適応となります。手術のポイント今回の手術では、丁寧な操作
こんにちは、原田高志です。看護学生や新人看護師のみなさんに「わかりやすい看護のコツ」を伝えたいと思っています。私は脳卒中リハビリテーション看護認定看護師として20年、たくさんの学生指導も行ってきました。正常圧水頭症の看護実習:ケア・観察・症状・治療と注意点のすべて【ここで紹介する事例は学習テーマ用の架空事例です】患者モデル70歳代の男性Aさん。最近「歩きづらい」「もの忘れが増えた」「トイレが間に合わず失禁してしまう」と感じていたことから受診。画像検査で「正常圧水頭症」と診断され、症状改善
先日、腹腔鏡下前立腺全摘除術を受けられて退院された方から、「尿が出ない」とのご連絡がありました。退院後のこうした訴えはめったにないため、少し心配になりましたが、幸いにも静岡の病院で速やかにカテーテルを留置していただき、その後の経過は良好。カテーテルを抜いた後も順調に排尿ができており、尿漏れもほとんどないとのことで、私たちも安心しました。ところで、「前立腺を取ったあとに尿が出ない」というのは、意外に思われる方もいるかもしれません。実は、前立腺全摘除術後に尿閉(尿が出なくなること)が起こるのは非常
低エストロゲン状態が尿道や腟粘膜に与える影響は非常に大きく、特に閉経後の女性や、授乳中・ピルの使用中の方に見られやすい変化です。※ピルが全ての方に起こることではありません。1.腟粘膜の萎縮(GSM:閉経関連泌尿生殖器症候群)•エストロゲンは、腟粘膜を厚く・潤いのある状態に保つ働きがあります。•低エストロゲンになると、腟粘膜が薄くなり・乾燥し・血流が減少します。•症状としては:•腟の乾燥感・かゆみ・灼熱感•性交痛(dyspareunia)•おりものの減少や性器の違和感
前提としてホルモンに反応するタイプの尿失禁があります。これは不妊手術すれば治ることもありますので。今日はそういうのには触れません。おしっこが出ない、あるいはポタポタ漏れてしまう──犬猫さんの泌尿器トラブルは日常診療でもよく出会う場面です。そこで大事になってくるのが、神経支配と薬理の理解。排尿は単純に「膀胱が縮む、尿道が開く」ではなく交感神経、副交感神経、体性神経の3系統が綱引きのように働いてコントロールされています。このバランスが崩れると「尿閉」
今日は、骨盤底筋(こつばんていきん)の強さを評価する「オックスフォードスケール」について解説します。自分でもできるのでチャレンジしてみて下さい!^^骨盤底筋は、膀胱や子宮、直腸など骨盤の中の臓器を支える大切な筋肉です。尿もれ(腹圧性尿失禁)や骨盤臓器脱の予防・改善には、この筋肉の状態を正しく評価し、トレーニングすることが大切です。オックスフォードスケールとは?オックスフォードスケール(ModifiedOxfordScale,MOS)は、膣や肛門に指を入れて「ぎゅっと締めてくだ